【全工程写真付!】外壁塗装の工程と高品質工事にする3つの確認方法

チェックをする職人

初めての外壁塗装、工程はどんなふうに進むのだろう?

手抜きはされたくないから、きちんと把握しておきたいけど、正直よく分からない…

と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

外壁塗装は10以上の工程で成り立っていて、順序も決まっています。

工程をきちんと守って丁寧に仕事をしてもらえば、ご家族も安心できて、質の高い工事にすることができます。

そこでこの記事では、外壁塗装の工程を表と写真を使って分かりやすくご紹介します。

また、各工程の重要ポイントや、業者に工程を確認する方法をお伝えしていきます。

最後までご覧いただければ、抑えるべき工程がしっかり分かるようになります。

確認もしっかりすることで質の高い塗装工事ができるようになりますので、ぜひじっくり読んでみてくださいね。

 

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外壁塗装はたくさんの工程から成り立っています。

まずは業者の説明を聞いたときなど、上記の表と照らし合わせてみてください。漏れがなければひとまず安心です。

なぜなら、この工程は建材や塗料の種類を問わず、およそどのお家にも当てはまる主要なものだからです。

これが最低限の工程ですので、一つでも抜けていると良い工事にはできません。

「一式全部やりますよ」などと大雑把な説明だけだった場合は、この項目がちゃんと入っているか確認しましょう。

 

工期は1014日前後かかります。

目安として各工程約1日ずつとお考え下さい。(屋根工事など、平行できる作業もあります。)

「一週間以内で終わりますよ!」と言われた場合には、何か足りていない可能性があります。上記の工程がすべて入っているか確認しましょう。

 


  • 2章 ここさえ押さえれば失敗しない!各工程の内容とチェックポイント

ここでは、各工程の内容・役割を写真と一緒にご紹介します。

塗装工事は、大切なお家を長持ちさせるための重要な工事です。

工程ひとつひとつに大事な役割、意味がありますので、それを知っておけば工事を失敗する心配がなくなり、より品質の高い工事にすることができます。

また、今回は1章でご紹介した最低限の項目に加えて、実際には多くの方が外壁塗装と一緒に行う工程「コーキング工事(外壁の下地調整)」「附帯物塗装」も説明していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

 

  • 2-1 着工前 ご近隣への挨拶

工事前の挨拶

工事中は、足場の組み立てや車の出入りなどでご近所様にご不便・ご迷惑をおかけするので、必ず工事が始まる前にご挨拶に伺います。

工事の内容、期間などを説明します。

こうすると、多くの方が「お互い様だから」と言ってくださるので、今後のご近所付き合いのためにも伝えておくと良いでしょう。

挨拶は通常、工事の1週間前~前日までに行います。

 

業者がやってくれる場合はきちんと打ち合わせる

最近は業者の方で挨拶の品や手紙を用意してくれるところも多いです。挨拶に伺う範囲や、必ず挨拶してほしいお家などを打ち合わせておくと安心です。

隣接しているお家以外に、車の出入りが多いお家小さなお子さんがいるお家を業者に伝えて気遣いをしてもらいましょう。

住宅地で皆さんが特に気になるのは車の出入りです。通りの邪魔にならないことや、お子様の安全などに気を配ってもらうと一層安心です。

 

  • 2-2 1日目:足場着工 車の出入りに注意

  • 足場架設

    塗り替えを行うためには、効率性・安全性を上げるために作業用の足場が必要です。大きなトラックで資材を運んできて組み立てます。

    組み立てた後はメッシュシートも設置します。塗料の飛散防止のほか、職人の落下防止など安全面でも大事な作業です。

    金属をしっかり組み上げる作業ですので、どうしてもが出てしまいます。

    ご近隣への挨拶の際にも一言伝えておきましょう。

期間:半日~1日(場合によっては2日のこともあります)

 

車を移動しておく

万が一にもお車を傷つけてしまっては大変ですので足場作業の日は車を移動しておきましょう。

また、足場自体が駐車場にかかってしまうお家もあります。その場合には工事期間中は別の駐車場を確保する必要があります。

どこまで足場が組まれるか、車は停められるかは聞いておきましょう。

 

