塩害地域の方へ|塗装メンテナンス3つの注意点と対策方法を徹底解説

塩害地域

 

海の近くにお住まいの方が心配なのが「塩害(えんがい)」ですよね。

塩害とは塩分によっておこる被害のことで、住宅においては外壁や屋根、手すりなどにサビが発生したり穴が開いてしまうなどの現象が発生します。

そんな塩害地域にお住まいの方は、塩害対策としての塗装メンテナンスが重要です。

せっかく海の近くにこだわりの家を建てても、数年で傷んでしまったらもったいないですよね。

ただ、必要だと分かっていても具体的にいつやればいいのか分からないとなかなか踏み切れない方も多いかと思います。

そこで今回は、塗装メンテナンスが必要な目安の年数と、劣化症状についてご紹介します。

時期が来ている方は必ずメンテナンスを行ないましょう。

 

また、塩害地域ならではの塗装メンテナンスの3つの注意点もご紹介しますので、塗装工事を控えている方はぜひ目を通してみてください。

 

記事の後半では、塗装以外の塩害対策についてご紹介します。

自分でできるものもありますので、費用をかけずに長持ちさせるためにも参考にしてみてください。

 

こだわって建てた素敵なお家を塩害から守って長持ちさせていきましょう!

 

▼一般的な塩害地域の定義
塩害地域表

 


1章 塩害地域のメンテナンス時期

塩害地域にお住まいの方のメンテナンスの時期についてご紹介します。

家を長持ちさせるためにもタイミングを逃さないようにしましょう。

★塩害被害に遭いやすい建材向けにご説明していきます。

被害に遭いやすい建材…トタン・スチール・窯業サイディング・コンクリート

被害に遭いにくい建材…ステンレス・ガルバリウム鋼板・ジンカリウム鋼板

 

1-1  目安の年数

地域

メンテナンスサイクル

重塩害地域

3~5

塩害地域

5~7

一般地域

7~10

塩害地域のメンテナンス目安の年数は約5~7年です。

塩害地域の場合は、外壁が劣化するスピードが速いため、57年ごとに塗装メンテナンスを行なうことをおすすめします。

建ててから(又は前回塗装から)5年経っていない場合も、外壁の劣化症状が確認できた場合は塗装が必要です。

塗装メンテナンスが必要な劣化症状について、次でご紹介します。

 

1-2 メンテナンスが必要な劣化症状

メンテナンスが必要な外壁の劣化症状をご紹介します。

ただし本来であれば劣化症状が出る前にメンテナンスが必要です。

劣化症状が出てしまうと、塗装しても完全にきれいにならない場合もあります。

メンテナンスがまだの方はご自宅に同じ症状が出ていないか確認してみましょう。

 

▪サビ

屋根 サビ

雨樋 サビ

塩害の地域で最も多い被害がサビの発生です。

金属系の屋根材や外壁材、手すり等は塩害地域ではサビが発生しやすくなります。

また、金属系だけでなくコンクリート系の建物もそうです。

コンクリートを支える内部の鉄筋に塩分が染みこみ、鉄を錆びさせてしまいます。

コンクリートの場合は、一見劣化に気付かずに放置してしまいがちなので、劣化症状が出る前に保護塗装をする事をおすすめします。

放っておくとサビが広がって見た目も耐久性も劣っていってしまいます。

サビが少しでも確認できたら塗装メンテメンテナンスを行ないましょう。

 

▪チョーキング

チョーキング

チョーキングとは外壁や屋根を触った時に手に粉が付く現象のことです。

塩害地域では外壁・屋根の劣化の速度が速いため、築57年ほどでチョーキング現象が発生する場合があります。

塗料は色を付ける「粉」と水を弾く「樹脂()が混ざり合って出来ていますが、劣化により樹脂が飛んでしまうと粉だけが残ります。

つまり粉が手に付くチョーキング現象は、すでに建材の防水効果が切れている証拠です。

放っておくと建材が水を吸い込んで耐久性が落ちてしまうので、チョーキングが起きた時点で塗装が必要です。

 


