知らないと損!プロが教えるブロック塀塗装の塗料選び3つのポイント

ブロック塀の塗料

家のリフォームが終わり、ほっとしたのもつかの間…

今度はブロック塀が気になりだしてきた…

 

お金をかけたくないので自分で塗りたいけど、ホームセンターにはたくさん塗料があるし、何を選んでいいのかわからない、

と調べ始めたところだったのではないでしょうか。

 

ブロック塀の塗装は家の印象も変わりますし、外壁などと比べると面積も小さいのでDIYで塗るにはちょうどいい場所とも言えます。

しかしブロック塀の塗装は耐用年数が3年~5年と短く、あまり長持ちはしません

なぜなら、ブロック塀は地面に直接立っていて水分の出入りが頻繁であり、施工後に膨れや剥がれが起きやすい場所だからです。

 

不具合が起きやすい場所だからこそ、塗料も注意して選ぶ必要があります。

ブロック塀に合わない塗料を選んでしまうと、1年もたたないうちに膨れや剥がれが起きる可能性が高くなります。

せっかくきれいに塗るならできるだけ長く持たせたいですよね。

 

今回は、少しでも長く持たせるために、ブロック塀塗装に向いている塗料選びのポイントをご紹介します。

さらに塗装の施工中に気を付けるべき注意点も施工手順と一緒にご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

ブロック塀の塗装で重要なことは、通気性を維持することです。

ブロック塀には無数の小さな穴が開いており、その穴から水分や湿気が出ていきます。

穴を完全にふさいでしまうと含まれている水分が外に出ようとして、その際に膨れを起こします。

ブロック塀の膨れ

 

そのため、塗装に使用する塗料はブロック塀の通気性を邪魔しないものを選びましょう

この章では膨れや剥がれなどが起きにくい塗料選びのポイントをご紹介します。

 

  • 1-1 油性ではなく水性を選ぶ

塗料は油性ではなく水性を選びましょう。

なぜなら水性塗料の方が通気性が良いからです。

油性塗料は塗膜が丈夫な代わりに、湿気の出口も塞いでしまいます。

そのためブロック塀の塗装では水性を選びましょう。

 

〇水性

水性塗料

 

×油性

油性塗料

出典:アサヒペン

 

1-2 ブロック・コンクリート対応の塗料を選ぶ

塗料には対応素材というものがあります。

ブロックやコンクリートに対応していないものを選ぶと膨れや剥がれなどの不具合の原因になります。

塗料缶にも、カタログにも記載がありますのでブロックまたはコンクリートに塗装可能か確認してみてください。

塗料缶

出典:アサヒペン

 

  • 1-3 透湿性が高いものを選ぶ

透湿性の高い塗料を選ぶとなお良いです。

透湿性とは外部からの水の侵入を防ぎつつ、内部の湿気を外部に逃がす性質のことです。

透湿性が高いと通気性も良くなり、膨れも抑止できます。

塗料のカタログや塗料缶に「透湿性」と記載されたものを選びましょう。

塗料カタログ

 

塗料を選ぶ際は下塗材と上塗材は同じメーカーで揃えましょう。

塗料はメーカーによって成分が違う場合があり、メーカーも自社製品を使う前提で下塗材の指定をしています。

下塗材と上塗材を別メーカーにしてしまうと不具合に繋がる場合もあります。

下塗材と上塗材はセットと考え選択しましょう。

 


  • 2章 おすすめ塗料2

この章ではブロック塀塗装をお考えの方におすすめの塗料をメーカーごとに2セットをご紹介します。

ホームセンターやインターネットでお手軽に購入できるものをご紹介しますので、塗料選びに迷っている方はぜひご参考にしてみてください。

 

2-1 お手頃価格の「水性スーパーコート」セット

初めにご紹介するのはアサヒペンの「水性スーパーコート」です。

ホームセンターなどに売っており比較的安価で手に入るので、お金をかけず安く済ませたい方におすすめです

カチオン系のシーラー(下塗材)は密着性も高く、水性スーパーコート(上塗材)1回で仕上げられるので手間がかかりません。

カラーバリエーションも45色と幅広いです。

 

下塗り

強浸透性シーラー

上塗り

水性スーパーコート

強浸透性シーラー

水性塗料

【Amazon】強浸透性シーラー(1L)