鉢植えや置き物は壁から離れたところへ動かす

多少であれば業者側もやってくれるので、大事なものだけ自分でやってあとは勝手に動かして良いですよ、と言ってやってもらうこともできます。

その場合は、大事な植木やお花などは「これは傷つけないよう注意してください」と予め業者へ伝えておきましょう。

 

プロパンガスは着工前に補充しておく

足場が組まれてしまうとプロパンガスの出し入れができなくなります。

プロパンをご利用の方は、足場組み立ての前に必ず補充をしておきましょう。

 

  • 2-3 2日目:高圧洗浄 ご近隣への水跳ねに配慮

高圧洗浄

外壁の塗装面にこびりついたカビやコケ、藻、汚れ、ほこりを高圧の水流によって洗い落として、塗料の接着をよくするために行います。

天候、気候によっては終わってから乾燥させる日を空ける場合があります。

期間:半日~1日

 

工事中の洗濯物外干しは基本的にNG

洗浄の日は水が飛ぶのはもちろんですし、塗装が始まってからの塗料も多少飛散します。

お洗濯ものに付くと落ちなくなってしまいますので、洗浄が始まったら、塗装工程が終わるまでは外干しができないと考えておきましょう。

 

お隣さんには、洗浄の日だけは洗濯物を外干しないようお願いしておく

メッシュシートがあっても水しぶきは周りに飛んでしまいます。

お隣さんには洗浄の日程も伝えておいて、万が一にもお洗濯ものを汚してしまわないよう気を配りましょう。

 

窓の鍵は全て閉めておく

水圧で窓が開いてしまう場合があります。水が入らないよう鍵を閉めましょう

 

窓シャッター、雨戸は開けておくと中のガラス面も洗ってもらえるチャンス!

窓の洗浄

せっかくお家を丸洗いするので、普段なかなか掃除できないところをついでに洗浄してもらうとお得です!

「ガラスや網戸も水流してもらえますか?」と事前に確認してみましょう。水で洗い流してもらうだけですっきりします!

 

洗浄用の水は施主様負担で、1,000円~2,000円程度

高圧洗浄をするときはお家の水道を使用するのが一般的です。

通常の一軒家であれば1,000円から2,000円ほどです。

その月だけ水道代が何万円も跳ね上がる…ということはありませんのでご安心ください。

 

洗浄だけは雨でも実施できる

通常、雨天時は工事をしませんが、洗浄だけは雨天でも問題ないこと、またご近隣もお洗濯をしないので迷惑がかからないという理由で、実施する場合があります。

 

  • 2-4 3日目:下地調整 気になる剥がれや錆の場所をチェック

下地調整

洗浄で落ちない著しい汚れやサビなどがある場合は、主に手作業できれいにしていきます。

汚れやほこりなどを掃除する他、サンドペーパーやナイロンたわしのようなもので研磨をして素材表面に微細なキズをつけて荒くし、塗料の密着性が高まるようにしてあげます。

サビ以外にも、木が傷んで毛羽立っているようなところやボード材の表面がはがれているところも整えていきます。

期間:数時間~半日

 

劣化が気になる鉄部、木部を伝えておく

基本的には職人さんが全体を見てやってくれますが、特に気になっているところがあれば念のため伝えてあげると良いでしょう。

(玄関の柱で目につくからここは丁寧にやってほしい、など)

家主が気にしているとわかれば、良い職人ならより気合を入れてやってくれるものです。

 

  • 2-5 4日目:コーキング工事※サイディングボード、ALCの家のみ

  • コーキング(シーリング)とは、ボードとボードの境目、また窓などサッシ周りに入っているゴム状の素材です。

    境目(目地)のコーキングは「打ち替え(交換)」をします

  • コーキングの打ち替え

    古くなったコーキングは基本的にすべて撤去、交換になります。

    雨水の侵入を防ぐために必ず必要な工程です。

 

サッシ周りのコーキングは、「増し打ち(追加)」をします。

コーキングの増し打ち

目地と同じようにカッターで撤去しようとすると、サッシやサッシ沿いにある防水シートを傷つけてしまいかえって雨漏れの原因になる可能性があるので、上から追加が基本です。

壁面とサッシはほぼ直角に角度があるため、増し打ちでもコーキングの肉厚を保つことができます。

期間:1日

 

触ったり服に付いたりしないように注意!

