ジョリパットは外壁塗装で綺麗に長持ち!メンテナンス10のポイント

ジョリパットのメンテナンス

新築する時こだわって選んだジョリパット、最近汚れが気になってきた…

メンテナンスした方がいいって言われたけど本当?

やるならいつ、どんな工事をしたらいいの?とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

 

ジョリパット』は、アイカ工業が販売する外壁材の一種で、おしゃれな模様、風合いから非常に人気が高いものの一つです。

(同様の外壁材に、エスケー化研の『ベルアート』、菊水化学工業の『グラナダ』などがあります)

ジョリパットの見本

(出典:アイカ工業

塗り壁の落ち着いたマットな仕上がりがとても美しく、内装外装ともに人気ですが、

やや汚れが付きやすく、メンテナンスをしないとひび割れなども起こってしまいます。

しかし、塗装で防水性を持たせてあげることで長く綺麗に保つことができます

 

そこでこの記事では、ジョリパットの塗装メンテナンスについて、必要な時期からおすすめ塗料良い工事にするポイントまで解説していきます。

 

適切なタイミングでお手入れすれば、5060年とお住まいただける素晴らしい外壁材です。

ぜひ、お気に入りのお家をこれからも長く綺麗に保つために、最後まで読んでみてくださいね。

 

 

1章 ジョリパット外壁のメンテナンス必要時期

ジョリパットの外壁は、適切な時期での塗装メンテナンスが必要です。

なぜなら、紫外線に当たり続けると雨や水を弾く役割だった塗膜が劣化し、ジョリパットが水を吸い込むようになって、汚れや割れの原因になるからです。

美しいデザインが特徴のジョリパットはひび割れてしまってはもったいないですし、完璧に綺麗に補修するのも非常に難しい外壁です。

まずは、長く綺麗に保つための、適切なメンテナンス時期をご紹介します。

ぜひ一緒にチェックしてみてくださいね。

 

1-1 築58年以内での塗装がベスト!

ジョリパットの方は、築5~8年までの塗装をおすすめします。

遅くても築10年以内を目安にしておくと良いでしょう。

なぜなら、築5年を過ぎてくるとカビコケの繁殖や汚れの付着、細いひび割れなど、劣化の初期症状が始まるからです。

 

ジョリパットは非常に美しく繊細なデザインで人気の高い外壁ですが、細かなざらつきがある分、汚れが付きやすいのがデメリットと言えます。

また、大きなひび割れや欠け落ちが発生すると、どうしても補修跡が目立ちやすいです。

見た目を完璧に元に戻すには、壁の造り直し(左官職人の手作業)が必要になって、費用もかさんでしまいます。

 

■築10年、欠け落ちてしまったジョリパット

ジョリパットの欠け

ジョリパットの方は綺麗に保つため、無駄な費用をかけないために、劣化が初期症状のうちに塗装するのをおすすめします。

 

1-2 見つけたら塗装の時期:劣化症状チェックリスト

それでは実際に、どんな劣化症状が起こるのか見ていきましょう。

具体的に3つご紹介していきます。

一つでも当てはまったら、塗装が必要な(水を弾く効果がなくなっている)サインです。

お近くの塗装専門業者に相談して、全体点検をしてもらいましょう。

 

①水をかけると吸い込む

吸水している壁

ポイント:南面やベランダ面、日当たりの良い場所

外壁面に水をかけてみて、じわっと色が濃くなり染み込んでいる状態です。

表面で水を弾く役割をしていた塗装が紫外線で劣化してしまったためです。

水を含み続けるとジョリパットは脆くなってしまいますので、まずは業者に点検をしてもらいましょう。

■水を弾いている健康な状態

防水が効いている壁

防水が効いている壁

水が水玉になってつるつると流れ落ちて行きます。この状態であれば防水が効いていますので、安心です。

 

