外壁塗装でお茶出しが必要ない3つの理由と職人への対応アドバイス

お茶出し

外壁塗装工事のときに気になるのが、「職人さんへのお茶出し」

必ずやらないとやっぱり失礼になるの?

やるならどんなものが喜ばれる?

時間・タイミングは?

など、勝手がわからず不安に思う方も多いのではないでしょうか。

 

結論から言うと、塗装工事中のお茶出しは必要ありません

無理に職人へ気を遣わなくて大丈夫です。

 

昔と違って共働きの家庭も増えていますし、職人の働き方や仕事に対する意識も変わり、

お茶出ししないからといって気を悪くするような職人は、きちんとした塗装会社ならほとんどいないからです。

 

本記事では、実際に塗装工事を行っているプロの視点から、工事中のお茶出しが不要な理由を具体的にお伝えしていきます。

気疲れしないか心配だった方は、どうぞ安心してお読みください。

 

ただ、あくまで気持ちとしてお茶出しをしておきたい、という方もいると思います。

そんな方向けに、お互いに気を遣わずに済むお茶出しのおすすめ方法についてもご紹介します。

その他、職人への対応で質問が多いポイントもQA形式でまとめました。

 

施主様も職人も、お互いに気持ちよく過ごせるコツがわかります。

大切なお家の工事をより良くするために、どうぞ最後までご覧くださいね。

 


1章 外壁塗装でお茶出しは不要!3つの理由

塗装工事中の職人へのお茶出しは、する必要はありません

そもそもお茶出しとは、作業をしてくれる職人への気遣い、気持ちの問題だからです。

絶対にやらないといけない!失礼にあたる!そういうマナーだ!

ということは全くありませんので、ご安心ください。

 

実際、「お茶出し不要」と明言したり、断ったりする業者も多くいます。

また実は、お茶出ししないことによるメリットというのもあります。

この章では、お茶出しが不要な理由について、具体的に解説していきます。

 

1-1 時代の変化で職人との関係性が変わった

塗装職人

昔は色んな作業や工事は、近所に住んでいる職人たちに声をかけてやってもらうことが大半でした。

かっちりした契約書などはありませんから、支払金額もはっきりしていません。

そのため、日ごろからお礼の気持ちを表す中のひとつとして、世間話のついでにお茶やお菓子を出してもてなす、というのを工事中も行うことが多かったようです。

それが、いつの間にか暗黙のルールのように思われてしまいました。

 

しかし現代は、共働きで日中留守にする家庭も多いです。

また、皆さまが工事を頼むのも直接の知人ではなく、ネットや広告で探して初めて会い、契約を交わした塗装業者がほとんどです。

施主様と職人の関係性は以前とは全く違います。

 

また昔は職人=頑固、気難しい、というイメージが強かったですが、これも今は変化しつつあります。

工事の満足度は単純な腕前・技術だけで決まるものではありません。

身だしなみやマナー、挨拶、コミュニケーション能力なども大切だと捉え、職人教育をしている塗装会社が増えています。

 

そのため、お茶出ししてくれないから不機嫌になる、ちゃんと仕事をしてくれない、というような職人はほとんどいなくなっています

(そんなことをしていたら仕事がなくなってしまうため。)

 

こうした時代の変化の影響もあって、お茶出しは必須ということはありませんので、ご安心くださいね。

 

1-2 職人のペースで仕事ができる

外壁塗装

お茶出しをしないことによるメリットもあります。

それは、職人の仕事のスケジュール面です。

 

塗装工事はいくつもの作業工程で成り立っているので、

「今日はこの工程まで進めよう」「キリよくこの面を終わらせてから休憩しよう」というように職人も段取りをしています。

そこで、お茶出しと言えば10時と15時!と思って声をかけると、職人は厚意を断ることもできず、作業の手を止めなければなりません

 

塗装の作業は必ず時間きっかりで進められるものではないため、自分たちのペース配分でやったほうが、本当はやりやすいのです。

 

このようなこともあるため、お茶出しはわざわざ行わなくても大丈夫です。

 

1-3 お互いに気を遣わずに済む

塗装職人

お茶出しは色々こだわろうと思えば、何時がいいだろう…飲み物は何が好みだろう…と、考え始めると際限が無くなってしまいます。

そうすると職人は、おもてなしをされるのは当然嬉しいのですが、

程度によっては「なんだかものすごく気を遣われているなあ…」と感じてしまうこともあります。

お茶出しのためにわざわざ時間を作ったり何か用意したりするのはとても大変だとわかるので、やはり職人も人間ですから、気を遣ってしまうのです。

せっかく相手を思いやっているのに、お互い気疲れしてしまうのでは残念ですよね。

 

職人も、できるだけお客様には不便をかけないように、いつも通りの生活ができるようにと思って作業する人は多いです。

無理に気を遣ってお茶出しをする必要は全くありません

 

外壁塗装は、皆さまのお家が工事現場になります。

だからこそ、お互いに気持ちよく過ごせるように、現代では基本的にお茶出しは必要ではなくなっています。

 


2章 お茶出しをしたいときのおすすめ

不要とは言っても、せっかくだから多少は何か出してあげようかな、という方もいらっしゃいますよね。

この章ではそんな方のために、お茶出しのおすすめ方法をご紹介します。

皆さまが無理なく手軽にでき、職人も受け取りやすいような適度なやり方のポイントを2点お伝えします。

 

またこのやり方も、毎日やる必要はありません。

たまたま休日で時間があるときだけ、でも職人には十分に気持ちは伝わります。

ぜひ実践してみてくださいね。

 

