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もうすぐ塗装工事があるけれど、いつ終わるのかな?
他のリフォームもするから、工期を早めに把握したい…
工期は気になるところですが、初めての塗り替えだと、作業内容やどの位日数がかかるのか予想しづらいですよね。
この記事では、一般的な外壁塗装工事の工期や作業内容、それぞれどの位の期間が掛かるのかを紹介します。
また、工期が伸びるのが不安な方のために、工期を長引かせないポイントもお伝えします。
効率よく進めて、不安や後悔の残らない工事にしていきましょう。
目次
1章 外壁塗装工事の工期&作業の流れ
外壁塗装工事の工期の合計、作業ごとにどのくらいの日数がかかるのか紹介します。
掛かる時間と一緒に、どのような作業もしているか分かると不安なく工事を進めることができるようになります。
それでは、工事の流れと工期を見てみましょう。
1-1 一般的な工期は合計10~15日間程度
一般的な外壁塗装工事の工期は、合計で10~15日間程度です。
外壁のみで最低限11も必要な工程があり、各工程も1~2日かかってしまうためです。
急いで終わらせようとすると、仕上がりや品質に悪影響が出てしまいます。
工事を依頼する際は、なるべく余裕をもったスケジュールにすると安心です。
■屋根外壁塗装工事の工程(工事前の挨拶や足場解体後の清掃含む)
“短すぎる工期の業者は要注意!”
「1週間もあれば終わりますよ!」など、あまりに短い工期の業者は避けておきましょう。
なぜなら外壁塗装は2~3回の塗装の工程が必要です。それぞれでメーカーの定めた乾燥時間をおかなくてはいけないからです。
早く終わらせようと塗料の乾かないうちに塗り重ねると、あとから剥がれてきてしまう原因となります。
作業人数を二倍にしたから工期が半分になるということも塗装では難しいです。
工事で失敗しない為にも、必要な時間はきちんととる業者に依頼しましょう。
1-2 【工程別】作業の流れと日数の目安
塗装工事で行う作業内容と、それぞれどの位の期間がかかるのかを紹介します。
どんな風に自宅の工事が進んでいくのか、きちんと必要な工事が進んでいるのか確認する目安にしてみてください。
■塗装工事の作業内訳と日数の目安
参考記事:各工程の詳細についてはこちら
■外壁種類別の工期例
- ※一般的な2階建て・30坪程度のお家の例。
- ※お家の大きさ、形状、部材の数、下地状況などにより変動します。
- ※日曜日は休みとしている業者が多いです。表中には作業の休日はカウントしていません。
補足:外壁の種類の見分け方 ■モルタルの外壁 外壁の途中に継ぎ目がないのと、砂壁や塗り壁のような風合いが特徴です。
■サイディングの外壁 外壁と外壁の間にゴム状の目地(コーキング)があるのが特徴です。 |
2章 工期を長引かせない為の3つのポイント
工期を長引かせないようにするためのポイントを3つ紹介します。
工事前、簡単にできることばかりです。ぜひ実践してみて下さいね。
2-1 梅雨・台風シーズンは避けて工事してもらう
できるだけ工期を短くしたい方は、梅雨や台風シーズン(6月、8~9月)の工事は避けましょう。
なぜなら、雨や雪、強風時は作業ができないため、その分工期が長引いてしまう為です。
予定よりも長引くのを防ぐなら、台風や雨の続くシーズンを避けて工事するのがお勧めです。
補足:雨の日を避ければ梅雨でも品質には問題なし!
