基礎のひび割れに要注意!補修必須の5つの症状と補修方法・費用相場

基礎のクラック

自宅の基礎にひび割れが入っている…

「なんでひび割れが入ったの?」

「このひび割れは放っておいても大丈夫なの?」

と心配されているのではないでしょうか。

 

基礎は家を支える大切な部分ですし、ひび割れが入っていたら不安ですよね。

ただ、基礎のひび割れは放っておいても大丈夫なものもあります。ご自宅のひび割れが放っておいても大丈夫なひび割れなのか、補修が必要なひび割れなのか判断することが大切です。

 

そこで今回は基礎にひび割れが入る主な原因と、放っておけないひび割れの症状をご紹介します。

さらに記事の後半ではひび割れの補修方法や費用相場業者選びのポイントもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 


1章 基礎にひび割れが入る原因

まず基礎にひび割れが入る原因をご紹介します。

基礎にひび割れがあると地盤が弱いのでは?耐震性に問題があるのでは?と心配される方もいらっしゃるかと思いますが、実は特に問題がない場合も多くあります

なぜなら地盤や耐震性に関係ない原因も多数あるからです。

基礎がひび割れる理由は主に以下の6つです。

 

ひび割れの原因

解説

①乾燥による収縮

基礎に含まれた水分が乾燥すると基礎が縮み、ひび割れを起こします。

基礎のひび割れの多くがこの乾燥による収縮が原因で発生します。

②気温変化

基礎は急激に気温が下がると収縮してひび割れることがあります。

夏の暑い時期に施工された場合に多い現象です。

③不同沈下

地盤の弱い土地で要注意なのが不同沈下です。地盤が弱いと建物の重さで地盤が沈下して傾き、一部分の基礎に負担がいくとひび割れが発生します。

大きな補修や家の建て直しが必要になる場合があります。

④地震

地震によって基礎にひび割れが入ることもあります。

地震が多い日本の建物の基礎は丈夫なのでそう簡単に地震でひびが入ることはありませんが、大きな地震や今までの蓄積、基礎の経年劣化などが重なることでひび割れが発生します。

⑤施工不良

基礎を施工する際に配合率のミス、厚みが十分でないなどの不手際によって、ひび割れが生じることもあります。

⑥コンクリートの中性化

時間の経過とともに雨水や空気中に含まれる二酸化炭素がコンクリートのカルシウム化合物と反応して中性化を起こします。するとコンクリートの強度が弱まり、内部の鉄筋がさびやすくなることで膨張しひび割れが発生します。

 


2章 放置NGの基礎のひび割れ5

補修が必要な基礎のひび割れの特徴をご紹介します。

以下のようなひび割れが見つかったら早急に補修を行ないましょう。

 

2-1 幅が0.3㎜以上深さが0.5㎜以上のひび割れ

基礎クラック

ひび割れの幅が0.3㎜以上、深さが0.5㎜以上のひび割れは「構造クラック」と呼ばれ、補修が必要です。

「構造クラック」は建物の耐震性や強度に関わる重大なひび割れなので、見つけたら放っておかず専門知識のある業者に点検を依頼しましょう

 

反対に、0.3㎜深さ0.5㎜以下は放っておいても問題がないひび割れだとされています。

それでも気になる方は、念のため業者に点検してもらうと安心です。

 

ひび割れの幅を測る「クラックスケール」

モルタルのひび

ひび割れの幅を測ることが出来る「クラックスケール」というものがあります。

ホームセンターで数百円で購入できますので、正確に幅を測りたい方はクラックスケールでひびの幅を測ってみましょう。基礎だけでなく、外壁などのひび割れの幅も測ることが出来ます。

 

2-2 同じ場所に無数のひび割れ

基礎のクラック

同じ場所に複数のひび割れがあった場合は、補修が必要です。

一部に力が加わってひび割れが発生している可能性があるので、地盤沈下や家の構造に問題がある場合もあります。

専門知識のある業者に点検してもらい適切な補修方法で修繕しましょう。

 

