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塗装工事がこれから始まるあなた。
いざその日が近づいてきた時に気になるのが「洗濯物」についてではないでしょうか。
今まで当たり前のように外干ししていた洗濯も、工事が始まったらそうはいきません。
でもご安心ください!
洗濯自体が全くできなくなる訳ではありません!
今回このページでは、外壁塗装中の洗濯物対策について完全解説します!
事前に気を付けておくべきことや、実際にどのように対処するのか、洗濯物についてしっかりお伝えしますので、ぜひ役立ててください。
外壁塗装工事中の主なスケジュールと、洗濯で制限が出る全体のイメージはこのようになっています。
ポイントを押さえて洗濯物に関する不安をなくし、工事ストレスもなくしていきましょう!
1章 工事中は外干しNG!洗濯物の対処3選
外壁塗装中にできる洗濯物の対処は3つあります。
詳しく説明する前に、最初にお伝えしておきたいのは
『足場を建てるその日から、外干し洗濯は基本的にNG』ということです。
最大の理由は、工事による洗濯物汚れが起きやすいことにあります。
万一塗料が衣類についてしまうと落ちないことが多いので、注意が必要です。
ですが洗濯物は毎日出るものですし、やらないわけにはいきません。
辛いですが、どんなに天気がいい洗濯日和であっても、工事状況によっては外干しはガマンが必要です。
これから説明する3つの方法を見て、ご自身ができる手段で乗り切りましょう。
1-1 「室内干し」で飛散汚れを防止
基本的には工事中は室内干しをしましょう。
家の中であれば、工事中の作業による汚れは起きません。
洗濯物を汚す可能性として挙げられるのが、
・足場架設…業者が物干し近くを移動してほこりが立ち、物干し自体をどかすこともある。 ・高圧洗浄…汚れを水圧で飛ばした汚水が跳ねる。 ・補修工程…表面を削ったくずが飛んで付着する。 ・塗装作業…ローラーや刷毛で塗料が飛ぶ。特に吹き付け塗装は塗料が飛びやすい。 |
と、洗濯物がピンチになる機会は多くあります。
基本的に工事中は室内干しで、塗料や工事による飛散汚れを防止しましょう。
1-2 「コインランドリー」でプライバシー保護
室内干しをしても、業者に洗濯物が見えてしまうのは気分が良くない、という方は、コインランドリーの利用をおすすめします。
コインランドリーで洗濯から乾燥までしてしまえば、プライバシーが守られつつ、洗濯物もすぐ終わるのでストレスが軽減されます。
工事中は職人が足場を伝って家の周りを移動するので、家の中も見ようと思えば見えてしまいます。
ですが、毎日カーテンの閉め切りをするのも息が詰まり、洗濯物も思うように乾きませんから、コインランドリーで一式洗濯を済ませてしまうという方法がおすすめです。
ただし、使用回数に応じてコインランドリー費用が掛かってしまいます。
そこまでの出費は考えられない、という方は、利用を2~3日に1度にする、または塗る作業の前後3日間だけコインランドリーを利用する、などご自身の費用感と合わせて工夫・併用するとよいでしょう。
洗濯乾燥機の費用相場 | |
10㎏ | 1,000円前後 |
16㎏ | 1,200円前後 |
18㎏ | 1,500円前後 |
1-3 「施工場所から逆側に干す」は業者に要相談
その日の施工場所から逆側に干すことも可能なので、業者によく相談してどうするか決定しましょう。
相談するのは、外に干す限り、絶対に汚れないという保証はないからです。
業者に相談して、大丈夫そうかどうか、また万一のリスクを考えたうえで外干しを決めましょう。
具体的な方法としては、例えば北面を塗装する日の場合に、南面側の外に洗濯物を干すという具合です。
または庭が広い場合は、建物から離れた庭先に干そうとお考えになる方もいます。
どちらの場合も、最初にお伝えした「外干ししている以上は汚れリスクが高まる」ということは念頭に置いたうえで、決定しましょう。
