外壁塗装の見積はココを見よ!比較すべき6ポイントをプロが徹底解説

外壁塗装 見積もり 比較 表紙

外壁塗装の見積もり比較でお悩みではありませんか?

 

相見積もりを取ったけど、どこを比較すればよいか分からない・・・

見積もりが良いのか悪いのか、自分で判断できる自信がない・・・

悩んでいる男性

金額だけでなく、大切なお家を安心して任せられる良い業者を選ぶために

見積もりの比較するポイントを知りたい・・・と思っている方は必見です!

 

実は見積書を見るだけで、適正価格なのか、信頼できる業者かも分かるのです。

 

なぜなら見積書はお客様の大切なお家を守るための大切な工事内容が詰まっており、一つ一つの詳細を見ればその業者が普段どんな工事をしているかも、おのずと見えてくるからです。

 

この記事では、施工実績20,000件以上の会社で現場の営業担当と塗装工事経験もある筆者が、外壁塗装の見積もりの見方と比較すべきポイントを分かりやすく解説します。

 

これを読めば見積もりを見るだけで比較すべき重要なポイントが分かり、あなたが自信をもって安心できる業者に頼むことが出来ます。

 

これからも共に暮らす大切なお家を、末永く安心できる業者に任せられるようサポートいたします!

 

はじめての外壁塗装、見積もりを取ったけどよく分からないし、相談できる人もいない・・・

だからといって、なんとなくで選んでしまうと絶対に後悔します。

 

なぜなら塗装工事は高額な工事だからです。

大事なお家を守るために、自分のお家の外壁に合った一番良い工事をしてもらいたいですよね。

 

そのためにも、せっかくとった見積もりを確かな見極めで業者を選びましょう。

ここでは、まず見積もりをちゃんと比較して決めるべき3つの理由を解説していきます。

 

1-1 「安かろう悪かろう」の工事を見抜くため

金額がとにかく安いところに決めよう!と値段に飛びついてしまうのは危険です。

 

なぜなら塗装の業界では、明らかに値段が安い場合は工事品質が悪く耐久性に直結する可能性があるからです。

安物の品は壊れやすい、ということを表す時に「安かろう悪かろう」ということわざが使われたりしますよね。

 

塗装の場合、例えば

  • ・3回塗るのが既定の塗料を2回しか塗っていない
  • ・期限切れの在庫塗料を使われてしまう
  • ・塗料缶を少なく発注して、少量で沢山塗るために規定量以上薄めて塗っている

ということが起こり得るからです。

 

さらに一番厄介なところは、塗る回数をごまかしたり塗料を薄めたりしても家主は気づかず、仕上がりもそれなりに綺麗になるということです。

 

あれ?と思い始めるのは数年後、劣化の仕方がおかしいから・・・ということも起こり得るのです。

手抜き工事の3年後

もちろん高ければ良い工事をするとも限りませんが、安すぎは“手抜き工事”をされる恐れもあります。

値段が安いからと安易に飛びつかないように注意しましょう。

 

1-2 あとから請求の追加工事を回避するため

クラック補修 (1)

見積もりを比較することで、工事後に「想定外の追加請求」が発生するリスクを減らすことができます。

見積もりに必要な補修や交換の項目が含まれていない場合、工事中に「ここも直しておきました」と後出しで高額な追加費用を請求されるケースがあるからです。

 

優良業者の点検では、外壁の種類や面積だけでなく、

  • ・大きなヒビや破損がないか
  • ・雨樋や網戸などの破損がないか
  • ・補修や交換が必要な場所があるか

といった細かい部分まで丁寧に確認されます。

 

その上で、点検時の写真を見せながら「この部分は外壁塗装のついでに直した方がいいかもしれません」といった提案をしてくれます。

 

一方で、こうした点検内容が見積にきちんと反映されていない業者だと、後になって「直しておきましたので追加で〇万円かかります」といった事態が起こりかねません。

 

