「外壁塗装の瑕疵(かし)保険ってどんなものなの?」
「入るメリットはあるの?」
と疑問に思って調べているのではないでしょうか。
外壁塗装では、業者が瑕疵保険に加入している場合もあるので
「うちは瑕疵保険に入っているので安心ですよ!」と言われることもあります。
ただ、何で安心なのか、そもそもどんな保険なのか、よく分からないですよね。
そこでこの記事では、外壁塗装における瑕疵保険とはどんなものなのか、解説していきます。
また、瑕疵保険のメリット・デメリットもご紹介しますので、自分にとって良いものなのかもチェックしてみて下さいね。
記事の後半では、実際に瑕疵保険を使用する流れも分かりやすくご紹介。
この記事を読めば、外壁塗装における瑕疵保険のメリット・デメリットが分かり、さらに実際に使うときにどうしたらよいのかも分かります。
ぜひ最後までご覧ください!
目次
1章 外壁塗装の瑕疵(かし)保険とは
外壁塗装工事において使用する瑕疵(かし)保険は「リフォーム瑕疵保険」です。
この保険に入ることで、万が一塗装工事で不具合や欠陥が見つかった場合に、損害分の料金を受け取ることができます。
また、このリフォーム瑕疵保険は、基本的に塗装工事を行う業者が加入します。
リフォーム瑕疵保険を利用するためには、まず「リフォーム瑕疵保険」に加入している業者に塗装工事を依頼することが必要になります。
それでは次章から外壁塗装でリフォーム瑕疵保険を利用するメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
2章 リフォーム瑕疵保険のメリット
リフォーム瑕疵保険のメリットをご紹介します。
利用することで、どんな良いことがあるのか確認していきましょう。
2-1 工事に不備があっても保険金で修理できる
一番のメリットは、塗装工事で何か不具合や欠陥があっても保険金で修理できるという点です。
塗装工事をはじめ、リフォーム工事はトラブルも多いため、何かあったときの保証は安心です。
もちろん施工業者でも保証はありますが、保証対象が塗膜の剥がれのみだったり、補修のための足場費用は自己負担になってしまったり、瑕疵保険で保証してもらえる範囲よりも限度があることがほとんどです。
そのため、施工不良や工事後の不具合が心配な方は、瑕疵保険の利用がおすすめです。
2-2 専門の検査士に検査してもらえる
リフォーム瑕疵保険では、専門の検査士による検査が入ります。
住宅のプロの目線で、工事に不備がないかチェックしてもらうことができます。
施工業者とは別の第三者からの適切な施工確認で、品質的にも安心です。
2-3 施工業者が倒産しても保険は有効
リフォーム瑕疵保険は、施工業者が倒産しても有効な保険です。
そのため、塗装した会社が無くなってしまったから泣き寝入りするしかない、というトラブルを避けることが出来ます。
地元の塗装専門店に依頼したいけど、潰れてしまわないか心配、という方にも嬉しいメリットです。
2-4 優良な塗装業者を見分ける基準になる
リフォーム瑕疵保険は全ての業者が加入しているわけではありません。
なぜなら、保険法人が定める一定の登録基準を満たしていなければ加入できないからです。
例えば、所在地が不明確な業者や、施工不良が多い業者は審査に落ちてしまいます。
つまり、リフォーム瑕疵保険に加入している=一定の基準をクリアしている優良業者という判断ができます。
工事を契約するまえに、リフォーム瑕疵保険に加入している業者かチェックしてみましょう。
→「かし保険を利用する登録事業者等の検索」(一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会)
3章 リフォーム瑕疵保険のデメリット
リフォーム瑕疵保険はメリットだけではなく、デメリットに感じる面もあります。
保険に加入した後に後悔しないよう、あらかじめデメリットも把握しておきましょう。
3-1 保険料がかかる
リフォーム瑕疵保険を利用する際は保険料がかかってしまいます。
リフォーム瑕疵保険は施工業者が加入しますが、利用する場合は顧客側で保険料を支払わなければいけません。
外壁塗装や屋根塗装の工事の保険料は約5万円ほどです。
3-2 保証期間が短い
外壁塗装において、リフォーム瑕疵保険の保証期間は1年間と短いです。
そのため、結局保険料を払ったけど、使うことは無かったというケースも多くあります。
