
強風の翌日に、屋根の破片が落ちていて心配・・・
どうしたら良いだろう、とお悩みではありませんか。
屋根は普段じっくり見る機会がないため、何が起きているのか分からず不安になるものです。
実は、強風によって生じた屋根の不具合は、放置してはいけないケースがほとんどです。
初めは小さなほころびでも、悪化するとゆくゆく大掛かりな工事が必要になり、
修理費用も高額となってしまうからです。
気が付いたときに正しい手順で対応すれば、最低限の費用で安全に復旧することができます。
ここでは、21,000件以上の施工実績を持つコノイロが、屋根トラブルの知識とドローンによる無料点検で培ったノウハウをもとに分かりやすく解説します。
読み終えていただければ、「今、何から始めればいいのか」がはっきりし、不安な気持ちが「具体的な行動」へと変わるはずです。
焦って高額な修理費を支払ったり、不審な業者に振り回されたりする前に、ぜひ最後まで読んでみてください。
1章 知っておきたい強風後の屋根のキホン
強風の翌日、屋根に異変を感じたり不安を覚える方は多いです。
でも具体的に何を確認すればいいかわからないですよね。
ここでは「今どんな状態で、どんな注意が必要か」の状況把握を行いながら、
基本と注意点について解説します。
1-1 今すぐできる症状チェックリスト
強風があった後、自宅の屋根に被害がないか心配になる事もあるでしょう。
以下の症状は、強風による屋根被害のサインの可能性があるのでチェックしてみましょう。
何か一つでも当てはまる場合は、専門家による早めの点検がおすすめです。
尚、屋根に乗る必要はありませんので、地上から安全に見える範囲で確認してみましょう。
症状・イメージ写真 | 考えられる主な原因 |
屋根材の破片が地面に落ちている
| スレートの欠け・割れ・飛散 |
風が吹くたびバタバタと音がする | 釘が飛んで板金や屋根がずれている |
雨樋が曲がっている、外れている
| 強風で変形し、屋根から流れる雨水の排水不良 |
屋根が一部白っぽい/ムラになっている
| 表面の塗膜が剥がれ、劣化が進行 |
軒天(のきてん)にシミがある
| 屋根内部に雨水が入り込んでいる |
室内の天井にシミが出てきた
| すでに雨漏りが始まっている |
いかがですか。
上記の中で一つでも気になる点があれば、強風によって屋根や内部に不具合が生じている可能性があります。
これらは放置するとゆくゆく大掛かりな工事になるケースも少なくありません。
「少し気になる程度だし、このくらいなら大丈夫」と自己判断はせず、早めに専門業者へ相談することが大切です。
1-2 屋根の基本構造と注目部分

特に注目したいのが、屋根の頂上にある「棟板金(むねばんきん)」と、屋根材である「スレート」です。
▼屋根の断面図

棟板金とは、屋根の頂上部分に取り付けられている板金です。
内部の貫板(ぬきいた)と呼ばれる木材に釘で固定されていますが、経年劣化によって釘が緩むと固定力が低下し、強風の影響を受けやすくなります。
▼棟板金の構造

その結果、釘が抜けて板金が浮いたり、強風で飛ばされてしまうといった被害が発生することがあります。
また、現代の屋根で多く使われているスレートは、何年も紫外線や雨風、冬場の凍結などにさらされることで、徐々に劣化していきます。
するとヒビが入りやすくなり、強風が発生するとそこが欠けて庭やベランダに落下するケースもあります。
このように強風による屋根トラブルの多くは、風だけが原因ではなく劣化した屋根に風の力が加わることで発生するケースが少なくありません。
1-3 自分で点検はNG!

強風後に屋根の状態が気になっても、自分で屋根に登って確認するのはおすすめしません。
理由は2つあります。
屋根は滑りやすく転倒の危険があることと、屋根材を踏むことで被害を拡大させる可能性があるからです。
屋根の上は想像以上に滑りやすく、特に雨上がりはコケや表面のぬめりによって転落の危険が高まります。
実際、自分で梯子を使って屋根を点検している最中に転落してしまう事故は少なくありません。
また、強風によって屋根材が浮いたり劣化によって強度が低下していると、踏んだ衝撃で割れてしまうことがあります。
もしも軽微な被害だったものが自分の行動で悪化してしまったら、本末転倒です。
ですから屋根の状態が気になる場合は、地上から確認できる範囲にとどめ、無理に登らないようにしましょう。
業者に依頼したドローン点検など安全な方法で状態を確認することが重要です。
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2章 よくある強風の屋根被害3選
強風が起こると、屋根には普段以上に負荷がかかり、様々なトラブルが発生しやすくなります。
見た目では分かりにくいものもあれば、大きな被害となる場合もあります。
ここでは、実際に問合せがある中でも特に多く見られる「強風による屋根被害」を3つ紹介します。
2-1 屋根上部の板金の浮き・落下
屋根のてっぺんにある棟板金(むねばんきん)は、強風により浮いたり落下することがあります。
なぜなら固定している釘は年数が経つとだんだん緩んで、貫板の固定力が低下してしまうからです。
そこへ風の力が加わると、棟板金がめくれあがってしまったり、釘が抜けて棟板金ごと飛んでしまったりします。
▼ベランダに落下した棟板金

