セキスイハイムのお家にお住まいのあなた。
外壁塗装の時期や費用が知りたくて検索しているのではないでしょうか。
セキスイハイムは光熱費ゼロ住宅や耐震性をテーマに環境配慮型に力を入れているハウスメーカーです。
また徹底した品質管理によって耐震性だけでなく耐火性にも優れているという点が特徴です。
長く住んでいけるお家だからこそ、メンテナンスは失敗なく行いたいですよね。
ただ、セキスイハイムのお家に合ったメンテナンス知識がないと、外壁塗装後に失敗した、損した、と後悔してしまうことも。
そんな事態を避けるためにも、あなたのお家に合った外壁塗装を知ることが重要です。
本記事では、セキスイハイム住宅の外壁塗装の時期と5つの注意点を解説していきます。
また、失敗のない工事にするための業者えらびについてもご紹介。
塗装の質は業者によって左右されますので、高品質な工事をしてもらうためにもぜひ最後までご覧ください。
~「セキスイハイム」と「積水ハウス」の違い~ セキスイハイムと積水ハウスは実は全く別の会社です。 積水ハウス…積水化学工業の住宅部門が切り離されてできた会社。「社名兼ブランド名」 この記事では、セキスイハイム住宅の外壁塗装について解説していきます。 |
1章 セキスイハイムの塗装時期は築10年
セキスイハイムの塗装時期は築10年ほどです。
セキスイハイムの住宅には窯業サイディングやモルタル外壁を使った「木造系住宅」と、金属パネル外壁を使った「鉄骨系住宅」があります。
どちらも長年、外壁が紫外線を浴びることで防水性がなくなってしまいます。
下記のような症状が確認できたら、塗装時期です。
ご自宅が当てはまるかチェックしてみましょう。
■チョーキング
触った時に手に粉が付く状態。防水効果が切れているサインです。
セキスイハイムの「アバンテ」や「ドマーニ」という鉄骨住宅のシリーズもよく現れます。
■コケ
防水効果が切れて外壁が水を吸うようになると、空気中にあるコケの胞子が外壁に付着します。
放っておくと根が張って、洗浄では落とせなくなることもあります。
■色褪せ
紫外線によって外壁の防水性が無くなると、色褪せが起こります。
外壁に水をかけたときに吸い込んでいたら色褪せている証拠です。
■塗膜の膨れ・剥がれ
外壁が膨れる、塗膜が剥がれる症状。外壁の内部に水が染み込んでいると発生します。
鉄骨造の住宅に多く見られます。
■反り・浮き
外壁に反りがでて、ボードが浮いてきています。
外壁が水を吸って膨張し、表面から乾いて、反っていってしまいます。
一度反った外壁は元に戻らないので交換になることも。
★最新外壁の「磁器タイル外壁」は塗装が不要!ただし… 出典:エコシャンテ セキスイハイムでは磁器タイル外壁というものがあります。 元々無塗装なので、塗り替えの必要もなく、手間なくきれいに長持ちさせる事ができます。 ただし、塗装が不要な磁器タイル外壁でも、目地部分のメンテナンスは必須です。 年数が経つと目地部分は紫外線によって劣化して隙間が出来てしまいます。 そのため、磁器タイルのような耐久性の高い外壁材を使っている方も、10年ごとの定期的な点検はかかさないようにしましょう。 |
2章 セキスイハイムの外壁塗装5つの注意点
セキスイハイム住宅ならではの注意点を解説していきます。
大切なお家を長持ちさせるためにも適切なメンテナンスの知識を得ていきましょう。
2-1 反りが出る前に塗装する
外壁塗装は反りの症状が出る前に行ないましょう。
なぜなら、一度反ってしまった外壁材は元に戻すことができないからです。
状態によっては一部だけ貼り替え工事になることも。
特に1990~2000年頃に建てられたセキスイハイムの物件は、ボードの材質や構造の関係で反りが出やすいため、注意が必要です。
張り替えなどの大工工事が必要になると費用も上がってしまうので、最低限のコストで済むように初期症状(チョーキングやコケ)の段階で塗装を行うようにしましょう。
2-2 目地もメンテナンスをする
外壁塗装の際は目地の状態も確認し、交換又は補修を行ないましょう。
目地とはボードとボードの間を埋める重要な部分です。
そこに隙間が空いてしまうと、雨水が外壁の裏側に入り込み、外壁材の劣化や雨漏りの原因になってしまいます。
セキスイハイムの住宅では、コーキング目地またはパッキンのような乾式目地が使用されています。
それぞれ状態に合わせてメンテナンスが必要です。
▼コーキング目地
コーキング目地は外壁塗装と同じタイミングで交換が必要です。
▼乾式目地
乾式目地は、外壁との間に隙間がある、反っているなどの症状がなければ交換不要です。
>乾式目地についてはこちら
2-3 素材に合った塗料を選ぶ
セキスイハイムでは、サイディングボードだけでなく、金属系の外壁やモルタルが吹き付けられている外壁など様々な種類が使用されています。
そのため、外壁材に合った塗料を選んで塗装をする事が大切です。
塗料を提案された際は、その塗料がご自宅に合った塗料なのかきちんと説明をもらうようにしましょう。
(例)
「金属系の外壁なので、錆が発生しないように錆止め効果のある塗料で塗装します。」
「モルタル吹付が施されているので、塗り替え後も意匠性を失わないような塗料を選びました」
など。
なぜその塗料を提案したのか分かりやすく説明してもらえると安心です。
2-4 下地処理を丁寧にしてから塗装する
塗装をする前に、劣化状態に合わせて下地処理をしてもらいましょう。
下地処理とは、ひび割れの補修や目地の補修、塗膜の剥がれ補修などです。
下地を平滑にすることで、その後の塗装の密着度が高まります。
セキスイハイム住宅の中では、鉄骨住宅の経年劣化で外壁塗膜の剥がれが発生することがあります。
そのまま塗装するとまた剥がれてくる恐れがあるので、きちんと下地処理してから塗装してもらうようにしましょう。
点検時にひび割れ・剥がれ・目地の劣化などがある場合は、見積もりに下地調整が含まれているかチェックしましょう。
▼外壁以外の塗装する箇所も下地処理が重要です!
