外壁の色選びに迷っているあなた。
「暖かみのあるベージュやブラウンで仕上げたいけど、仕上がりの想像が出来ない!」と悩まれているのではないでしょうか。
ベージュとブラウンの2色仕上げは、高級感と上品さがでる色の組み合わせで、とても人気です。
また、地域に馴染みやすい色の組み合わせなので、変に目立ちすぎることがありません。
さらに、配色の仕方や濃淡によっては、重厚感がでたり、オシャレな欧風イメージに早変わりもします。
ですが、どのようにすればセンスが光る外観になるのか、完成前に想像するのは難しく、悩みますよね。
ブラウンやベージュにはそれぞれ色の濃さ淡さがありますし、どの配色が良いのかも迷うかと思います。
そこで、この記事では、外壁とベージュとブラウンの2色に特化して、おしゃれな施工事例をたくさんご紹介します。
また、その2色の配色ポイントや理想の外観にするまでのステップまでも、具体的にお伝えします。
この記事を読むことで、あなたのイメージに合ったベージュとブラウンの外壁が、見つかるでしょう。
ぜひ、素敵な仕上がりにしてくださいね。
目次
1章 ベージュ×ブラウンのおしゃれな配色 4つのコツ
まずは、ベージュとブラウンの外壁事例を見てみましょう。
ベージュやブラウンと言っても、色の濃淡や色をぬる箇所によって、ずいぶんと印象が違います。
そのあたりを詳しくお伝えします。
1-1 一番人気!ベージュと優しいブラウンでナチュラルな外観に
柔らかい色のベージュと、優しい色のブラウンを組み合わせると、自然なデザインになります。
どちらの色も主張しすぎないため、比較的配色がしやすく一番人気。
やわらかい雰囲気を醸し出すため、地域に馴染みやすい色と言えます。
■ベージュを基本色に、立体部分を優しいブラウンに
ほとんどがベージュですが、玄関部分だけを柔らかいブラウンを使用することで、上品さとおしゃれさの両方が雰囲気でます。
■柔らかいブラウンをベースに、白系ベージュの縦ラインでアクセント
柔らかいブラウンだと、まったりした印象になりますが、2階部分と縦ラインに白系ベージュを配色することで、一気に爽やかな印象に。
■1階に優しいブラウンと、2階にベージュのツートン
2色ともに優しい色合いの外壁によって、門塀の濃いブラウンと玄関周りの緑が素敵に映えます。
■淡いベージュとブラウンの組み合わせ
ベランダなどにアクセントとして色を入れることで優しい印象だけでなくデザイン性も高く仕上がっています。
■黄味のあるベージュと淡いブラウンのツートン
色味のあるベージュを使用することで暖かみが出たマットなデザインの家。
1階と2階の間に帯を入れることでスッキリとした印象になっています。
1-2 ブラウンをアクセントに!引き締めデザイン
基本色をベージュとして、ブラウンはアクセントとして一部分だけ使用します。
凹凸がある箇所に配色すると、立体的になり、ヨーロピアン風な上品な印象になります。
■白系のベージュにブラウンを部分色に
明るい白系のベージュに濃いブラウンが縦にライン入って、スタイリッシュです。爽やかな印象でかつ上品さも醸し出しています。
■ダークブラウンで玄関ドアと色合いを揃えて
メインはベージュで、ブラウンの面積は少なめですが、玄関ドアと同じ色に揃えたことですっきりまとまったおしゃれなお家に。
■外壁を一部ブラウンにして立体感のある仕上がりに
ベージュ外壁の一部をブラウンにすることで立体感のあるおしゃれな仕上がりになります。
塀や外壁にブラウンラインがあるのもポイントです。
■ベランダ部分のブラウンが目を惹くデザイン
ベランダの外壁をブラウンにすることで、家のアクセントになり締まります。
凹凸のある部分での色分けは印象が一気に変わるのでおすすめです。
■タイル柄のブラウンがおしゃれなツートン
家の真ん中にブラウンのラインが入ってインパクトのあるデザイン。
淡い色はシルエットがぼやけてしまいやすいので、こうしてアクセントを入れることで引き締まった家にすることが出来ます。
■部分的にブラウンを散りばめればおしゃれなデザインに