2-3 横に一文字のひび割れ

基礎クラック

横方向にひび割れが入っている場合も補修が必要です。

放っておくと雨水を内部に浸透させ、基礎内にある鉄骨を錆びさせてしまう恐れがあります。

鉄骨が錆びてしまうと鉄骨交換などの大規模な工事が必要になり、余計な費用がかかってしまいます。

 

2-4 基礎の上から下まで延びるひび割れ

基礎のクラック

基礎の上から下までひびが入っている場合も補修が必要です。

ひび割れ自体の幅が0.3㎜以下だとしても早めの補修をおすすめします。

 

2-5 基礎の剥がれや滑落

基礎の剥がれ

基礎のひび割れを放っておくと、ひび割れが広がって剥がれや滑落が発生します。

基礎の強度も弱くなってしまうので、こうなる前に補修を行ないましょう。

 

★放っておくと地盤沈下や耐震性低下の恐れも

  • 補修すべきひび割れを放っておくと、基礎内部の鉄骨が錆びて強度が落ち地盤沈下してしまったり、耐震性が低下して地震に耐えられなくなってしまう恐れがあります。

    基礎は家を支える大切な場所なので、地震に耐えられる丈夫な基礎を保っていくことが大切です。

    定期的な点検と必要なメンテンナンスを怠らないようにしましょう。

 


3章 基礎ひび割れの補修方法

基礎ひび割れの補修方法をご紹介します。

ひび割れの状態によって補修方法が変わってきますので、点検した業者と相談しながら補修方法を決めていきましょう。

基礎クラックの補修

 

★DIY補修はお勧めしません

家の構造に関わるようなひび割れ補修をご自身で行うことはおすすめできません。

2章で紹介したひび割れの補修はプロに依頼しましょう。

どうしてもご自身で補修をしたい方は、以下の記事で簡易的な補修方法をご紹介していますのでご覧ください。

 

3-1 Uカットシール工法

基礎クラック補修

Uカットシール工法はひび割れに沿ってU字に切り込みを入れて、樹脂やモルタルを充てんする方法です。

 

■流れ

①ひび割れに沿ってU字に切り込みを入れる

②プライマーとコーキングを充てんして均す

③上からモルタルを充てんして均す

 

3-2 ビックス工法

ビックス工法

出典:ショーボンド建設株式会社

ビックス工法はゴム製の注射器で基礎にエポキシ樹脂を注入し、ひびを埋める工法です。

0.1㎜の微細のひび割れ補修にも使用できます。

 

■流れ

①ひび割れの周辺を清掃する

②ひび割れの中心にパイプを取り付け、そこにゴム製の注射器を取り付ける

③ゴムの圧力で時間をかけてエポキシ樹脂を注入する。

④エポキシ樹脂が固まったら注射器やパイプを外し、表面をケレン(平らに削る)する。

 

3-3 アラミド繊維シートの貼り付け

アライド繊維シートは防弾チョッキなどに使用される丈夫な素材です。

アラミド繊維シートを基礎に貼り付けることで強度を高くすることが出来ます

 

■流れ

①ひび割れの周辺を清掃する

②ひび割れ部分にエポキシ樹脂を充てんする

③下地処理剤を全面に塗る

④アラミド繊維シートを平らになるように貼る

⑤保護・補強材を塗る

⑥上からモルタル又は塗装をしてアラミド繊維シートの劣化を防ぐ

 

発砲スチロールもアラミド繊維シートで頑丈に

アラミド繊維シート

発砲スチロールにアラミド繊維シートを貼ると大人が上に乗って飛び跳ねても折れないくらい頑丈になります。

 


4章 基礎ひび割れ補修の費用相場

基礎ひび割れ補修の費用相場をご紹介します。

補修方法

費用相場

U字カットシール工法(Vカットシール工法)

5,000~10,000/箇所

全面だと約10万円前後

ビックス工法

1~2万円/箇所

全面だと約10万円前後

アラミド繊維シート

2~3万円/

全面だと2030万円前後

 