だからこそ、点検結果と見積もり内容が適切に対応しているかを確認するためにも、複数社の見積もりを比較することが大切なのです。

 

1-3 “おまかせ”は危険! 適当な工事をさせないため

悪徳業者

“おまかせにして手抜き工事されないためにも、見積もり比較は大切です。

 

なぜなら、信頼できそう、と思って見積もりの中をよく見ずに契約してしまうと、「ごまかしてもどうせわからないだろう」と手を抜いた工事をされる可能性もあるからです。

 

ごまかし工事をされないためにも見積もり比較は大切です。

 


  • 2章 ここを注目!見積もりの比較すべき6つのポイント

見積もりを比較するといってもどこを見て良いか分かりづらいですよね。

書式や仕様も違いますし、扱われている塗料も異なります。

 

しかし実はどの見積もりにも、見るべき共通箇所があります。

 

ここでは、比較するべきはココ!という重要ポイントを解説していきます。

 

2-1 塗料名が書いてあるか

外壁塗装

見積もりの内容の項目を見てみましょう。

 

外壁や屋根の塗装に使われる「塗料名」は記載されていますか。

具体的に「アレスダイナミックTOP」「RSゴールドF」など、どんな塗料の商品か分かる見積もりが◎です。

 

間違いやすいのですが、下記は塗料名ではなく塗料の種類です。

  • ・アクリル
  • ・ウレタン
  • ・シリコン
  • ・フッ素
  • ・無機塗料

これらは車でいうとガソリン車、ハイブリット車、電気自動車のようなもので、それぞれの商品名ではありません。

 

耐候年数が異なる塗料のグレードでもありますが、上記しか書かれていない場合は見積もりとしてはおおざっぱです。

 

つまり、正式な塗料名が書かれている見積もりを選びましょう。

 

2-2 見積もりの表記がおおざっぱではないか

塗装面積の数量や単位の項目が数値で書いてある見積もりを選びましょう。

 

具体的には

  • ・面積が一式表記ではないか
  • ・塗装面積は坪数ではなく平米か

というのが重要です。

 

なぜなら塗装面積に応じて塗料の数、金額が変わってくるからです。

例えば10㎡の壁と100㎡の壁では、使用する塗料の量が違いますよね。

 

1缶で塗れる面積か、5缶必要な面積かなど業者が見積もりを出すためには、点検の時にどのくらいの面積と塗料の量が必要か、ということも計算しています。

 

逆に、お家によって違う面積部分が「一式」表記の業者は、正しい施工をしない、細かいところが見られない適当な業者です。

 

ですので、数量や単位が細かく記載されている見積もりを選びましょう。

 

2-3 必須の工事項目がすべて入っているか

見積もりの工事内容の項目を見てみましょう。

実は外壁塗装を行う場合、「塗装できる箇所はすべて塗装」することが出来ます。

 

例えば、

  • ・屋根や玄関上にある軒天上
  • ・屋根の周囲についている破風板
  • ・雨戸・戸袋やシャッターボックス
  • ・雨樋や配管

などです。

雨戸
雨戸

 

シャッターボックス
シャッターボックス

 

これらが入っていない見積書は、あとから追加で請求される場合や、塗ってもらえない場合があります。

 

必要最低限で良い、金額が浮くなら塗らなくても良いと思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください!

 

足場を建てて工事するというのは頻繁にできるものではありません。

数年後に劣化が激しくなってしまったり、外壁だけきれいになったけど配管が色褪せて汚いから塗りたいと思っても後の祭りになります。

 

つまり外壁塗装の工事で塗るのは、外壁だけでなくお家全体のトータルメンテナンスです。

ですから必須の工事項目がすべて入っているかを確認しましょう。

 

2-4 塗料グレードの選択肢はあるか

見積もりのグレードパターンを見てみましょう。

 

