サイディングのクリア塗装が丸わかり!特徴・ 3つの注意点と費用相場

クリヤー塗装

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サイディング外壁のお家にお住まいのあなた。

「クリア塗装って何?」

「実際の費用や耐久性は?」

「うちの外壁にも塗れる?」

と気になって調べているのではないでしょうか。

 

クリア塗装は、正式には「クリヤー」塗装と言います。

クリヤー塗装とは、無色透明の塗料を使った塗装のことです。

様々な模様がある窯業サイディング外壁でよく用いられる塗装です。

 

しかし実はすべての窯業サイディング外壁に適しているというわけではありません。

クリヤー塗装が適していない外壁に塗装をしてしまうと、仕上がりや耐久性にも悪影響が出てきてしまうことも。

クリヤー塗装を検討中の方は、こちらも事前に把握していくことが重要です。

本記事では、クリヤー塗装の特徴と、適している外壁と適さない外壁についてご紹介。

ご自宅がどちらにあてはまるかを確認した上で、クリヤー塗装の判断をしていきましょう。

さらに、気になる費用相場と3つの注意点も解説していきます。

満足のいく塗装工事にするためにも、事前に注意点は把握しておくと安心です。

塗装業者にお任せではなく、ご自身でもチェックしていきましょう!

最後には、おすすめのクリヤー塗料についてもご紹介します。

クリヤー塗装をしたい!という方はぜひ塗料選びの参考にしてみてくださいね。

 


1章 クリヤー塗装とは=無色透明の塗料を使った塗装

クリヤー塗装とは、無色透明の塗料を使った塗装のことを言います。

一色で塗りつぶしてしまう一般的な塗装と違って、クリヤー塗装では元の柄・模様を生かすことができます。

そのため、今のサイディング外壁の柄を気に入っている方に人気の塗装です。

ただし、クリヤー塗装は全てのサイディング外壁におすすめできるというわけではありません。

もしもクリヤー塗装を希望されるなら、ご自宅がそもそもクリヤー塗装できる状態なのかの確認が必要です。

次章で詳しく解説していきます。

 


2章 クリヤー塗装が適している外壁・適さない外壁

サイディング外壁であっても、劣化状態や過去のメンテナンス状況によってはクリヤー塗装がおすすめできない場合があります。

適さない外壁にクリヤー塗装をすると、かえって仕上がりが悪くなる・耐久性が落ちるなど不具合が起きることも。

満足のいく仕上がりにするために、ご自宅が適しているかチェックしていきましょう!

2-1 ○築10年未満・ひび割れがない

クリヤー塗装

クリヤー塗装が適している外壁は、以下のような外壁です。

・築10年未満

・ひび割れがない

・※チョーキングがない
(※チョーキングとは外壁を触ったときに手に粉がつく状態のことです。)

・未塗装

 

クリヤー塗装は、築10年未満で今回が初めての塗装だという方に向いています。

なぜなら、年数が経っていない劣化症状もない外壁だと、透明な塗料で塗装してもきれいに仕上がるからです。

ただし、築10年未満であってもチョーキングやひび割れが発生している場合もあります。

細かく点検してもらった上での判断が大切です。

※築10年以上経っていてもチョーキングやひび割れがなければ塗装できる場合もあります。

 

2-2 ×ひび割れがある・過去にクリヤー塗装をしている

ひび割れ

クリヤー塗装が適さない外壁は、以下のような外壁です。

・築10年以上

・ひび割れや欠けがある

・チョーキングがある

・過去にクリヤー塗装をしたことがある

△光触媒やフッ素コーティングがされている

上記に当てはまる場合は、クリヤー塗装がおすすめできません。

クリヤー塗装は無色透明な塗料を使うため、ひび割れや欠けなどを隠すことができないからです。

10年以上たつと、外壁の劣化が進むため新築から10年以内の塗装が理想的です。

▼日本ペイントの「UVプロテクトクリヤー」のカタログにも記載があります。

「日々、紫外線や風雨にさらされている家の外壁、新築~10年以内に、外壁がきれいな状態でのUVプロテクトクリヤーシリーズの使用をおすすめします。」

出典:「UVプロテクトクリヤー」

また、チョーキングがある外壁や過去にクリヤー塗装をしたことがある外壁もNG です。

無理に塗装しても、白濁してしまう恐れがあるからです。

仕上がりが悪くなってしまったら元も子もないので、色付け塗装を行いましょう。

※光触媒やフッ素コーティングがされた外壁は、そもそも塗料が密着しにくいです。(難付着サイディングとも呼ばれます。)

密着性の高い塗料を選ぶように注意しましょう。

 

★クリヤー塗装に適さない外壁の方には多彩模様塗装がおすすめ!詳しくはこちら

 


3章 クリヤー塗装の費用相場

クリヤー塗装の費用相場は60~140万円です。(外壁面積150㎡の場合)