上記の表でいうと塗装工事は③に当たるため、1年間の保証になります。
1年の間に不具合が起きなければ保険料の支払いが無駄になってしまうこともあるので、慎重に判断することが重要です。
3-3 工事期間が長引く
保険を利用する場合、塗装工事の期間が通常より長引く恐れがあります。
なぜなら保険会社から派遣された検査士による工事検査があるためです。
検査の日程が上手く組めればよいですが、スケジュールが合わないと足場が立ったまま数日過ぎてしまうこともあります。
利用する際は、工事期間が長くなるということを念頭に置いておきましょう。
4章 リフォーム瑕疵保険を使用する流れ
この章ではリフォーム瑕疵保険の実際の契約の流れと、利用の流れを解説していきます。
メリット・デメリットを理解した上で、瑕疵保険を利用したいという方は流れを把握していきましょう。
■工事契約~保険申請の流れ
①リフォーム瑕疵保険に加入している業者と契約する
※リフォーム瑕疵保険に加入していない業者と契約すると瑕疵保険が利用できません。
②施工業者から保険会社に保険申込する
③着工(工事を開始する)~完工
④工事後に検査してもらう
⑤工事完了確認書の取得
⑥リフォーム工事標準保証書を発行
⑦保険証券の発行申請
リフォーム瑕疵保険を利用する場合の流れは上記の通りです。
基本的には、お客様側が直接保険会社とやり取りすることは無く、施工業者を仲介しての対応になります。
■不具合発生~保険利用の流れ
①事故発生
②施工業者へ修繕費を請求
③施工業者から保険会社へ事故の通知
④施工業者による修繕
⑤施工業者から保険会社へ保険金請求
⑥保険会社から施工業者へ保険金支払い
※施工業者が倒産している場合
④別の施工業者へ修繕してもらう
⑤保険会社に保険金を直接請求
⑥保険会社から保険金が支払われる
不具合発生から保険利用の流れは上記の通りです。
施工業者が倒産している場合は、お客様側から直接保険会社へ連絡する必要がありますので、流れは把握しておきましょう。
5章 外壁塗装は保険に加入している業者がおすすめ!
瑕疵保険は保険料がかかることや保証期間が短いことから、実際に利用する方は少ないです。
しかし、リフォーム瑕疵保険に加入するには一定基準を満たすことが必要になるため、瑕疵保険に加入している業者の方が信頼性は高いです。
外壁塗装をどこに頼んだらよいのか分からないという方は、リフォーム瑕疵保険に加入しているかも業者判断の一つとしてみてはいかがでしょうか。
失敗しない外壁塗装にしたいならユーコーコミュニティー! 外壁塗装の業者選びに迷っている方は、当サイトを運営するユーコーコミュニティーにご相談ください。 リフォーム瑕疵保険に加入しているのはもちろん、国際規格ISO9001(品質)とISO14001(環境)のW認証取得をしており、どの現場でも一定の高品質工事を提供しています。
まずは、無料点検診断とお見積りのご相談から受け付けています。(東京・神奈川エリア限定) ご自宅の様子を写真に撮ってアルバムとしてお渡ししています。 >無料点検診断・お見積りのご依頼はこちらから |
まとめ
いかがでしたか。
外壁塗装で利用できる瑕疵(かし)保険はリフォーム瑕疵保険です。
リフォーム瑕疵保険とは、万が一工事に事故・不備があった場合に修繕工事に保険金が使えるというものです。
外壁塗装におけるリフォーム瑕疵保険のメリット・デメリットは以下の通りです。
■メリット
・不具合が起きても保険金で修理できる
・専門の検査士に検査してもらえる
・施工業者が倒産しても保険は有効
・優良な塗装業者を見分ける基準になる
■デメリット
・保険料がかかる
・保証期間が短い
・工事期間が長引く
リフォーム瑕疵保険を使いたいという方は、契約の流れや実際の利用の流れも把握しておきましょう。
また、瑕疵保険を使う予定のない方も、リフォーム瑕疵保険に加入しているかを業者選びの判断材料の一つとしてみてください。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
>外壁塗装の保証について知りたい方はこちら
信頼できる会社がわかる!外壁塗装の保証の種類と見極め4ポイント
>手抜きをしない優良業者に依頼したい方はこちら
外壁塗装は業者選びが肝心!優良業者を見極める20のチェックポイント