なぜなら1社から出ている見積書は1種類だけ、という場合は、本当は選択肢があるのに高額な塗料・工事を勧めているか、安さで選んでもらうために一番グレードの低い工事を勧めている、なども考えられるからです。

 

グレードというのは、塗料の種類による耐久年数などの違いがあります。

例えば

  • ・ウレタンなら塗装してから約5~8年(比較的安価)
  • ・シリコンなら約10年 (中間)
  • ・フッ素なら約15年(比較的高価)

など、耐久年数が短いほど安価で、耐久年数が長いほど高価になります。

 

これらは、「お子さんの受験と時期がかぶるから今回は安く済ませたい」

「頻繁に足場をかけたくないし良い塗料を使いたいから高額だけど一番持つものが良い」

など、ご予算やライフスタイルに合わせて柔軟にご提案することが出来ます。

 

たった1種類の塗料しか扱っていない業者、というのも信頼に欠けますよね。

 

つまり選択肢があるならばそれもしっかり提示する、グレード別に見積もりが出ている業者を選ぶのがベストです。

 

2-5 保証とアフターフォローはついているか

アフターフォロー見積書の中に、工事が終わった後のこと=保証・アフターについて明記してあるか確認しましょう。

施工店の保証が5年、10年、など記載はありますか。

 

なぜなら外壁塗装は完成直後はきれいでも数年後に不具合が出てくることがあるからです。

 

保証とは具体的に、外壁についた塗料が2年で剥がれたり、硬化不良といってしっかり混ざっていなかったり、という状態で塗られていないかなど、その品質を保証するものが付いてきます。

 

業者によって「施工不良による剥がれ」に対する保証(塗膜剥離保証)を設けていたり、1年点検・3年点検など無料点検サービス、アフターメンテナンスは万円分まで対応、などがあります。

 

ですので保証の内容・年数・範囲が記載されているかを確認しましょう。

明記してある会社は工事の先のことを考えているという意味でも信頼できる業者といえます。

 

2-6 点検写真と見積もり内容は適切か

ConoiroTenken

見積書と共に、点検結果として点検写真も見せてもらいましょう。

 

なぜなら点検の時に写真を撮らない業者は、工事の時に必要な補修や注意する場所を覚えているはずもないので、適当な工事をされると警戒する要素になるからです。

 

例えば自分で気づいているヒビや欠けがあるのに、点検写真にもなく見積もりにも入っていなければ、「ここの補修はどうするのだろう?」と疑問に思いますよね。

 

また、明らかに交換が必要な配管の割れが写真で確認できるのに、見積もりにその交換費用が入っていなければ「ここはそのままなの?何もしてくれないの?」と不安になるかと思います。

 

ですので、点検写真と見積もり内容に差異がないかも確認しましょう。

 

ここはどうなの?と思った箇所がある場合、担当に相談すれば見積もりを修正・更新してくれます。

写真や項目、お家の気になっているところも含めて見直しをしましょう。

 


  • 3章 外壁塗装の適正価格・相場を知る

外壁塗装職人

外壁塗装には、全国平均で見られる相場、適正価格の範囲があります。

 

具体的には坪数、面積、外壁の種類で同じ工事内容でも金額が変わります。

そしてグレードでも耐久年数が変わりますので、まずは一般的な相場を知っておきましょう。

 

なぜならどんなに内容が細かく書かれていても、相場から大幅に外れれば手抜きやぼったくりの疑いもあるからです。

手元にある見積もりが適正価格かどうかも確認しておきましょう。

 

下の図は、2階建て戸建ての下記想定条件の場合のサイディングまたはモルタルの外壁の相場表です。

 

  • 建坪:35坪
  • 外壁塗装面積:120㎡
  • 足場面積:185㎡
  • 高圧洗浄面積:250㎡
  • 付帯塗装:雨樋、シャッターボックス、軒天、破風板、霧除け、水切り塗装込み

 

塗料の種類

サイディング(コーキング含む)