梅雨・台風シーズンでも雨の日を避ければ工事は可能で、仕上がり・品質にも悪影響はありません。
塗料は塗って2~3時間で表面が乾燥するからです。
雨の日だけ塗装作業を避ければ、仕上がりには問題はありませんのでご安心ください。
また、この時期は雨の少ない春・秋と比べると業者の人手に余裕があることが多く、金額をサービスしてくれる場合もあります。
お急ぎでないのなら、梅雨・台風シーズンでも問題ありません。
2-2 色の打ち合わせを事前に行う
塗装する箇所の色の打ち合わせは、工事前までに全て行いましょう。
工事中に色の変更をお願いした場合、新しく塗料を取り寄せる必要があるので予定よりも工期が伸びる恐れがあるためです。
塗料はメーカーに依頼しても、時間がかかるケースがあり、その間塗装出来ない箇所が出来てしまいます。
また、何も打ち合わせしないとイメージと違う仕上がりになってしまう恐れがあります。
工事前に施工業者との色の打ち合わせをきちんと行い、工期が長引くのを防ぎましょう。
〈参考〉
お家の色選びについて基礎知識を詳しくまとめています。
補足:色彩に関する専門知識をもった業者に依頼すると安心 お家の色やデザインにお悩みの方は、色彩に関する専門知識をもった業者に施工を依頼すると安心でしょう。 ユーコーコミュニティーでは、色彩検定やカラーコーディネーターの資格を持ったスタッフが多数在籍しています。 どれにしたらいいのか分からない…といった方の相談に乗ったり、「こんな風にしたい!」という理想にあった色やデザインの提案をさせていただいています。お気軽にご相談ください。 |
2-3 工事前に現地で点検をしてもらう
工事前には、施工業者に詳細な現地点検をしてもらいましょう。
後から追加工事が発生して工期が伸びるリスクが減らせるからです。
現地点検(現地調査)では図面だけみても分からない傷みや、補修が必要な個所をチェックしてもらいます。
これらの把握が遅れると、工事が始まってから補修材の準備や取り寄せに時間がかかったり、その分の作業日数が増えたり、足場を解体する時期が遅れてしまう場合があります。
追加工事のせいで工期が長引くのを防ぐ為、点検を必ず依頼しましょう。
3章 工期が長引いたときの注意点3つ
3-1 工期が長引いても工事費用は変わらない
工期が契約時の予定より長引いても、工事費用は変わりません。
例えば雨で工期が伸びた分、追加でお金がかかったりする心配はありませんので、ご安心ください。
なぜなら、塗装工事の契約時に取り交わしている契約書は「工事請負契約書」というものだからです。
この契約書は工期に関わらず、契約した金額・内容で工事を完了させるという内容のものになります。
そのため、悪天候等で工期が長引いても追加費用が掛かりません。
但し、契約書に記載のない工事は追加費用が掛かります。
契約した内容を再確認し、不明点があれば必ず施工業者に質問しておきましょう。
3-2 工事完了までは部屋干しが必要
工期中(足場架設~解体)は基本的に洗濯物の外干しができません。
工事完了までの約10~15日間は室内干しを行いましょう。
長引いた際は、その分外干しが出来なくなる可能性が高いです。
なぜ外干しがダメかというと、足場を組んだ際の砂埃や塗装作業時の塗料が洗濯物に付着してしまう恐れがあるためです。
塗料は一度付いてしまうと、落とすのがとても難しいです。
洗濯物を汚さない為にも工事中の外干しは避けましょう。
※作業がお休みの日や、全ての作業が終わって足場解体を待つ間などは、外干し可能な場合もあります。気になる方は塗装業者に確認してみましょう。 |
3-3 工期中は車の移動が必要な場合がある
【車の移動が必要な日】
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足場架設、解体の日は車の移動が必要です。
資材を運ぶ際に車にぶつけてしまう恐れがある為です。
また、駐車スペースのコンクリートも高圧洗浄を依頼している場合は、高圧洗浄の日も移動が必要となります。
車が置いたままでは下部分の洗浄ができません。
また、以下の図のように、駐車スペースに足場を立てる必要がある場合は工期中ずっと車の移動が必要です。
別の場所への駐車することになりますが、駐車場を借りる場合、料金はお客様の負担となる場合が多いです。
工期が長引いた場合はその分駐車場のレンタル期間を延長する必要が出てきます。
どの位工期が長引くのか、業者への確認を行いましょう。
逆に、駐車スペースと家との余裕があれば、工事中も車と足場がぶつからずに済むので、いつも通り駐車できます。
作業中は塗料で汚れないよう、カバーを掛けてもらうよう依頼しておくと大事な車が汚れる心配がなく安心です。
車の移動がいつ必要になるのかは、事前に業者に確認しておきましょう。
まとめ
外壁塗装の工期は一般的には10~15日程度です。
工事の品質を保つ為に必要な期間ですので、短すぎる提案をされた場合は注意しましょう。
また、工期は外壁がモルタルかサイディングかでも多少前後しますので、お家の外壁がどちらなのかも確認してみましょう。
工期が長引くのを防ぐ為のポイントは3つです。
- ①梅雨・台風シーズンの工事は避ける
- ②工事前に色の打ち合わせを必ず行う
- ③施工業者に現地調査をしてもらう
工期中に注意すべき点としては、
- ①工期が伸びても工事金額は変わらない
- ②部屋干しが必要
- ③車の移動が必要な場合がある
の3つは知っておきましょう。
適正な工期でより良い工事をしてもらいましょう。
お読みいただきありがとうございました。
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