↑金属の破風部分。下地を整えて塗料を密着しやすくします。
2-5 屋根の「差し棟」もチェックする
外壁塗装をお考えの方は、ぜひ屋根の点検もしてもらいましょう。
特に見てほしいのがセキスイハイム住宅で特徴的な「差し棟」です。
差し棟は、一層一層板金が差し込まれており、一般的な棟板金よりも通気性が良いというメリットがあります。
ただし、強い風や瓦のずれなどで、外れやすくなるので注意が必要です。
ずれたり、外れている場合は、再度はめ直してさらにコーキングで部分的に補修をすると安心です。
↑全部コーキングで留めてしまうと通気性が弱くなってしまうので、赤枠の部分だけ固定していきます。
▼横からみた写真
赤枠内のみコーキングされ、隙間は確保されています。
差し棟以外にも、屋根材自体の割れやズレなどがないか定期的に確認しておくと安心です。
屋根は特に普段の生活で確認することが出来ないので、外壁の点検と一緒に見てもらうようにしましょう。
3章 外壁塗装は塗装専門店に依頼しよう!
セキスイハイムの外壁塗装は、ハウスメーカーではなく塗装専門店に依頼するのがおすすめです。
なぜなら以下の3つの理由があるからです。
理由1 適正価格でメンテナンスができる 理由2 メンテナンス専門の視点で点検してもらえる 理由3 外壁に合った塗料を選ぶことができる |
それぞれ解説していきます。
理由1 適正価格でメンテナンスができる
塗装専門店に塗装を依頼すると、適正価格でのメンテナンスが出来ます。
塗装専門店は下請けの職人に委託するハウスメーカーや大手リフォーム会社と違って、自社で職人を抱えているからです。
下請けや孫請けの職人へ委託すると、中間マージンが発生するため1.2~2倍ほど割高になってしまいます。
同じ工事をするのに費用が大きく変わってしまうのはもったいないですよね。
無駄な費用をかけずに長持ちさせたい方は、塗装専門店に依頼しましょう。
理由2 メンテナンス専門の視点で点検してもらえる
塗装専門店はメンテナンスが専門です。
そのため、どのようにお手入れすれば良いのか最適な方法を見極めてもらうことが出来ます。
特に外壁塗装の経験・実績が豊富な業者は外壁材の種類や劣化状態によって最適なメンテナンスの提案ができます。
ハウスメーカーの場合はお家を建てる専門のため、お手入れではなく、「全て交換したほうが良い」と大規模改修工事を勧められることも多いです。
今の建材を長持ちさせるメンテナンス専門家の視点で点検してもらえるので、塗装専門店がおすすめです。
理由3 外壁に合った塗料を選ぶことができる
優良な外壁塗装専門店の場合、お家の建材や劣化状況に合った塗料を提案してくれます。
なぜなら、複数の塗料を扱うことができるからです。
ハウスメーカーの場合は、「うちの外壁に合うのはこの塗料だけ」とオリジナル塗料を勧めてくる場合もあります。
しかし、オリジナル塗料には以下のような注意点もあります。
・そのメーカーでしか扱われていないため、不具合報告が外に漏れにくい
・実際の塗料成分や耐用年数が不明確
・塗料価格が耐用年数に見合っているか判断できない
そのため、製造メーカー、耐用年数、価格などが分かる、自宅の外壁に合った塗料で塗装してもらうのが安心です。
※セキスイハイムの保証について 他の塗装専門店に依頼すると、セキスイハイムの保証が切れてしまうのが心配な方もいらっしゃるかと思います。 セキスイハイムでは、実際に30年保証を出している住宅もありますが、対象となるのは磁器タイル外壁のみなので塗装はあまり関係ありません。(他の外壁材は10年で保証が切れてしまいます。) また、反りやひび割れが出ていたとしても保証対象外となるため、セキスイハイムにメンテナンスを依頼する場合も有償となります。 出典:セキスイハイム そのため、外壁塗装をセキスイハイム以外の業者に依頼したら損をするということはありません。 |
>外壁塗装をハウスメーカーに頼むか迷っている方はこちらの記事もご覧ください。
4章 高品質な塗装専門業者の選び方
外壁塗装は、塗装専門の業者に依頼することをおすすめしていますが、塗装専門店ならどこでも良いというわけではありません。
業者によっては最新塗料の知識や実績が乏しいところや、価格勝負で品質が低いところもあります。
安心して長く住めるメンテナンスをするために、高品質な業者を見極めていきましょう!