あたらこちらにブラウンを入れることで、唯一無二のおしゃれなデザインに。
ツートン外壁の中でも上級者の色分けになっています。
1-3 素材をうまく活用|欧風でおしゃれな仕上がり
外壁をブラウンに塗らなくても、ブラウン色の「素材」を使うことで、ベージュとブラウンの良さを引き立てることができます。
ここでは、そのコツをお伝えしますね。
■基本色をベージュで、れんがを部分的に貼ることでヨーロピアン風に
ブラウンを使用せず、道路面部分だけをブラウンに似た色のれんがやタイルを使うことで、おしゃれなデザインになります。黒の帯もワンポイント。
■タイル柄を生かした高級感あふれるツートン外壁
ブラウン系のタイル柄を生かし、同系色のベージュを全体に塗装しています。
タイルが引き立ち、高級感あふれる仕上がりになっています。
■基本色をベージュで、玄関まわりの一部分をタイルでアクセント
玄関まわりの一部分だけを、ブラウンのれんがやタイルにすることで、欧風な外観にがらりと変わります。緑との調和もいいですね。
■木部がナチュラルなモダンデザイン
木部の外壁が一部でもあるだけで、ナチュラルな印象にする事が出来ます。
木部と組み合わせてツートンにする際は出来るだけ淡いベージュにするとよりナチュラル感が出ます。
■レンガ風の外壁で高級感のある仕上がりに
ツートン外壁の場合、どちらかに柄があるとよりデザイン性が出ます。
さらに黒の帯板で全体が締まってかっこいい家になっています。
1-4 高級感を出すなら濃いブラウンでモダンに
ブラウンを基本色として多く配色すると、重厚感がある外観になります。
ワンポイントに明るいベージュを置くことで、重苦しくなりすぎず上品な印象になります。
■濃いブラウンをベースに、白系のベージュをアクセント
濃いブラウンの中に、白系のベージュがワンポイントで入ることで、重くならず印象が明るくなります。高級感と親しみやすさのバランスが良いです。
■濃いブラウンに雨戸の白系ベージュがアクセント
濃いブラウンが全体にありながら、それ以外が白でアクセントつけています。特に、白の雨戸が立体的で洗練された外観に。
■濃いブラウンに、ベージュ外壁が映える
基本色を濃いブラウンにすることで、高級感とモダンな雰囲気に。
玄関部分をベージュにする事でデザイン性が上がるだけでなく明るい印象にもなります。
■白系ベージュの縁取りがおしゃれな外壁
ダークブラウンがメインの外壁ですが白系ベージュで縁取ることでかわいらしい印象になっています。
■ベージュ×ダークブラウンのモダンな家
ダークブラウンをベースにした外壁に一部ベージュを入れることで最先端のモダンなデザインに。
2章 人気の色分け!おすすめ定番2つの方法
絶対に失敗のない安定感のある色分け方法があります。
それは、「縦で色を塗り分ける」「1階と2階の色を変える」の2点です。
2章では、この2つを詳しくお伝えしますね。
2-1 縦で色を塗り分ける
お家のデザインをスタイリッシュなイメージにしたい場合は、「縦で色を塗り分ける」ことをおすすめします。
1階と2階の色分けは重厚感がでますが、縦で色を変えると、洗練された雰囲気が演出できます。
■ベージュのベースカラーに、ブラウンの縦ラインが入ったお家
落ち着いたブラウンで、オシャレなデザインに。ブラウンの中にある玄関ドアのベージュがアクセント。
■ベージュのベースカラーに、優しいブラウンの縦ラインが入ったお家
優しいベージュと優しいブラウンの組み合わせがぼやけてしまうのが難点。ですが、濃い黒の縦ラインを入れることで、引き締めとおしゃれを演出しています。
■白系ベージュにダークブラウンが映える外壁
淡いベージュをベースにダークブラウンのラインを入れることでスタイリッシュに。
■ベージュベースの外壁にブラウンでアクセント
おしゃれな形に合ったモダンな色分けでおしゃれさを演出。
暖かみがありつつ最新鋭のデザインで目を惹くデザインに仕上がっています。
■淡いブラウンのラインがおしゃれなお家
明るいベージュとブラウンの組み合わせで、暖かみのある印象に。