☆建物近くの洗濯物干しは、作業スピードに影響することも… 業者に相談して外干しが大丈夫と判断した場合でも、実際業者としては、万一でも汚してしまったら大変だと気を遣うものです。 そのため、飛散しにくいようにゆっくり作業するなど、作業スピードが通常より遅くなる可能性があります。 そのせいで工期まで遅れてしまっては元も子もないので、なるべく無理に外に干すことは避けたほうが無難です。 |
2章 洗濯物の対処が必要な期間
洗濯物の対処法が分かったら、それがどれくらいの期間、対処が必要なのかを知りましょう。
いつ、どんな作業があるかを知ることで、ご自身が、いつ・どのように洗濯物について対策をとれるのかが見えてきます。
2-1 工事中の約14日間は洗濯物の対処が必要
塗装工事は天候に左右されますが、およそ7~14日間かかる予定です。
基本的にはこの工事期間中の全てが、なんらかの洗濯物対処が必要な日と考えましょう。
工事前:ご近隣へのお知らせ 特に高圧洗浄は洗浄汚水が飛散しやすいので、高圧洗浄日の外干しは避けてもらうように事前にお願いしましょう |
1日目:足場架設 足場を組む際にほこりが立ちます。物干し自体をはずす可能性もあります |
2日目:高圧洗浄 汚れを落とした汚水が跳ねます。 |
3日目~:下地調整・補修など塗装の準備 部材の削りかすなどが付着します。 |
4日目~:外壁塗装(2~3日間)下・中・上塗り 塗料の飛散・跳ねで汚れやすく、汚れも落ちにくいです。 |
7日目~:雨どいなどの附帯調整・塗装 細かい塗装作業で飛散・跳ねが出て汚れやすいです。 |
8日目~:手直し・片付けなど 塗装の手直しや、物の移動でほこりが立ちます。 |
9日目~:ベランダの防水作業(2日間) 防水工事を依頼した場合は、ベランダが一切使えなくなります。 |
11日目~:足場解体・残処理 解体作業中は業者の行き来でほこりが立ちます。 |
2-2 近隣へ特に配慮するのは「高圧洗浄の日」
洗濯物については、ご近隣へも配慮が必要です。
特に「高圧洗浄日」は注意しましょう。
工事の際はメッシュシートという家を取り囲むシートが張られますが、洗浄の汚れた水は風に乗って飛散しやすく、シートを抜けて飛ぶ可能性があるからです。
▲メッシュシートが巻かれた家
“洗濯物を見たら、工事の汚れが付いていた”などの近隣トラブルが起きると、工事の序盤からお互い気分が悪くなりますし、弁償の話にまでなったら困りますよね。
少なくとも工事が始まる1週間前から近隣への挨拶を業者と並行して行い、最低でも足場が立つ日と高圧洗浄が入る日をお伝えしたうえで、「洗濯物は家の中に干してもらったほうが安心です」とお話ししてください。
▲挨拶の例
工事を依頼したのはあくまで施主様なので、業者だけに任せっきりにせず、ご自身でもご近隣の方にお伝えするようにして、情報の行き違いやトラブルが起きないようにしましょう。
3章 外壁塗装中の洗濯物に関する7つのQ&A
その他の洗濯に関する疑問を解決していきましょう。
特に多い7つの疑問を集めました。疑問解決で塗装工事中の洗濯不安をなくしていきましょう。
Q1.外壁の塗装が終わったら洗濯物は干して大丈夫?
A.工事が完全に終わるまで外干しは避けた方が無難です。
外壁塗装の日以外であれば、塗料が付きにくい環境ではありますが、汚れないという訳ではありません。
思わぬ飛散汚れや、塗料缶を倒してしまうような万一の事故がないとは言い切れないからです。
洗濯物が汚れないということを1番に考えるなら、足場がなくなる日までは外干しは避けた方が無難です。
Q2.外に干したら、塗料の臭いもついてしまうの?
A.よほどのことがなければ、臭いは移りません。
外に洗濯物を干した場合、塗料をたくさん使っている日に風下で干すような、極端な塗料の近づけ方をしなければ、まず臭いは移りません。
敏感な方は多少の臭いを感じるかもしれませんが、風通しが悪い場所や、風下で干さない限りは、心配するほどのことはないでしょう。
Q3.夜なら干しても大丈夫?
A.夜の間であれば、外干しもOKです!
