プライマー塗装丸わかり!押さえておきたい基礎知識と4つのポイント

下塗り

そろそろ塗装の時期かな、と業者に見積もりを取っても、

なんだか分からない言葉がたくさん出てきて良く分かりませんよね。

 

このページをご覧の方はもしかすると、見積りに

下塗り:プライマー塗装/●●円

のような記載があり、

プライマー?これってなに?必要なの?と

疑問に思われているのかもしれません。

 

そこで今回の記事では、塗装が初めての方でも『プライマー塗装とは』がマルっと分かるようにご説明します!

 

最後までお読みいただくことで、プライマーの役割必要性からどんな種類があるかまで分かります。

そこを理解することで、ご自身のお家に合った適切なプライマーの知識を得る事ができますので、ぜひ最後までお読みください。

 


1章 プライマー塗装とは

まずはプライマー塗装について詳しく知っていきましょう。

基礎的な知識を得て、プライマー塗装の必要性まで理解していきましょう。

 

1-1 プライマー塗装は下塗りのこと

プライマー塗装とは、塗装の工程の“下塗り”のことです。

塗装は通常3回塗りで行い、その最初の下塗り工程で使用するのがプライマーです。

 

【塗り行程】

①下塗り

後に続く中塗り・上塗りのための下地作り作業。

②中塗り

同じ塗料で2回塗ります。

中塗りで下地と定着させ、上塗りでムラのない適切な膜厚できれいな仕上がりにします。

③上塗り

 

下塗りがあることで、次の中・上塗りのための下地造りが完成します。

どれか1つでも欠けてしまうと、適切な塗装の膜が保たれずに剥がれやすい原因になるので、プライマーによる下塗りも、塗装の重要な役割を担っています。

 

また下塗りには、他にもシーラーやフィラーと言われる名称のものもありますので、次はそれらとの違いを見ていきましょう。

 

1-2 シーラーやフィラーとの違い

業者と話したり、インターネットで検索したりすると“シーラー”“フィラー”という言葉も下塗り剤としてよく出てきますが、

これらの違いは、プライマーが特に金属系の建材と相性が良く、密着性をより高めるのに優れている点です。

 

【それぞれの特徴】

特徴主な建材
プライマー

・水性と油性がある

・上塗りとの密着度を高める

金属系、鉄部、鋼板などが多い
シーラー

・水性と油性がある

・様々な建材に使われる

モルタル、サイディング、コンクリート、ALCなどが多い
フィラー

・パテのような補修機能がある

・水性のみ

モルタルが多い

 

使える建材などは上記に限りませんが、共通なのは、今の下地の状態を見てどの種類を使用するか判断することです。

見るポイントは、劣化状況や建材、どの上塗り塗料を使用するかなどです。

 

1-3 プライマー塗装する重要な理由

プライマー塗装をする重要な理由は、全部で4つあります。

どれも塗装に欠かせない役割です。

 

◆役割その① 上塗りとの密着度を上げる

プライマーの効果 密着度

プライマーは、上塗りとの密着度を上げる役割があります。

塗装する屋根や外壁は、ひび割れや凹凸の経年劣化症状がありますが、下塗りをすることで平滑化でき、塗料も密着しやすくなるからです。

下塗りを入れないと、折角塗装しても剥がれやすくなってしまいます

そのため、上塗りを密着させる下塗りは重要な役割なのです。

 

◆役割その② 塗料の吸い込み過ぎを抑制してくれる

プライマーの効果 吸い込み防止

また塗料の吸い込み過ぎを抑制する効果もあります。

塗装する素地が傷んでいると、塗料を塗っても吸い込んでいってしまう事があります。

しかしプライマーを入れておくことで、吸い込みを止めてくれるため、そのあとの中・上塗りもきれいに乗ります

また吸い込んでしまった分足りなくなった、余計な塗料を発注することもありません。

 

