業者選びに役立つ!外壁塗装の資格一覧と確認すべき4つのポイント

外壁塗装の資格

外壁塗装を頼む業者を選んでいる中で、「資格を持った職人がいますよ」と言われたあなた。

「やっぱり資格を持っている人の方が信頼できる?」

「資格を持った業者なのか見極める方法は?」

「そもそもどんな資格なの?」

と気になって調べているのではないでしょうか。

 

確かに資格がないよりもある業者の方が、信頼性が高いですよね。

資格を持った職人がいることは品質にこだわっている証拠にもなりますし、お客様への安心感にも繋がります。

したがって資格を持っていない業者よりも持った業者に依頼することをおすすめします。

 

ただ、資格には様々あり、すべてが信用性のある資格なわけではありません。

そこで今回は、業者が持っていると安心な塗装工事の資格についてご紹介します。

 

ただし、資格を持っているから100%信頼できるとは限りません。

資格以外の部分でも優良業者を見極めることが大切です。

記事の後半では、安心して任せられる業者を選ぶために確認すべきポイントもご紹介しますので、ぜひご参考にしてみてください!

 

この記事を読んで、高品質な工事をしてくれる業者を選んでいきましょう!

 


1章 外壁塗装工事で重要な資格

外壁塗装工事において重要になる資格をご紹介します。

外壁塗装をお考えの方は業者を選ぶ基準の一つとして、どんな資格があるか確認しておきましょう。

 

1-1 塗装技能士

外壁塗装の資格

階級

受験資格

1級

7年以上の実務経験、又は2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験

2級

実務経験2年以上、または3級合格者

3級

だれでも受けられる

「塗装技能士」とは、国家資格の一つで1級、2級、3級があります。

資格を取得するための試験は筆記試験と実技試験の2つがあり、級が上がるごとに合格も難しくなっていきます。

塗装は資格がなくても出来る工事ですが、資格があると技術や経験があるという証拠にもなるため取得に励む人も多いです。

 

★「1級塗装技能士」のさらに上の「職業訓練指導員」

塗装技能士において1級が最上級ではありますが、さらに上に「職業訓練指導員」というものがあります。

職業訓練指導員(塗装)」の試験は、塗装技能士1級を持っているか、15年以上の実務経験があるか、のどちらかをクリアしなければ受けることが出来ません

塗装技能士と比べても保有者は少なく、知識や経験に富んだ職人がだけが取得できるものです。

正式には資格でなく免許ですが、業者選びの際に所有を確認してみることをおすすめします

 

1-2 建設業許可

塗装業における「建設業許可」とは、職人個人ではなく会社が取得するものです。

塗料、塗材等を工作物に吹付け、塗付け、又は貼り付ける工事が対象になります。

「建設業許可」を取得せず工事を行なっている業者もいますが、500万円以上の工事を請け負う際はこの許可が必要になります。

 

★取得の条件としては以下の5つがあります。

1、営業務の管理責任者(業界に5年以上いるなどの責任者がいることなど)

2.誠実性(不正行為がない、暴力団と関りがないなど)

3.欠格要件(法律に違反した、許可を取り消されてから5年以内など)

4.専任技術者(施工管理技士や経験のある人が在籍しているなど)

5.財産要件(資本金が500万円以上など)

建設業許可を取っている会社は以上の5つの審査をクリアしているので、許可を取っていない会社よりも信頼性が高いです。

 

1-3 有機溶剤作業主任者

塗装工事では油性塗料などの有機溶剤を使用する場合があります。

その際に重要なのが有機溶剤作業主任者です。

「有機溶剤作業主任者」は有機溶剤(シンナーなど)による身体的被害を防止や監督の知識が必要で、技術講習を受けて資格取得をします。

油性塗料を扱う塗装業者においては資格を持った人が在籍していることが多いです。

 

1-4 足場の組立等作業従事者

塗装職人

足場の組立等作業従事者」とは、足場に登って作業をする人に必要な資格です。

足場に登って塗装する職人や、現場を確認する監督が持っておくべきものです。

従事者の資格に関しては、特別講習を受けることが必要です。

 

