見積もりの比較ポイント解説|外壁塗装で安心の業者選び10のコツ

外壁塗装の見積もりをもらったけど、これって適正な金額、内容なのかな?

と疑問に感じたことがあるのではないでしょうか。

 

複数の見積もり書を見比べた場合でも、業者によって項目の数や金額が違うので、どう比べたらよいか分からずお困りになる方も多いと思います。

決して安い工事ではないですから、やるからにはきちんと良い工事をしてくれるところを選びたいですよね。

 

そこでこの記事では、安心して業者決定ができるように、見積書の見方を塗装のプロが解説します。

金額の相場の他に、実際の見積書を例に内容のチェックポイントも紹介します。

 

見積書例

見積もりを貰ったらまずチェックすべきは①単位、②面積、③塗料名、④保証です。この詳細について解説していきます。

さらに最後には、見積書面以外にもどんな観点で業者を比較・検討すれば良いのかのコツもお伝えします。

 

外壁塗装は、お家を長持ちさせる大事なお手入れ工事です。

見積もりを取ったら「ここに決めた!」と安心して選べるように、ぜひ最後までお読みくださいね。

 

 


1章 外壁塗装の見積もり単価相場

まずは大体の費用相場を掴んでおきましょう。

業者からもらった見積金額がおよそ妥当なのかが分かり、安すぎて悪質な工事になる・高すぎて損をする心配が少なくなります。

また、今後の資金計画なども立てやすくなります。

 

相場は、いくつかの見積書で見比べやすいように、単価で紹介していきます。

塗料とそれ以外に分けましたので、順にみていきましょう。

 

1-1 塗料別の費用相場(30)

塗料の種類

平米単価

耐用年数

ウレタン

1,800~2,300/

8~10

シリコン

2,500~3,200/

10~12

フッ素

4,000~5,000/

15~20

 

塗料の種類によって違うのは金額と、耐用年数です

見積もりを見るときは、金額だけでなく「何年くらい持つ塗料なのか」も知っておきましょう。

なぜなら、塗料の耐用年数を過ぎたらまた次の塗装の時期になるからです。

 

その際はご家族の将来の予定を考えて塗料を選ぶと安心です。

ご自身に合ったメンテナンススケジュールを立てて、費用計画などを考えてみましょう。

 

例:

・下の子の高校受験が終わるまで持たせたいから、フッ素にしよう。

10年後には息子夫婦と同居してこの家は売るから、ウレタンにしよう。

 

1-2 細かい項目の単価相場

外壁塗装は、単に壁を塗るだけではありません。

高いところを工事するための「仮設足場」汚れを落とす「高圧洗浄」、塗らない場所を保護する「養生」、防水のための「コーキング」などの下準備も必要になります。

また外壁以外の「附帯物塗装」も一緒に行う方が、後で別にやるより経済的です。

 

それぞれの費用相場は以下の通りです。

仮設足場

600~800/

メッシュシート

100~200/

高圧洗浄

200~300/

養生

300~500/

コーキング打ち替え

800~1,200/

コーキング増し打ち

700~1,000/

破風板

800~1,400/

軒天

900~1,600/

雨戸・戸袋

2,000~3,500/

シャッターBOX

2,000~3,000/

霧除け・出窓天板

2,000~3,000/

雨樋

1,000~1,800/

換気フード

2,000~3,000/

水切り板金

300~800/

廃棄物処理

10,000~30,000/一式

材料運搬、交通費

20,000~30,000/一式

 

かなりたくさんの項目があって面倒臭いと思うかもしれませんが、書いていないものは黙って省かれてしまう可能性もあります。

見積もりをもらう際には、項目がより詳細なものが安心です。

ご自宅の塗ってほしい場所が見積もりに入っているか、確認しましょう。

 

■一般的な住宅の塗装可能部位

塗装すべき家の部材

 


2章 良くある見積もり5パターン

それでは実際の見積もり金額は大体どれくらいになるのか、良くある5つの事例を見ていきましょう。

あなたのお家に近いものを参考にしてみてくださいね。

 