2章 塗装メンテナンスの費用相場

塗装によるメンテナンス工事の費用相場をご紹介します。

費用を知っておくことで将来のプランも立てやすくなりますので、工事にどれくらいかかるのか事前に把握しておきましょう。

 

2-1 工事全体の費用相場

外壁 塗装

「外壁塗装工事」の費用相場は30坪2階建ての家で70~140万円前後です。

使用する塗料のグレード(耐用年数)によって費用相場は変動します。

また、通常は「外壁塗装工事」の中には「足場架設」「高圧洗浄」「家のパーツ(付帯)塗装」も含まれます。(※屋根は含まれません)

ただし、業者によっては見積もりに詳細を記載せずにパーツ(付帯)が契約に入っていない場合があります。

「塗ってもらえると思っていたのに塗ってもらえなかった」などのトラブルがないように、塗装箇所を明記した見積もりをもらいましょう。

万が一、パーツ(付帯)を塗らないとサビが発生するなどの塩害被害に遭います。

■塗料ごとの費用相場
外壁塗装 費用

「屋根塗装工事」の費用相場は80㎡の屋根で40~80万円です。

こちらも使用する塗料のグレードによって費用が変わっていきます。

「屋根塗装工事」の場合は「足場架設」「高圧洗浄」は含まれますが、「パーツ(付帯)塗装」は含まれないことが多いです。

足場架設のタイミングで一緒に塗ってほしい場所があれば事前に業者に相談しておきましょう。

■塗料ごとの費用相場
屋根塗装 費用

 

2-2 細かい内訳

詳細の費用相場をご紹介します。

家によってパーツの有無があるので、含まれない場合もあります。

ご自宅に合った見積もりをもらうことが大切です。

 

 

作業・工程

単価相場

外壁塗装
工事

コーキング打ち替え

800~1,200円/m

コーキング増し打ち

700~1,000円/m

外壁塗装

(※塗料のグレードによって変動)

1,800~5500円/㎡

雨樋

1,000~1,800円/m

破風板

800~1,400円/m

シャッターボックス

2,000~3,000円/個

水切り

300~800円/m

軒天

900~1,600円/㎡

雨戸・戸袋

2,000~3,500円/個

霧除け・出窓天板

2,000~3,000円/個

換気フード

2,000~3,000円/個

屋根塗装
工事

屋根塗装

(※塗料のグレードによって変動

1,800~3,800円/㎡

タスペーサー(縁切り)

300~400円/㎡

共通項目

足場架設

700~900円/㎡

高圧洗浄

200~300円/㎡

養生

300~500円/㎡

下地調整

200~400円/㎡

諸経費

20,000~30,000円/一式

廃棄物処理

10,000~30,000円/一式

 


3章 塩害地域の塗装工事3つの注意点

塩害地域にお住まいの方向けに塗装工事の3つの注意点をご紹介します。

大切なお家の寿命を縮めないためにもぜひ参考にしてみてください。

 

3-1 劣化症状が悪化する前に塗装する

屋根塗装

劣化症状が悪化する前に塗装しましょう。

サビチョーキングなどが少しでも見られたら塗装メンテナンスを検討しましょう。

劣化症状を放っておくとさらに塩害被害が広がり、メンテナンスではなく改修工事が必要になる場合もあります。

大規模な工事になるほど費用も高くなるので早めのメンテナンスが必要です。

 

3-2 素材に合った高耐久の塗料を選ぶ

建材に合った高耐久の塗料で塗ってもらいましょう。

金属系の建材の場合(トタンや鉄部など)は、サビが発生する危険性があるので、サビ止め成分が含まれた塗料や、
⋆防食性の高い塗料を使用することがおすすめです。

★防食性の高い塗料とは

雨・雪・風などの厳しい環境下にあり、塗装しないと長持ちさせる事が出来ない建造物や橋梁などを塗装することを「防食塗装」といい、その際に使用する塗料が「防食塗料=(防食性の高い塗料)」です。

防食性の高い塗料を使用することで通常の塗料よりもサビの発生を防ぐことが期待できます。

 

