艶あり・艶消し塗料の違いと外壁塗装時に納得して選べるポイント3つ

塗装のつや

近所で塗装工事をし終わったばかりのお家を見るとそろそろ自宅も…と考えるけど、塗りたてピカピカの「艶(つや)」がどうしても気になる。

という方もいらっしゃるかと思います。

 

「艶(つや)」とは、物が光を反射する程度によって決まります。

例えば、ガラスや磨かれた金属などを見たときに、艶があり、輝いていると感じますよね。一方で和紙のように粗さがあり、ザラザラしている表面を見たときは、そのようには感じません。

そして外壁塗装後の「艶」は、塗料を選択すれば度合いを選ぶことができます。

 

そこで今回は、「艶」の度合いはどんなものなのか、艶あり、艶消しのメリットデメリットによる選び方工事の注意点をご紹介していきます!

納得のいく塗装工事にするために、ぜひじっくりお読みくださいね。

 

一般的な塗装工事の場合、工事後は外壁に艶が出ます。

塗装した後に艶が出るのは業者にとっては当たり前のため、どの程度の艶が出るのかということを、工事会社側から説明される事はほとんどありません。

もし艶の度合いを選びたい場合は、選べる塗料も変わってきますので、事前に工事会社に相談が必要です。

 

艶を感じる、感じないは光の反射具合によって変わります。

例えば、滑らかな表面は、ほとんどの光が反射するため、艶があり、輝いているように見えます。

つやあり

 

逆に粗い表面は、反射する光が少なくなるため、表面が輝いているようには見えません。

つや無し

 

塗装の際に艶をどの程度にするのかは、5段階から選ぶ事が出来ます

通常の艶が出ている方から順に、

艶あり・7分艶・5分艶(半艶)・3分艶・艶消し(艶なし)です。

艶の度合い

7分、5分、3分というのは、通常の艶が出ている状態を10とした場合に、どの程度まで艶を抑えているかというものです。

まずそれぞれの艶感を写真を使ってご紹介していきます。

 

艶あり

艶あり

光の反射率が70%以上のものを指します。

一般的な塗装を行った場合の工事後の状態です。塗装したての光沢感があります。

 

7分艶

7分艶

光の反射率が55%以上、65%以下のものを指します。

艶感を通常の状態より少しだけ落とした状態です。実際に比較してみても通常の状態と比べてそこまで差がある様には感じません。

 

5分艶(半艶)

5分艶

光の反射率が30%以上、40%以下のものを指します。

艶感を半分以上落とした状態です。通常の状態と比較すると艶感は少し抑えられているような印象を受けます。

 

3分艶

3分艶

光の反射率が10%以上、20%以下のものを指します。

艶感を通常の塗装の2~3割程度にした状態です。日当りによっては塗装した感じがわかるかもしれませんが、かなりマットになっています。

 

艶消し(艶なし)

艶消し

光の反射率が5%以下のものを指します。

塗装後の艶感を無くした状態です。塗装後の状態も”塗った”という感じはほとんど無く、落ち着いたマットな仕上がりです。

 

★素材・色でも艶の感じ方が変わります!

濃い色、暗い色(黒、濃紺など)は、艶を強く感じてしまいます。

逆に、明るい色や薄い色(白、ベージュなど)だと艶を感じにくいです。

■黒い外壁(艶を感じやすい)

艶 黒い外壁

■白い外壁(艶を感じにくい)

艶 白い外壁

 

また、凹凸が無く平坦な外壁の場合、塗装をすると艶感が目立つようになります。

細かい凹凸がある外壁の場合、塗装をしても表面が粗いため光を反射しづらく、艶を弱く感じます。

そのため、細かい凹凸があるモルタル外壁より、平らな部分が多いボードの家の方が艶感を強く感じます。

 

■ボード外壁(平らな部分が多く艶を感じやすい)

艶 ボード

■モルタル外壁(凹凸が多く艶を感じにくい)

艶 モルタル

塗料の艶度合いを検討する際には、ご自宅の外壁の凹凸や希望の色も確認しておきましょう。

 


