もうすぐ我が家の外壁塗装工事がはじまるのに、天気予報は曇りや雨ばっかり。
「曇りや雨だったら、塗装工事はどうなるの?」
「中止の場合は連絡もらえるの?」
と気になって調べているのではないでしょうか。
ご心配されている通り、外壁塗装工事は悪天候だと作業進捗に影響が出ます。
なぜなら、塗装作業は悪天候の日に行なってしまうと、仕上がりに不具合が生じてしまうからです。
ただ、どのレベルは作業中止で、どのレベルなら作業を行なえるのか具体的には分からない方も多いかと思います。
そこでこの記事では、外壁塗装工事の作業ができる天気・できない天気と、雨でも作業できる工程についてご紹介します。
また、外壁塗装の天気に関する4つのQ&Aと工事前に事前に打ち合わせておくべきことについても解説していきますのでぜひ最後までご覧ください。
この記事を読めば、その日に作業があるかご自身でも判断できるようになります。
安心して工事を進めていくためにも工事前に読んでいきましょう!
目次
1章 外壁塗装ができる天気とできない天気
外壁塗装の作業はできる・できないが天気によって左右されます。
無理に作業をしてしまうと、品質に悪影響を与えてしまう場合も。
安心して工事を終えるためにも、塗装をしても問題ない天気や塗装をしてはいけない天気を把握しておきましょう。
1-1 塗装ができる天気=晴れ・曇り
塗装工事作業が出来る天気は「晴れ」と「曇り」です。
晴れた日にしか塗装できないと思われている方もいらっしゃいますが、曇っていても作業を行うには問題ありません。
これに加え「気温が5℃以上、湿度85%以下」が塗装可能な天候条件になります。
そのため、寒冷地では「曇りだけど気温が2℃だから塗装できない」などのケースもあります。
1-2 塗装ができない天気=雨・雪・強風
塗装工事作業ができない天気は「雨」、「雪」、「強風」です。
雨や雪は乾く前の塗料についてしまうと、塗料の耐久性が落ちてしまいます。
したがって塗装作業はできず中止となります。
また、「強風」の場合は、塗料が近隣へ飛びやすくなってしまったり、近隣の砂埃が外壁についてしまうことがあるので作業をお休みする事があります。
これに加え「気温が5℃未満、湿度が85%よりも高い」場合も塗装不可となります。
高品質な工事にしてもらいたい方は、業者が塗装できない天気の日に作業に入らないよう、注意してチェックしましょう。
2章 雨でも作業できる工程
塗装工事は「塗る」作業だけではありません。
これからご紹介する作業の場合は雨でも作業が出来る場合があるのであらかじめ把握しておきましょう。
※ただし、台風や降雪などの場合はお休みになります。
2-1 足場架設・解体
足場の架設・解体は雨が降っていても作業が出来るので予定通り行われます。
ただし、豪雨などの激しい雨の場合は作業が危険になるので中止になることもあります。
その時の状況によって左右されるので心配な場合は業者に直接確認すると安心です。
2-2 高圧洗浄
足場架設後に行なわれる高圧洗浄の作業も、雨が降っていても予定通り行うことが出来ます。
むしろ高圧洗浄は雨の日の方が良いと考える業者も多いです。
なぜなら、高圧洗浄では近隣の方やお住まいの方に洗濯物の室内干しや窓の施錠にご協力いただく必要があるのですが、雨天時はほとんどのお宅が自ら室内干し・窓の施錠をするからです。
お住まいの方にとっても近隣の方にとっても不便をかけずに作業をする事が出来ます。
2-3 工事後の検査
塗装工事が終わった後の検査は、雨が降っていても行うことが出来ます。
ただし暗くなってしまうと、きちんとチェックできないので、明るいうちに行なってもらうことが大切です。
また、手直しが発生した場合は、別の晴れた日に行なってもらいましょう。
3章 外壁塗装の天気に関する4つのQ&A
外壁塗装工事中の天気に関するみなさんの疑問をまとめました。
工事前に気になっていることを解消することで、安心の工事にする事が出来ますのでチェックしていきましょう。
3-1 作業中止はいつ決まるの?
A、作業中止は前日か当日の早朝に決まります。
天気予報で確実に雨だと予想できれば、前日から作業中止の連絡が来る場合があります。
しかし不安定な天気が続いている場合は、天気予報も外れることがあるので、当日の朝の天気を見て中止と確定する場合もあります。
ただし、作業中止の判断は業者によってタイミングが違う場合もありますので、工事前に確認しておきましょう。
3-2 午後から晴れ予報の場合はどうなるの?
A、その日の作業内容にもよっては午後から作業を行う場合があります。
その日の作業が、養生剥がし(窓などを覆うビニールを外す作業)や掃除片付けなどであれば、雨が止んだあとすぐに作業を行うことが出来ます。
ただし、屋根や外壁、その他附帯物(雨樋や軒など)の塗装作業だった場合は、雨のしずくが乾ききっていないので作業が出来ず雨がやんだとしてもお休みになるケースがあります。
作業があるかないかは作業進捗によって変わるので、直接業者に確認してみましょう。
3-3 悪天候が続いて工期が延びたら追加料金はかかるの?
A、悪天候で工事が延期になったとしても追加で延長料金は発生しません。
塗装工事の契約は一般的に、「請負契約」という形を取っています。
請負契約とは「この範囲の塗装を完了させるために○○万円」という契約なので、工事が完了していなければ、雨天で日数が増えても契約金額に変更は出ません。
3-4 台風の時、足場は倒れない?
A、台風で倒れないように対策が必要です。
台風によって足場が倒れることはほとんどありません。
しかし、足場に張ったメッシュシートをたたまないと風を受けて倒れやすくなってしまいます。
そのため、台風や強風の予報があった場合は事前にメッシュシートをたたみ、壁当てという足場の部品を固定し揺れないようにする対策が必要になります。
この作業は足場に登って行う作業なので、ご自身では行わず業者に依頼してやってもらいましょう。
4章 作業中止の連絡手段は事前に打ち合わせておこう
塗装工事は天気に左右される工事なので、中止になった場合どのように連絡してもらうか、事前に業者と打ち合わせしておきましょう。
一般的に電話で連絡が来ることが多いですが、お仕事に向かわれている電車の中で電話が取れない、朝から会議があって電話に気付かないかもしれないなどの場合もあるかと思います。
そのため、「中止の場合は●時までにメール(又はライン、メッセージ)も送ってほしい」など相談しておくと安心です。
ご自身のライフワークに合った連絡手段を業者と打ち合わせしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。
基本的に外壁塗装工事が出来るのは「晴れ」と「曇り」のみです。
「雨」や「雪」「強風」などの場合は塗装できません。
ただし、その日の作業内容によっては雨でも予定通り行う場合もあります。
天候によって作業の進捗も変わってくるので、その日の作業状況や作業が中止になった場合の連絡手段は、あらかじめ業者と打ち合わせして決めておきましょう。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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