税込:1600

【Amazon】水性スーパーコート(0.7L)

税込:1790

所要量

1L­8~10㎡

1/12L=0.50.8

3L=24~30

1/5L=1.41.9

7L=5670

0.7L=56.6

14L=112~140

1.6L=1115

 

5L=3647

 

10L=7194

 

2-2 特に透湿性が高い「水性エコファイン」セット

続いてご紹介するのが、エスケー化研の「水性エコファイン」です。

透湿性が高いので通気を邪魔せず膨れ・剥がれを防ぎます。

塗装するブロック塀が日陰にあるなど、乾燥に不安がある方はこちらの方がおすすめです

色は30色ほどからお選びいただけます。

 

下塗り

ミラクシーラーエコ

塗り

水性エコファイン

ミラクシーラーエコ

水性塗料

【Amazon】ミラクシーラーエコ(4kg)

税込:2510

【Amazon】水性エコファイン 白(4kg)

税込:4849

所要量

4キロ=12.537.5

4キロ=1316

15キロ=50150

16キロ=5364

 

それぞれ、塗装する面積に合った量の塗料をお選びください。

 


  • 3章 ブロック塀塗装の施工手順

ブロック塀の塗装において、塗料選びの次に重要なのが施工手順です。

なぜなら良い塗料を使っても施工手順を間違えてしまうと仕上がりが悪くなったり、不具合に繋がる恐れがあるからです。

手順や注意点を確認して、より品質の良い施工を行ないましょう。

 

3-1 施工前の準備

施工に必要な材料と道具の一覧です。

どれもホームセンターで揃うものばかりなので塗料と一緒に揃えてください。

ブルーシートは養生で使うものなので、なければ新聞紙、レジャーシート、いらなくなった毛布などでも良いです。

 

材料・道具 一覧

▪デッキブラシ

(▪高圧洗浄機)

▪マスキングテープ

▪マスカー

マスカー

▪ブルーシート(なければ別のものでも可)

▪塗料(下塗材・上塗材)

▪ハケ

▪ローラー

▪バケット(塗料を入れる容器)

バケット

【Amazon】ローラーバケット5点セット

 

作業中の恰好

▪軍手

▪汚れても良い服装、靴

▪高圧洗浄機を使用する場合は雨具

 

3-2 洗浄~養生

塗る作業の前にきれいに仕上げるための作業を行います。

  • ①洗浄→②乾燥→③養生です。

塗る前のこの作業が仕上がりにも影響していきますので、どの工程も省かずに行なっていきましょう。

 

  • ①洗浄

使用するもの:デッキブラシ、(あれば高圧洗浄機)

洗浄

洗浄

ブロック塀の表面に付いたコケなどの汚れをブラシなどで水洗いします。

この時高圧洗浄機などがあると簡単に汚れが落ちます。

高圧洗浄機を使用する場合は汚れや水が飛んでくるので雨具を着ることをおすすめします。

表面の汚れが落ちていないと塗料の密着性が弱まりますので、しっかり落としてください。

 

  • ②乾燥

ブロック塀に含まれる水分を飛ばすために24時間以上乾燥させます。

ここで乾燥が不十分だと、ブロック塀に含まれた水分が塗装後に外に出ようとして膨れが起きてしまいます。

晴れている日に十分に乾かしましょう。

 

  • ③養生(塗料がつかないようにビニールなどで覆う作業)

使用するもの:マスキングテープ、マスカー、ブルーシート(又は新聞紙)

養生

養生

乾燥が完了したらブロック塀以外のもの(ポストや基礎)に塗料がつかないようマスカーなどで覆っていきます。

 

マスカーの使い方:

塗らない箇所の境目となるところをテープ部分で貼り、その後ビニールの部分を広げます。(参考写真↓)

養生

 

また、塗料缶や道具を置く場所が汚れないように、下にブルーシートや新聞紙などを引きましょう。

養生

 

3-3 下塗り~上塗り

いよいよ塗る作業です。

ここで気を付けてほしいポイントは以下の3点です。

  • 希釈率(塗料を薄める割合)

    塗布量=所要量(1㎡あたりに塗るべき量)

    乾燥時間(おおよそ23時間) ※塗料によって差有り

この3点は塗料の性能を最大に発揮するためにメーカーが指定しているものになります。

塗料によって差がありますので、使用する塗料の缶やカタログを見て必ず確認しましょう。

 

