屋根外壁塗装をする時、色の組み合わせを考えるのは楽しいですが、悩む部分も多いですよね。
その中でも
「茶色・ブラウン系の屋根にしようと思っているけど、外壁の色に悩むなぁ…」
「もうこのイメージと決めたけど、本当に良いのか心配になってきた…」
とお悩みの方も多いかもしれません。
でも折角の色選びですから、悩んだまま施工に進んでしまわない様にしたいですよね。
実は、茶色の屋根は明るい茶色から暗い茶色まで多様性があり、常に人気が高い色です。
この記事では、茶色・ブラウン系の屋根の事例を通して、“茶色の屋根が素敵な色”であり、“こんな感じの家にしたかった!”が皆さんに分かるようにしています。
最後まで読んでいただくことで、この屋根と外壁の組み合わせなら素敵だ!と決めて頂くことが出来ますし、
色を決めた後に施工業者に対して何をすれば、希望の色が再現できるかまでお伝えします。
思い描いたおしゃれな茶色の屋根のお家を実現するために、是非お読みください。
1章 なりたいイメージで見る茶色の屋根事例21選
茶色・ブラウンの屋根は落ち着きがあって、とてもおしゃれな色です。
色の主張が強すぎず、全体をまとめてくれる優しい色だからです。
まずは事例を見て、ご自身が「こんな雰囲気にしたいなぁ」「この感じ好きかな」というものを見付けてみて下さい。
また外壁との組みあわせも一緒に見ておくことで、より家全体の色決めに役立てるはずです。
屋根だけでなく、家全体の雰囲気まで気にしてみて下さいね。
1-1 明るめの茶色11選
1.色分けがアート風のお家
T・T様(町田市能ヶ谷) | |
屋根塗料 | ■種類:無機 |
外壁塗料 | ■種類:無機 |
クリーム色~ベージュ~茶色と同じ系統の色を綺麗に合わせて、模様を活かしたアート風の感性を感じるお家です。茶色のアクセントが上手く入っていておしゃれですね。 |
2.元ある柄を最大限に活かしたお家
T・M様(相模原市緑区) |
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屋根塗料 | ■種類:シリコン |
|
外壁塗料 | ■種類:無機 |
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元から壁にある柄を上手く活かしています。外壁の白との対比が清潔感をアップさせてくれる、洗練された雰囲気がありますね。 |
3.王道の組み合わせ、長年愛せるお家
M・S様(藤沢市善行坂) | |
屋根塗料 | ■種類:フッ素 |
外壁塗料 | ■種類:フッ素 |
ベージュ系の外壁と茶色の屋根は王道の組み合わせで、永く楽しめる色です。年代も選びませんから、どの世代でも選んでいただけます。 |
4.シンプルな中でも色のアクセントを効かせたお家
A・H様(秦野市曲松) | |
屋根塗料 | ■種類:フッ素 |
外壁塗料 | ■種類:フッ素 |
王道のベージュですが、雨どいや要所要所を茶色にしている事で全体にアクセントと締まりが出来ています。ひと味違った雰囲気がありますね。 |
5.同系色と色分けがおしゃれ上級なお家
M・O様(大和市上草柳) | |
屋根塗料 | ■種類:無機 |
外壁塗料 | ■種類:無機 |
同系色で分けている中でも、外壁の塗り分け方が特徴的です。お家の形状が縦長な特徴を利用して、横ではなく縦で色を分けているおしゃれテクニックです。 |
6.落ち着いた外観が素敵なお家
U・Y様(秦野市西大竹) | |
屋根塗料 | ■種類:シリコン |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
落ち着いたスモークベージュと茶色の屋根の相性が良いお家です。上品な大人向けのテイストです。 |
7.形状を最大限活かした個性あるお家
S・D様(横浜市泉区) | |
屋根塗料 | ■種類:シリコン |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
家の形状を活かして色分けをしたお家です。個性的な色分けですが、ベージュや茶色が落ち着きある色なので馴染みも良く景観を損ねません。 |
8.清潔さが際立つ洋風のお家
I・F様(相模原市南区) | |
屋根塗料 | ■種類:シリコン |
外壁塗料 | ■種類:フッ素 |