コーキングも乾くまでに半日ほどかかることがあります。お洋服に付くと落ちにくいので注意しましょう。

新しいコーキングは艶、弾力があって小さなお子さんも気になるかもしれません。

触らないように注意してみてあげましょう。

 

  • 2-6 5日目:養生 しばらく窓が開けられないので注意

養生

養生とは、ビニールやテープ、布などで覆って塗料の飛び散りを防ぐ作業です。

家の塗り替えは、ローラーや刷毛(ハケ)で塗装することがほとんどで、少なからず周りに塗料が飛び散ります。

ただ、家には塗料がついてしまうと不都合な場所がたくさんあります。アルミサッシ、窓、地面の床、植木や植物などです。

こうした塗装しない場所を保護するのが養生作業です。

期間:1日

 

基本的にすべての窓が開閉できなくなる

シャッターや雨戸も動かせなくなります。風通し、日光を入れるといったことができなくなりますのでご注意ください。

※開けられるように工夫して養生できる場合もあります

■工夫養生の例

工夫養生

リビングやお風呂場など、どうしても開けたいところある場合は、職人や現場担当者に相談してみてください。(窓の形状や足場との兼ね合いでできない箇所もあります。)

 

玄関前など足元は滑りやすいので注意

玄関の養生

人が歩くところの養生は、滑りにくい専用ビニールを使いますので、ものすごく滑りやすくて危険、というわけではありませんが、やはりいつもと違う状態になっています。

特に雨の後などは、念のため注意しておくとよいでしょう。

 

枯れないか心配な植物は、まめに養生を外してもらう

植物もビニールや布を被せて養生しますが、繊細だから通気が悪いと枯れそうで心配…という場合は、その付近を塗るときだけ養生布を被せてもらい、終わったら外してもらう、という対応をしてもらいましょう。

 

エアコンは通常通り使えます!

エアコン養生

エアコンなどの室外機は、通気ができる専用のカバーで養生することが多いです。

工事中もいつも通りに使用できますので夏場、冬場の工事もご安心ください。

 

養生ビニールは半透明なので、窓から中が丸見えになる心配はなし!

養生

工事中は職人さんの視線とか気にならないかしら…と心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に養生ビニールは半透明なので中は見えません。

工事中もお家の中でゆっくりお過ごしいただけます。ご安心ください。

  • 2-7 6日目:下塗り 仕上がり色とは違う色の場合が多い

  • 下塗り
  • 下塗りの主な役目は、その上から塗る塗料が剥がれないように接着させることや、小さいひび割れを埋めることです。

    外壁材や木部、鉄部など素材によって下塗り材を変える必要があります。

    期間:1日

 

仕上がり色とは違う色の場合が多い

いずれの下塗りも、仕上げの色とは違う色のこと(主に白)が多いです。

「希望した色と違う!」と慌てなくて大丈夫です!

この後の中塗りで徐々に選んだ色に塗り替わっていく様子が分かりやすいので楽しんでご覧になる方も多いですよ。

 

大きなひび割れは別途補修

クラック補修

クラック補修

下塗り材でも埋まらないひび割れなどがあった場合は、コーキング材などでの補修を入れてから次の工程に進みます。

特に気になっている割れ部分があったら、事前に伝えておきましょう。

 

臭いが入らないよう、換気扇は止めましょう!

