今すぐできる効果的な点検商法の対策4選!事前に知りたいよくある手口

点検商法 対策 表紙

近年ニュースになっている「点検商法」は、屋根や給湯器、排水設備などの「点検」を口実に訪問し、「すぐ直さないと危険」などと不安を煽って高額な契約を結ばせる悪質な商法です。

 

実は、点検商法の契約当事者の8割超が60歳以上と言われています。

知らず知らずのうちに親御さんが巻き込まれないか、心配ですよね。

 

でも、安心してください。

点検商法は、よくある手口を知っておくだけでも被害を防げることがあります。

 

東京都の調査によると、怪しいと感じながら被害に遭わなかった人の6割が「その商法を知っていたから」と回答しています。

<参考:高齢者の消費者被害に関する調査(令和3年度)

 

本記事では、点検商法の具体的な対策4選とよくある4つの手口をご紹介します。

さらに、本当に点検が必要になったときに安心して任せられる業者の特徴も解説します。

 

読み終えていただければ対策が身につき、「もう怖くない」と思えるはずですよ。

 


1章 今すぐできる点検商法の対策4

点検商法の被害は、「まさか自分が」「親がそんなに簡単に騙されるなんて」という形で起こります。

だからこそ、普段から“怪しい業者を寄せつけない工夫”をしておくことが大切です。

 

ここでは、今日からすぐに実践できる4つの対策を紹介します。

どれも簡単ですが、実践するだけで被害に遭う確率をぐっと減らせます。

1-1 よくある手口を知る

新聞を読む女性

最大の対策は、点検商法でよく使われる手口を知っておくことです。

 

悪徳業者は、いきなり契約を迫るわけではありません。

「近隣の工事の挨拶」や「無料点検」など、親切そうな言動で警戒心を解くところから始まります。

その後でお家の不安要素に言及し、「すぐ直さないと危険」と畳みかけるのです。

 

しかし、このような構造を知っていれば「点検商法かも」と冷静に見抜くことができます。

実際の手口については、2章で詳しく見ていきましょう。

1-2 「訪問販売お断り」シールを貼る

訪問販売お断りシール

インターホンの近くやポストなど、目立つ場所に「訪問販売お断り」のシールを貼っておくと悪徳業者を警戒させる効果があります。

 

毅然とした態度の家という印象を与えることができ、訪問頻度の減少が期待できるからです。

 

シールはホームセンターや100円ショップで買えますが、店舗によっては取り扱いがない場合もあります。

探し回ることなく入手したい方、好みのデザインのものを使いたい方には通販もおすすめです。

 

しかし中にはシールを無視して訪ねてくる業者もいるため、他の対策と一緒に取り入れた方が安心です。

 

1-3 契約のルールを決める

契約を結ぶときのルールを家族で決めておくだけでも対策になります。

 

点検商法の手口を知っていても、いざ強く勧められると断り切れない方もいると思います。

そんなとき、家族で決めたルールがあれば、踏みとどまることができます。

 

効果的なルールの例をご紹介します。

 

突然のインターホンには応答しない

商品や点検を勧められたら家族に相談する

勧められたその場ですぐ契約しない

 

また、「家族に相談します」と言ったときに難色を示す会社はまっとうではありませんので、相手の信頼性を見極めるのにも役立ちます。

 

以下の画像をご家族に共有し、目にしやすいところに貼ってもらうのもおすすめです。

点検商法 対策

 

1-4 信頼できる業者に点検してもらう

知らない業者の点検を受ける必要がないよう、信頼できる業者の点検を先に受けておくのもおすすめです。

 

お家の状態を把握できていないと、相手の素性にかかわらず「すぐ直さないと危険」というセリフに不安を感じてしまうものです。

 

「うちはもう点検してもらったので大丈夫です」「何かあれば自分で相談します」ときっぱり言えれば、食い下がってこないでしょう。

 

当サイトを運営するコノイロでは、ドローン点検と撮影した写真をまとめた「点検報告書」を無料進呈!