2-1 缶・ペットボトル飲料をクーラーボックスで

飲料

飲み物はペットボトルのものがおすすめです。

時間を選ばず、職人が好きなタイミングで飲めるからです。

中身はやはりお茶やコーヒー、お水が定番で、実際好き嫌いも少ないので安心でしょう。

 

またこれらは直接渡すのではなく、クーラーボックスに入れて玄関先に置いておく、という方法が特におすすめです。

こうすれば、職人が自由に取ることができ、皆さまもタイミングを見計らって声をかける必要がなく、暑い時期でも冷えた飲み物を渡せるからです。

寒い時期は魔法瓶・保温ポット等と紙コップなどを使えば温かい飲み物も渡せます。)

 

この方法なら、朝置いておいて夕方作業が終わった後に回収するだけで済みます。

日中に外出したりお買い物に出たりしていても問題ないので、非常に気軽です。

時間を気にする必要自体がなくなるので、ぜひやってみてくださいね。

 

2-2 日持ちする個包装のお菓子類

お菓子

お菓子類を渡したいときは、できるだけ個包装や、少量ずつラップで包んだようなものがおすすめです。

また生ものは避け、多少日持ちするものを選びましょう。

こうすれば、「絶対にいま全部食べ切らないといけない…」ということがないからです。

 

塗装工事は23人で作業することが多く、そこまで大人数ではありません。

一度に食べ切らないといけないものだと、持て余してしまう可能性が出てきます。

職人もせっかくいただいたものを残すのは…と気を遣ってしまうので、

好きな量だけ取って食べられる小分けのものや、余ったら翌日に持ち越したり、職人が持って帰ったりできるようなものだと安心です。

 


3章 ほかにも気になる塗装職人への対応Q&A

お茶出し以外にも、普段あまり接することのない「職人」に対しては不安もありますよね。

ここでは最後に、塗装職人にまつわる実際よくある疑問QA形式でピックアップしました。

事前に不安を解消して、安心して塗装工事に入ってくださいね。

 

Q.1 お茶代・寸志は渡す?

寸志、心付け

A.お茶代などのお金を直接職人へ渡すのは不要です。むしろお断りしている会社もあります。

 

お茶を出さないならせめて自由に使えるちょっとした現金を…と、『お茶代』『寸志』『心付け』などとしてお金を渡す話を聞いたことがあるかもしれません。

しかしこれらも、渡す必要はありません

お茶出しと同じく、もともと気持ちの問題でしかないからです。

 

また業者側でも、契約とは別にお客様からお金を受け取るのは良くない・禁止しているという会社もあります。

受け取ってもらえないこともありますので、どうしても何かしてあげたいという方は2章を参考に飲み物やお菓子を差し入れる程度がおすすめです。

 

Q.2 トイレは貸してあげるべき?

A.ご自宅のトイレを貸す必要はありません。

 

一日中外で作業をするのだから、トイレや休憩場所も気を遣ったほうが良い?と思うかもしれませんが、こちらもお気遣いは不要です。

なぜなら、現代では職人は車で来ていることがほとんどなので、近くのコンビニなどを利用できるからです。

休憩も車の中で取ることができます。

共働きで日中ご不在のお家も多いですから、こちらも施主様が何かしなければいけないということはありません。

 

Q.3 工事で気になるところは直接言っても平気?

塗装職人

A.遠慮せず、職人や担当者に相談して大丈夫です。

 

「これって塗り残しかな?」

「明日は雨予報だけど大丈夫?」

など、工事が始まってから気になることはきっと出てくるでしょう。

 

こんなときは、遠慮せずに質問しましょう

優良業者の職人なら、面倒などとは思わずに快く答えてくれます。

特に気遣いのできる職人なら「何か気になることはありますか?」と話を振ってくれることもあります。

 

モヤモヤを残さずにいい工事にするには、円滑なコミュニケーションがとても大切です。

ぜひそんな良い塗装職人、塗装業者を選んでくださいね。

 

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教育を充実させるために、専用の研修センターも設立しました。

 

また、皆さまが外出していて職人に会えない時でもやりとりができるような“連絡ツール”として、交換ノートやSNSも活用しています。

気になることがあったら書き込んでおいて、翌日職人もそれを見て返答することができます。

日中はお忙しい方でも気軽にコミュニケーションできるように努めています。

 

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これからも皆様により良いサービスをお届けしていきます。

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まとめ

外壁塗装のときは、職人へのお茶出しは必要ありません

あくまで気持ちのものであり、現代では共働きの増加や職人の意識の変化もあるからです。

また、むしろお茶出しをしないことで職人のペースで仕事ができたり、お互いに気を遣わずに済むなどのメリットもあります。

 

ただ、せっかくだからお茶出しをしたいという場合は、

 

缶、ペットボトル飲料をクーラーボックスで

お菓子類は日持ちする個包装

 

などで行うのが気軽でおすすめです。

 

その他、塗装職人への対応については、

Q.1 お茶代・寸志は渡す?

→お茶代などのお金を直接職人へ渡すのは不要です。

 

Q.2 トイレは貸してあげるべき?

→ご自宅のトイレを貸す必要はありません。

 

Q.3 工事で気になるところは直接言っても平気?

→遠慮せず、職人や担当者に相談して大丈夫です。

 

職人と気持ちの良い関係を築くために、お役に立てていただければ幸いです。

最後までお読み下さりありがとうございました。

 

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