インパクトのある縦ラインはスタイリッシュなデザインです。
2-2 1階と2階の色を変える
2色で色を分けることを「ツートン」といいます。
一番人気で、一番簡単におしゃれな外観にできる方法です。
ポイントは、濃い色を1階にすると重厚感がでます。
■ブラウン×ベージュのツートン
スタンダードなブラウンとベージュのツートン。大きなベランダもブラウンで塗り分けて立体感があります。
■ブラウン×ベージュのツートン
1階と2階の間の黒の帯がアクセントで締まりを加えてくれます。
■優しいブラウン×ベージュのツートン
優しいブラウンとベージュの間に、濃いブラウンの帯をいれることで、一気におしゃれな外観に。
■ブラウン×ベージュのツートン
スタンダートなブラウンとベージュの色です。ブラウンの割合が多いため、高級感を重厚感がでています。
■白枠がかわいいブラウン×ベージュ
白い枠で縁取られたかわいいツートン外壁。濃いブラウンを使用していますが重くならずに仕上がっています。
■淡い色合いが明るい雰囲気を出している家
全体的に淡い色を選ぶことで明るく優しい印象に。
ドア枠やベランダの白いラインがデザイン性を高めています。
3章 理想の色を選ぶための3つのポイント
ブラウンとベージュの2色で自分の理想の外観にするには、ポイントがあります。
ブラウン・ベージュとひとくくりに言ってしまうと、色の濃淡があまりにも幅が広く、描いていた印象と違う場合があります。
また、色を塗る箇所によっても、外観の雰囲気ががらりと変わります。
そのため、この章では3つに絞って、理想の外観にするポイントをお伝えします。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
3-1 似た色を2、3つ選んで比較する
ブラウンもベージュも様々な系統があり、選ぶ色によって、外壁の印象はずいぶんと変わります。
そのため、必ず、近い色2、3色を選んで比較しましょう。
■色の濃淡によってお家のデザイン雰囲気が変わります。
似た色をいくつか比較してみることによって、よりイメージに近いデザインに仕上げることができます。
「もっと落ち着いた色だと思った」「もう少し明るい印象になると思った」など、工事後に後悔される方がいらっしゃいます。
特に、ブラウンとベージュは色の幅が広く、その色によってはお家の印象ががらりと変わります。
ですので、こだわって比較しましょう。
3-2 カラーシミュレーションでイメージを確認する
自分が希望する似た色をいくつかピックアップしたら、次は、カラーシミュレーションを行ないましょう。
ブラウンとベージュの外壁をより活かすためには、全体のバランスをしっかりと見た方が満足いく結果になるからです。
実際の自分のお家をもとに、どの色をどこに塗るか、色の濃さのバランスなど、お互いの色の相性をしっかりと確認しましょう。
カラーシミュレーションを使う事で、全体のバランスも見る事が出来ます。
3-3 近隣を歩いて他のお家を見てみる
カラーシミュレーションが終わって、理想の外観イメージが具体的になったら、最後は、近隣を歩いてみましょう。
お家の周りを歩きながら色々なお家を見ることで、今考えている案が地域になじむデザインなのか、また、ちょっと目を惹く外観になっているか、など客観的に判断することができます。
せっかくのお家の塗り替えです。他のお家はどのような外観が多いのか、見てみましょう。
きっと、新たな発見ができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ブラウンとベージュは、落ち着いた色の中にも、上品さや高級感が備わっている人気の組み合わせです。
配色の仕方によっては、がらりと印象が変わるのも、大きな特徴です。
良いところを最大限に活かして、素敵な外観にしたいですね。
お読みいただきありがとうございました!
◆この記事を読んだ人におすすめ
→【プロ直伝】色決め成功ガイド:茶色の屋根が更に素敵になる事例21選
屋根も一緒にブラウン系にすると、全体にまとまりが出ておしゃれになりますよ。