外壁材の種類を徹底比較!一覧表で分かる6つの注目点でベストを選ぶ

外壁材の種類

外壁材の種類は様々で、何をどんな基準で選んだらいいのか、知る機会はなかなかありません。

 

外壁材は大きく分けると4つで、

『サイディング』『モルタル』『タイル』『ALC』が主な種類です。

その中でも更に細分化されているのですが、そんなに種類があると「結局どれを選んだらいいの?」と悩んでしまいますよね。

 

そこで今回の記事では、外壁材の種類とその特徴について分かりやすく比較してお伝えします。

後悔しないために注目してほしいポイントをしっかりお伝えしますので、ご自身が何を重視して外壁材を選ぶか念頭において読んでみてくださいね。

最後まで読んでいただけば、きっとあなたの希望にあった外壁材を見つけられますよ。

 


1章 外壁材選びで注目すべき6つの特徴

外壁材を選ぶうえで何を重視するかは、主に次の6つの特徴面から比較して決めると良いでしょう。

外壁材は複数種類がありますが、全てを兼ね備えたものは残念ながらありません。

そのため、ご自身が何を重視するか明確にしておくことが大切です。

 

防水性

防水が効いていると建材が長く持ちます。

防火性

万一隣家で火事があっても燃え移りにくいです。

断熱性

熱の出入りを遮り冷暖房効率もUPで快適です。

耐震性

地震の多い日本だからこそ、揺れに耐える性質も重要です。

意匠性

見た目の良さやバリエーションの多さはデザイン性を引きたてます。

メンテナンス性

メンテナンスサイクルや耐久性、手入れの手間などです。

 

この6つの見るべきポイントを知ったうえで、どんな外壁材があるのか、実際に種類を見てみましょう。

 


2章 【比較表付】外壁材の種類と特徴

見るべきポイントが分かったところで、早速外壁材の種類を見てみましょう。

外壁材の種類と特徴を、広く詳しく比較表にまとめました。

 

窯業系サイディング

サイディング

防水性

防火性

断熱性

耐震性

○

◎

○

○

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

◎

7~10年

40年

3,000〜5,000円/㎡

金属系サイディング

金属サイディング

防水性

防火性

断熱性

耐震性

○

◎

◎

◎

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

○

10~15年

40年

5,000円~/㎡

モルタル

リシン吹付

防水性

防火性

断熱性

耐震性

○

◎

○

△

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

◎

5~7年

30年

5,000円~/㎡

ALC

パワーボード塗装

防水性

防火性

断熱性

耐震性

○

◎

◎

◎

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

○

10年前後

60年

7,000円/㎡~

タイル

外壁タイル

防水性

防火性

断熱性

耐震性

○

◎

○

△

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

◎

10年

40年

9,000円~/㎡

樹脂系サイディング

樹脂系サイディング

防水性

防火性

断熱性

耐震性

◎

○

○

◎

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

△

10~20年

30年

4,000~9,000円/㎡

木質系サイディング

木質系サイディング

防水性

防火性

断熱性

耐震性

○

△

◎

○

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

◎

8~10年

30年

5,000~8,000円/㎡

 

それぞれの更に細かい特徴を、最近の新築の中でも人気の高い順に紹介していきます。

性能と併せて見ながら、どんな外壁材なのか掘り下げていきましょう。

 

2-1 窯業系サイディング

クリヤー塗装

防水性

防火性

断熱性

耐震性

○

◎

○

○

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

◎

7~10年

40年

3,000〜5,000円/㎡

 

窯業系サイディングは、近年最もポピュラーな外壁材です。

工場で量産できることでコストを抑えつつも、様々な見た目のバリエーションがあるため、人気があります。

 

人気の理由

比較的安価である。

豊富な見た目のバリエーション。

耐火性が良い。

工期が比較的短く済む。

ここに注意

紫外線劣化が表れやすい。

カビやコケ、色あせが主な劣化症状

 

2-2 金属系サイディング

金属サイディング

防水性

防火性

断熱性

耐震性

○

◎

◎

◎

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

○

10~15年

40年

5,000円~/㎡

 

金属系サイディングは、新築で人気のある外壁材です。

軽くて耐震性が良いことや、重厚感ある見た目のおしゃれさが人気です。

 

人気の理由

水を吸い込まない。

軽いので耐震性が高い。

重厚感があっておしゃれ。

ここに注意

傷が付くと錆びてしまう。

海の近くは塩害の危険がある。

初期費用は割高。

 

2-3 モルタル

モルタル

防水性

防火性

断熱性

耐震性

○

◎

○

△

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

◎

5~7年

30年

5,000円~/㎡

 

モルタルは、昔ながらの日本の風土にあった外壁材です。

防火性が高く日本家屋などにも使われてきましたが、最近ではアーチや曲線などのデザインの幅が広がることから、広い年齢層に根強い人気があります。

 

人気の理由

独特の風合いある見た目。

曲線などデザイン性の自由が利く。

防火性が高い。

ここに注意

職人が少ないため、修理は苦労する。

施工の工期は長め。

ヒビ割れが目立ちやすい。

 

2-4 ALC

ALC外壁

防水性

防火性

断熱性

耐震性

○

◎

◎

◎

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

○

10年前後

60年

7,000円/㎡~

 

ALCは、軽量気泡コンクリートという意味で、軽くて耐震性や耐久性が高いという特徴がある外壁材です。

強固で寿命が長い建材なので、高層ビルや大型建造物などにも使用されています。

頑丈さに加えて、断熱効果や遮音性に優れているのも人気の理由です。

 