②カビ・コケの繁殖

カビコケ

ポイント:北面、日陰になる場所

日当たりの悪いところにカビコケが生えている状態です。

ジョリパットが水を含み続けていると、カビ・コケの胞子が付着して根を張ってしまうためです。

根っこはどんどんジョリパットの中に伸びてしまい、壁を弱らせます。

また、高圧洗浄をしても跡が取りきれなくなる場合もあります。

繁殖が広がる前に、塗装の検討をしましょう。

 

③ひび割れ

ひび割れ

ひび割れ

ポイント:お家の角、サッシやドアの周り

実はひび割れも、防水効果がなくなったせいで起こる劣化です。

ジョリパットは水を吸い込むと僅かに膨らみます。

そして、晴れた日に乾くと縮んで元に戻ります。

この伸び縮みの度にジョリパットに負荷がかかっていき、やがてひびが入ってしまうのです。

 

お家の角や、窓サッシ、ドアの周り、金属との境目などは特に負荷がかかるため、ひび割れが起こりやすい場所です。

見つけた場合は、必ず塗装業者に相談して塗装の検討をしましょう。

とりあえずひびだけ埋めても、水を吸っている限り他の場所でもひび割れが出続けます。

原因である「防水切れ」を解消するために、塗装をしてあげましょう。

 

2章 何を重視するかで決まる!塗料選びのコツ

それじゃあジョリパットを塗装しよう、となった時に、重要なのは塗料選びです。

気をつけて選ぶべきポイントは、「艶あり」か「艶なし」かです。

なぜなら、これによって仕上がりが大きく異なってくるからです。

 

どちらの仕上がりにするかは、ご自身が何を重視しているのか?で決まります。

両方のメリット、デメリットをご紹介しますので、自分はどっちがいいか、想像しながら読んでみてくださいね。

 

2-1 汚れにくさ・耐久性重視なら、艶あり塗料

コケや汚れが非常に気になる、少しでも汚れのつきにくい仕上がりにしたい、

今後の塗装の回数をできるだけ少なくしたい、という方には、艶あり塗料がおすすめです。

 

一般的な塗料は艶ありタイプです。

様々な外壁に適用でき、もちろんジョリパットにも使用できます。

■施工事例

艶あり塗装

艶あり塗装

きれいに艶が出て、しっかり水を弾いてくれます。

ジョリパットの凹凸が完全に消えるわけではないので、真っ平な壁のテカテカに比べると、上品で落ち着いた艶感になります。

 

メリット

種類が豊富なため、耐用年数や金額、機能などから自分好みのものを選べる。

しっかり水を弾くため 、汚れが付きにくい。(雨と一緒に流れやすい)

デメリット

塗膜を張ってしまうため、ざらざらとした質感は失われてしまう。

(※完全に平らになるわけではありません)

 

汚れに対する強さ、防水性を重視する方は、艶あり塗料を選びましょう。

 

2-2 マットな仕上がり・風合い重視なら、艶なし塗料

ジョリパットのざらついた雰囲気がとても好きでずっと残したい、

艶のないマットな風合いを保ちたい、という方には、艶なし塗料がおすすめです。

 

通常の塗料に艶消し材を混ぜて使うものや、ジョリパットメーカーによる専用塗料などがあります。

■施工事例

艶なし塗装

艶なし塗装

元のデザインを最大限活かす、マットな仕上がりです。

 

メリット

艶が出ないので、ジョリパット本来のざらつき、あたたかい質感がそのまま保てる。

デメリット

細かな凹凸がそのまま残るため、艶ありタイプと比べてやや汚れが付きやすい。

艶消し材を混ぜる塗料だと、通常より耐久性が落ちる場合がある。

 

元の質感をできるだけ保ちたい方は、艶なし塗料を選びましょう。

 

3章 艶あり・艶なしのおすすめ塗料!

ご自身の好みはどちらか分かりましたか?

