コロナやインフルエンザウイルスが気になるこの頃。
「部屋の中の除菌方法にはどんなものがあるの?」
と気になっているのではないでしょうか。
小さいお子様やご高齢の方と一緒に暮らしている方は特に注意して過ごしたいですよね。
特に秋~冬は空気が乾燥してウイルス感染も広がるので除菌・抗ウイルス対策は重要です。
一般的にお部屋の除菌方法と言えば、除菌スプレーや除菌グッズを使って行うものが多いですが、
実はお部屋の除菌方法の一つに塗装があることをご存知でしょうか?
部屋の塗装は手間だと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、一度塗ってしまえば長期間抗菌・抗ウイルスが期待できるので忙しい方にもおすすめです。
ただ、本当に効果やメリットがあるのか心配ですよね。
そこで、この記事では壁に塗るだけで菌やウイルスを抑制する塗装の効果やメリットについてご紹介していきます。
また、塗装が出来ない手すりやドアノブに貼ることができる接触感染対策シートもご紹介。
塗装の接触感染対策シートも効果のある除菌方法なので、気になる方はぜひ試してみて下さいね。
記事の後半では、普段の生活でできる感染対策方法についても解説します。
ご自身やご家族を菌やウイルスから守るために、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1章 お部屋の除菌には塗装が効果的!
室内の除菌方法の一つとして抗菌効果のある塗料を塗装する方法があります。
塗装をすることで、壁に触れた菌やウイルスを不活化し室内環境を整えることが出来ます。
実際に、長崎大学熱帯医学研究所の試験で、抗菌塗料「アレスシックイ(関西ペイント)」はインフルエンザウイルスをはじめとする4つのウイルスに対して、高い抗ウイルス効果があることが認められました。
▼実験結果
塗装面にウイルスを接触させると、感染力をおさえる効果があることが分かっています。
また最新の実験で、このアレスシックイ(関西ペイントの漆喰塗料)がコロナウイルスの抑制にも効果があること分かりました。
⇒漆喰塗料の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化を実証<わずか接触5分で99.9%以上を不活化>(2020/10/5 関西ペイント)
特に広いリビングなどは、シートやスプレーで除菌するのは大変です。
塗装であれば、広い面を一度に塗装して抗菌効果を得ること出来るので、お忙しい方にもおすすめです。
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2章 部屋を抗菌塗装する3つのメリット
お部屋の除菌で、抗菌塗装をするメリットは主に3つあります。
スプレーやシートを使った除菌方法との違いを見ていきましょう。
2-1 長期間ウイルス・菌対策が出来る
一度塗装してしまえば長期間ウイルス・菌対策が出来ます。
コロナウイルスやインフルエンザウイルスに効果がある「アレスシックイ」は約7~10年の耐用年数です。
塗装をすることで、その後こまめに壁の除菌シートで拭いたり、スプレーを噴射する必要がなくなるので、除菌の手間も軽くなります。
2-2 カビ抑制や消臭効果も期待できる
抗菌塗料には防カビ機能や消臭機能を持った製品も数多くあります。
そのため、抗菌だけでなくカビの発生や臭いも改善することが出来ます。
小さいお子様がいるご家庭では空気中のカビも気になりますよね。
室内の綺麗な空気で安心して過ごすためにも抗菌塗装をおすすめします。
実際にお子様が通う病院・クリニックでも、抗菌塗装を実施しています。 ▼クリニックの室内塗装(はあもす歯科様) 子供たちが喜ぶ、かわいらしいアート塗装も抗菌塗料で行ないました。 |
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2-3 好きな色を選んで雰囲気を変えられる
出典:アサヒペン
抗菌塗料にも様々な色を選ぶことが出来るので、室内の雰囲気を変えることが出来ます。
もっと部屋の雰囲気を明るくしたい!落ち着かせたい!などの理想に合った色をお好きに選べるのでインテリアやお部屋の雰囲気にこだわっている方にもおすすめです。
>室内の壁はご自身で塗装をする事も出来ます!準備や手順についてはこちらの記事をご覧ください。
3章 部屋の除菌塗装の2つの注意点
続いて抗菌塗料で塗装する際の注意点もご紹介します。
実際に塗装を検討されている方や、室内塗装に興味を持ってくださった方はこちらも目を通しておきましょう。