※似た資格名で「足場の組立等作業主任者」というものもありますが、こちらは足場を立てるときに必要な資格です。

塗装業者ではなく専属の足場業者が持っているべき資格になります。

 

1-5 その他各種診断士

その他、点検の時点で役立つ資格についてご紹介します。

職人だけでなく、点検をしてくれる点検担当にも様々な資格があります。

 

窯業サイディング塗替診断士

日本の戸建て住宅の7割を占める「窯業サイディングボード」の専門的知識を持った診断士の資格です。

国ではなく民間での発行のため、聞いたことがない方もいらっしゃるかと思います。

窯業サイディングを長期的に長持ちさせるための指導や技術を持った人に与えられる資格で、認定講習を受けることが必須になります。

 

雨漏り診断士

NPO法人が発行しているのが雨漏り診断士です。

資格取得には、認定試験での合格が必要になります。

雨漏りの特定は、プロでも難しいと言われています。そのため出来るだけ知識のある人に見てもらいたいですよね。

雨漏りにお悩みの方は雨漏りの専門的な知識のある「雨漏り診断士」が在籍する業者がおすすめです。

 


2章 資格の有無を確認!確認方法2

業者を選ぶ際に資格を持った人がいるのかを確認しましょう。

確認方法を2つご紹介します。

 

2-1 業者に直接聞いてみる

一番確実なのが、業者に直接確認することです。

資格を取得している場合は、隠すことはありません。

資格を持った人がいるか、どんな資格を持っているのかを確認してみましょう。

 

2-2 ホームページや資料を確認する

ホームページ

業者に直接聞きづらい方は、その業者のホームぺージやチラシなどの会社概要・保有資格を確認してみましょう。

資格を取得している場合は必ず掲載があります。

掲載がない場合は、資格を持っていない可能性がありますので、注意しましょう。

 

★資格を持った職人に工事に入ってほしい方は事前に相談!

1級塗装技能士の職人が在籍している業者であっても、その職人が必ずご自宅の工事に入るとは限りません。

確実に資格を持った職人に工事をしてほしい方は、その旨を業者に相談してみましょう。

ただし、資格持った職人は人気で順番待ちになることが多いです。

工事期間が希望通りにならないことがありますので、そちらも含めて打ち合わせすることが重要になります。

 


3章 資格の有無だけで業者を選ぶのは危険!

資格の有無だけで業者を判断するのはやめましょう。

なぜなら資格を利用した悪徳業者も存在するからです。

悪徳業者を選ばないためにも、資格以外の部分の確認も必要です。

 

また、資格といっても塗装技能士のような国家資格から、自社発行のオリジナルの資格まで存在します。

掲載されている資格が第三者から発行される信頼できるものなのか、自社オリジナルのあまり信用性のないものなのか調べてみることをおすすめします。

 

そして、職人の腕にこだわって選びたい方は、会社の職人研修や教育体制についても質問してみましょう

塗料は年々新しいものが発売されるため、それに順応して新しい知識を得ることが大切です。

今までこうだったから、と知識を更新せずに作業をしていると時代に取り残されてしまいます。

したがって定期的に技術研修を行っているのか新しい塗料についてメーカーから勉強会を開いてもらっているかなど、研修体制についても質問してみてください。

 

■技術研修の様子

職人の研修、教育

当サイト運営元のユーコーコミュニティーでは、社内での技術研修や技能大会を定期的に開催しています。

単なる”職人の勘・経験”ではなく、正しい技術・知識を常に取り入れて更新することが大切です。

 


4章 資格以外で確認すべき4つのポイント

信頼できる業者を選ぶために確認すべき4つのポイントをご紹介します。

資格の有無は判断材料の一つです。

それ以外の部分でも、安心して工事を任せられるか判断し、信頼できる業者を見極めていきましょう!