 

写真が手元に残るので、もし怪しい業者に何か言われても、慌てず冷静に判断することができます。

 

安心できる“証拠”があれば気持ちも楽になるはずです。

ぜひお気軽にお申し込みください。

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  • 2章 点検商法でよくある4つの手口

訪問販売に困る女性

点検商法をする業者は、とにかく効率良く契約を取りたいと考えているため、会って間もなく点検を提案し判断を急かすという特徴があります。

 

ここでは、警察や消費者センターに実際に寄せられた相談内容をもとに、点検商法のよくある手口を4つ紹介します。

 

2-1 「屋根が壊れている」などと不安を煽る

点検商法の代表的な手口は、「屋根が壊れています」「このままだと危険です」などと不安を煽って契約を迫ることです。

 

人は「家が壊れている」と聞くと冷静でいられなくなり、業者のペースに乗せられてしまいます。

相手はその心理を狙って、緊急性を強調してくるのです。

 

注意したいのは、訪問時にいきなり脅してくるわけではないことです。

最初は、次のような当たり障りのない言葉で近づいてきます。

 

近くで工事をしているのでご挨拶に来ました!

近くの足場からお宅の屋根が見えたんですけど……

無料で今すぐ点検できますよ!

 

一見親切に思えますが、点検後に「今すぐ直さないと危険です」と不安をあおり、契約を急がせるのが狙いです。

 

まっとうな業者であれば、住む人が困っていない状態で「すぐ直さないと危険」とは言いません。

突然訪問して怖がらせてくる業者は、点検商法と思って間違いないでしょう。

 

2-2 市役所や以前工事した業者のフリをする

「市役所の委託」「以前工事をした業者」など、いかにも信頼できそうな相手を装って訪問してくる場合もあります。

 

安易に信じてしまうと、2-1と同じように不安を煽って契約する流れに持ち込まれるおそれがあるので注意が必要です。

必ず最初に名刺やパンフレット等をもらい、信頼できる会社なのか調べてから詳しい話を聞きましょう。

 

そもそも、市役所が民間事業者に点検を委託することはほとんどありません。

「点検は必要ありません」とはっきり断りましょう。

 

また、以前工事をした業者を名乗られた場合も、心当たりがない社名であれば断りましょう。

覚えていないだろうと思って「以前工事をした」と言っているだけの場合があります。

 

断った後で心配になった場合は、信頼できる業者に点検を依頼すれば大丈夫です。

 

2-3 別のお家の点検写真や部品を見せる

点検したように見せかけて、別のお家の写真や関係のない部品を「あなたの家のもの」として見せる手口もあります。

 

専門知識のない人にとっては写真や部品を見せられると信じてしまいやすく、簡単に不安を煽れるからです。

 

たとえば、傷んでいる別のお家の屋根写真を見せて「こんな状態でしたよ」と言ったり、どこから持ってきたのか分からない錆びた釘を見せて「屋根が劣化している証拠です」と言ったりします。

実際には、あなたの家のものではない可能性が高いにもかかわらず、修理や塗装を勧めてくるのです。

 

信頼できる業者なら、あなたの家とわかるように周囲の風景を写した写真を提示してくれます。

 

▼お庭も一緒に写っており、ご自身のお家の屋根かどうか特定できる写真

良い点検写真の例

 

また、部品が落ちていた場合も、すぐに「劣化している」と断定せず、点検結果をもとに丁寧に説明してくれるはずです。

 

見せられた証拠が本当に自宅のものである確証がない限り、その場で判断せず冷静に確認するようにしましょう。

 

2-4 当日限りの値引きで契約を急かす

「今日決めていただければ10万円お値引きします」などの言葉で契約を迫るのも、点検商法でよく使われる手口です。

 

人は“得を逃したくない”という心理が働くと、冷静な判断ができなくなります。

 

しかし、本当に信頼できる業者であれば、その日限りの値引きは行いません。

後日ゆっくり検討できるように、見積書を置いて帰るのが普通です。

 

高額な契約ほど、「今日中に」と言われた時点で一歩引いて考えることが大切です。

 


