外壁塗装の「フッ素」ってどんなもの?
他と比べて良いものだって言うけど本当?
と気になった方も多いのではないでしょうか。
フッ素塗料は、外壁塗装の種類のなかでは高グレードの塗料です。
東京スカイツリーや六本木ヒルズなど、多数の有名建築物にもフッ素塗料が使われています。
昔は非常に高価だったため、こうした公共施設や大型物件への塗装がメインでした。
しかし近年は技術開発により金額も下がってきて、一般の戸建て住宅塗装にも多く使われています。
この記事では、そんなフッ素のメリット・デメリットを、他の塗料との比較も入れながら紹介します。
ご自身の希望に合う塗料かどうかしっかり見極めましょう。
さらに、見積もり金額や工事の事例のほか、よく聞く疑問へのQ&Aも解説します。
気になることをすべて解決して、「自分はこの塗料にしよう!」と決定できるようになりましょう。
大切なお家の塗装工事を悔いのないものにするため、是非最後までお読みくださいね。
目次
1章 フッ素塗料のメリット
フッ素塗料とは、蛍石を原料とした「フッ素樹脂」を使用した塗料のことです。
他の塗料と比べても非常に高い性能をもっており、近年はほとんどの大手メーカーが一般住宅用のものを販売しています。
フッ素樹脂は、結合力の強いフッ素原子が組み込まれているため、紫外線や温度変化などを受けにくく、化学的に安定した性質を持ちます。
塗料としての主なメリットは、耐候性、耐久性、耐摩耗性に優れていることと、特殊技術の導入により防カビ防藻性、低汚染性(表層親水化)も優れている点です。
それぞれを解説しますので、具体的にどんな性能の塗料なのか見ていきましょう。
1-1 耐候性(紫外線に強い)
フッ素塗料は、他と比べて耐候性が非常に高い塗料です。
なぜなら、塗料における“樹脂”は耐候性を左右する成分なのですが、そのフッ素樹脂自体が紫外線や熱にとても強いためです。
下記は、強い日差しにさらされる海の上でウレタン樹脂とフッ素樹脂の劣化を比較した実験結果です。
■海上暴露試験
駿河湾海上暴露16年 膜厚減少量
塗膜の種類 | 膜厚減少度/年あたり |
ふっ素樹脂塗膜 | 0.33-0.43μm |
ポリウレタン樹脂塗膜 | 2μm |
出典:重防食ガイドブック(日本塗料工業会)
ウレタンが1年で2マイクロメートル減っているのに対し、フッ素はその4分の1以下しか減っていません。
それだけフッ素が紫外線に強いということです。
そのため、塗料の中でも非常に長い15~20年という耐用年数を持っているのです。
1-2 耐久性(次の塗り替え時期は15~20年)
耐用年数 | |
アクリル | 3~5年 |
ウレタン | 8~10年 |
シリコン | 10~15年 |
フッ素 | 15~20年 |
無機 | 20~25年 |
フッ素塗料は化学的安定性に優れるため、塗膜が強くて耐久性に優れています。
次の塗り替え目安である耐用年数(耐久年数)は15~20年です。
実際に、頻繁に塗り替えができない大型建築などにはフッ素塗料を使うことが多いです。
例:東京スカイツリー(AGCのルミフロンというフッ素塗料)
現在一番人気のシリコン塗料の耐用年数が10~12年ですから、それよりさらに1.5倍近く長持する塗料と言えます。
1-3 耐摩耗性(光沢が長持ちする)
フッ素塗料は表面が劣化しにくい耐摩耗性をもっており、そのおかげで非常に美しい艶・光沢のある仕上がりになります。
どんな塗料も基本的にはすべて光沢がありますが、年数が経つと徐々に落ち着いてきます。
フッ素は特に長く光沢が続くため、美観を長く保つことができるのです。
新築時の気分を思い起こすような綺麗な仕上がりですので、機能性だけでなく見た目も大切にしたい方にはおすすめです。
1-4 防カビ・防藻性(汚れが付きにくい)
建物の見た目が悪くなる原因として、多くの人が心配されるのが、カビやコケ、藻などの汚れです。
フッ素塗料の多くは防カビ防藻剤を配合しているため、カビコケ藻が生えにくい性質(防カビ・防藻性)があります。