 

4-1 点検・対応は丁寧か

点検診断

丁寧な点検や対応をしてくれる業者に依頼しましょう。

外壁や屋根の塗装工事は、11軒外壁の面積は違いますし、下地の劣化状況も違います。

したがって、30分~1時間程度かけて丁寧に点検・計測する必要があります。

 

ただし、中には家の周りの寸法だけ測って1020分で終えてしまう業者も存在します。

ただ面積を測って金額を出すだけでなく、きちんと家の状態を見てくれる業者に依頼しましょう。

 

4-2 詳細な見積もり書をくれるか

見積書

詳細な数量や工程などが記載されている見積もり書をくれる業者に依頼しましょう。

業者によっては「外壁塗装工事一式=○○円」と大雑把な見積もり書を持ってくる場合もありますが、それでは数量に間違いがあっても気付くことが出来ません。

悪徳業者の場合は、大雑把な見積もり書を提出し、工事が始まってから追加の契約を迫ってくる場合もありますので、詳細な見積もりをくれる業者に依頼するのが安心です。

 

★詳細な見積もりには、①工程 ②数量と単価 ③保証年数が記載されています。

見積書

 

4-3 二重チェックの施工管理体制が整っているか

点検、監督

工事中に職人ではない別の人がチェックしにきてくれる業者を選びましょう。

ベテランで経験のある職人でも小さい塗り残しや塗料のタレなど見逃してしまう恐れがあります。

そのため、職人以外の人が足場に登って確認してくれると安心です。

 

★工事中に各工程の写真を撮ってもらえるとより安心!

施工写真

工事中は足場や足場を覆うメッシュシートで、各工程の確認することはなかなか難しいです。

日中仕事をされていて不在の方は特に途中の工程を確認できないので、各工程を職人や担当、監督が写真を撮っておいてくれる業者だとより安心です。

 

4-4 メーカーからも保証が出るか

塗装は、塗料を作っているメーカーからも保証が出るか確認してみましょう。

塗装工事は通常、施工店(工事をした会社)からの保証のみで、塗料メーカーからの保証はほとんど出ません。

なぜなら、メーカーがどんなにいい塗料を製造しても、現場で職人が仕様通りに塗装していなければ意味がないからです。

メーカーの人が現場を一軒一軒確認して、仕様通りに使っているのか確認するのは不可能なため、メーカー保証が出ない業者も多いです。

 

ただし、仕様を守って施工をしている、管理がいきわたっている、塗料メーカーからも信頼された施工店は、メーカーも保証を出してくれる場合があります。

 

信頼のおける作業をしてくれるのか見極めたい方は、メーカー保証が出るのか出ないのか確認してみましょう。

 

■塗装が仕様通り行われたかを管理するシート

管理シート

ユーコーコミュ二ティーでは一現場ごとに塗料が正しく使用されたかを管理しており、塗料メーカーからも保証を取得しています。

 


 まとめ

いかがでしたか。

外壁塗装の業者選びにおいて資格の有無は判断材料になります。

塗装業で主に重要なのが

  • 1、塗装技能士
  • 2、建設業許可
  • 3、有機溶剤作業主任者

等です。

また、家の点検の際に役に立つ診断士の資格も様々なものがあります。

資格については、業者に直接聞くか、ホームぺージなどを確認してみましょう。

 

ただし、業者の選びは、資格の有無だけで決めるのは危険です。

なぜなら資格を持った悪徳業者も存在するからです。

 

したがって、業者を選ぶ際は、資格の有無だけでなく

  • ①丁寧な点検・対応をしてくれるか
  • ②詳細な見積もり書をくれるか
  • ③二重チェックの施工管理体制か
  • ④メーカーからも保証が出るか

4点も確認しましょう。

 

丁寧で高品質の業者を選んで、家を長持ちさせていきましょう!

最後までご覧くださり、ありがとうございました!

 

◆良い品質の工事にするためには、会社の体制などの見極めも重要です。以下のまとめをご覧ください。

外壁塗装は業者選びが肝心!優良業者を見極める20のチェックポイント

 

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