この板金の浮きや落下は強風による被害として最も多く、歩行者や車に当たると危険ですので定期的な点検がおすすめです。

2-2 ヒビの入った瓦が割れて飛ぶ
瓦に元々起きていたヒビが強風によって割れてしまうというトラブルはよく起こります。
強風では下から巻き上げる風や横からの風圧など様々な方向から力が加わるため、ヒビが大きくなったり割れて飛んだりしてしまうからです。
強風の翌朝、お庭などに屋根の欠片が落ちていた…というのは、こうした影響で割れた屋根です。
そのため、瓦そのものや固定部分の劣化に早めに気づいて直しておくことが大切です。
2-3 気付かずに進行する雨漏り
強風による被害の1つに雨漏りがあります。
実は屋根のひび割れや板金の浮きも、場所によっては雨水が侵入しやすくなります。
屋根は表面の下に防水シートがあるためすぐには雨漏りするわけではありませんが、
雨水を受け続けると防水シートも劣化します。
▼劣化した防水シート

すると時間をかけて少しずつ水が内部の木材に入り込み、気づいた頃には腐っているという場合があります。
▼防水シートの下で腐った内部の木材

「症状が出ていない=無事」ではありません。
原因は3つとも同じで、経年劣化で弱った部分に強風が加わってトラブルが起きています。
気づいた「今」が、最も安く直せるタイミングです。
3章 強風被害は火災保険が使える可能性がある
強風によって屋根が破損した場合、状況によっては火災保険の「風災補償」を利用して修理できる場合があります。
ここでは、初めて保険申請を行う方でもすぐ実行できるように、補償の仕組みから申請の流れ、修理費用の考え方まで分かりやすく、解説します。
3-1 強風による屋根被害で使える「風災補償」
強風で屋根材が飛散したり、棟板金が外れたりした場合は、「風が原因で壊れた」と判断できれば火災保険の「風災」に該当する可能性があります。
風災補償が使用できれば、費用負担が抑えられ修理のハードルがぐっと減ります。
ただし、下記の場合は適用されないこともあるので申請する前に確認しましょう。
・経年劣化によるものと判断されると補償適応外となります。
・被害発見から申請までの期間が空くと風災と認められにくくなります。(一般的に3年以内)
被害が起きた時の風速の記録が必要な保険もありますので、当日のニュースや気象予報の記録をメモしておきましょう。
3-2 保険申請方法から修理までの流れ
風災保険の風災補償を利用する際の手続きは、 多くの保険会社で共通して以下の流れで進みます。
①被害及び安全確認
②保険会社・代理店へ連絡
③専門業者による点検
④「風災補償」申請
⑤鑑定調査
⑥保険金の支払い可否通知
⑦修理工事の実施
初めて保険申請するという方でも分かりやすいように、それぞれ解説します。
① 安全及び被害確認
強風のあとは、足元に落下物がないか、今にも落下しそうなものが引っ掛かっていないかなど、周囲の安全確認を行います。
その後は、地上から無理のない範囲で屋根や外壁の様子を確認しましょう。
被害が見つかった場合は、その箇所の写真を撮影しておきましょう。
「いつ頃の強風だったか」「どんな状況で被害に気づいたか」も簡単にメモしておくと、後の申請や相談がスムーズです。