アイボリーとベランダのタイルの模様が西洋風のコントラストできれいですね。全体をシンプルにまとめているので、若い世代の方にも人気の配色です。 |
9.スモーキーカラーの組み合わせがきれいなお家
K・M様(高座郡寒川町) | |
屋根塗料 | ■種類:フッ素 |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
スモーキーブラウンとベージュの組み合わせが大人っぽいお家です。年代問わず楽しめる色で、仕上がりも上品なのが人気です。 |
10.ツートンのメリハリが活かされたお家
I・H様(相模原市中央区) | |
屋根塗料 | ■種類:無機 |
外壁塗料 | ■種類:無機 |
白とダークグリーンのコントラストが素敵なお家です。屋根が茶色だと柔らかい印象も与えられますので、メリハリある色使いでも温かみがあります。 |
11.華やかなピンクが可愛らしいお家
N・S様(横浜市戸塚区) | |
屋根塗料 | ■種類:無機 |
外壁塗料 | ■種類:無機 |
春の様な可愛らしいピンクと茶色が素敵なお家です。茶色の屋根とのバランスが美しく、小さなお子さんがいるお家にも喜ばれています。 |
1-2 暗めの茶色10選
1.クラシックな雰囲気が美しいお家
S・T様(相模原市中央区) | |
屋根塗料 | ■種類:ウレタン |
外壁塗料 | ■種類:ウレタン |
屋根だけでなく、外壁も深い茶色系でまとめたクラシックな雰囲気が魅力のお家です。住まわれる方の品もワンランク上がるようなおしゃれさがありますね。 |
2.シンプルなコントラストが永く愛せるお家
M・K様(厚木市鳶尾) | |
屋根塗料 | ■種類:フッ素 |
外壁塗料 | ■種類:フッ素 |
シンプルなアイボリーの外壁と深い茶色の屋根のコントラストが美しいお家です。年代問わず、永く愛される色合いです。 |
3.洋風ながら落ち着きのあるお家
F・K様(町田市小野路町) | |
屋根塗料 | ■種類:無機 |
外壁塗料 | ■種類:無機 |
外壁の色合いがクリーム色と明るい茶色で可愛らしい洋風のお家です。屋根を濃い茶色にすることで、可愛くなりすぎない、“大人可愛い”雰囲気が出来ています。 |
4.お家の形状を活かした、シンプルさがカッコイイお家
T・M様(横浜市神奈川区) | |
屋根塗料 | ■種類:フッ素 |
外壁塗料 | ■種類:フッ素 |
アイボリーの外壁に濃い茶色のお家です。立体感のある形状のお家ですが、雨どいやサッシなどにも茶色を合わせてシンプルなのにどこかおしゃれを作り上げています。 |
5.ラインのアクセントがカッコイイお家
M・I様(町田市薬師台) | |
屋根塗料 | ■種類:シリコン |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
白の外壁に茶色の屋根とシンプルな組み合わせですが、ベランダに屋根と同じ茶色でラインを入れる事で、スタイリッシュさがグッと上がりました。ご主人様にも好まれる高いデザイン性です。 |
6.オーガニックな雰囲気が素敵なお家
M・Y様(相模原市南区) | |
屋根塗料 | ■種類:無機 |
外壁塗料 | ■種類:無機 |
植栽の緑や外壁の緑、それに屋根の茶色と、自然のアースカラーを取り入れたオーガニックな雰囲気のお家です。洋風なまとまりもありますから、ナチュラルだけど、ちょっと人とは違う雰囲気に、とお考えの方にお勧めです。 |
7.爽やかなビタミンカラーが目を引くお家
S・M様(横浜市戸塚区) | |
屋根塗料 | ■種類:フッ素 |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
フレッシュなイエローカラーが鮮やかなお家ですが、屋根が茶色で落ち着きがあるため、嫌な目立ち方をしません。白のサッシも活かされた爽やかな印象のお家です。 |
8.全体の色合いの調和が取れたお家
T・A様(鎌倉市西鎌倉) | |
屋根塗料 | ■種類:フッ素 |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
ピンクベージュの外壁と白のサッシやカーポートの相性が良いお家ですが、屋根を茶色にすることによって印象が柔らかく、また外構のレンガとも相性が良くなっています。トータルバランスが上手に取れているお家です。 |