下塗りは、中塗り・上塗りよりは弱いですが、敏感な人は臭いが少し気になるかもしれません。

空気を入れ替えた方がいいかな?と思って窓を開けたり換気扇を回したりすると逆に臭いが入ってきてしまうので、絶対にやめましょう。

塗料の臭いは、乾けばすぐに飛んでしまいます。塗って数時間、遅くとも翌日には気にならなくなりますのでご安心ください。

ただ、家の中に入って布や壁紙などについた臭いは残りやすいです。「臭いをお家に入れない」のが一番ですので覚えておきましょう。

 

2-8 7日目:中塗り 乾燥期間を確認

中塗り

中塗りは、いよいよ選んだ色に近づいていく工程です。

凹凸のある外壁の場合、凹みの部分は刷毛で先に塗り、最後にローラーで仕上げていきます。

またお家が塗り替わっていく様子が一番分かるところですので、作業途中や夜にご帰宅された際に、印象が変わったところを見るのをぜひ楽しみにしてみてください。

期間:1日

 

乾燥期間を空けているか確認

塗料カタログには必ず乾燥期間(塗装間隔)が記載されています。

基準通りの塗装間隔を守らないと、お家を保護する塗膜が作れません。

時間を守っているか・乾く前にすぐ塗っていないか確認しましょう。

塗料の仕様書
関西ペイント:セラMシリコンⅢのカタログより

塗料によって3時間で乾くものや8時間かかるものもあります。また、気温によっても多少変動します。

1日1工程であればほぼ確実ですが、気になる方はカタログ裏面を見てみてください。

 

塗料は安全性が認められているものも多くあります!

塗料による健康被害ってないの?と気にされる方はF☆☆☆☆』のマークがある塗料を使うとより心配が少ないです。

気になる方はカタログをチェックしてみましょう。

Fフォースターの塗料カタログ
菊水化学工業:SPパワーシリコンのカタログより

これは「エフフォースター」と言うマークで、シックハウス症候群などの原因であるホルムアルデヒドの放散値を表す指標です。

星の数は1~4まであり、星の数が多いほど放散量が少なく、『F☆☆☆☆』は最上級のランクです。

これは「室内でも制限なく使える」というランクですので、外壁(屋外)に使う場合も心配が少ない塗料といえます。

※臭いや化学物質に敏感な方、化学物質アレルギーの方は窓やすき間から臭いが中にたくさん入ってしまったりすると稀にですが気分が悪くなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。そうした場合はすぐに職人、担当にも相談して作業の進行を打ち合わせましょう。

 

2-9 8日目:上塗り 使用量が適切かチェック

上塗り

上塗りは、一般的な塗料では中塗りと同じものをもう一度塗ります。

※塗料、仕様によって違う物もあります

艶有り塗装の場合は、上塗りをすることで美しい艶が現れてきます。

艶無し塗装の場合は、ここで艶消し材を混ぜた塗料を塗り、乾くとマットな仕上がりになっていることが確認できます。

期間:1日

 

塗料の使用量が正しいかチェック

塗料を計量する様子

職人がはかりを使って塗料を量っているかどうかや、使用量の記録があるかを確認しておきましょう。

なぜなら、塗料が性能を発揮するためには、決められた正しい量を守る必要があるからです。薄めてしまってはもちろん効果も弱まりますし、厚く塗りすぎても仕上がりが悪くなります。

絵具と違い、塗料は薄めても色が変わらないため、見た目だけではプロでも判別ができません。

塗料の仕様書
関西ペイント:セラMシリコンⅢのカタログより

塗料は「1㎡あたりに約○㎏使ってください」という使用量の決まりがあります。カタログの裏面に書いてあることがほとんどです。

こうした量を記録するシートや、はかりを使っている写真をもらうと確実です。

 

上塗りが乾けば、窓の開閉ができる場合があります!

ここまで養生ビニールのせいで窓を開けることができませんでしたが、上塗りが乾けば、残りは細かな作業がメインになりますので、養生を外してもらえる場合があります。

※他の作業内容によってはすぐ外せないこともあります。

日曜日など現場作業がお休みの日と重なったらベランダに出てお洗濯物を干したりもできますので、上塗りが終わったら、ぜひ業者さんに確認してみましょう!

