自宅の外壁のタイルが色褪せしてきて見た目が気になる・・・
「タイルに塗装は出来るの？」
「色を変えたいけど、自分で塗っても大丈夫？」
と気になって調べているのではないでしょうか。
外壁のタイルは、耐久性がとても高いので、耐久性を維持することが目的であれば基本的には塗装は不要です。
ただ、建ててからしばらく経つと、色褪せや汚れ等、見た目が気になってくる方もいらっしゃるかと思います。
こういった見た目を保つためのメンテナンスは塗装で行う事が出来ます。
今回は、タイルの外壁を塗装するメリットと塗装にかかる費用相場をご紹介します。
また、塗装をお考えの方のために、タイルを塗装する前に知っておきたい注意点もご紹介しますので、最後までご覧ください。
◆耐久性に関わる補修やメンテナンスをしたい方はこちらの記事をご覧ください。 |
目次
1章 タイルの外壁を塗装する2つのメリット
外壁のタイルを塗装するメリットについてご紹介します。
メリットを把握した上で、塗装を行うかの判断をしましょう。
1-1 美観が保たれる
タイルを塗装することで、美観が保たれるというメリットがあります。
タイルはガラス等と同様で無機物で出来ているので、耐久性はとても高いですが、年数がたつと色褪せや汚れが気になってくる場合があります。
見た目を綺麗なまま維持したい方は塗装がおすすめです。
1-2 タイルや目地を保護できる
タイル外壁を行なうことで、タイル本体や目地の部分を保護することが出来ます。
特に目地の部分は定期的にメンテナンスが必要なところになりますので、塗装で保護することで目地の劣化を防ぐことが出来ます。
こちらは目地を交換した後に行うのがおすすめです。
2章 タイル外壁塗装の費用相場
タイル外壁の塗装費用は100～140万円ほどです。(外壁面積200㎡の場合)
単価は2,300～4,000円/㎡で、塗料の耐久性によって費用は変動します。
塗料の耐用年数は、種類によって変わりますが一番耐久性が低いアクリル塗料は塗りかえの際にはあまり使用されません。
コスパの良い塗料を選びたい方は、シリコンやフッ素等の高耐久な塗料がおすすめです。
■塗料グレード別 耐久年数と費用相場
3章 タイル塗装の3つの注意点
タイル外壁を塗装する際の注意点をご紹介します。
タイルはサイディングやモルタルなどの塗装必須の外壁材とは少し違うので、塗装の際も注意が必要です。
綺麗に長持ちさせるためにも注意点を把握しておきましょう。
3-1 塗料はタイル用のものを選ぶ
塗装の際は、必ずタイル用の塗料を選びましょう。
塗料には「適用下地」というものが定められています。
塗料のカタログなどにも記載がありますが、タイルに塗装可能な塗料を使用してもらいましょう。
★適用下地はカタログに記載されています。
業者にどんな塗料を使うのか説明してもらい、タイル用か確認しましょう。 |
3-2 色付け塗料ではなくクリヤー塗料を選ぶ
タイルの外壁には、色付きでなく透明なクリヤー塗料を塗りましょう。
タイルの上から別の色を塗りたい方もいらっしゃると思いますが、色付け塗料はお勧めしません。
なぜなら、色付けの塗料を塗ると剥がれや色褪せが目立ってしまうからです。
見た目を良くするために塗装したのに、数年で見た目が悪くなってしまったら勿体ないですよね。
したがって、タイルに塗装する際は透明のクリヤー塗料を塗装しましょう。
3-3 DIYでなくプロに依頼する
タイル外壁の塗装は必ずプロに依頼しましょう。
DIYで行うと、塗料選びや作業手順を誤って仕上がりが悪くなってしまう可能性があります。
タイルは特に塗装が難しい外壁なので、知識や経験のある業者に依頼しましょう。
4章 劣化や破損は塗装以外のメンテナンスが必要！
タイル自体の劣化や目地の劣化などが発生していたら、塗装以外のメンテナンスが必要です。
タイルとタイルの間の目地は定期的な交換工事が必要になりますし、タイル自体の破損は放っておくと剥がれなどが発生してしまうので、メンテナンスは欠かさず行ないましょう。
築10年になると目地やタイルの一部等に劣化が見られる場合もありますので、点検をしてもらうことをおすすめします。
◆メンテナンス・補修方法について詳しく知りたい方はこちら
まとめ
いかがでしたか。
外壁に使用されるタイルは、タイル自体の耐久性が高いため基本的には塗装によるメンテナンスは不要です。
ただ、塗装をすることできれいな見た目を維持することはできます。
タイルの色褪せ等が気になる方は塗装をおすすめします。
塗装の費用相場は200㎡の外壁で100～140万円ほどで、塗料のグレードによって費用は変動します。
タイルを塗装する際の注意点は以下の3つです。
- ①タイル用の塗料で塗る
- ②クリヤーの塗料で塗る
- ③DIYでなくプロに頼む
見た目以外の、耐久性に関わる劣化は、塗装以外のメンテナンスを行ないましょう。
最後までご覧くださってありがとうございました。
◆タイルのメンテナンス時には、屋根や屋上も時期が来ている可能性が高いです。一緒に見てあげましょう。
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