塗装の作業は④下塗り→⑤上塗り(1回目)→⑥上塗り(2回目)3回塗りになります。

(※塗料によっては上塗りが1回で良いものもあります。塗料に記載があるので確認しましょう。)

 

本来2回塗らなければいけない塗料を1回で仕上げようとすると、色が薄く透けてしまったり、

塗料をたくさん付けすぎてなかなか乾かず、乾く過程で塗料がたれて仕上がりが悪くなってしまいますので、

2回に分けて11層均一に仕上げていきましょう。

 

  • ④下塗り

使用するもの:下塗材、ローラー、バケット

下塗り

下塗りの塗料をバケットにいれ、ローラーで混ぜていきます。

(※薄める必要がある下塗材の場合は塗料に合った希釈で薄めましょう。)

ローラーで塗り残しがないように全体を塗っていきます。

 

すべて塗れたら乾燥時間の範囲で乾かします。

乾かしている間に、ローラー、バケットを洗っておきましょう。

 

  • ⑤上塗り

使用するもの:ハケ、ローラー、バケット

中塗り・上塗り

上塗りの塗料をバケットに入れ、塗料に合った割合の水で薄め、しっかり混ぜ合わせます。

 

細かい溝の部分はハケで塗り、ローラーで全体を塗ります。

全て塗れたら決められた乾燥時間の範囲で乾かします。

乾かしている間に、ハケやローラー、バケットを洗っておきましょう。

 

  • ⑥上塗り(2回目)

使用するもの:ハケ、ローラー、バケット

上塗り

上塗りの塗料をバケットに入れ、塗料に合った割合の水で薄めます。

しっかり混ぜ合わせた後、ローラーで全体を塗ります。

全て塗れたら、いろんな角度から塗装面を見て、塗り残しがないか確認しましょう。

塗装が終わったら養生を剥がして終了です。

 

※万が一、作業中に予期せぬ雨が降ってきてしまったら、作業を中断して乾燥させ、晴れた日に、中断した工程から塗りなおしてください。

 

いかがでしたか。

施工中、最も重要なのが

洗浄後にしっかり乾かすこと

塗料の希釈率、塗布量、乾燥時間を守ること

2点です。

 

塗料選びだけでなく、施工中もポイントをおさえて施工を行ないましょう。

 


4章 ブロック塀は3年おきに塗り替えよう

ここまでブロック塀の塗装についてご紹介してきましたが、冒頭でご説明した通りブロック塀塗装は耐用年数が比較的短いです。

いくら良い塗料を選んだとしてもブロック塀の立地条件が悪ければ、水分を含み、膨れが出てきてしまいます。

そのため定期的に塗り替えることをおすすめします

 

ただブロック塀は塗料が剥がれて水分を含むようになっても、耐久性に悪影響は与えません。

なぜならブロック塀はもともと水分が含まれる前提で作られているからです。

 

そのため膨れる前に対処するというよりも、膨れて美観が気になってきたら、塗り替えてまたきれいにするという意識で問題ありません。

3年おきに塗装して、模様替えのように色を変えてみても良いですね。

定期的に塗り替えるのが難しいようであれば、高圧洗浄のみ行うのもおすすめです。

  • ブロック塀にヒビが入ってきた、ぐらぐらしてきた、という症状があれば、塗装せずに補修又は改修工事を行いましょう。

    放っておくと倒壊する恐れもあるので危険です。

  • 特に30年以上経っているブロック塀は一度専門業者に見てもらうことをおすすめします。

 


まとめ

最後までご覧になっていかがでしたか。

ブロック塀は基本的にお家の周りにあることが多く、きれいになるとそれだけで家全体の印象が良くなります。

誤った塗料選びで外観を損ねてしまわないよう、塗料選びは慎重に行ないましょう。

少しでも長くきれいに保つためにぜひこの記事をお役立てください。

 

◆工事は業者に依頼したいという方はこちらもご覧ください

→これで完璧!ブロック塀の塗装費用相場と高品質工事3つのポイント

 

◆せっかくならおしゃれにしたい!という方はこちらの事例を参考にしてみましょう

→ブロック塀を塗装でおしゃれに!事例12選と素敵に仕上げる3つの工夫

 

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