2 艶有り・艶消しの選び方~耐久性と見た目のどちらを重視するか~

実際塗装を行う際にどの程度の艶感が良いのか、選ぶポイントは「好みの見た目に近い物を選ぶ」「耐久性・機能性を考えて選ぶ」かどちらかです。

一般的に業者が艶あり塗料をおすすめしているのは、耐久性が良いから、という理由があります。

逆にどうしてもこの抑えた艶感が良い!とこだわりがある方には、塗料によっては耐久性が落ちるというデメリットが出る事を理解して頂いた上で提案しています。

 

どちらの方が絶対に良い・正しいという事はありませんので、ご自身が何を最も重要視しているかで選びましょう

 

2-1 耐久性重視の方は「艶あり」塗料

塗料の耐久性を重視したい方は「艶あり」塗料を選びましょう。

艶消し塗料の場合、本来の性能を100%発揮できず、耐久性も落ちてしまうことがあるからです。

 

最初にもお伝えしましたが、外壁塗装に使用される塗料のほとんどは「艶あり」の状態が普通です。

それを3分艶にする、5分艶にするなど度合いを調整する場合、現場で「艶消し材」を混ぜ合わせて使います。

塗料を混ぜる様子

すると、通常の状態で100%の品質が定められていますが、そこに混ぜ物をしてしまっているので、100%の耐久性を得る事が出来なくなるのです。

目安としては元々塗料メーカーから保証されている耐久年数から1~2年程度短くなると認識しておきましょう。

※使用する塗料によって誤差がありますので、工事会社に詳細は確認して下さい。

はじめから艶消しで開発されており、艶ありが存在しない塗料もあります。その場合は耐久性はカタログなどに記載の通りです

 

どうしてもこの艶感が良い!という希望がある場合は、耐久性がどの程度違うのかも納得した上で艶感を選ぶようにしましょう。

 

2-2 綺麗さを長持ちさせたい方は「艶あり」塗料

防水が効いている壁

外壁の見た目の綺麗さを長持ちさせたい方は「艶あり」塗料を選びましょう。

艶がある状態は表面がツルツルとした状態の為汚れがつきにくく、付着したとしても雨水等で自然と流れ落ちるからです。

逆にマットな仕上がりに近づくほど表面のザラザラ感が強くなり、汚れが付きやすく、落ちにくくなります。

 

綺麗を長く保ちたい、汚れにくさ重視の方は、艶あり塗料を選びましょう。

 

2-3 落ち着いた仕上がりにしたい方は「艶消し」塗料

艶消し塗装

艶の無い、マットな温かみある仕上がりが理想だ!という方も多いと思います。

そういった落ち着いた仕上がりにこだわりがある方は艶消し塗料を使いましょう。

 

艶が無くなる事によって、仕上がり後の見た目に高級感が出ます。

艶がある=安っぽいというわけでは決してありませんが、人によってはそう感じる場合もありますよね。

 

また、金属などの光沢のある外壁材以外は、新築時ほとんどのお家の外壁はマットな仕上がりです。

塗装時に雰囲気が変わってしまうのは嫌だ、新築時のイメージに近づけたい、という場合は、艶を出来る限り抑えた方がより近い仕上がりに出来ます。

 

このような場合は、艶消し材を混ぜて作る塗料よりも、はじめから完全艶無しで発売されている塗料を使うことをおすすめします

混ぜ物をする必要がない分、耐久性が落ちる心配がありません。

 

■はじめから艶消しの塗料例:グラナダフレッシュ

グラナダフレッシュ

出典:菊水化学工業

 


3章 工事前に確認すべきポイント3つ

どの程度の艶が良さそうか、イメージも何となく固まり、いよいよ工事に入るという前に確認してほしいポイントが3つあります。

艶感についてはあなたと業者との間で認識の違いが出てしまう可能性もあるからです。

 

塗装工事の場合、モデルハウスがあるわけではないので、実際に同じ塗料で、同じつや感で、同時期に塗装を行った家を見に行く、というのは難しい場合が多いです。

その為、ある程度打ち合わせの中でイメージを具体的にすり合わせ、工事前と工事後の誤差を無くす作業が大切です。

 

実際に事前にどういう事を行えば満足した内容の工事に出来るのか、具体的にご紹介していきます。

 