(完全に滅菌するわけではありません)
北面や日当たりの悪い面などはどうしても湿気が溜まりやすくこうした汚れが発生してしまいますが、フッ素塗料はそのリスクを軽減してくれます。
美しい見た目を長く保ちたい人にはおすすめです。
1-5 親水性・低汚染性(汚れが落ちやすい)
親水性とは、文字通り「水と親しい」性質のことです。
塗装表面が水となじみやすいため、外壁についた汚れを水と一緒に洗い流してくれる機能を持ちます。(低汚染性とも言います)
フッ素塗料の多くは、塗膜の表面に親水性をもたせてあります。
例えば、砂埃や排気ガス、鳥のフンなどが外壁に付着することがあると思いますが、雨が降ると塗膜と汚れの間に水がするりと入って汚れを流してくれるのです。
※汚れがすべて完全に流れるわけではありません
大通り沿いなどどうしても汚れが付いてしまう立地のお家には、とても嬉しい機能です。
2章 フッ素塗料のデメリット
フッ素はとても優秀な塗料ですが、当然デメリットもあります。
ここでは大きく3つを紹介します。
一生に何回もない塗装工事の選択ですから、注意点もしっかり理解した上で決定し、こんなはずではなかったという失敗を防ぎましょう。
2-1 費用が高い
フッ素は高機能で長く持つ塗料ですが、その分費用が高いです。
■塗料の単価相場
単価相場/㎡ | |
ウレタン | 2,000~2,500円 |
シリコン | 2,500~3,500円 |
フッ素 | 3,500~4,800円 |
無機 | 4,000~5,500円 |
塗装工事は非常に大きな出費ですから、家計にとっては大変なことです。
フッ素で塗装したいが金額面がネックだという方は、ローンの活用を視野に入れてみると良いでしょう。
月々の負担感が減って、将来の費用計画も立てやすくなります。
2-2 職人の知識・技術が必要
これはフッ素に限ったことではありませんが、塗装工事は職人の知識・技術が重要です。
どんなに素晴らしい塗料でも、施工の質が悪ければその性能を発揮することができないからです。
例えば、塗装前の下地処理が足りておらず耐久性が落ちたり、
下塗り塗料(外壁材によって変える必要がある)の選定を知識が無いせいで誤って、せっかく塗ったのに剥がれてしまったり、という不具合が起こり得ます。
元々が性能の良いフッ素だと、万が一工事品質が悪かった場合の落差というのも激しくなってしまいます。
せっかく真剣に選んで塗装したのに、無駄になってしまっては意味がありませんよね。
フッ素で塗装をお考えの方は、“フッ素の”施工実績が豊富な業者に依頼するようにしましょう。
2-3 取り扱っていない業者がある
塗装の見積もりを依頼すると、
「フッ素塗料は良くないからうちは扱いませんよ」
と断って、別の塗料をすすめてくる業者があります。
こうした業者は、フッ素の知識がない・フッ素を使った経験がない業者の可能性が高いので、残念ですが別の業者を探しましょう。
もともとフッ素は大型物件の塗装が多く、一般住宅に普及しはじめたのはここ数年だからです。
扱う機会がなかった業者というのも出てしまいます。
また、こうした業者は「かたい」「割れやすい」「次もフッ素でないといけない」など、様々な理由をつけて断ろうとしてきます。
確かに昔のフッ素にはそういったデメリットもありました。
しかし現在では、技術開発が進んですでに解消されているものがほとんどです。
(→詳しくは6章のQ&Aをご覧ください)
こうしたことを言う業者は、そもそも新しい情報を取り入れていないだけなので、避けたほうが良いでしょう。
国内のメーカー各社はどんどん新しい塗料を発売しており、古い知識では通用しなくなっています。
現代では“長年の経験と勘、自慢の腕”だけの職人は成り立ちません。
フッ素を断る業者には無理に頼もうとせず、きちんと新しい知識や情報を取り入れているところに依頼しましょう。
3章 フッ素がおすすめなのはこんな人!