② 保険会社・代理店へ連絡

契約している火災保険の補償内容(風災補償の有無・免責金額など)を確認し、保険会社や代理店へ「強風後に屋根(外壁)に被害が出た」と連絡します。
この時、保険証券番号が手元にあるとスムーズです。
後日、申請書類(請求書・事故状況報告書・被害写真・見積書など)が送付されてきますので、案内に沿って準備します。
③ 専門業者による点検
保険会社への連絡と並行して、屋根修理・屋根塗装・屋根リフォームを行っている専門業者に現地調査を依頼しましょう。
被害の範囲や現状をプロの目で確認してもらうことが大切です。
あわせて、どのような修理が必要か見積もりも出してもらいます。
保険申請を行うことを業者に伝え、申請に使う写真や報告書も準備してもらうとスムーズです。
※撮影のポイントは3-3で解説しています
④「風災補償」申請
保険会社へ送る必要書類が揃ったら、申請書類一式を提出します。
被害写真、修理の見積書、報告書を一式そろえることが大切です。
尚、提出書類に不備があると審査が長引くため、不明点がある場合は専門業者か代理店に内容を確認してもらうとスムーズです。
⑤ 鑑定調査
申請書類提出後、保険会社の担当者や鑑定人が現地調査を行います。
写真や見積書と合わせて、保険会社が「風災による損害かどうか」を判断します。
⑥ 保険金の支払い可否通知
申請内容・調査結果・契約内容などをもとに、保険会社にて保険金の支払い可否が審査されます。
結果は書面や電話で通知され、支払いが認められる場合は、損害額から免責金額を差し引いた保険金額が確定します。
保険金は指定口座に振り込まれるケースが一般的です。
通知内容に疑問点があれば、遠慮せずに保険会社や代理店に確認しましょう。
⑦ 修理工事の実施
専門業者に工事を依頼しましょう。
工事内容と金額を業者と再度確認し、屋根の被害状況に必要な工事を行います。
工事完了後は仕上がりを確認し、写真で記録してもらうと安心です。
風災補償が使えると修理費の負担を抑えられ、屋根を直すことで雨漏りの心配も解消できます。
「うちの被害も対象になるかもしれない」と感じたら、まずは安全確認を行い、専門業者に状態を確認してもらうことが大切です。
3-3 保険会社が求める「写真」のポイント
保険の申請には被害写真がほぼ必須となるため、業者の点検時に写真撮影してもらうのが最もスムーズです。
なぜなら、専門業者であれば自分では撮れない屋根上の場所も安全に撮影でき、保険会社が判断しやすい写真を揃えられるからです。
下記では保険会社に提出するための必要な写真と、撮り方のコツをまとめました。
点検時に「この内容で撮影してほしい」と伝えれば申請用の写真の用意がよりスムーズになります。
点検する前に、保険申請用に欲しい写真の内容を業者に依頼しておきましょう。
必要な写真 | 撮影のポイント |
1.被害箇所の全体写真 | 屋根全体が分かる構図で撮影し、破損した位置を把握できるようにします。 |
2.被害箇所のアップ写真 | 瓦のズレ・棟板金の浮き・飛散箇所など、被害詳細が明確に分かる角度で撮ります。 |
3. 複数の角度から撮影 | 1枚だけでは判断しにくいため、左右・上下など数枚撮っておきます。 |
4. 日付が分かる写真 | スマホの撮影データでOK。撮影日が証拠として役立ちます。 |
必要な写真が揃っていれば保険会社への説明が格段にスムーズになり、申請の通過率も高まります。
記録として分かりやすい写真を撮影してもらいましょう。
3-4 修理方法と自己負担費用イメージ
「実際にどのくらいの修理費がかかるのか」「保険を使うと負担はいくらになるのか」は、
屋根の被害に遭ったときに気になるポイントです。
ここでは具体的な費用感をイメージできるよう、約30〜35坪の一般的な戸建て住宅(屋根材:スレート・瓦)でよくある被害パターンを例に、修理の「実費相場」と「保険適用時の費用」を比較しました。
自宅の被害と照らし合わせて、参考にしてみてください。