人気の理由

軽く耐震性に優れている。

断熱効果も高い。

遮音性も優れている。

ここに注意

初期費用は高額。

目地が多いので、その分メンテナンス費用は高くなる。

目地が雨漏りの原因になりやすい。

 

2-5 タイル

タイル

防水性

防火性

断熱性

耐震性

○

◎

○

△

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

◎

10年

40年

9,000円~/㎡

 

タイルは、こだわりのある方が選ぶ外壁材です。

水を吸わず、また汚れにくいという特徴と見た目の良さが人気です。

タイル自体もメンテナンスフリーと言われるくらいに丈夫な素材です。

 

人気の理由

水を吸わない。

汚れや傷がつきにくい。

ここに注意

初期費用が高額。

地震による剥離があり得る。

 

2-6 樹脂系サイディング

樹脂系サイディング

防水性

防火性

断熱性

耐震性

◎

○

○

◎

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

△

10~20年

30年

4,000~9,000円/㎡

 

樹脂系サイディングは、欧米では50年以上前から使用されてきた外壁材です。

色あせしにくく、凍害にも強いため、寒い地域で好まれています。

ですが施工できる職人が限られているため、初期費用も比較的高額になりがちです。

 

人気の理由

色あせしにくい。

凍害や塩害に強い。

ここに注意

施工費用が高額。

施工できる職人が限られている。

デザインに限りがある。

 

2-7 木質系サイディング

木質系サイディング

防水性

防火性

断熱性

耐震性

○

△

◎

○

意匠性

メンテナンス周期

耐用年数

費用

◎

8~10年

30年

5,000~8,000円/㎡

 

木質系サイディングは、サイディングの強さも持ちながら、木目の温かい風合いを兼ね備えた外壁材です。

メンテナンスをこまめにしないと木目の良さを維持できないので見た目にこだわりを持つ方が選ぶことが多いです。

 

人気の理由

木の風合いがおしゃれ。

断熱性が高い。

ここに注意

湿度の調節機能に劣る。

木目を維持するのに短いサイクルでメンテナンスが必要。

 


3章 ポイント別おすすめ外壁材

ここまで外壁材の種類を紹介してきましたが、それでもなかなか決めきれないという方に向けて、重要視するポイント別におすすめの外壁材をお伝えします。

ご自身が最も優先したい性能を頭に思い浮かべながらご覧ください。

 

3-1 トータルバランスの良さなら窯業系サイディング

サイディング

窯業系サイディングは、トータルバランスで優れています。

見た目の良さや、コスト面、防火性など、様々な性能が譲れないという方は、窯業系サイディングがおすすめです。

 

3-2 防火性を重視したいならモルタル

モルタル

防火性を重視したいなら、モルタルがおすすめです。

モルタルは昔から日本で馴染みのある外壁材で、大きな火事があったときも全焼を免れた歴史と実績がある外壁材だからです。

家が密集した住宅地などでも特におすすめの外壁材です。

また日本の風土にあった温かみある材質や、デザインの自由度が高いこともポイントです。

 

3-3 断熱性が気になるなら金属系サイディング

金属サイディング

金属製サイディングは断熱性がトップクラスです。

近年温暖化の影響でエアコンの使用頻度は各家庭で上がっていますが、夏は熱をこもらせず、冬は熱を逃がさないため、寒暖差の多い地域にお住まいの方などは特に金属系サイディングがおすすめです。

 

3-4 コスパ重視ならALC

ALC

長期的なコストパフォーマンスを重視したいなら、ALCがおすすめです。

ALCは初期費用が高額ですが、しっかりとメンテナンスをすれば60年以上持つ外壁材です。

また窯業系サイディングなどと比べてもメンテナンスの頻度が少なく済むため、結果的にコスパが良い外壁材とされています。

 

ヘーベルALCメンテナンス説明書

出典:旭化成建材

▲メーカーによるメンテナンスサイクルとコストの関係性。

塗り替えの頻度が少なく済むので、結果的にコストパフォーマンスが良いと言えます。

 


4章 どんな外壁材でも定期点検が重要と心得る!

点検

外壁材の種類と特徴についてお伝えしてきましたが、どんなに納得して自分が一番いいと思う外壁材を選んでも、しっかり定期点検を行わないと気付かぬうちに劣化し、傷んで長所も活かせなくなってしまいます。これはもったいないですよね。

築後は5年ごとの定期点検や、必要に応じた塗装などのメンテナンスをすることで、自信を持って選んだ外壁材をいつまでも永く大切にしていきましょう。

 


まとめ

いかがでしたか?

外壁材は種類が多いので、まず6つの特徴面を基準にして選ぶと良いでしょう。

  • ①雨から守る『防水性』
  • ②万一の時に安心『防火性』
  • ③暮らしを快適に『断熱性』
  • ④揺れに負けない『耐震性』
  • ⑤見た目も大事『意匠性』
  • ⑥コスパで考える『メンテナンスサイクル』

 

どの外壁材を選んだとしても、定期点検は必ず行ってください。

手放しにいつまでも丈夫な外壁はないからです。

しっかりと定期的な点検で劣化を見落とさないようにすることで、折角選んだ自慢の外壁材を永く良い状態で保つことができます。

 

ぜひ外壁材選びにお役立てください。

 

 

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