
「お宅の屋根、めくれていますよ!」「無料で点検してあげますよ!」
と、突然訪ねてきた業者の対応にお悩みではありませんか?
屋根は自分では見えない部分だからこそ、言われると不安になってしまいますよね。
点検してほしくても、昨今「点検商法」が話題になっていて迂闊に頼めないとお困りの方もいらっしゃるでしょう。
実は、点検商法かどうか、つまり信頼できる業者かどうかは誰でも見抜くことができます。
なぜなら、悪徳業者の手口には共通点があるからです。
ここでは点検商法を見抜く方法から、実際に怪しい業者が来てしまった場合の対処方法、また信頼できる業者の特徴をお伝えします。
読み終えていただければ、怪しい業者の付け入る隙がなくなり安心して過ごせるようになります!ぜひ参考にしてくださいね。
目次
1章 屋根の点検商法で使われる常套句5選
点検商法を行なう業者が口にする言葉はいくつかあります。
ここでは言われたら要注意な常套句を5つご紹介します。
あなたのお家にこんなセリフで訪ねてきた人がいたら点検商法を疑いましょう。
1-1 「近所の工事のご挨拶に来ました!」
近隣で工事をしているふりをして訪ねてくることがあります。
「挨拶なら対応しないと失礼かも」と思わせてドアを開けさせようとしてくるのです。
「工事の音はうるさくないか」「匂いは大丈夫か」など、気遣っている風を装って訪問します。
きちんとした挨拶であればお知らせの書面(会社名、工事の場所、工事の日程)を持っているはずです。
名刺やチラシも持たず、「挨拶だけ」と言う場合は要注意です。
1-2 「屋根に不具合がありますよ!」
「屋根が浮いている」「瓦がずれている」「近所でドローン点検をしていたら屋根が傷んでいたのが見えた」……
屋根が住人からは見えにくい部分であることを利用し、言葉巧みに不具合を伝えてきます。
不安にさせ、その場で点検と工事の契約をさせることが目的です。
出会ってすぐに屋根の不具合を伝えられたら点検商法を疑い、安易に信じないようにしましょう。
1-3 「すぐに直さないと大変なことになりますよ!」
「次に台風が来たら雨漏りする」「瓦が飛んで近所の人に迷惑がかかる」……
すぐにでも工事をしなければと思わせるために、不安を煽る言葉をかけてきます。
しかし、今日明日というレベルですぐ危険になるケースはほとんどありません。
危険だとしても、正しく対処するには点検が必要ですのでまずは写真を見せてもらいましょう。
その写真も、事前に撮ったニセモノの写真をご自宅の屋根と偽って見せてくる業者もいます。
本当に自分の家の屋根かどうか、冷静に確認しましょう。
1-4 「今なら特別にお安くしますよ!」
その場で工事を契約させるため、お得感を強調してくることがあります。
何十万、何百万といった大幅な値引きの場合、元の価格が高額に設定されていて、値引きしても相場より高い可能性も考えられます。
大きな値引きは信用せず、必ず考える時間を作りましょう。
1-5 「保険で安く修理できますよ!」
保険を使って安く修理できると説明してくる業者もいますが、実際には業者が正しい知識を持っておらず保険適用されない場合もあります。
また、本来は保険適用できない工事にもかかわらず、工事の契約を取るために保険適用できると嘘をついている場合もあります。
最悪の場合、消費者側が詐欺罪に問われる恐れもあるため注意が必要です。
2章 点検商法を撃退する3つの方法
ここでは、いざ点検商法と思しき業者が訪ねてきたらどのように対応したらよいかをご紹介します。
事前に知っておくことで突然の訪問にも対応できるようになるので、しっかり押さえておきましょう!