~おすすめの防食性の高い塗料~

「カーボマスチックシリーズ/カーボライン」

「カーボマスチックシリーズ」は重防色塗料メーカーのカーボライン社が開発した、長期防食性が高い塗料(下塗り剤)です。

他のサビ止め塗料よりもサビへの浸透性が高く、ほとんどの旧塗膜に対応できます。

ただし、下地処理や用法容量などを守って使用する必要があるため、きちんとした工程で塗ってくれる業者選びが必要になります。

また、窯業サイディングなどの金属以外の建材の場合はフッ素無機塗料などの耐久性の高い塗料がおすすめです。

 

▼塗料の耐久年数と費用の比較
塗料耐用年数比較表

ただし、どんな塗料を塗っても劣化を完全に防ぐことが出来るわけではありません。

環境下や使用している建材によっては塗装してもサビが発生する場合もありますので、こまめな状態のチェックが必要です。

 

3-3 保証が出ないので、すぐ来てくれる地元の業者を選ぶ

アフター点検

塩害地域の場合、ほとんどの場合が塗装工事の際に保証対象外になります。

したがって、何か不具合が起きたときにすぐに確認してもらえるよう、地元の業者を選びましょう。

遠すぎてしまうとすぐに来てもらえないのはもちろん、点検だけで出張費を請求される場合もあります。

さらにアフターメンテナンス専門の部署があると尚安心です。

業者を選ぶ際には、工事後のアフターサービスについても聞いておきましょう。

 


4章 塗装以外に出来る塩害対策

塗装以外でできる塩害対策についてご紹介します。

自分で出来るものから業者に依頼しないとできないものもあります。

おしゃれなお家を綺麗に保っていくために対策はおさえておきましょう。

 

4-1 こまめに塩分を洗い流す

外壁 洗浄

塩害の被害を最小限にするために、定期的に外壁や手すりについた塩分を洗い流しましょう。

洗い流すことで塩分を留めておかずに劣化を防ぐことが出来ます。

ただし、屋根や2階周りの外壁は手が届かないので塩害被害を予防することは難しいです。

また、洗い流す際の注意点は、外壁を傷つけないようにすることです。

高圧洗浄機などの機械で洗うと外壁の表面や塗料が傷つき、余計に劣化を促進してしまうので、洗い流す際はホースで水をかける程度にしましょう。

 

4-2 電機設備を屋内に移動する

塩害被害は電気設備にも起こります。

塩分が機器内に入り込むとサビが発生し、故障してしまいます。

したがって、屋内に移動できるものは移動させ、室外機などは耐塩性の製品を選びましょう。

 

4-3 塩害に強い建材に替える

外壁修理

塗装以外の修繕方法としては塩害に強い建材に替える方法があります。

まず、塩害に強い建材は主に2つあります。

一つ目は「ステンレス」です。

ステンレスは「ステン(サビ)/レス(ない)」という名前の通り、さびにくい素材です。

表面を覆っているクロムという金属の薄い膜が塩分によるサビを防いでくれます。

 

二つ目は「ガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板)」です。

金属ではありますが、表面にセラミックコーティングがされているので、サビが発生しにくいです。外壁だけでなく屋根材としても使用することが出来ます。

※「樹脂サイディング」が塩害に強いとされていますが、実は樹脂も塩害によってボロボロになってしまうことがあります。

 


まとめ

いかがでしたか。

海の近くにお住まいの方は塩害の対策が必要です。

対策として塗装メンテナンスを行なわないと、サビ色褪せ等の症状が発生してしまいます。

せっかくの素敵なお家にサビが発生してしまったらもったいないですので、5~7年の周期でメンテナンスを検討して綺麗な状態を保っていきましょう!

ただし、塗装工事は安い工事ではないので塗装以外で対策出来ることを行なって長持ちさせていきましょう。

 

最後までご覧くださり、ありがとうございました!

 

◆耐久性の高い塗料について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

→最高級の無機塗料とは|メリット・デメリットと厳選おすすめ塗料3選

→高耐久な外壁塗装はフッ素!メリット・デメリットと疑問解消Q&A 4選

 

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