◆役割その③ 上塗りの発色がきれいになる

下塗りの役割 発色

3つ目の役割は「発色がきれいになる」効果があることです。

下塗りは通常白色であることが多く、最後の上塗りの発色を良くするのに役立ちます。

逆に下塗りをしないで上塗りをした場合、元の外壁の色が透けてムラになって見えてしまうことがあります

希望の色できれいに発色させるのも、下塗りの重要な役割です。

 

※下塗りを塗った段階では、どんな熟練の職人でも塗りムラが見えますが、下塗りのときはまだ塗料の吸い込み具合が箇所によってバラバラなためです。施工不良ではないのでご安心ください。

※塗料によっては下塗りが白色以外のものもあります。業者に確認してみましょう。

 

◆役割その④ 小さなひび割れも補修してくれる

プライマーの効果 ひび埋め

4つ目の役割は「小さなひび割れを補修する」効果があることです。

これは、ヘアクラックと言われるような細いびひの劣化なら、下塗りで十分埋める事ができるからです。

その分補修費用も掛からずに済みますし、見た目も補修材が目立つ心配がありません。

小さなひび割れを補修してくれる機能も、下塗りの重要な役割です。

 

外壁クラック

▲ヘアクラックと呼ばれる細いひび。

この程度のひびなら補修しなくても下塗り剤で埋める事ができます。

 

プライマーの役割が理解できたら、次はどんな種類があるのか見てみましょう。

 


2章 プライマーの種類

プライマーにも種類があります。

ここでは住宅塗装に良く使われる

  • ・水性プライマー
  • ・油性(浸透性)プライマー
  • ・防錆プライマー

3種類を紹介をします。

 

【それぞれの特徴】

プライマーの種類

 

2-1 傷みが少ないなら【水性タイププライマー】

ひび割れやカビコケなどの劣化症状が少なければ、水性タイプのプライマーを使用します。

サイディングやモルタルの他、トタンや鋼板などにも使用可能で用途が広く、臭いが少ない・水性なので環境にも優しいのが特徴です。

 

乾燥時間が少し長いので、油性のプライマーよりも塗装に掛かる期間は長くなります。

また水性のプライマーの上から油性の塗料を塗っても大丈夫です。

 

2-2 劣化しているなら【浸透性プライマー】

浸透性プライマーは、油性タイプのプライマーです。

水性タイプよりもさらに浸透しやすいため、コンクリートなどの素材を塗装するときにはよく使用されます。

雨や凍結によって劣化している表面へ浸透させ、耐久性を高める効果が期待できます。

 

乾燥時間も短いので、作業効率や塗装期間も水性より短いですが、

臭いがすることや、産業廃棄物になるので、環境への負荷が懸念されています。

 

2-3 鉄部なら【防錆プライマー】

金属や鉄部に塗装する時に使われるのが防錆プライマーです。

防錆効果が入っているので、上塗りとの密着度を保ちつつ、さびも防いでくれます。

 

さびが発生しなければ、次の塗装の時にさびた部分の削り出し(ケレン)工程がなくなるため、メンテナンスコストの削減にも繋がります。

 


3章 プライマーの費用相場

プライマーの費用相場は、おおよそこのくらいです。

・外壁…600~900円/㎡

・屋根…600~1,200円/㎡

 

どのようなプライマーを使用するかによって費用は変わります。

また、下塗りの状態が劣化が進み悪い状態だと、その下地を調整・補修するために別の料金が掛かります。

 

【下地補修の費用】

・ひび割れ部分のシーリング補修…500~700円/m

・目地のコーキング補修…500~900円/㎡

・鉄部のケレン掛け作業…雨戸1枚で2,000~5,000円

 


4章 プライマー塗装でチェックすべき4項目

プライマー塗装について理解できたら、適切な工事をしてくれる業者を選ぶために、これから紹介する3つの項目をチェックしてください。

塗装工事は、ずっと職人の様子を見張っている訳にもいきませんから、事前のチェックでしっかりと施工してくれる会社を選ぶことが大切です。

 