9.シックな色合いが美しいお家
F・K様(相模原市中央区) | |
屋根塗料 | ■種類:無機 |
外壁塗料 | ■種類:無機 |
濃いグリーンの外壁に濃い茶色のお家です。全体的にシックな雰囲気が出て高級感を感じます。玄関周りの茶色がアクセントになっていますね。 |
10.立体的な色分けがスタイリッシュなお家
O・T様(高座郡寒川町) | |
屋根塗料 | ■種類:シリコン |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
アイボリーの外壁に、縦のラインや部分の色使いでワンランク上のおしゃれを実現したお家です。立体感が出る色分けをすると、だれが見ても素敵だなぁと思えるような仕上がりになります。 |
2章 外壁との組み合わせを良くする2つのコツ
屋根と外壁の組み合わせを良くするコツは2つあります。
それは、外壁の色の見え方を理解して、屋根との調和を取る事ですので、ここからは外壁との相性の取り方を紹介していきます。
ポイントを抑えることで、バランスの良い素敵な住まいになりますから、そのために必要な知識をつけていきましょう。
2-1 1色使いなら、バランス重視で決める
外壁を1色で塗る予定なら、全体のバランスを重視して色を決めましょう。
なぜなら、バランスが悪いと立体感が無くなり、のっぺりした印象になってしまう可能性があるからです。
1色使いは、シンプル・スタイリッシュな住まいが作れますから、バランスを取るためには、同系色使いをして統一感を持たせると良いでしょう。
統一感を持たせるために、雨どいや帯板など、塗装が出来る部分は屋根か外壁と同じ系統の色に合わせる事で、バランスの良いシンプル・スタイリッシュな家に仕上がっていきます。
◇おすすめの組み合わせ
外壁の色 | 組み合わせ例 |
白(アイボリー) | |
ベージュ |
2-2 2色使うなら色分けのイメージで決める
外壁を2色に分けた、ツートンカラーにするなら、どういうイメージにしたいかで決めていきましょう。
2色使いをすると、家に立体感が出ておしゃれ度が増しますが、色分けの仕方によって印象が異なってくるからです。
例えば、上下の色を入れ替えると印象が変わるといった具合に、色分けや配置によって異なるイメージを理解して、どの配色が1番良いと感じるか、全体の雰囲気重視で決めていきましょう。
◇おすすめの組み合わせ
外壁の色(2色) | 組み合わせ例 |
白(アイボリー)/ブラウン | |
ベージュ/ブラウン | |
クリーム色/ダークブラウン |
3章 組み合わせで気を付ける3つのポイント
外壁の色が決まったら、今度は他の雨どいや雨戸など、外壁以外の塗装部分の色について考えていきましょう。
折角素敵な外壁の色になっても、それ以外のパーツの色選びが適当になってしまうと、結果的に全体のバランスが取れなくなってしまうからです。
屋根と外壁だけでなく、他のパーツの色も全体のバランスをしっかり整えるためにしっかり考えて決めましょう。
3-1 雨どいと破風板の色は揃えるとスッキリ
雨どいと破風板は同じ色にするとスッキリして見えます。
理由は、雨どいも破風板も屋根に沿って走っているものですし、雨どいはその流れで外壁にも沿って走っているものなので、屋根や外壁に接する面が多い分、同一色で流れを作ってあげた方が自然に見えるからです。
逆にここにアクセントカラーを持ってくるケースもありますが、落ち着きある茶色を活かすためには、雨どいと破風板の色は一緒にすると良いでしょう。
破風板とは、屋根に接したこの部分の事です。
■雨どいと破風板を白にした例
■雨どいと破風板を茶色にした例
3-2 アクセントカラーを決めるとおしゃれ(玄関ドア・帯板)
アクセントカラーを決めると、おしゃれ度がアップします。
一貫性のあるアクセントがある事で、まとまりを崩さずに、周りとは少し違ったデザイン性が出てくるからです。
具体的には、色を変えられないが存在感が強い「玄関ドア」に合わせた色をアクセントカラーにして、雨戸にも使用したり、帯板(木製や金属製のボード飾り)を玄関ドアに合わせた色にして作ったりという事です。
統一感あるアクセントは色がケンカしあう事もなく、デザイン性も高くできますので、アクセントカラーを作ってみましょう。
■色の境目にある帯板を白にしたアクセント
雨どいと同じ色にして上手に家のポイントとして取り込んでいます。
