サイディングの色褪せは放置NG!劣化の原因と今のうちに塗装すべき理由

「最近、サイディングが色あせてきた気がする……このまま放っておいて大丈夫?」

そんな風にお悩みではありませんか。

 

実は、サイディングの色あせに気が付いたときは塗装のチャンスです。

 

なぜなら、色あせは劣化の初期症状だからです。

他の劣化がまだ表れていないうちに塗装すれば、余計な修繕は必要ありません。

 

また、最近のサイディングの中には色あせしにくい加工のものもありますが、そのようなサイディングの色あせに気が付いたときには、他の劣化症状が進行している可能性があります。

 

いずれにしても、「色あせてきたかも?」と思ったときに放置しないことが大切です。

 

ここでは、サイディングが劣化する原因と、塗装が必要なときに出ているサインをわかりやすく解説します。

 

さらに、色あせに気が付いた「今」塗装すべき理由と、安心して任せられる業者の特徴まで紹介します。

 

読み終えていただければ、ベストなタイミングで塗装を依頼でき、お得にお家の美しさを保つことができますよ。

 


1章 サイディングが色あせる2つの原因

サイディングが色あせる原因は主に紫外線による経年劣化です。

稀ですが、施工不良でも色あせする場合があります。

ここでは、それぞれの原因について詳しく解説します。

 

1-1 紫外線による経年劣化

サイディングは通常、新築なら築7~10年、塗り替えていれば塗料の耐用年数を迎える頃に色あせが表れるようになります。

なぜなら、紫外線によって以下の2つの変化が起こるからです。

 

防水機能の劣化

防水切れのしくみ

サイディングは製造時に工場で塗装されます。

塗料は水を弾く「樹脂」と色を付ける「顔料」で作られていますが、樹脂は紫外線によって徐々に失われていきます。

 

樹脂、つまり防水機能がなくなり表出した顔料が雨風に晒されることで、色があせていきます。

 

化学的な変化

色あせ 色素の破壊

紫外線によって顔料の原子の結びつきが壊されることで、色があせていきます。

また、酸性雨やPM2.5などの物質によって塗料の成分構成が変わり、色あせる場合もあります。

 

1-2 施工不良

建てた後に塗装をして、そこから1~3年ほどしか経っていないにもかかわらず色あせしている場合は、施工不良の可能性があります。

具体的には、以下のような原因が考えられます。

 

・適切な下地処理をしなかった

・塗料を規定より薄めて塗った

・塗料がしっかり混ざっていなかった

・塗料の保管状態が悪かった

 

経年劣化にしてはあまりにも早すぎると感じる場合は、すぐに施工店に相談しましょう。

時間が経てば経つほど、経年劣化と判断されて取り合ってもらえなくなる可能性があります。

 


2章 色あせ=塗装が必要なサイン!

経年劣化によるサイディングの色あせは、「塗装が必要」というサインです。

 

なぜなら、塗料の防水機能が失われている状態だからです。

放置すると、色あせ以外の症状が出始めます。

 

ここでは色あせしたら塗装が必要と言える理由と、色あせ以外にも要注意な症状を解説します。

もし色あせ以外の症状も出ていたら、すぐにでも塗装した方が安心です。

あなたのお家はどうなっているか、思い出しながら読んでみてください。

 

2-1 色あせしたら塗装が必要な理由

サイディングの色あせは、劣化の初期症状です。

なぜなら、塗料の防水機能が失われた後すぐに起こる症状だからです。

 

外壁を触ったときに手に粉が付く「チョーキング現象」や、水をかけたときに色が濃く変色する「吸水現象」が見られれば、間違いなく防水機能が失われています。

 

▼チョーキング現象チョーキング

 

▼吸水現象吸水

放置すると、お家の内部にまで水が入り込んで躯体が腐朽してしまいます。

そのため、塗装によって防水機能を取り戻す必要があるのです。

 