モルタル

耐用年数

ウレタン

約90~100万

約85万~95万

7~10年

シリコン

約100万~110万

約95万~105万

10~13年

フッ素

約115万~125万

約110万~120万

15~18年

無機塗料

約125万~140万

約120万~135万

18~20年

 

※注意点として、坪数と塗装面積は比例しないので必ず「塗装面積」から計算して比較してみましょう。

 

いかがでしょうか。

上記は全国平均的な価格帯ですので場所により5~10万程変動する場合もありますが、この範囲内であれば概ね相場の範囲内と言えますのでご安心ください。

 


  • 4章 安心できる業者の3つの特徴

これまでは、見積もりの見方や比較するポイントを解説しました。

 

それを踏まえて今度は、良さそうな見積もりの業者が「本当に信頼できる、任せられる業者なのか」を見極めるため、良い業者の特徴を3つ紹介します。

 

HPやチラシなどを見ながら、その業者についてもう一歩深く調べてみましょう。

 

4-1 地域で1,000件以上の施工実績がある業者

お家

お住まいのエリアで1,000件以上の実績がある業者は安心できます。

 

その理由は、実績が多いほど業者として長く経験があるかどうか、その地域で信頼されているかの指標になるからです。

 

例えば1,000件以上の工事実績があるとそれなりに経験があり、長くやっている業者という印象が持てます。

10年で1,200件以上、など年数もあるとより説得力があります。

 

工事実績が○○市で約2,000件以上などであれば、はっきりと地域で長く実績があり他のお客様からも選ばれている業者と言えます。

 

ですので、地域で1,000件以上などより多い工事実績がある業者の方が、この先何かあった時でも安心して任せられるでしょう。

 

4-2 地域密着、地元の業者

職人

お住まいの地域から近い地元の業者を選びましょう。

なぜなら地域密着で活動している地元の業者であれば、困ったときにちょっとした相談もしやすいからです。

 

他にも近い業者のメリットとして、

  • ・何かあった時にすぐ駆けつけてくれる
  • ・出張費や運搬費が抑えられる
  • ・土地柄の気候や特性に詳しい

ということもあるからです。

 

逆に遠い業者だと到着やレスポンスが遅い可能性もありますし、天気の変化や海風がある地域などはその特性に疎い業者だと、慣れている業者よりも知識や経験値がどうしても劣る場合があります。

 

つまり、お家から車で30分圏内くらいの地元の業者を選びましょう。

 

4-3 品質管理体制が整っている会社

ダブルチェック

工事の品質を一定に保つための取り組みをしているか確認しましょう。

 

例えば、

  • ・施工基準、工程表の紹介
  • ・写真付きの施工報告、チェック体制
  • ・有資格者の在籍や職人育成の取り組み
  • ・下地処理工程や塗装回数の明記

などを行っている会社だと安心です。

 

なぜなら保証や品質がしっかりしている業者にとってはお客様にアピールができる重要な要素の1つだからです。

 

品質管理のためにどんな取り組みをしているのか、会社の説明資料を読んだり、見積もりの際に担当者に聞いてみましょう。

ISO9001を取得している業者であれば、工事中の品質管理体制も継続して充実していると考えられます。

私たちコノイロは、ISO9001とISO14001を取得しています。

 


まとめ

いかがでしたか。

 

初めての塗装工事で戸惑うこともあるかもしれませんが、今手元にある見積もりの中にも比較できるポイントや信頼できるかどうかの要素がたくさん詰まっています。

 

価格に飛びつくのではなく、根拠や大切な項目が記載されている見積もりで、大切なお家を安心して任せられる業者を選びましょう。

 

また、コノイロではお客様からも「見積もりの説明が丁寧」というお声を多くいただいています。

初めての工事でも分かりやすい言葉でお客様に寄り添って丁寧にご提示しています。

相見積もりを検討されている方はぜひコノイロの無料点検もご検討ください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

◆外壁塗装をお得にするコツはこちらの記事で詳しく解説しています。

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