■玄関ドアと外壁の色を合わせたアクセント
同系色で決まっているのが格好良く決まっています。
■玄関ドアの色を際立たせたアクセント
既存の玄関でもおしゃれな雰囲気にしてくれます。
3-3 サッシの色を活用するとまとまりが良い
窓枠のサッシの色を活用した色選びをすると、全体のまとまりが良くなります。
なぜなら、窓サッシはほとんどがアルミ製で塗装が出来ないため色が変えられず、ここを無視した色選びをすると、全体のまとまりが無くなってしまうからです。
そのため、窓サッシと同じ色を外壁・雨どい・破風板・雨戸・シャッターボックスと言った、他のパーツと合わせる事を意識的にやっていきましょう。
サッシの色を活用することで統一感が出て、今あるサッシもよりおしゃれな雰囲気に仕上げることが出来ます。
■グレーのサッシと外壁を統一
中央の外壁の色は、サッシの色と合わせているので印象がすっきりとしています。
■白いサッシと雨どい等を統一
雨どいや玄関ドアが白のため、サッシの白もデザインの一部の様に馴染んでいます。
4章 色の組み合わせを具体的に確認する3つの方法
外壁や家周りのパーツの色決めのポイントをお伝えしてきましたが、今度はそれを実際にご自身の家ではどう見えるか、確認していきましょう。
確認するための方法は3つありますので、順番に全て実施をして納得のいく色選びをしましょう。
4-1 好みの事例を10パターン以上集めてもらう
まずは施工業者に依頼して、好みの事例を10パターン以上用意してもらいましょう。
事例は多く見た方が、これよりこっちの方が良い、と言った具合に自分の好みが絞れますし、業者が自分好みの施工事例を持っていれば、なお安心して任せられるからです。
好みの事例は、具体的に指定をすると業者も良質な事例を持って来やすいので、
例えば「屋根は明るい茶色で、外壁がクリーム色の洋風な雰囲気の事例」や「屋根はこげ色で、シンプルな雰囲気に仕上がっている事例」など、なるべく条件を指定して用意してもらいましょう。
そうすれば、業者がとりあえず色々持って行ってみようと持ってきた事例が多すぎて、かえって選択肢が増えすぎて困るという事も無くなります。
4-2 カラーシミュレーションは3パターン以上実施する
ある程度色が絞りこめた段階で、カラーシミュレーションを3パターンは作成してもらいましょう。
理由は、ご自身の家に当てはめて色を見られるので、よりイメージが具体的に出来るのと、色分けや雨どい・玄関・サッシなどとの相性もここで確認が出来るからです。
そのためパターンを変えるのは外壁と屋根ばかりでなく、雨どいや破風など細かい部分も含めて雰囲気の違いを見る様にして、その中で、1番良いと思うパターンを業者に希望として伝えましょう。
↓カラーシミュレーションのやり方や注意点はこちらをご覧ください。
4-3 色板見本は屋根と壁の色を両方見る
色を絞ったら、最後に実際の塗料を塗った色板見本を、屋根と外壁の両方を見て最終決定しましょう。
実際の塗料の色板見本を、屋根と外壁で上下に並べて家の外壁にかざすことで、より実際の見え方に近く見えるので、万一思っていたのと違う場合はここで最終調整が出来るからです。
日の光に照らされる、又は大きな面積で見てみると、思っていた色と異なって見える事があります。
もしそのように「思っていたのとちょっと違うな」と感じる事があれば、より理想に近づけるために「思っていたより明るく見えるので、もう少し暗い色にしたい」等、率直な感想を業者に伝えて相談して、よりイメージに近い色を選ぶための調整をしましょう。
そのため業者に持ってきてもらう色板見本は、自分が希望している色より1トーン明るい物と暗い物も入れ、併せて3種類持ってきてもらうと、見比べられて判断がしやすいです。
色板を持ってきてもらう時には、トーンの異なる3色を持ってきてもらうように依頼しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
茶色の屋根は落ち着きがある素敵なものです。
10年先でも流行りすたりのない色ですから、長期的に楽しむためにも色決めはしっかりして、素敵な住まいづくりをしていきましょう。
お読みいただきありがとうございました。
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