フッ素のメリット・デメリットを踏まえて、こんな方にはぜひおすすめしたい!というパターンを3つ紹介します。
自分もあてはまるなあと思った方はフッ素塗装を検討してみてくださいね。
3-1 長期的なコストパフォーマンスを良くしたい
フッ素は費用が高いのがデメリットですが、実は長期的に見ると安くなります。
なぜなら、耐用年数が長く今後の塗り替え回数が少なくなるからです。
※一般的な30坪2階建ての外壁塗装の概算。
20年30年という長い目で考えると、耐用年数が長い塗料ほどコストパフォーマンスが良くなります。
長期的な目線で費用をお得にしたい方は、ぜひフッ素で塗装しましょう。
3-2 とにかく長く持たせたい
フッ素は何と言っても、耐用年数が15~20年と非常に長いのが特徴です。
もうしばらく大きな工事はしたくない、自分の代はこれで最後にしたい、という方はフッ素が合っているでしょう。
また、工事時に家の周りに組まれる足場やシートにストレスを感じる方もいると思います。
工事回数を減らしたいという場合にもぜひフッ素をご検討ください。
ただ最近は、フッ素よりさらに長く持つ“無機塗料”というものも出始めました。 20年以上持つような最高級が良い!という方は無機塗料とも比べてみて、費用や将来計画と照らし合せて決定しましょう。 |
3-3 大きな出費が15~20年後と重ならない
フッ素の耐用年数が切れる15~20年後頃に、ご家族の大きな出費が重ならない場合は、ぜひフッ素を検討しましょう。
「塗料の耐用年数=次の塗り替え時期=また塗装費用が発生する時期」だからです。
お子様の進学や内装リフォームなど、ご家族には様々なイベントがあり、まとまった出費があるはずです。
その大きな出費と外壁塗装が重ならないようにスケジュールを組むのが、負担が少なくてベストですよね。
逆に、ちょうどこの時期に何か大きなイベントがあることが分かっている場合は、フッ素はおすすめしません。
お家のメンテナンスは1回きりではなく、住み続ける限り必要です。
次回のメンテナンス塗装のことも考えたうえで塗料を選びましょう。
4章 費用相場と見積もり例3選
※一般的な30坪2階建ての外壁塗装の概算。
フッ素で外壁を塗装した場合の相場は100~150万円ほどです。
実際には、お家一軒ごとの素材や大きさ、形状、状態と、他に一緒に塗装する部位によって変動しますので、あくまで目安としてお考え下さい。
ここではフッ素塗装の見積もりでよくある事例を3パターンご紹介します。
実際に塗装すると大体いくらくらいかかるのか、参考にしてみてくださいね。
①サイディング、26坪、塗装面積130.1㎡
②モルタル、45坪、塗装面積184.5㎡
③多色サイディング、29坪、塗装面積142.2㎡、フッ素クリヤー塗料
5章 フッ素塗装の施工事例10選
実際にフッ素で塗装したお家の事例写真を紹介します。
塗料の色は、フッ素やシリコンと言った樹脂で限定はされません。
それぞれの塗料カタログなどから自由に選べますのでご安心ください。
仕上がりの感じを見てイメージを膨らませてみてくださいね。
- ①T・Y様(小田原市国府津)
- 塗料名:SPパワーフッ素
- ②G・Y様(横浜市青葉区)
- 塗料名:RSゴールドFⅡ
- ③S・K様(町田市野津田町)
- 塗料名:SPパワーフッ素クリヤー、SPパワーフッ素
- ④S・T様(逗子市新宿)
- 塗料名:RSゴールドFⅡ
- ⑤D・N様(神奈川県藤沢市)
- 塗料名:SPパワーフッ素クリヤー、SPパワーフッ素
- ⑥K・I様(横浜市瀬谷区)
- 塗料名:SPパワーフッ素、ワイドエポーレFクール
- ⑦S・H様(相模原市緑区)
- 塗料名:RSゴールドFⅡ
- ⑧T・M様(横浜市神奈川区)
- 塗料名:グラナダフレッシュF
- ⑨T・H様(横浜市戸塚区)
- 塗料名:ナノコンポジットF/SPパワーフッ素クリヤー
- ⑩O・M様(高座郡寒川町)
- 塗料名:SPパワーフッ素
6章 よくある疑問Q&A