3-1 他の除菌方法よりも手間と費用がかかる
やはりスプレーやシートを使った除菌方法よりは手間・時間や費用がかかってしまいます。
業者に依頼した場合の費用相場は4~15万円ほどです。(50㎡以下の場合)
もっと手軽に簡単に除菌をしたいという方にはおすすめできません。
3-2 DIY塗装をするなら仕様書の確認が必須
ご自身で塗装をされる方は、塗料の仕様を守っての塗装が必要になります。
下地調整・塗料と水を混ぜる割合・工程数・乾燥時間などを確認した上で行ないましょう。
仕様を守って塗装するのが億劫な方はDIYでなく業者に依頼することをおすすめします。
▼例:エアフレッシュの施工仕様書 上図のカタログでは、工程は下塗り1回、上塗り2回の計3回です。 調合は下塗り材(1㎏)に水(30g)の割合、上塗り材(1㎏)に水(100g)の割合で薄めましょう。 乾燥時間は、下塗り後⇒2時間以上、上塗り(1回目)後⇒2時間以上、上塗り(2回目)後⇒24時間以上置くと記載されています。 |
4章 手すりやドアには接触感染対策シート
お部屋のドアノブや手すりなどの塗装が出来ない場所には、接触感染対策シートがおすすめです。
このシートはいわば貼れる塗装で、漆喰成分がコーティングされています。
この章では接触感染対策シートの主な効果や使い方についてご紹介します。
4-1 効果
関西ペイントが製造している「接触感染対策シート」は表面に漆喰成分がコーティングされており、触れるとウイルスや菌を不活化してくれます。
このシートに触れたウイルスは15分程度で99.9%減少することが実験でも分かっています。
▼実験データ
ドアノブや手すりは、家族みんなが触れる場所で接触感染も起きやすい箇所なので、良く触れる部分にも対策をしておくと安心です。
4-2 使い方
接触感染対策シートの使い方をご紹介します。
このシートはシール状になっているので、お家のドアノブや手すりの大きさに合わせてハサミで切って貼るだけで簡単に使用できます。
ただし、水に濡れる屋外・お風呂場・水道などには使用できません。
室内で使用してくださいね。
>実際に使った写真レポが見たい方はこちら
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・接触感染対策シート(Amazon) 価格:3300円(3枚入り×3セット)
5章 普段からできる習慣でさらに感染対策!
部屋を除菌する以外にもウイルスや菌の感染対策があります。
塗装や接触感染対策シートは効果的ですが100%安心というわけではないので、普段からの予防で感染リスクを下げていきましょう。
5-1 手洗いをする
帰宅時には必ず手洗いをしましょう。
外出先で最も菌が付くのが手です。
菌が付いたまま家で過ごすと、お家のあらゆるところに菌が付着してしまう恐れがあります。
そのため帰宅したら真っ先に手を洗って、外から持ってきた菌を洗い流しましょう。
■正しい手洗い方法
手を洗う時は、石鹸を使って指の間や手首な丁寧に洗いましょう。
5-2 こまめに換気する
室内はこまめに換気しましょう。
ウイルスに感染するには、一定数のウイルス濃度が必要です。
そのため、換気をして空気を循環させ、ウイルス濃度を下げることが感染対策に繋がります。
さらに窓だけでなく、部屋のドアも開けて家全体に風が通るようにすると尚良いです。
5-3 咳エチケットを守る
飛沫感染は咳やくしゃみで起こる危険性があります。
そのため、咳・くしゃみをする時には、マスクをする、腕で口をふさぐなどのエチケットを守りましょう。
ただし、手でおさえるのはNGです。
手でおさえると、手に菌が付き、それがドアノブなどを通して他の人に付着してしまうリスクがあります。
咄嗟に手を使ってしまった場合は、すぐに手を洗って触ってしまった部分を除菌しましょう。
まとめ
この記事では、お部屋の除菌方法として塗装をご紹介しました。
室内に抗菌塗装をする事で菌・ウイルスの抑制だけでなくカビ抑制や消臭効果も期待できるので、気になる方はぜひ試してみて下さい。
また、ドアノブや手すりなどの誰もが触る箇所には接触感染対策シートを貼りましょう。
シートの表面にコーティングされた漆喰成分が、菌・ウイルスを消滅してくれます。
最後に除菌以外の感染対策は以下の3つがあります。
・手洗い
・こまめな換気
・咳エチケット
除菌や日々の習慣で、ご家族みなさんの健康を守っていきましょう。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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