※ただし、附帯物の数はお家によってかなりばらつきがあり参考にしにくいため、今回は比較しやすいように、足場・洗浄・養生・外壁塗装の部分のみにしています。

 

2-1 サイディング、2階建て、塗装面積160㎡(シリコン塗料)

見積例

 

2-2 サイディング、2階建て、塗装面積180㎡(フッ素塗料)

見積例

 

2-3 多色サイディング、3階建て、塗装面積200㎡(フッ素クリヤー塗料)

見積例

 

2-4 モルタル、2階建て、塗装面積160㎡(ウレタン塗料)

見積例

 

2-5 モルタル、2階建て、塗装面積180㎡(シリコン塗料)

見積例

 


3章 信頼性を見極める!見積書のチェックポイント

見積書には、金額以外にもたくさんの情報が書いてあります。

必ずチェックすべきポイントを5に絞ってご紹介します。

ここを押さえることで、適正な工事が行われるかどうかが分かるようになります。

見積書を見て、信頼できる業者を見分けられるようになりましょう。

見積書例

 

3-1 「一式・坪」はNG。「㎡数」で出しているか?

見積書は「坪数」ではなく塗装する「㎡数」、附帯物は「個数」で出してもらいましょう。

なぜなら、実際の金額は塗装する面積や数量で決まるからです。

 

坪はあくまで床の面積で、正確な塗装面積に換算することはできません

坪計算が危険な理由

例えばこの場合、B邸では2つのことが起こりえます。

①塗料が足りないので追加代金を請求される

②塗料が足りないので間に合わせるために薄めて塗る

工事が始まってから追加の出費も困りますし、

ましてや薄めて塗られては、塗料の耐久性も弱まってしまいます。

塗料は絵具と違い、薄めても色の違いが出ませんので、見た目で判断することは非常に難しいです。

 

また、附帯物など細かいものについても、

「一式」などと曖昧だった場合、

ご自身は当然塗装してもらえると思っていたのに「それは見積もりに入ってないので別料金ですよ」と言われ、追加費用を請求される可能性があります。

 

万が一、「30坪パック〇〇万円」や、「塗装工事一式」という見積書だった場合、残念ですがその業者は断った方がよいでしょう。

 

追加費用を出さず、品質の保たれた工事をするためにも、見積りは必ず「㎡数」で出してくれるところを選びましょう。

 

3-2 塗装面積が大きすぎないか?

いくつか見積もりを取ったとき、他と比べて50㎡以上も違う面積だった場合は注意しましょう

きちんと測量をしていないか、多く見積もって金額を高くしている可能性があるからです。

 

塗装の面積の出し方は、実は業者ごとに捉え方や計算方法が違うため、完全に一致することはなかなかありません。

それでも50㎡以上の大きな差があった場合は念のため、「この面積はどうやって出したのか見せてもらえますか?」と聞きましょう。

・塗装しない部分(窓やドア、タイル等)を差し引いていない

・そもそも測量をきちんとしていない(坪数から概算を出しているだけ等)

こういった場合が考えられます。

再度測量、計算をし直して正しい面積をもらいましょう。

計算式や、測量図などをきちんと示してくれるところであれば安心です

 

↓塗装面積の出し方について詳細を知りたい方はこちらをお読みください

 

3-3 塗料名の具体的な記載はあるか?

見積書には、どのメーカーのなんという商品なのかを明記してもらいましょう。

単に「シリコン系塗料」だけでは、日本国内でも何百という種類があり、金額もグレードも様々で正しい金額が分からないからです。

 

また、「オリジナル塗料」というものには特に注意が必要です。

オリジナル塗料とは、塗料メーカーの製造した製品の権利を施工店が購入し、違う名前をつけて販売しているものです(OEMなどとも言います)。

 

例えば、〇〇塗装店から見積もりを取った際、スーパー〇〇フッ素など、その会社しか使わない名前になっていることが多いです。

こうすることで他と値段の比較ができなくなります。

なので、原価が安いものを高く見積もっていることが多いのです。

 

オリジナル塗料は選ばず、どこが作ったなんという塗料なのか分かるものを使いましょう。

 

3-4 保証期間の記載があるか?