基礎の補修は部補修であれば1~2万円/箇所で出来ますが、全体の補修であれば10万円前後はかかります。

また家の大きさやひび割れの症状によっても差が出てくるので、見積もりを取る際は何社かに見積もりをお願いして比較してみましょう。

 


5章 基礎補修を依頼すべき業者選び3つのポイント

基礎補修を依頼すべき業者選びのポイントをご紹介します。

リフォーム業者の中には不安をあおり必要のない工事を迫る悪徳業者も存在します。

そんな悪徳業者に騙されないためにも、契約前に確認できるポイントをご紹介します。

どこの業者に頼めばいいか分からない方はぜひ参考にしてみてください。

 

5-1 基礎の外観だけでなく床下からも点検してくれる

床下点検

基礎のひび割れの点検を依頼した際に、表面のひびだけでなく、床下に潜って点検してくれる業者を選びましょう。

悪徳業者の中には基礎の外観だけを見て不安をあおるようなことを言って契約を迫る業者もいます。

ただ、基礎の表面にはモルタルが塗られているため、表面だけでは分からない部分もあるので、床下に潜ってしっかり点検をしてくれる業者を選びましょう。

※ひび割れが軽度の場合は床下に入らない場合もあります。

 

5-2 点検時の写真を残してくれる

点検写真

点検の際の写真をきちんと残してくれる業者に依頼しましょう。

基礎のひび割れの確認のために床下に潜って点検をしてくれる業者もいますが、床下は普段見ることが出来ないところなので、嘘をつかれても判断できないですよね。

業者が言っていることが本当なのか判断するためにも特に自分で確認できないような場所を見てもらった場合は写真を撮ってもらいましょう。

 

5-3 現状の症状について詳しい説明がある

専門家の説明

点検後に現在の状態について詳しく説明してくれる業者を選びましょう。

中には詳しい説明もなく見積もり書だけ持ってくる業者もいます。

現在の症状に合った補修だとわかるような説明をしてもらった上で補修工事を依頼するのが安心です。

 


まとめ

いかがでしたか。

最後にこの記事をまとめます。

 

1章まとめ

基礎にひび割れが入る原因は以下の6

  • ①乾燥による収縮
  • ②気温変化
  • ③不同沈下
  • ④地震
  • ⑤施工不良
  • ⑥コンクリートの中性化

 

2章まとめ

補修必須のひび割れは以下の5つで、放っておくと地盤沈下や耐震性低下の恐れがある。

  • ①幅が0.3㎜以上のひび割れ
  • ②同じ場所に無数のひび割れ
  • ③横に一文字のひび割れ
  • ④基礎の上から下まで延びるひび割れ
  • ⑤基礎の剥がれや滑落

上記以外のひび割れは、基本的に補修の必要はない。

 

3章・4章まとめ

補修方法は以下の3つ。

補修方法

費用相場

U字カットシール工法

(Vカットシール工法)

5,000~10,000/箇所

全面だと約10万円前後

ビックス工法

1~2万円/箇所

全面だと約10万円前後

アラミド繊維シート

2~3万円/

全面だと2030万円前後

 

DIY補修はお勧めできない。

ひび割れだけでなく、大きな欠けなどがあれば別途大掛かりな工事になる。

 

5章まとめ

補修を依頼する優良業者の選び方のポイントは以下の3

  • ①基礎の外観だけでなく床下からも点検してくれる
  • ②点検時の写真を残してくれる業者を選ぶ
  • ③現状の症状について詳しい説明がある

 

基礎は家を支える大切な部分です。

補修が必要なひび割れを発見したら、放っておかずに安心できる業者に点検してもらい適切な補修を依頼しましょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

◆築10年以上の方は、基礎と一緒に床下点検もしておくと安心です。詳しくはこちら

→床下点検は必要!自分でもできる点検方法と確認すべき5つのポイント

 

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