 

2-10 9~10日目:附帯物塗装※外壁と一緒に行う人のみ

シャッターボックス塗装 

雨樋塗装

附帯物塗装とは、お家についている外壁以外の様々な部位も一緒に保護していくための塗装です。

何回も足場を組む費用を抑えられますし、壁が綺麗になると他の部分も一緒に綺麗にしたくなるのでセットで行う方が多いです。

刷毛やローラーの跡が残らないよう、丁寧さや細やかさが求められる工程です。

例:破風板、軒天井、雨樋、雨戸、戸袋、シャッターBOX、水切り板金など

期間:1日~2日(他の工程と並行して進められる部分もあります)

 

建材に合った塗料を使ってもらう

見積もり書の段階で、附帯物もどんな塗料を使うのか記載してもらいましょう。

細かな附帯物を「その他一式」などと書かれている場合は要注意です。

なぜなら、附帯物は素材も様々だからです。(例:破風板は木、雨樋は塩化ビニル樹脂、換気フードはスチール等)

下塗りもそれぞれに使い分ける必要がありますし、素材に合わない塗料をそのまま使ってしまってそこだけ先に剥がれてしまったりしたら残念ですよね。

小さなところですが、附帯も大事なお家の一部です。

見積書をもらった時に「ここはどんな塗料で塗りますか?」と質問して教えてもらうようにしましょう。

しっかりした業者であれば細かいこともきちんと教えてくれます。

  • ・軒天井→湿気を逃すような通気性の良い塗料
  • ・スチール部分は熱や気温で伸び縮みするので、伸縮性のある塗料 など

ぜひ聞いてみてくださいね。

 

 

2-11 10日目:確認作業 色・建材の境目付近をチェック

チェックをする職人

家全体をビニールなどで細かく養生しても、塗料の飛び散りやはみ出しなどは必ず出てくるものです。

その場合は、シンナー等でふき取り掃除をしたり、タッチアップ補修(※)ではみ出しを微修正したりしていきます。

期間:1時間~半日程度

 

※タッチアップ補修
一度塗装が仕上がった後、小さなキズや塗り残しなどを修正塗りする事。

 

色の境目や、雨樋などの部材の近くが要チェック

塗料の飛び散りやはみ出しが起こる場所は、違う色を塗った箇所付近です。

外壁を2色に分けた人は、その境目付近をチェックしましょう。

また、附帯物塗装をした方は、附帯物の近くもよく見ましょう。

なぜなら、附帯物は外壁と違う色を塗る方が多いからです。

例:雨樋の裏側、換気フードの下、水切りと外壁の境目 等

最終チェック
雨樋ウラの塗料ハネ

職人とは別に、チェックをしてくれる担当者がいる会社だと安心です。

細かいところですが、大事なお家の仕上げですので気になる部分は素直に伝えて綺麗にしてもらいましょう。

 

  • 2-12 足場解体前のご連絡

goaisatsu

着工するときと同様に、解体時にもトラックの出入りなどがありますので、近隣の方へ日時をお知らせします。

これも業者が行ってくれることが多いですので、挨拶に伺う範囲などを確認しておきましょう。

 

2-13 11日目:足場解体、清掃 車の出入りと物の移動に気をつける

足場解体

組み立ての時と同じように、トラックを使って資材を運びますので車の出入り時間などを確認しておきましょう。

時間は、組み立てよりも1時間ほど早く終わる場合が多いです。

解体後は動かしてもらったものを戻し、お庭などの掃き掃除をして完了となります。

工事中は足場やシートで影になっていたところも多いので、足場が取れて初めて全体の仕上がりを見ることができます。

生まれ変わったお家との初対面です!

期間:半日~1日程度

 

補修用に塗料を残しておいてもらう

敷地が狭い面などは特に足場資材の出し入れも大変ですので、壁を傷つけないよう細心の注意を払ってもらいます。

それでも、小さな擦り傷のようなものはどうしても出る可能性があります。

その場合はタッチアップ補修ですぐに直すことができますので、補修用に少量の塗料を残しておいてもらうと安心です。

 

  • 2-14 完工後 ご近隣への挨拶

工事中にご不便をおかけした旨を、近隣の方にご挨拶します。

ご協力いただいたお礼感謝の気持ちを一言伝えるだけでお互いとても気持ちよく工事を終えることができます。

開始前の挨拶と同様、業者でやってくれるところが多いです。

基本的には始めに挨拶したところと同じ範囲で良いので他にも言ってほしいお家があれば業者に伝えておきましょう。

 


  • 3章 工程は工事前、工事中、工事後の3回確認できる会社を選ぶと安心!