フッ素塗料は、最も一般的でよく耳にするシリコンと比べると、疑問や不安点がたくさんありますよね。
ここでは、実際にお客様から聞かれる疑問についてQ&A形式でお答えしていきます。
フッ素塗装を検討される方は、疑問をきちんと解消して、安心して選べるようにしましょう。
Q.「フッ素はかたい・ひび割れやすい?」
A.フッ素塗料が他と比べて特別ひび割れやすい、ということはありません。
建物は風、地震による振動、吸湿・乾燥による伸び縮みなどで常に動いています。
外壁自体が動きの負荷で割れてしまえば、塗ってあるのがどんな塗料であれ一緒に割れてしまいます。
フッ素だからひび割れる、シリコンだから割れない、というようなことはありませんのでご安心ください。
ただ、動きが多くひび割れやすいモルタルなどの外壁には、特に動きに追従しやすい弾性/微弾性のフッ素塗料もありますので、それを選ぶのも手段の一つです。
◆ひびに強い弾性塗料(防水塗料)について詳細はこちら
Q.「次の塗装もフッ素でないとだめ?」
A.正しい下塗りを使えば、次回もどの塗料でも塗装できます。
また、フッ素も経年劣化して塗膜が弱まるので、次回塗装時にはそもそも問題ないでしょう。
「フッ素は塗膜が強すぎて1度塗るとその後もフッ素以外塗れなくなる」ということをいう業者がいますが、そんな心配はいりません。
一般的な3回塗りの1回目は「下塗り」と呼ばれますが、これは外壁材とこれから塗る塗料の間で、いわゆる接着剤の役割を果たします。
これをきちんと選定すれば、フッ素の上でもまたシリコンやウレタンを塗ることができます。
また、これは“フッ素の塗膜がしっかり活きている”と仮定した話です。
フッ素を塗って1~2年でまた塗装しようとしたなら、塗料の相性の心配が出ますが、そんなにすぐ塗装する人はまずいませんよね。
15年以上経ってフッ素の耐用年数が過ぎるころになれば、塗膜自体が弱まっています。
しかも塗装前にはまた高圧洗浄をして、汚れと一緒に弱った塗膜も落としていきます。
そうしたら、他の塗料を弾いてしまうような強さが残っていることはありません。
そもそもいらない心配だとも言えますので、安心して塗装してください。
Q.「艶消しタイプのフッ素塗料はないの?」
A.まだ数は少ないですが、艶消しフッ素塗料はあります。
「フッ素は光沢が出る塗料で艶消しができない、できても半艶などに抑えるだけ」と言う業者がいますが、水性フッ素で艶消しタイプの塗料はきちんとあります。
艶消しフッ素塗料の例
|
ナノコンポジットFは2016年、グラナダフレッシュは2017年に発売の、比較的新しい塗料なので、艶消しはないと言い切っている業者は単に情報を仕入れていないだけかもしれません。
艶のないマットな仕上がりをご希望の方は、見積依頼時に業者に確認して、見積書をつくってもらいましょう。
塗料の水性・油性
塗料を使うときに清水で薄めるのが水性、専用シンナーで薄めるのが油性(溶剤)塗料です。
フッ素に限らず、完全つや消しができるのは水性塗料のみです。
油性塗料の場合は、艶消し材を混ぜて3分艶、半艶などに抑えられる塗料があります。
Q.「フッ素が一番良い塗料なの?」
A.耐用年数で言えば無機塗料の方が長く持ちます。フッ素はその次のグレードです。
| 耐用年数 | 単価相場/㎡ |
ウレタン | 8~10年 | 2,000~2,500円 |
シリコン | 10~15年 | 2,500~3,500円 |
フッ素 | 15~20年 | 3,500~4,800円 |
無機 | 20~25年 | 4,000~5,500円 |
以前はフッ素が最高グレードとされていましたが、近年さらに上の無機塗料という種類が出てきました。
フッ素以上に紫外線に強い無機成分を配合した塗料で、耐用年数は20~25年です。
大手メーカー各社が発売し始めたところなので、これから徐々に普及していくものと思われます。
ただ、外壁塗装に関しては、長く持つもの・高いものが、全ての人にとって良いわけではありません。