2-2 色あせ以外にも要注意な3つの症状

塗装が必要なサインは色あせ以外にもあります。

色あせを起こりにくくする技術はあっても、経年劣化を起こさない技術はまだ存在しないからです。

 

以下のような症状も、塗料の防水機能が失われたときに発生する症状です。

見つけた場合は劣化が進行していると思いましょう。

 

コケ、カビ、藻の繁殖

カビコケ

サイディングが水を吸うと、コケ、カビ、藻が繁殖しやすくなります。

日光が当たりにくい北側では特に繁殖しやすい傾向にあります。

 

ひび割れ

ひび割れ

サイディングが水を吸って膨張した後、蒸発するときに縮むことでひび割れが発生します。

釘まわりや力の加わりやすいサッシ周辺からできる傾向にあります。

 

反り、浮き

反り

サイディングが水を吸って膨張した後、陽の当たる表面から乾くことで反りや浮きが発生します。

ここまで行くとサイディングボードを交換しなければいけません。

 

上記の症状が表れている場合は、塗装の前に修繕作業が必要になります。

 

2-3 コーキングのひび割れにも要注意

コーキング

サイディングボードのつなぎ目にあるコーキングのひび割れも塗装時期の目安になります。

なぜなら、コーキングも紫外線によって5~10年で劣化するからです。

 

コーキングは、ボードの隙間から水が入るのを防ぐ防水機能のほか、地震などの衝撃を吸収する役割を持っています。

時間が経つにつれて薄く硬くなり、ひび割れを起こしますが、打ち替えることで元の弾力を取り戻します。

 

コーキングは外壁塗装と同じタイミングで修繕するものと考えておきましょう。

 


3章 プロが今塗装をオススメする3つの理由

「色あせ以外の症状は今のところ出てないし、もう少し待ってから塗装しようかな」と思ったあなた、ぜひ今のうちに塗装してください!

 

なぜなら、劣化が進行すればするほど修繕が増えて、費用が大きくなったり、工事期間が延びたりするからです。

今のうちに塗装しておけば、家計や生活への負担が少なく済みます。

 

ここでは、プロが色あせの段階での塗装をオススメする3つの理由を解説します。

 

3-1 工事金額を抑えられる

色あせの時点で塗装すべき最大の理由は、金額を抑えられるということです。

 

なぜなら、色あせは塗装だけで対処できますが、ひび割れや反りといった症状には修繕作業が必要だからです。

 

たとえば、ひび割れはコーキングやパテを使って埋めなければなりません。

小さな作業ですが、材料費や人件費はかかるため、ひびの数が多いほど費用も膨らみます。

 

また、サイディングはとても硬く、釘で押さえられないほど反ってしまうとボードごと交換が必要になります。

こうした症状が表れる前、すなわち「色あせだけ」の時点で対処していれば、余分な費用がかかることはありません。

 

3-2 工事期間が短く済む

色あせの時点で塗装を行えば、工事期間が短く済みます。

なぜなら、修繕作業が少ない分工事がスピーディーだからです。

 

色あせだけの段階であれば、洗浄→下塗り→中塗り→上塗りという基本工程だけで完了できるため、全体の工期を短縮できます。

工期が短いということは、足場を設置している期間も短くなるということ。

洗濯物を外に干せない・窓を開けにくいといった生活の制限が減り、近隣への負担も軽くなります。

 

つまり、色あせの段階で塗装すれば、費用だけでなく時間面・生活面でも無理のないリフォームが可能になるのです。

 

3-3 クリヤー塗装ができる

今のサイディングの柄を気に入っている場合、色あせが軽度であれば、クリヤー塗装を選べることがあります。

 

クリヤー塗装とは、透明な塗料による塗装です。

サイディングに施された模様を消すことなく、水機能や新築時のような艶を取り戻すことができます。

 