4-1 セキスイハイムの塗装実績がある
セキスイハイムの外壁塗装の実績が多くある業者に依頼しましょう。
セキスイハイムは年代によって特徴や使われる建材も変わってきます。
そのため、様々なお家の事例や実績があると安心です。
実績がない業者だと、外壁に合っていない塗装をされてしまうことも。
長持ちするメンテナンスをしてもらうためにも「セキスイハイムの実績はありますか?」「事例集を見せてもらうことはできますか?」などと業者に聞いてみると安心です。
4-2 点検に60~90分かけてくれる
点検に60~90分ほど時間をかけてくれるかチェックしましょう。
なぜなら、お家の大きさだけでなく、外壁や屋根の状態を細かくチェックするとそのくらいの時間は必要になってくるからです。
特にセキスイハイムの外壁は種類も多いですし、状態の確認や屋根の差し棟などの確認も重要です。
品質の悪い業者は点検も適当になってしまうので、どのくらい細かくお家をチェックしてくれるのかも業者を見極めるポイントになります。
10~30分で点検を終えて帰ってしまう業者はあまりおすすめしません。
4-3 見積もりが「一式」ではない
業者が提示する見積もりにも、チェックポイントはあります。
まず、「一式」を多く使っていないか確認してください。
例えば、「外壁塗装工事 一式 ○○円」「足場仮設 一式 ○○円」などです。
一式というのはとてもざっくりした表記で、きちんと測られていない可能性があります。
ざっくりした見積もりには下記のような危険があります。
・単価や数量を記載しないことで、単価が高いのをごまかしている
・費用を安くするために塗料を必要以上に薄めて塗装される
・塗ってもらえる・やってもらえると思っていたところが見積もりに入っていなかった。
セキスイハイム住宅は家の大きさや形も様々で、面積の測定は重要です。
また外壁の目地は種類によってもメンテナンス方法が変わります。
ご自宅に合った最適なメンテナンスをするためにも、より詳細で分かりやすい見積もりをくれる業者を選んで工事をしていきましょう。
4-4 塗料メーカーからも保証が出る
より品質の高い業者に依頼したい方は、塗料メーカーからも保証を出せる会社を選びましょう。
なぜなら、一般的に塗装工事にメーカーからの保証が出ることは、ほとんどないからです。
塗料メーカーが高品質な塗料を製造しても、塗装業者の施工によって品質は左右されるので、保証を出すのは簡単ではありません。
きちんと塗料の仕様を守って施工するとメーカーから信頼を得ないと保証は出してもらえないので、業者の品質を見極めるポイントになります。
セキスイハイム住宅は、外壁の種類や状態に合ったメンテナンスが必要になります。
より柔軟な対応ができる高品質業者を選ぶためにも「塗料メーカーからも保証が出ますか?」と質問してみましょう。
4-5 アフター体制がしっかりしている
塗装工事が終わった後のアフターフォローがあるか確認しましょう。
セキスイハイムでも60年間の定期健診があるように、外壁塗装も工事が終わってからが一番重要です。
塗りっぱなしの業者は、不適切な作業を行なっている可能性も高いので、注意しましょう。
契約前に
・工事後のアフターフォローはあるのか
・剥がれなどが見つかった場合はどう対応してくれるのか
など確認しておくと安心です。
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まとめ
いかがでしたか。
セキスイハイムのお家は断熱性や耐震性に優れています。
ただし、築10年ほど経つと、劣化症状が出てきます。
そのため外壁塗装が必要になります。
塗装の際に注意してほしい点は以下の5点です。
・目地もメンテナンスをする
・反りが出る前に塗装する
・素材に合った塗料を選ぶ
・下地処理を丁寧にしてから塗装する
・屋根の「差し棟」もチェックする
大切なお家を長持ちさせるためにも、適切な外壁塗装メンテナンスを行ないましょう。
また、適正価格で高品質な外壁塗装をされたい方は、塗装専門店に依頼することをおすすめします。
ただし、塗装専門店の中にも良し悪しがありますので、丁寧に作業してくれる業者を見極めていきましょう!
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
◆外壁塗装の業者選びについてはこちらの記事もご覧ください。
外壁塗装をどこに頼むか迷っている方へ|各業者の長所・短所を全解説
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プロ監修!外壁塗装を成功に導く10の注意点&信頼できる業者の見極め