素敵な風合いが出る“ジョリパット”に塗り替えたいとお考えのあなた。
「塗り替えにはどのくらいの費用がかかるの?」
と気になって調べているのではないでしょうか。
そもそもジョリパットとはアイカ工業で製造されている外壁材の一種で、同様の外壁材にエスケー化研の「ベルアート」菊水化学工業の「グラナダ」などがあります。
塗り壁風のデザインになるので、おしゃれな方にとても人気の外壁材です。
この記事では、そんなジョリパットに塗り替える場合の費用相場をご紹介します。
ジョリパットはデザインによって仕上げ方が変わってくるので、各種の費用を確認していきましょう。
また、工事内容によっては相場よりも費用が高くなってしまうケースもありますので、そちらもご紹介していきます。
記事の後半では、丁寧な施工業者の選び方や、ジョリパットの塗装メンテナンスについても解説しますので、最後までご覧ください。
費用感をつかんで、ご自宅をおしゃれで素敵に塗り替えていきましょう!
目次
1章 ジョリパットへの塗り替え費用
ジョリパットの塗り替え費用をご紹介します。
ジョリパットは仕上げ方によって単価が変わってくるので、仕上げ方別に解説していきます。
1-1 新しく塗る場合
ジョリパットでない施工面(コンクリートやブロック塀など)に新しくジョリパットを塗る場合の費用相場は1㎡あたり2~3万円ほどです。
新しく塗り替える場合は、まず下地処理を行ない、モルタルを作ってからジョリパットを施工していくので、費用に洗浄・下地処理・モルタル施工費用も含まれます。
1-2 重ね塗りの場合
モルタルの上からジョリパットで重ね塗りする場合の費用相場は以下の通りです。
吹付仕上げ | 3,000~4,000円/㎡ |
ローラー仕上げ | 4,000~5,000円/㎡ |
左官仕上げ | 5,000~6,000円/㎡ |
吹付仕上げ
出典:アイカ工業
スプレーガンでジョリパットをモルタルの上から吹き付けて仕上げる方法です。モルタル壁の風合いを出すことが出来ます。
ローラー仕上げ
出典:アイカ工業
凹凸の付いたローラーで模様を付けて仕上げる方法です。ローラーの凹凸によって様々な模様を付けることができるので、人気のデザインです。
左官仕上げ
出典:アイカ工業
職人が一つ一つコテで左官し、模様を付けていく方法です。
手作業で模様を付けていくので、味のある仕上がりになります。
既にモルタルが施工されているため、仕上げのみの費用で施工することが出来ます。
重ね塗りの場合も下地の状態が悪ければ下地処理(1,000~2,000円/㎡)が別途必要になる場合もあるので点検した上で見積もりをもらいましょう。
2章 相場よりも高くなるケース
相場よりも高くなるケースをご紹介します。
より具体的な費用感をつかむために、把握しておきましょう。
2-1 足場架設が必要になる場合
足場架設が必要になる場合は、ジョリパットの施工費用だけでなく足場架設費用もプラスでかかります。
足場費用は1㎡あたり800~1,100円で、一般的な戸建ての外壁をジョリパット施工する場合、足場は約13~20万円ほどかかります。
2-2 多色のデザインを使用する場合
多色のデザインを使用する場合も相場よりも費用が高くなります。
同じパターンの仕上げであっても2色以上使うとその分手間や材料費もかかるので、単価が1,000~2,000円ほど上がります。
▼シンフォニー
出典:アイカ工業
▼乱流2色
出典:アイカ工業
おしゃれなので人気ですが、ジョリパットにはクリヤー塗装ができないので塗り替える際は1色に塗りつぶれてしまいます。
多色のまま綺麗に保つためには、再度ジョリパット施工が必要になります。
デザイン重視で個性も出せる仕上がりにした方は2色のものを、
メンテナンス費も含めてコストを抑えたいのであれば、1色のものを選ぶことをおすすめします。
3章 丁寧な作業をしてくれる業者選び3つのポイント
ジョリパットの塗り替えをどこに頼んでいいのか分からない方のために、業者選びのポイントを解説していきます。
丁寧で安心の工事にするためにも事前に読んでおきましょう。
3-1 地元での施工実績がある
地元での施工実績がある会社を選びましょう。
お住まいの地域から遠い会社は、出張費や手間代が加算されて費用が高くなる恐れがあります。
また、施工実績がないと、丁寧な工事が期待できません。
特に左官には技術が必要なので、知識や経験がない業者に依頼するのはおすすめしません。
工事を依頼する際には、地元での施工実績があるか確認しておきましょう。
3-2 工事後のメンテナンスもやってもらえる
工事後のメンテナンスもやってもらえる会社を選びましょう。
なぜなら、ジョリパットは10年前後でひび割れなどが発生する、メンテナンスが必須の外壁材だからです。
そのためジョリパット施工だけでなく、メンテナンスも出来る会社だと何かあった時や劣化してきたときにスムーズに対応してもらえて安心です。
3-3 工事中の写真をくれる
工事中の写真をくれる会社を選びましょう。
ジョリパットは、下地処理や下塗り、中塗り、上塗りなど複数の工程があります。
そのため、完成系だけ見てもきちんと施工されているのか判断できません。
施工業者の中には悪徳業者や知識のない業者もいますから、正しい工程できちんと施工してくれる業者を選ぶことが重要です。
工事中の写真を撮って、各工程きちんと施工していることを証明してくれる業者を選びましょう。
4章 ジョリパットの塗装メンテナンス費用相場
ジョリパットをメンテナンスで塗装する際の費用相場をご紹介します。
費用相場は使用する塗料によって変動します。
塗料のグレード | 費用相場 | 耐用年数 |
ウレタン | 1,700~2,500円/㎡ | 8~10年 |
シリコン | 2,300~3,500円/㎡ | 10~15年 |
フッ素 | 3,500~4,800円/㎡ | 15~20年 |
無機 | 4,500~5,500円/㎡ | 20~25年 |
門塀(10㎡)の場合は、3~10万円(諸経費込み)
外壁(150㎡)の場合は80~140万円(足場架設その他込み)
です。
この先どのくらい持たせたいかを考えて塗料を選んでいきましょう。
また、ジョリパットの魅力はマットな風合いなのでその風合いを生かす塗料がおすすめです。
アイカ工業の「ジョリパットフレッシュ」や菊水化学工業の「グラナダフレッシュ」などの高意匠塗料を選びましょう。
◆ジョリパットのメンテナンスについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたか。
ジョリパットの施工費用は下地の状態によって変わってきます。
新しくジョリパットに塗り替える場合は、モルタル施工費用も含まれるので1㎡あたり2~4万円ほどで、
既にモルタル施工されている場所にジョリパットを重ねて塗る場合は、1㎡あたり3,000~6,000円ほどかかります。
ただし、足場架設が必要な場合や多色のデザインを選ぶ場合は相場よりも高くなる可能性があるので注意しましょう。
また、ジョリパット施工をどこに頼んだらいいか迷っている方は以下の3点を業者選びの基準にしてみてください。
・地元での施工実績がある
・工事後のメンテナンスもやってもらえる
・工事中の写真をくれる
丁寧な作業をしてくれる業者を選んで、ご自宅をおしゃれにしていきましょう!
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
◆外壁にジョリパットを施工したい方はこちらの記事をご覧ください。
⇒【テイスト別11種】ジョリパット吹き付けで理想のお家に仕上げる方法
◆ブロック塀をジョリパットでDIY施工した方はこちらの記事をご覧ください。
⇒地味なブロック塀をジョリパットでおしゃれに変身!DIY塗装の方法