4-1 見積書にプライマー名の記載があるか

見積書にプライマーの名前(種類・製品名)がしっかり書かれているか確認しましょう。

単に「プライマー」ではなく、正確に「●●プライマー」と下塗り剤名が書かれている業者は安心です。

 

“下塗りと書いてあるんだから大丈夫”ではなく、なんというプライマーを使用していて、それがどんな種類なのか、まで分かるように名称が入っていることが大切です。

 

4-2 プライマーに合った上塗りを使っているか

使用するプライマーに適した上塗りを使っているか確認しましょう。

上塗りする塗料にはそれぞれプライマーの指定があり、「この塗料を使うなら、この下塗りプライマーを使ってください」という規定が必ずあるためです。

これを遵守することで塗装の品質も保たれます。

カタログの裏面などに記載してある塗料の仕様と、実際工事で使われる塗料を見比べて、正しいものが使われているか確認しましょう。

 

■カタログの例カタログ例

塗る素材によって、下塗り塗料がそれぞれ指定されています。

この仕様をきちんと守って施工することが大切です。

 

4-3 塗った量が分かる仕組みになっているか

実際に塗った量がどれくらいだったか確認できる会社なのか、事前にチェックしましょう。

折角プライマーを使っていても、塗った量がメーカーが指定する、“塗料の効果を発揮できる最適な量”でなければ何の意味もありません。

”何をどれくらい塗ったか”をきちんと記録している会社は信頼できます。

 

また、そういった会社にはメーカーからの保証が出ている可能性も高いので、塗った量が分かる仕組みになっているか確認しましょう。

 

▼何の下塗りプライマーをどれだけ使用したか記録する用紙の例。

塗装管理シート

こうした書式が整っていて、塗装後にしっかり見せてくれたり、メーカーの保証が出ると安心です。

 

当サイトを運営するユーコーコミュニティーでは、上記のような書式を用いて

どのメーカーの、どの塗料を、いつ、どれくらい塗ったかを記録し、メーカーに報告することで、保証書を発行しています。

 

工事品質にも根拠があったほうが安心です、塗った量が明確に分かる会社を選びましょう。

 

4-4 施工中の写真を残してくれるか

施工写真

施工中の写真を残してくれるか工事前に必ず確認しましょう。

下塗りは特に、完成に近づくにつれて上塗りで塗りつぶされてしまい、どこをどのように塗装したかが分からなくなってしまうためです。

 

見えないところの状況もしっかり把握できるように、写真を都度撮影して引き渡してくれるかを事前に確認しましょう。

 


まとめ

いかがでしたか?

プライマーとは、塗装の中の下塗りのことを言い、必須の理由が4つあります。

  • ・上塗りとの密着度を上げる
  • ・塗料の吸い込み過ぎを抑制してくれる
  • ・上塗りの発色がきれいになる
  • ・小さなひび割れも補修してくれる

だから塗装の品質のために、欠かせないのです。

 

そのプライマーの種類は主に3種類。

  • ・水性タイププライマー
  • ・浸透性プライマー
  • ・防錆プライマー

それぞれ今の下地の状況から適切なものが選ばれます。

 

費用相場は

  • ・外壁…600~900円/㎡
  • ・屋根…600~1,200円/㎡

ほどです。

 

また工事が終わると正しく施工されたか分からなくなりがちな下塗りなので、事前にしっかりと施工をしてくれる業者か判断できるようにしておきましょう。

チェックしてほしいのは、

  • ・見積書にプライマー名の記載があるか
  • ・プライマーに合った上塗りを使っているか
  • ・塗った量が分かる仕組みになっているか
  • ・施工中の写真を残してくれるか

4つです。

プライマー塗装についてしっかりと理解した上で、正しい工事をしてくれる施工業者に工事を依頼しましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

◆外壁塗装の各工程の役割や工事内容については以下で解説しています。

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