見積書には、きちんと保証期間を記載してもらいましょう

正式な書面として手元に残るものだからです。

口頭で「保証10年つけますよ!」と言われただけでは、実際は対応してくれなかったとしても、お客様側ではどうしようもなくなってしまいます。

 

また、保証期間もとにかく長ければ良いというわけではありません

塗料の種類によって耐用年数はある程度決まっているので、保証年数もそれで相場が定まっているのです。

下記が保証年数の相場です。

あまりにもかけ離れる場合は会社の信頼性が薄いと判断し、別のところを選んだほうが良いでしょう。

塗料の種類

耐用年数

保証期間

ウレタン

6~9

5~6

シリコン

7~12

6~8

フッ素

12~15

8~10

 

☆保証年数は、耐用年数の半分程度が目安

短すぎない?と思うかもしれませんが、これが適正な保証年数です。

なぜなら、保証とは基本的に「不具合が出ないはず」の年数だからです。

テレビを買って保証が3年だったとしても、実際は10年以上使えることがほとんどだったりしますよね。

塗装における保証の考えも、それと同じです。

逆に、経年劣化で不具合が出てしまうような長い年数の保証をしていては、業者は対応に追われて赤字になってしまいます。

10年持つ塗料なので10年保証します!」という会社はオーバートークの可能性がありますので、注意しましょう。

 

3-5 50万以上の大幅な値引きはないか?

「奥さんの為に、赤字覚悟でやりますよ!」

「今ならモニター価格ってことで値引きできます!」

 

業者によっては、キャンペーンなど様々な理由で値引きをしてくれるところもあります。

ただ、50万以上など、あまりにも大きな値引きを提示してきた業者は注意しましょう

はじめから値引きを前提に割高な見積もりを作っている可能性が高いからです。

 

また、本当に無理な値引きだった場合は、

材料費を浮かせるために、塗料を普通よりも薄めて使ってしまったり…

早く工事を終わらせるために、3回塗りを2回塗りに手抜きしてしまったり

と、知らないところで品質を落とされることもあります。

 

本当に赤字で工事をする業者はありません。

大きすぎる値引きは信用せず、断ったほうが良いでしょう。

値引きをしてもらうときは、大きな金額でないことと、

納得できる値引きの「理由」をちゃんと教えてもらいましょう。

例:中塗りの一部に、余っていた在庫塗料を使用できるので、その分だけサービス など

 


4章 安心できる業者を選ぶコツ

見積もりを取って業者を選ぶときは、見積書面以外のところもチェックした上で最終決定をしましょう。

見積書だけでは分からない会社の仕組み、取り組みもあるからです。

工事中、そして将来を安心して過ごせる良い工事ができるか、という観点で5つご紹介します。

HPやパンフレットを見るか、見積書を貰った時に直接業者さんに聞いてみましょう。

 

4-1 下請けではなく自社職人で塗装している

塗装工事は、「下請け」が工事するところではなく、「自社の職人」が在籍して工事してくれるところに依頼しましょう。

なぜなら、下請けを使うと中間マージン(仲介料)が発生するため、価格が割高になるからです。

中間マージン

同じ見積もり金額でも、自社職人の会社の方が塗料や人件費に使える費用が多いため、より質の高いお得な工事になります。

 

逆に下請けを使う業者は、例えば値下げ交渉をしても、結局は下請け業者にしわ寄せが行きます。

下請けは決められた予算の中で材料や職人の作業費をやりくりしなければならないため、

材料費を節約する、人件費を削る、など、結果的に工事の質が落ちてしまう可能性があります。

 

ハウスメーカーや大手リフォーム会社の場合はまずほとんどが地元の下請け業者です。

また、「塗装専門店です!」と言っていても、実際には下請けを使う会社も多くあります。

ホームページやパンフレットを見て、きちんと職人社員の紹介がされているか等を確認してください

 

お得で良い質の工事をするために、中間マージンの発生しない自社職人の会社を選びましょう。

 