3-1 色板見本で確認する

色板見本

艶感はこれくらいで、とだいたい決めていたとしても、A4サイズ程度の色板見本で実際に確認を行いましょう

カタログなどの色見本は小さなカラーサンプルです。それだけ見ても実際に外壁全体へ塗った場合のイメージはつきにくいからです。

 

■カタログの見本はとても小さい

塗料のカタログ

 

実は、小さなサンプルで見るより、大きい面積で見てみると色は1トーンか2トーン明るく見えます

そのため、A4程度の大きい色板(カラーサンプル)を用意してもらい、実際に外壁に塗装した時とのイメージ差が出ないようにしましょう。

 

3-2 晴れている日に室外(太陽光の下)で確認する

色決めの際に最も重要なのは、色板見本を室外で明るい時間帯に見て確認する事です。

なぜなら、艶は光の反射が大きく関係しているからです。

室内で蛍光灯の下で見る色、白色電球の下で見る色、外の太陽光の下で見る色では、艶の感じ方も、それによる色の印象も全く違います。

 

忙しくて時間が無い場合も、色決めの際は頑張って時間を捻出して頂き、出来れば天気の良い日、悪い日、両日現状の外壁と照らし合わせて確認を行うのがベストです。

 

実際に工事が終わった後にイメージ通りの工事が出来た!と納得できるかどうか大きく差が出るポイントです。

日光の下での確認はぜひ行っておきましょう。

 

3-3 外壁以外の箇所の塗装も確認する

外壁と、それ以外の細かなパーツ(雨どいなど)は使う塗料が異なります。

外壁に艶消し塗料を使用した場合、あくまでも「外壁部分」の艶がなくなるだけです。他の箇所は別途指定しないと通常どおり艶が出てしまいます

外壁の艶感はイメージ通りになったけど、工事が終わってみたら、外壁以外の場所のつやが気になる…なんてことにならない様に、外壁以外の場所で塗装する箇所の確認は必ず行いましょう。

気になる方は「ほかの細かいところも艶消しにできますか」と伝えてこちらも塗料を変えてもらいましょう。

 

■外壁以外の塗装箇所

附帯物塗装

 

特に外壁以外の箇所に濃い色や暗い色を使用したい場合は注意が必要です。

■黒い雨樋

雨どい塗装

外壁以外の箇所でどのお家にも必ずあるのが雨樋ですが、暗い色を使用すると艶が目立ちやすくなります。

 

■白い雨樋

雨どい塗装

明るい白系なら艶はそこまで目立ちません。

 

■白い、角形の雨どい

雨どい塗装

雨樋に凹凸がある場合、丸樋よりも更に艶が目立ちにくくなります。

 

■こげ茶のシャッターBOX

シャッターボックス

こちらも濃い色だと艶感がはっきりわかります。 

 

■黒い破風板(はふいた)

破風板

直接日が当たる破風板は、艶が目立つ場合が多いです。

 

■白い破風板

破風板

明るい色ならそこまで気になりません。

 

■白い軒天

軒天井

軒天は白が一般的ですし、比較的日が当たらない箇所の為、そこまで艶が目立つ事はありません。

 

工事に入る前に、具体的にどことどこを塗装をするのか、などの詳細打ち合わせがあります。

その際に、外壁以外に塗装を行う細かな箇所がどこがあるのか確認を行い、気になる箇所やどうしても暗い色や濃い色を使用したい箇所がある場合は、艶消し塗料の使用も検討するようにしましょう!

 


まとめ

外壁塗装の艶は艶あり・7分艶・5分艶・3分艶・艶消し(艶なし)の5段階あります。

※選べる段階は塗料ごとに変わります。

 

見た目や耐久性、何を一番重視しているかで選択しましょう。

工事に入る前に、見た目だけでなく内容の確認も工事会社としっかり打ち合わせを行い、納得のいく工事を行えるようにしましょう!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

◆艶感も落ち着いて上品に感じられる色はアイボリーです。ぜひおしゃれな事例を見て参考にしてみてください。

→アイボリーの外壁で気品ある優しい印象に!事例20選と綺麗を保つ方法

 

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