2-1 インターホンに応答しない・ドアを開けない
単純ですが、見知らぬ人のインターホンに応答しないという方法です。
うっかり応答してしまった場合もドアは開けず、インターホン越しに用件を聞きましょう。
対面し、相手のペースにハマってしまうと切り上げるのが難しくなります。
2-2 はっきりした言葉で断る
しつこく勧誘されたら、曖昧な言葉ではなくはっきりとした言葉で断りましょう。
- NG例:「いいです」「結構です」「今忙しいので」
OK例:「お断りします」「契約しません」「お帰りください」
NG例のような言い方だと、了承と受け取られ何度も訪問される可能性があります。
明確に意図が伝わるようOK例のような言い方をしましょう。
ただし「帰れ!」「二度と来るな!」といった乱暴な言い方は逆恨みに遭う恐れがあるため、淡々と伝えることが大切です。
なお、OK例のような言葉で断ったのに業者が勧誘し続ける場合は「特定商取引法違反」にあたりますので消費者ホットライン(局番なし188)に通報しましょう。
また、帰るように言ったのに居座って帰らない場合は「不退去罪」にあたりますので警察に通報しましょう。
2-3 家族に出てもらう
一人で対応せず、家族と一緒に対応するのも安全な方法です。
自分以外の意見を聞くことで、より冷静な判断ができるからです。
家族が外出していたり離れて暮らしていたりする場合は「家族に相談してからでないと決められない」と伝えましょう。
家族への相談に難色を示すようであれば、点検商法と思って間違いないでしょう。
3章 信頼できる業者を見極める4つのポイント
そろそろ塗装の時期が来ているかも……と思っているときに屋根の不具合を指摘されたら、やっぱりもう塗装しないとダメなんだ!とドキッとしますよね。
怪しい業者に付け込まれないためには、長くお付き合いできる業者を見つけて綺麗な屋根を保つのが一番です。
ここでは信頼できる業者を見極めるポイントを4つご紹介します。
3-1 名刺やホームページがある
まずは名刺をもらって会社名や所在地、連絡先、ホームページを確認しましょう。
調べてみて以下のような場合は注意が必要です。
- ・所在地をマップで調べても会社が出てこない
- ・所在地がマンションの一室やレンタルオフィスである
- ・同じ住所、電話番号で複数の会社が出てくる
- ・ホームページがない
- ・ホームページに実績やスタッフの紹介が載っていない
ホームページにお客様の声、保証内容などが載っているとより信頼性が増すので、掲載情報もしっかりと確認しましょう。
3-2 ドローンで点検してくれる
点検でドローンを使ってくれるか確認しましょう。
梯子などを使って屋根に上って点検する業者は危険です。
下から見えない場所の釘を抜かれたり屋根材を割ったりと、契約させるために故意に壊す恐れがあるからです。
ドローンを使った点検であれば屋根に上る必要はなく、触って壊される心配もありません。
また、撮った写真を見せてもらえるので、自宅の屋根の状態を詳しく知ることができます。
ただし、地域によってはドローン飛行が禁止されている場合もあります。
その場合は業者に事前に飛行許可を取ってもらうか、高所カメラで点検してもらいましょう。
3-3 30分以上かけて点検してくれる
30分~1時間ほどの時間をかけてじっくり点検してくれるか確認しましょう。
なぜなら、短時間の点検では屋根全体の傷みや割れ、釘の抜けなどの細かい修理箇所が分からないからです。
修理箇所を把握しないまま工事を進めてしまうと、終わった後にまたすぐ他の不具合で工事が必要ということにもなりかねません。
何度もお金をかけずに済むよう、すみずみまで点検してもらいましょう。
3-4 見積書の内容や説明が分かりやすい
見積書をもらったら内容が分かりやすいか確認しましょう。
また、見積書をただ渡すのではなく、内訳を詳しく説明してくれるか確認しましょう。
チェックすべき項目をご紹介します。
- ・足場代、運搬費、材料費など項目が細かく分かれているか
- ・塗料名や建材名の記載があるか
- ・大幅な値引きはされていないか
項目や数量が「一式」でまとめられていたり、質問したときに答えを濁したりする業者はその後の対応も不誠実な可能性があります。
見積書の内容が明確かつ、納得できるまで質問に答えてくれる業者が安心です。
コノイロでは無料でドローン点検を行なっています。
担当者からのご説明とあわせて、写真付きの点検報告書をお渡しします。
また、お見積書は項目が細かく分かれ、保証内容まで明記しています。
他の業者との比較をお考えの方もぜひお気軽にお問い合わせください!
まとめ
本稿で解説した内容は以下の通りです。
・点検商法の手口には共通点がある
点検商法は挨拶や親切を装って近づいてきます。
屋根の不具合を伝えて不安を煽り、すぐに契約させようとしてくるのが特徴です。
・点検商法は撃退できる
怪しいと思ったらインターホンに出ないこと、明確に断ること、家族と一緒に対応することで退けることができます。
・信頼できる業者を見つけて点検商法を遠ざけよう
屋根に関する不安は、きちんと点検をすることでしか解消できません。
身元がはっきりしていて、丁寧な見積書を作成してくれる業者にドローン点検を依頼しましょう。
また、少しでも「怖いな」「おかしいな」と思ったら公的機関に相談することができます。
住まいるダイヤル (電話相談窓口) 【電話番号】 0570-016-100 (ナビダイヤル) 一部のIP電話からの場合は、03-3556-5147 【相談時間】 10時~17時(土、日、祝休日、年末年始(12/28~1/5)を除く) |
一人で抱え込まず、安心して任せられる業者を見つけてくださいね!
お読みいただきありがとうございました。
◆屋根塗装の見積書についてはこちらの記事もご覧ください。