どちらにしても、日本国内でもたくさんの塗料が販売されています。

ここでは、その中でも特におすすめのものをご紹介します。

ぜひご参考にしてみてくださいね。

 

3-1 艶あり:SPパワーフッ素

SPパワーフッ素カタログ

(菊水化学工業:詳細カタログ

耐用年数:1520

単価相場:4,0005,000円/

 

一般的な塗料の中でも、耐久性に優れたフッ素系塗料です。

雨と一緒に汚れを流してくれる「超低汚染性」機能や、見た目を損なうカビコケ藻が着きにくい「防藻・防カビ性」機能を備えています。

艶あり塗料をご希望の方は、こうしたフッ素系塗料がおすすめです。

 

3-2 艶なし:グラナダフレッシュ

グラナダフレッシュカタログ

(菊水化学工業:詳細カタログ

耐用年数:1012

単価相場:2,0002,800/

 

ジョリパットのような高意匠の塗り壁のために開発された、専用艶なし塗料です。

細かな凹凸にまんべんなく入り込むため、独特の風合いを損ねることなく綺麗に仕上がります。

外壁の湿気を逃がしやすい「透湿性」に優れていて、塗った後の剥がれや膨れを防止してくれます。

艶なし塗装をご希望の方は、こうした高意匠外壁専用の塗料がおすすめです。

 

4章 良い工事にするための3つのポイント

ジョリパットは塗装することで長くお住まいいただける優れた建材ですが、注意点もあります。

ここでは、より良い工事にするためのポイントをご紹介します。

 

4-1 弾性塗料、伸縮性塗料はNG

弾性塗料」「伸縮性塗料」と言われる、ひび割れに追従してしっかり埋めてくれるタイプの塗料がありますが、これはジョリパット塗装では避けましょう。

なぜなら、細かな凹凸のすき間に空気が残ってしまい、年数が経つとそこから膨れてしまうからです。

折角塗装したのにあとでぶつぶつと膨らんでしまうので、見た目も耐久性も悪くなり、とても残念ですよね。

こうした不具合を避けるためにも、弾性塗料は使わないようにしましょう。

 

4-2 ヒビが出る前に塗装して、補修跡を作らない

ジョリパットはひび割れする前に塗装するのをおすすめします。

なぜなら、ひび割れの補修跡が残ってしまう場合があるからです。

 

ジョリパットは繊細な凹凸模様が特徴ですが、ひび割れの補修材を上から入れると、どうしてもそこだけ質感が変わってしまいます。

大きなひびだと補修材の量も多く使う必要があるため、ミミズ腫れのように目立ってしまう可能性もあります。

■ひび割れ補修して塗装した状態

補修跡

補修跡

補修材は外壁と質感が違う為、角度によっては跡が見えてしまいます。

 

お家に水を入れないためにひび補修は必須ですが、できるなら目立たないようにしたいですよね。

1年ごとに点検をしてもらうなどして、ひびが入る前に早めの塗装をしておくと良いでしょう。

 

4-3 知識・経験のある業者を選ぶ

上述のように、ジョリパットの塗装は施工業者の知識・経験がとても重要になります。

確認のために、施工した写真、工事中の写真を見せてくれる会社を選びましょう。

■施工中の様子

工事中の写真

工事中の写真

 

実際に近くの現場を見せてもらうのももちろん良いですが、工事中の写真が一番安心です。

例えば下請けに任せきりにしている会社だと、ビフォーアフターはあっても、工事中まではなかなか記録が残せないからです。

実際に工事をした知識・経験があるか判断するために、ぜひ施工写真を見せてもらいましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

ジョリパットのメンテナンスは、塗装工事で行います。

防水性がなくなると様々な劣化症状が出始めますので、まずはそれをチェックして塗装時期かどうか判断しましょう。

塗料は、艶ありと艶なしどちらが好みかで決められます。

それぞれの特徴を知って、自分はどんな仕上がりにしたいのかで選びましょう。

また、デザイン性に優れた外壁だからこそ、塗装の際に注意すべきポイントもあります。

それをしっかり理解している業者を選び、安心できるメンテナンス工事にしましょう。

 

元々がとてもおしゃれな外壁材です。

色選びなどもこだわると、より楽しい塗装工事になると思いますよ。

 

ぜひ、大事なお家のメンテナンスにお役立ていただければと思います。

お読みくださりありがとうございました。