お仕事やお出掛けのために全部の工程を見ることができない…という方ももちろんいるかと思います。

安心して工事を任せるためには、様々な方法で業者から情報をもらって確認しましょう。

確認は、工事前、工事中、工事後のそれぞれで方法があります。

どうすれば安心できるのか、具体的にお伝えしていきますので「こんなものはもらえる?」と業者に聞いてみましょう。

 

  • 3-1 工事前は口頭説明と資料をもらう

契約時か契約後の打ち合わせでは、必ず工程の説明をしてもらいましょう。

また、単に口頭で話を聞くだけではなく、パンフレットや書類にまとまっているものを貰うのが一番安心です。

■工程についての説明冊子

工事のパンフレット

書面で残っていれば、お忙しい方でも都合の良い時に読めますし例え忘れてしまってもいつでも見返すことができます。

 

  • 3-2 工事中は工程表、看板や記録ノートでチェック

■工程表の例

工程表のサンプル

工事が始まったら、工程表をもらいましょう。工程表は、大体の業者が言えば作ってくれます。およそどんなスケジュールで進んでいくのかが分かります。

ただ、工程表はあくまで目安程度に考えておきましょう。

なぜなら、実際には天候や建材の状態によって工程もずれが起こることが多いからです。

その日の作業の進み具合のメール・電話で連絡をもらったり、書面で教えてもらったりすると良いでしょう。

 

■工程看板

工程看板

工程看板があれば、リアルタイムの情報を反映できるので雨天などによる工期のずれにも対応できます。

また、ご近隣にも見えるところに置いてあれば周りの方へのお知らせにもなります。

 

■記録ノート

伝言ノート

一番良いのは、職人や監督が直接書き込んでくれる記録ノート(作業日誌)を用意してもらう事です。今日はどの工程がどこまで進んだのか明確になります。

ノートになっていれば、夜にご帰宅される方でもゆっくり読めますし、逆に気になることを書き込んだりして、交換ノートのようにしてやり取りに使うこともできます。

リアルタイムに知ることができる上に、後で読み返すこともできるので工事中の確認には一番よいでしょう。

 

  • 3-3 工事後は写真で確認

■施工中の写真

施工アルバム

工事中は作業の様子を工程ごとに撮影しておいてもらい、すべて提出してもらえる会社だと非常に安心です。

特に、高いところの様子やひび割れなどの補修をしてもらったところの写真塗料の使用料を量っているものがあるとベストです。

これらは塗り終わってしまうと確認が難しいからです。

 

写真はきちんと工事をしていることの証拠になりますし、お家の大事な思い出としても残ります。

大切な我が家が、塗装でどんな風に変わっていったのか、昔はこんな色だった、前と後でこんなに綺麗になった…等、お子さんの成長アルバムのように楽しめるのではないでしょうか。

ぜひこうした写真をたくさん撮ってくれるところに工事を依頼して安心の塗装工事にしてください。

 


  • まとめ

いかがでしたか?

外壁塗装はたくさんの工程から成り立っています。

どんな作業があるのか大体分かっていれば安心して工事を進めることができます。

何より、一つ一つの工程の重要性を知ることで皆様がチェックするポイントと、業者に気を付けてもらいたい所も分かり、品質の良い工事にすることができます。

 

外壁塗装は大切なお家のお手入れ工事です。工程を理解して、より良い工事にしてくださいね。

お読みいただきありがとうございました。

 

◆良い工事をしてくれる業者の見極め方を知りたい方は、以下の記事もご覧ください

外壁塗装は業者選びが肝心!優良業者を見極める20のチェックポイント

 

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