ウッドデッキが色褪せてきた…
「うちのウッドデッキはいつ頃メンテナンスすればいいの?」
「どんなメンテナンスが必要なの?」
と気になって調べているのではないでしょうか。
ウッドデッキはお家をおしゃれに見せてくれる外構部分ですから綺麗に長持ちさせたいですよね。
また見た目だけでなく、耐久性を保つためにもメンテナンスは必要です。
ただ初めてメンテナンスされる方はご自宅のウッドデッキに合ったお手入れの仕方が分からないかと思います。
そこで今回はウッドデッキの素材別のメンテナンス時期と方法をご紹介していきます。
また記事の後半では業者に依頼した場合の費用相場をご紹介しますので、プロに頼みたいとお考えの方はぜひ参考にしてみて下さい。
この記事を読めばご自宅のウッドデッキに合ったメンテナンスが出来るようになり、長くきれいに保つことが出来ますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
0章 メンテナンス時期・方法は素材によって異なる!
まず始めにお伝えしたいのは、メンテナンス時期や方法はウッドデッキの素材によって異なるということです。
ウッドデッキは主に、①ソフトウッド ②ハードウッド ③人工木・樹脂の3つの種類があります。
それぞれの素材に合ったメンテナンス方法があり、誤った方法を行なってしまうとかえって美観が損なわれてしまったり、耐久性が落ちてしまったりと、残念な結果に繋がってしまいます。
ウッドデッキを綺麗に長持ちさせるためにも、ご自宅のウッドデッキに合ったメンテナンスを行ないましょう。
それでは次章から素材ごとのメンテナンス時期・方法をご紹介していきます。
1章 ソフトウッド製のウッドデッキ
ソフトウッド製ウッドデッキのメンテナンスについてご紹介します。
特徴や注意点、メンテナンス方法について詳しく解説していきますので、素材に合ったメンテナンスを行なっていきましょう。
1-1 特徴と注意点
ソフトウッド材は針葉樹からつくられた木材で主にホワイトウッド・マツ・ヒノキ・ウエスタンレッドシダー、レッドウッド、SPF材、サイプレスなど種類があります。
柔らかく加工しやすいのに加えて、価格も安いのでDIYでウッドデッキを作るのに適した木材です。
ただし、他の素材よりも腐りやすいため(特にSPF)、こまめなメンテナンスを行なわないと4~5年ほどで解体しなければならない状態になってしまうこともあります。
長持ちさせるためにはこまめなお手入れが必要です。
1-2 1年毎に塗装メンテナンス
ソフトウッドのメンテナンス方法は「塗装」です。
ソフトウッドは他の素材よりも腐食しやすいため、塗装で水を弾いて劣化を防ぐことが重要です。
また、木材の劣化によって、釘が出てきてしまったり、ささくれてきてしまう場合があります。
そのまま放置してしまうと怪我をしてしまう恐れがあるので、研磨して表面を滑らかにしてから塗装を行ないましょう。
メンテナンスの時期は築1~2年頃でその後も1年毎に塗装メンテナンスを行なうことをおすすめします。
▼ウッドデッキ塗装の流れ
まずウッドデッキを洗浄し、汚れを落とします。
次に表面のケレン(研磨)をサンドペーパーなどで行ないます。
最後に木用の塗料で塗装をして完成です。
◆ウッドデッキ塗装のDIY手順やおすすめ塗料が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
★腐食したら塗装でなく修理・交換が必要!
ウッドデッキが腐食して木がボロボロになってしまっている場合は、塗装メンテナンスでなく修理・交換が必要です。 放置するとシロアリが寄ってきてしまう可能性があるので、リフォーム業者に点検してもらった上で適切な処置を行ないましょう。 |
2章 ハードウッド製のウッドデッキ
ハードウッド製ウッドデッキのメンテナンスについてご紹介します。
他の素材とは違うハードウッドの特徴に合わせたメンテナンスを行なってきましょう。
2-1 特徴と注意点
ハードウッド材は広葉樹からつくられた木材で主にイペ・ウリン・マニエルカラ(アマゾンジャラ)・ガラペイラ・セランガンバツなどの種類があります。
ソフトウッドよりも繊維が細かくて耐久性が強く、腐りにくいため、シロアリが発生する心配も少ないです。
材料費はソフトウッドよりも高いですが、塗装をしなくても20~30年持つとされる高耐久の素材です。
ただし、傷やコケは発生しますし、色褪せが気になる場合もあるので美しい状態を保つためにはこまめなお手入れが必要です。
2-2 1年毎に洗浄か塗装メンテナンス
ハードウッドは耐久性が高い素材なので、基本的に塗装は必要ありません。
傷が出来たらサンドペーパーなどで研磨し、コケや汚れが気になる場合はデッキブラシなどで洗浄を行ないましょう。
洗浄メンテナンスは1年毎に行なうと綺麗に長持ちします。
もし色褪せが気になる場合や別の色に変えたい場合は塗装することも可能です。
ただしハードウッドはソフトウッドよりも塗料が染みこみにくく色合いは長持ちしませんのでご注意ください。
3章 人工木・樹脂製のウッドデッキ
人工木・樹脂製ウッドデッキのメンテナンスについてご紹介します。
ソフトウッドやハードウッドなどの天然木とは違う特徴・注意点がありますので、素材に合ったメンテナンスを行ないましょう。
3-1 特徴と注意点
人工木・樹脂製のウッドデッキは木粉に樹脂が混ぜられて造られているため、防水性が高く菌の繁殖やシロアリ被害の心配がありません。
天然木よりも木の風合いは薄れてしまいますが高耐久でコストも安いところが魅力です。
ただし、樹脂製のため太陽光で表面が熱くなりやすく、夏場などは火傷しないよう注意が必要です。
また、高耐久といっても汚れや傷は付いてしまうのでこまめな掃除で美しさを保っていきましょう。
3-2 3か月に1度の洗浄メンテナンス
人工木・樹脂製のウッドデッキは耐久性が高いですが、カビ・コケや土埃などの表面の汚れは付いてしまいます。
そのため、3か月に1度のペースで柔らかい布などで水拭きするなどのメンテナンスを行ないましょう。
また、水拭きで落ちない汚れや傷が発生した場合は、サンドペーパーなどで軽く研磨すると表面が綺麗になります。
強く研磨しすぎるとかえって傷になってしまうので注意しましょう。
4章 業者に依頼した場合のメンテナンス費用
業者にメンテナンスを依頼する場合の費用相場をご紹介します。
プロに綺麗に仕上げてほしい方や、ウッドデッキの面積が大きくて自分ではできないという方は業者に依頼しましょう。
ウッドデッキのメンテナンス費用は以下の通りです。
◆詳しい費用の内訳や業者選びのポイントが知りたい方はこちらをご覧ください。
まとめ
いかがでしたか。
ウッドデッキは素材によってメンテナンス方法や時期が変わります。
それぞれのメンテナンス方法・時期は以下の通りです。
素材 | メンテナンス方法・時期 |
ソフトウッド | 1年に1度の塗装 |
ハードウッド | 1年に1度の洗浄又は塗装 |
人工木・樹脂 | 3か月に1度の洗浄 |
また、綺麗に仕上げたい方や大きいウッドデッキのメンテナンスを検討している方はプロに依頼しましょう。
ご自宅のウッドデッキに合ったメンテナンスを行なうこと大切です。。
適切なメンテナンスでおしゃれなウッドデッキを長持ちさせていきましょう。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
◆ウッドデッキをシロアリから守るための対策についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒ウッドデッキをシロアリから守る!素材選び&今すぐできる3つの対策