しかし、この工法は重度のチョーキング現象が起こっている外壁や、ひび割れの目立つ外壁には使えません。

外壁表面に付着している粉で白く濁ってしまったり、傷んでいた部分の修繕の跡がそのまま見えたりしてしまうからです。

 

業者にチョーキング検査をしてもらい、問題ないと判断された場合のみクリヤー塗装が可能です。

 

チョーキング検査の方法

▼セロハンテープを貼る

クリヤー塗装のための点検1

 

▼剥がしてチョーキングのレベルを確認する

クリヤー塗装のための点検2

 

1等級、2等級ならクリヤー塗装ができる

クリヤー塗装のための点検3

 

「多少色あせていても今の柄をキープしたい!」という方は、すぐにでも施工店に相談しましょう。

 

◆クリヤー塗装について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

 


4章 安心して任せられる業者の特徴3

色あせの段階で塗装が必要とわかっても、どんなところに頼めばいいか悩みますよね。

余計なお金をかけず、納得できる塗装工事にするためには業者選びが肝心です。

 

ここでは、安心して任せられる業者の特徴を3つ紹介します。

どれもインターネットやチラシから得られる情報なので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

4-1 点検結果を写真で示してくれる

点検結果を写真で示してくれるかどうかチェックしましょう。

なぜなら、塗装すべき箇所や必要な工事内容を事前に把握できるからです。

 

写真を見ながら「ここがこのように劣化しているので、このような工事が必要です」と説明してもらえれば、納得して工事に臨むことができます。

以下の例のような撮り方で場所がきちんと特定できると、より安心です。

 

▼良い点検写真の例良い点検写真の例

 

また、症状が色あせだけという場合でも、点検写真はしっかり見せてもらいましょう。

 

▼色あせ箇所の点検写真チョーキングと吸水の写真

さらに、点検時に撮った写真をもらっておけば、工事後に仕上がりを比較して塗り忘れ等がないか確認することができます。

工事前後の安心のためにも、点検で写真を撮ってくれる業者を選びましょう。

 

4-2 施工実績や事例が具体的に掲載されている

施工実績や事例が具体的に掲載されているかどうかをチェックしましょう。

 

なぜなら、実績の多さはそれだけお客様に選ばれている証であり、様々なお家に対応した経験があるということだからです。

 

たとえば、色あせのケースひとつ取っても、「クリヤー塗装」「無機塗料」「フッ素塗料」など、複数の仕上がり例を紹介している会社は提案の幅が広く、柔軟に対応してもらえる可能性があります。

また、事例の写真がビフォーアフターで載っていると、技術力まで確認することができます。

 

実績から安心感を得られる業者を選びましょう。

 

4-3 保証や定期点検の制度がある

保証や定期点検など、フターフォローの制度があるかチェックしましょう。

 

保証が付いていれば、万が一工事後に不具合が出ても対応してもらえます。

定期点検があれば、自分で外壁の状態を気にかけなくても業者が見に来てくれるので、適切なタイミングで次の塗装をすることができます。

 

外壁塗装は工事後のサポートも含めて初めて「安心」と言えます。

末永く責任を持って対応してくれる業者を選びましょう。

 


まとめ

サイディングは時間とともに色あせます。

 

色あせは劣化の初期症状ですが、放置すると他の様々な症状につながり、最終的に大規模な修繕が必要になってしまいます。

そうなる前に塗装すれば、費用や工期の負担が軽減され、元の柄を活かしたクリヤー塗装も選択肢に入れることができます。

 

業者を選ぶ際は、以下の3つのポイントを押さえているかどうかチェックしましょう。

点検結果を写真で示してくれる

施工実績や事例が具体的に掲載されている

保証や定期点検の制度がある

 

当サイトを運営しているコノイロでは、20,000件以上の施工実績に基づき、お客様に寄り添ったご提案をしています。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

◆色あせしにくい色を試してみたい方はこちらの記事もご覧ください。

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