塗料選びで大切なのは、その人のライフサイクルに合っているかどうかや、予算とのバランスです。
見積りを取るときも、いくつかのプランを作ってもらって、きちんと比較検討してから選びましょう。
7章 代表的なフッ素塗料一覧
国内の主要メーカーが販売している、代表的なフッ素塗料をまとめました。
フッ素で塗装をご検討の際は、ぜひ参考にしてみてください。
塗料名 | 価格/㎡ | 塗装可能箇所 |
日本ペイント | ||
パワーオーデフレッシュF | 4,440円~ | コンクリート、モルタル、ALCパネルなど |
サーモアイ4F | 4,610円~ | スレート・波型スレート、金属屋根・トタンなど |
関西ペイント | ||
セラMフッソ | – | コンクリート、モルタル、鉄部、亜鉛めっき、アルミニウム、窯業サイディング |
アレスクール水性F | 4,300円~ | 新生瓦(窯業屋根)、波形スレート |
RSゴールドFⅡ | – | コンクリート、モルタル、窯業系サイディングボード |
エスケー化研 | ||
クリーンマイルドフッソ | 2,800円~ | コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、スレート板、各種サイディングボード、鉄部、亜鉛メッキ鋼、アルミニウム、ステンレスなど |
クールタイトF | 4,300円~ | 薄型塗装瓦、トタン屋根、スレート屋根 |
菊水化学工業 | ||
キクスイSPパワーフッ素 | 3,450円~ | 鋼材、コンクリート、セメントモルタル、PC板、ALCパネル、GRC板、セメンと無機繊維板、各種サイディング他 |
キクスイSPパワーサーモ F | 3,300円~ | スレート屋根、波形スレート屋根、金属屋根、モニエル瓦 |
水谷ペイント | ||
ナノコンポジットF | 4,000円~ | モルタル、コンクリート、窯業系サイディングボード |
パワーフロンマイルド | 5,100円~ | 住宅屋根用化粧スレート、波形スレート、ノンアスベスト波形スレート、プレスセメントがわら陶器瓦、モニエル瓦、金属系屋根材など |
AGCコーテック | ||
ルミステージ 水性エナメル低汚染GT | – | モルタル、コンクリート、窯業系サイディング |
ルミステージ 弱溶剤GT | – | 金属、スレート瓦 |
ロックペイント | ||
サンフロンUV | 2,900円~ | コンクリート、モルタル、サイディングボード、ALC、スレート板、鉄部、亜鉛メッキ鋼板、アルミニウム、ステンレスなど |
サンフロンルーフ | 3,100円~ | 住宅用化粧スレート、スレート瓦、セメント瓦、金属製矢根、トタン屋根 |
スズカファイン | ||
エコフッソ | 3,800円~ | コンクリート、モルタル、スレート板、窯業系サイディングボード、ALCパネルなど |
ワイドエポーレFクール | 5,600円~ | カラートタン、新生瓦、鋼板、鋼材、金属系サイディング、窯業系サイディングなど |
※価格はメーカーが出している材工価格(設計価格)です。各業者の見積金額とは異なる場合があります。
※各メーカーのホームページに記載のあるもののみ
まとめ
『フッ素塗料』は住宅塗装の種類の中でも高グレードで、非常に優秀な塗料です。
ただし金額面など注意点もいくつかありますので、きちんと特徴を把握してから選択しましょう。
・長期的なコスパを大切にしたい方
・とにかく長く持たせたい方
・大きな出費が15~20年後と重ならない方
には特におすすめです。
ここ数年で注目され普及してきた塗料なので、きちんと扱いに慣れている業者を選ぶことが大切です。
良い塗料、良い業者で、納得のいく塗装工事を実現してくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
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