4-2 近隣の実績がある

塗装工事の実績

「おたくはこの辺での実績はどれくらいあるの?」と聞いてみましょう。

○○件です、ときちんと見せてくれる会社が安心です。

 

近くで実績があるということは、実際に地元の人からそれだけ信頼されたということだからです。

また、そばに工事したお家があれば見に行くこともできます。

塗装の仕上がりを事前に見ることができて安心です。

 

逆に実績がないのは、下請けに丸投げしているところや、ビジネスとして最近リフォーム業に参入した会社になります。

一生に何回もない大事な塗装工事ですから、実際に地元で工事をしていて、信頼があるところに依頼しましょう。

 

4-3 工事中に毎日作業報告を出してくれる

工事中は作業日誌や報告書類などをつかって、毎日の状況を教えてくれる業者を選びましょう

なぜなら、塗装工事は足場を組んで行うため、作業の様子がなかなか見えないからです。

また、昼間はお仕事で不在の方も多いと思いますが、書面で残してもらえれば夜にご帰宅後でもゆっくり確認できます。

 

職人や工事監督が直接書き込んでくれる作業日誌報告書類があれば、今日どの工程がどこまで進んだのか明確にわかります。

気になったことがあればそれに返信するように書き込んだりと、交換ノートのようなやり取りもできます。

万が一、やってほしいと伝えていたことが漏れていないかのチェックにもなります。

 

■作業日誌ノートの例

伝言ノート

今日やった作業、明日の予定、その他連絡事項などを記載していきます。

 

気になることをリアルタイム解決していき、安心できる良い工事にするために、報告のまめな会社を選びましょう。

 

4-4 工事中の写真を撮って残してくれる

施工中写真

工事中は作業の様子を工程ごとに撮影しておいてもらい、すべて提出してもらえる会社だと非常に安心です。

写真であればご自身でも工事の様子を知ることができますし、業者側も、きちんとした工事をしているという証明になります。

 

特に、高いところの様子ひび割れなどの補修をしてもらったところの写真は必ず撮ってもらいましょう。

塗り終わって足場が解体された後では確認が難しいからです。

 

毎日リアルタイムで見れなくても、写真は後にも残って確認できますので、工事終了後にまとめて施工中写真をもらうようにしましょう。

 

また、塗装工事は10数年に一回のイベントです。

大切な我が家が、塗装でどんな風に変わっていったのか、昔はこんな色だった、前と後でこんなに綺麗になった…等、お子さんの成長アルバムのように楽しめるのではないでしょうか。

塗装工事を、大事なお家の思い出として残してもらえると嬉しいですね。

 

4-5 会社が近く、アフターフォローがある

地元密着の会社

長い付き合いができる、困った時にすぐ来てくれるような会社が安心です。

遠くても、ご自宅から1時間圏内にある会社を選ぶとよいでしょう

なぜなら、塗装工事はお家の大事なメンテナンス工事だからです。

工事が終わったらそれで終了、というわけではありません。

 

お家はこれまでずっと、風雨や日光、外気からご家族を守ってくれていました。

これから先も同じです。

台風のような災害もいつ起こるかわかりません。

例えば、何か物がぶつかって塗装がはがれてしまったとき、すぐ見てくれて、直してもらえれば安心です。

 

今回の塗装が終わっても、お家は今後住み続ける限りケアをしてあげる必要があります

将来の安心のために、近くにあってアフターフォローも対応してくれる業者を選びましょう。

 


まとめ

いかがでしたか?

見積もりをもらったら確認すべきことは、金額以外にもたくさんあります。

重要ポイントを押さえて、見積書から信頼できる業者を見分けられるようになりましょう。

 

あとは、ホームページや直接の話しで会社の仕組みをチェックして、

良い工事をしてくれるところを選びましょう。

 

見積もりは、工事を決断する重要な段階です。

ここで信頼できる業者を見極めて、

今後のお家・ご家族の将来をより良い物にしてくださいね。

 

 

見積もりの比較や将来の検討のためには「塗料の耐用年数」も大切です。

こちらの記事も併せてお読みください。

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。

 

 

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