【風災補償の前提】
火災保険の風災補償は、損害額から自己負担額(免責金額)を差し引いた額が保険金として支払われます。
自己負担額は0円・1万・3万・5万・10万・20万円などから選択するのが一般的で、免責5万円設定が一般的です。
例えば同じ修理費8万円の被害だとしても
・免責額5万円の保険だった場合 …保険金3万円/自己負担5万円
・免責額10万円の保険だった場合…免責額を下回るため保険対象外、自己負担全額8万円
となります。
強風後の屋根、火災保険で注意したいトラブルと対応策
強風や台風の後には、「屋根が壊れていますよ」といって訪問する悪徳業者が存在するので注意しましょう。
不安を煽る言葉で、巧みに屋根に上ろうとしたり、ちゃんと点検してもいないのに修理の見積を出してくる業者もいます。
たとえ被害を確認できたとしても、慌ててすぐに決めずに、落ち着いて対応することが大切です。
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4章 これで安心!優良業者のポイント3選
強風被害の点検を安心して進めるためには、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
なぜなら、屋根は自分で確認することが難しく、被害の状況把握から修理方法の判断にも専門的な知識が必要になるためです。
さらに近年は、「屋根が割れていますよ」と不安をあおって契約を迫る悪徳業者も増えており、見分けがつきにくいのが現状です。
そのため、騙されずにしっかり点検してくれる優良業者の特徴を知っておくことが大切です。
ここでは、初めての方でも安心して依頼できる業者を見極めるための3つのポイントを紹介します。
大切なお家を任せられる業者に依頼しましょう。
4-1 ドローン点検を実施している
安心できる業者を選ぶなら、ドローンを使った屋根点検を実施している会社は信頼性が高いといえます。
なぜなら、ドローン点検なら屋根に上らずに全体・細部を安全に撮影できるため、屋根を傷つけるリスクがないからです。
最近、梯子を使って屋根に上る業者の中には、自分で瓦を踏み割って「割れていましたよ」と説明するような悪質なケースもあります。
仮に意図して割ったわけではなくても、屋根に登れば二次被害のリスクはつきものです。
そのため、ドローン点検は屋根に負担をかけず、正確な点検ができます。
安全性と信頼性の観点から、ドローン点検を導入している業者を選びましょう。
4-2 写真を用いた点検説明がある
点検時に撮影した写真を使って、被害状況や修理内容を丁寧に説明してくれる業者は信頼できます。
なぜなら写真をもとに「どこが、どのように、どれくらい被害があるか」を具体的に説明してくれる業者は、修理内容とその根拠が明確で安心できるからです。
そのため、チラシやホームページで下記のようなやり方を明言している会社の方が安心です。
・「現地調査の写真を元にご提案します」
・「診断結果は写真付きでご報告します」
・「点検写真を無料提供します」
逆に、写真を見せずに口頭の説明だけで見積もりを持ってきたり、
他の家の写真を見せながら「強風で屋根がこうなるんですよ」「修理しないとこんなに酷くなってしまいますよ」と不安を煽る業者もいますので注意が必要です。
自宅の点検写真をもとに必要な修理を提案してくれる業者は、安心して任せることができます。
4-3 保険対応の申請サポートをしてくれる
火災保険の申請も検討している場合は、必要な写真や書類のサポートをしてくれる業者を選ぶと、修理もスムーズに進められる為おすすめです。
なぜなら、保険申請は初めて行う人が多く、必要書類や手続きの流れが分かりにくいからです。
保険対応の経験が豊富な業者であれば、必要な写真・見積書・申請のポイントを分かりやすく説明してくれるので、安心して進められます。
一方で、保険対応に不慣れな業者や、「うちで修理しないと保険はおりませんよ」といった制限をかけてくる業者も存在するため注意が必要です。
点検を依頼する前に業者に問合せするか、チラシやホームページで以下のような記載があるかを確認しておくと安心です。
・「火災保険の申請をサポートします」などの記載がある
・ 申請に必要な写真や書類について説明がある
・ 保険対応の実績が紹介されている
こうした記載が明確な業者は、保険対応の知識や実績がある可能性が高く、安心して相談しやすいでしょう。
なお、点検後に依頼を断ることも可能です。
説明内容や対応を実際に見たうえで、落ち着いて判断してから修理を依頼することが大切です。
まとめ
いかがでしたか。強風の後には、屋根でさまざまな被害が起こる可能性があります。
特に多いのは、
・屋根上部の板金の浮き・落下
・ヒビの入った瓦が割れて飛散する被害
・気付かないまま進行してしまう雨漏り
といった被害です。
これらは放置すると被害が広がり、修理費も大きくなってしまいます。
ただし、屋根の状態は「見た目だけでは判断できない」ことが多く、屋根材の種類や築年数、過去の施工状況によっても症状は大きく異なりますので定期的な点検が大切です。
また、強風の後に「うちの屋根は大丈夫だろうか…」と気になったとしても、決して自分で屋根に登って確認しようとしてはいけません。
落下事故の危険があるだけでなく、踏み割りなどの二次被害を自分で起こしてしまう可能性もあります。
だからこそ、“安心して任せられる業者に点検を依頼すること”が何より大切です。
先程紹介したように、
・ドローンを使って安全に点検してくれる
・自宅の写真を使って丁寧に説明してくれる
・保険申請のサポートを分かりやすく行ってくれる
こうした業者なら、初めての方でも安心して依頼できます。
強風被害は、放置すると余計な修理がかさむこともある為、早期発見・早期対応が大切です。
気が付いた段階で、信頼できる業者に点検を依頼し、お家を守るための一歩を踏み出しましょう。
◆工事の各工程には単価相場があります。見積もりを取る際はぜひこちらの記事も参考にしてください。