3章 いざというときに頼れる業者の特徴4

点検商法のような悪質な訪問販売を避けるには、「怪しい業者を寄せつけない」だけでなく「信頼できる業者を知っておく」ことも大切です。

 

突然の訪問や修理の提案に動揺しないためにも、いざという時に相談できる相手を見つけておくことが、実は“防犯対策”になります。

 

ここでは、いざというときに頼れる、信頼できる業者の特徴を4つご紹介します。

3-1 会社情報や施工事例を公開している

名刺を差し出す男性

信頼できる業者は、会社情報や施工事例をきちんと公開しています。

実績や所在地を明確にすることで、お客様に安心して依頼してもらうためです。

 

たとえば、所在地・代表者名などを公式サイトに掲載し、施工事例もお客様の許可を得て紹介しています。

訪問の際も当然、名刺やパンフレットなど身元が分かるものを持っています。

 

反対に、悪徳業者は検索しても会社情報が出てこなかったり、訪問時も身元をごまかしたりするケースが多く見られます。

 

こうした「公開の姿勢」があるかどうかは、信頼できる業者かどうかを見極めるうえで大切なポイントです。

3-2 ドローンや高所カメラで屋根を点検する

屋根をドローンや高所カメラで点検してくれる業者は信頼できます。

 

なぜなら、屋根を踏んで壊される心配がなく、依頼主も自宅の状態を映像や写真で確認できるからです。

ドローンを使えば屋根全体を上空から撮影でき、細かい部分も安全に点検できます。

 

また、撮影した映像をその場で一緒に確認できる業者なら、説明の透明性が高く、不要な工事を勧められる心配もありません。

 

このように、安全でオープンな点検方法をとっているかどうかは、信頼できる業者を見極めるうえで大切なポイントです。

 

3-3 強引に契約を迫らない

強引に契約を迫らないことも、信頼できる業者の特徴です。

 

なぜなら、良い業者はお客様のことをきちんと考えてくれますし、提案内容にも自信を持っており、無理に即決を求めてこないからです。

 

逆に「今日しか値引きできません」「すぐ直さないと危険です」などと急かす業者は、冷静に比較検討されると困るから言っている可能性が高いです。

 

焦らせず、検討する余裕を与えてくれるかどうかが、信頼できる業者かどうかを見極めるうえで大切なポイントです。

3-4 保証や定期点検の制度がある

保証や定期点検など、アフターフォローの制度がある業者も信頼性が高いです。

 

工事をやりっぱなしにするのではなく、責任を持ってお付き合いする姿勢の表れだからです。

万が一施工不良があった場合も、保証対応があることで安心して過ごすことができます。

 

また、定期点検を受けていれば経年劣化なども早期に発見でき、修繕費を抑えられることがあります。

 

逆に、このような制度がない業者では、工事後に問題が起きても連絡が取れなくなる場合があります。

 

将来や万が一の事態を見据えた対応をしてくれるかどうかが、信頼できる業者かどうかを見極めるうえで大切なポイントです。

 


まとめ

点検商法は、以下の方法で対策することができます。

 

  • ・よくある手口を知る
  • ・「訪問販売お断り」シールを貼る
  • ・契約のルールを決める
  • ・信頼できる業者に点検してもらう

 

中でも、よくある手口を知っておくことは大きな対策になります。

以下の言動が見られる場合には、点検商法を疑いましょう。

 

  • ・「屋根が壊れている」などと不安を煽る
  • ・市役所や以前工事した業者のフリをする
  • ・別のお家の点検写真や部品を見せる
  • ・当日限りの値引きで契約を急かす

 

また、以下のような特徴を持つ「信頼できる業者」を見つけておくことも対策になります。

  • ・会社情報や施工事例を公開している
  • ・ドローンや高所カメラで屋根を点検する
  • ・強引に契約を迫らない
  • ・保証や定期点検の制度がある

 

知識を身につけて、大切なご家族とお家を守れるようになりましょう。

 

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業者選びのポイントをプロから直接聞くことができますので、お近くにお住まいの方はぜひお気軽にご参加ください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

◆訪問販売を上手に断りたいときはこちらの記事も参考にしてください。

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