夜間は職人が作業をしていないので、万一の事故の心配もなく外干しは可能です。
ただし、事前に職人に相談しておかないと、風向きや干す場所によってはなんらかの汚れの付着があり得ます。
自己判断ではなく、事前に「今晩この場所で洗濯物を干したい」と明確に伝えておきましょう。
場合によっては、その周りを汚れにくいように養生をしてもらえます。
Q4.万一自分の洗濯物を汚されたらどうすればいいの?
A.汚れたものをそのまま保存し、速やかに業者に連絡しましょう。
万一洗濯物を汚されてしまったら、落とそうと慌てて洗わずに、現状保存のままで業者に連絡しましょう。
明確な過失が業者にある場合、業者の保険内で保障をしてもらえることがあります。
無理に落とそうと洗濯してから相談しても、証拠が残っていない状態になってしまうため、慌てずに現状のままを伝えられるようにして、業者に連絡しましょう。
そのままにしておくのが難しい場合は、写真を複数枚撮っておくのも有効です。
Q5.ご近所の洗濯物を汚してしまったら、どうするの?
A.業者の加入保険で弁償対応できますが、事前の注意が一番大切です。
ご近所の洗濯物を汚してしまうようなことがあった場合、業者が加入している保険で弁償できることが多いです。
万一のトラブルに備えて、依頼する業者にも汚損が起きた場合について確認しておきましょう。
ただし、一番重要なのは、そうならないための事前対策です。
当然弁償してもらえたとしてもご近隣の方の気分はよくはないですし、お金で解決できないような大切なものを汚してしまった時は、後々の近所関係の悪化に繋がります。
そのため、汚してしまった時の対処も重要ですが、事前に汚さないための注意あいさつを徹底してトラブル自体を回避しましょう。
Q6.アパート塗装の時、住んでる人は我慢しかないの?
A.アパートの住民には協力義務があるので、うまく付き合いましょう。
アパート塗装があるとき、住民の方なら、管理者の都合で塗装工事が入り、洗濯物が制限されて窮屈!という気持ちを少なからずお持ちになると思います。
ですが、お住まいの方には建物の修繕に協力する義務があるので、工事期間中もできるだけ気持ちよく過ごせるように、事前に管理者や業者に、次のような案内をもらうようにしましょう。
・工事が始まる日程の事前告知 ・洗濯物ができるタイミングの共有 ・乾燥機やコインランドリーの利用案内 |
これらを共有してもらうことで、住民側も「我慢する」というより「協力する」意識を持つようにしましょう。
Q7.どうしても外に干したいんだけど…
A.事前に業者に相談して、外干しできるタイミングと場所を把握しましょう。
どうしても外に干したい!というときは、事前に業者に相談をしておき、外干しが可能かどうか了承を得てからにしましょう。
場合によっては、洗濯用に必要な養生をしてくれます。
天気予報を見て「明日はいい天気だから外に干したい」と事前に相談すれば、作業をする面とは逆側の場所などを、物干し場所として調整してくれます。
作業の進行状況によって、対応が可能かどうかは変わりますので、まずは相談してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
外壁塗装中の洗濯物は、基本的に外干しNGです。
汚れるタイミングが工事中はたくさんあるため、外干しはそれなりのリスクがあります。
そのため、
- ・「室内干し」で飛散汚れを防止
- ・「コインランドリー」でプライバシー保護
- ・「施工場所から逆側に干す」は業者に相談
の3つの方法で工事期間中の洗濯物を乗り切りましょう。
また洗濯物の対処が必要な期間は、工事中の7~14日間です。
それぞれに埃や汚水の飛び跳ね、塗料の跳ねリスクなどがあるので、注意が必要です。
その中でも近隣へ特に配慮するのは「高圧洗浄の日」です。
高圧洗浄の汚れた水が、万一ご近隣の洗濯物にかかっては大変ですし、事前に洗浄の日を案内しておかないと、洗濯物を干したまま外出されてしまうかもしれません。
事前の対策として、高圧洗浄の日は特に念入りに連絡しておきましょう。
外壁塗装中の洗濯物は、不満を持つより業者とのコミュニケーションで解決できることもあります。
事前の相談や、不安に思っていること、洗濯物を干したいことなどは遠慮なく相談して、なるべく快適な洗濯物のサイクルを回していきましょう。
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