費用は、使用する塗料によって変動します。

塗料の種類別の単価相場は以下の通りです。

種類

費用相場/

耐用年数の目安

ウレタンクリヤー

1,500~2,500

~約8

シリコンクリヤー

2,000~3,000

~約10

フッ素クリヤー

3,000~4,500

~約15

無機クリヤー

4,000~5,000

15年以上

ただし、実際の工事費用は依頼する業者によって差がでます。

なぜなら業者によって、単価の設定金額が変わるからです。

例えば、ハウスメーカーやリフォーム会社だと下請けの職人に塗装を依頼するためその分中間マージンが発生します。

そのため、その分単価に上乗せされ、費用相場よりも高い見積もりになることが多いです。

適正価格で工事したい方は職人を自社で抱えている塗装専門店に依頼するのがおすすめです。

 

>外壁塗装工事の適正価格についてはこちらの記事をご覧ください。

 

 


4章 クリヤー塗装3つの注意点

クリヤー塗装を行う際には注意してほしいことがあります。

ポイントをおさえて塗装を行うことで耐久性だけでなく仕上がりにも満足する工事を行うことができます。

それでは見ていきましょう。

 

4-1 塗装前の点検でチョーキング検査が必要

チョーキング

クリヤー塗装をしたい方は、事前の点検でチョーキング検査を行ってもらいましょう。

チョーキング検査とは、外壁にテープを貼って剥がし、テープにどの程度色がつくか調べる検査です。

▼セロハンテープを外壁に貼ります。

チョーキング検査

▼剥がして、チョーキングのレベルを確認します。

チョーキング検査

★チョーキング検査の判定

3.4.5レベルのチョーキングがある外壁にはクリヤー塗装はおすすめできません。

無理に塗装すると白濁してしまうこともあるので、要注意です。

満足のいく仕上がりにするためにも、このチョーキング検査は行ってもらいましょう。

 

4-2 コーキングは外壁に合った色を選ぶ

クリヤー塗装後

外壁塗装の際は、目地コーキングの交換も一緒に行います。

クリヤー塗装の場合は特に、コーキングの色選びに注意が必要です。

なぜなら外壁の色を考慮して選ばないと目地が目立って気になる場合があるからです。

色選びの際は、業者にコーキングも色見本をもらい、外壁の色味にマッチするものを選びましょう。

▲サイディング外壁や模様の色とマッチしているか

▼色見本を目地に合わせて選んでみましょう。

塗装業者に頼めば貸してもらうことができます。外壁にあてて、よりマッチする色を選んでいきましょう。

 

4-3 理想に合ったつやを選ぶ

クリヤー塗装では、つやのレベルを選ぶことができます。

塗装後のピカっとした照りが気になる方は5分ツヤや3分ツヤを選ぶことをおすすめします。

3分艶の仕上がり

落ち着いた艶になっています。塗りたて感がないので新築のような輝きに。

ただし、塗料によってはつやのレベルが細かく選べないこともあります。

業者に「この塗料はつやをおさえて塗装できますか?」と聞いてみましょう。

 


5章 おすすめのクリヤー塗料3選【事例付】

最後におすすめの外装用クリヤー塗料を3つご紹介します。

クリヤー塗料にも様々種類があり、耐久性や費用が変わってきます。

予算や今後のライフプランに合った塗料を選んでいきましょう。

5-1 密着性抜群!キクスイロイヤルセラクリヤー

ロイヤルセラクリヤー

水性/油性

油性

種類

シリコン塗料

材工価格(300㎡塗った場合の設計価格)

2,300円/㎡~

耐用年数

10~13

ツヤの種類

艶有、3分艶

まずご紹介するのが菊水化学工業の「キクスイロイヤルセラクリヤー」です。

耐久性と価格のバランスが取れており、コストパフォーマンスの良い塗料です。

また、一般的なクリヤー塗料よりも密着性が高いので、無機系サイディング(難付着サイディングの一種)にも塗ることが出来ます。

▼ロイヤルセラクリヤーのカタログより

お手頃な価格で、長期間にわたって外壁の美観を保つことができるのでおすすめです。

 

★難付着サイディングとは、特殊なコーティング処理をされたサイディングボードです。詳しくはこちら

 

5-2 コスパ良し!キクスイSPパワーフッ素クリヤー

SPパワーフッ素クリヤー

水性/油性

油性

種類

フッ素塗料

材工価格(300㎡塗った場合の設計価格)

2,600円/㎡~

耐用年数

16~20

ツヤの種類

艶有・3分艶

菊水化学工業の「キクスイSPパワーフッ素クリヤー」は、油性フッ素塗料です。

一般的なフッ素塗料よりも樹脂同士の結合が強く、強靭な塗膜で塗装することができます。

コストパフォーマンスも良いので、お得に長持ちさせたい方におすすめです。

 

5-3 耐久性◎の無機塗料!クリヤースターウォール

クリヤースターウォール

水性/油性

水性

種類

無機塗料

材工価格(300㎡塗った場合の設計価格)

4,300円/㎡~

耐用年数

20年~

ツヤの種類

艶有・艶無

ジャパンカーボラインの「クリヤースターウォール」です。

この製品は水性の無機塗料で、フッ素塗料よりも耐久性の高い塗料です。

無機塗料は、メンテナンス回数を減らしたい大きな建築物に使用されることが多いです。(例:東京国際フォーラムなど)

しかし、最近では戸建て住宅にも用いられることも増えてきました。

費用も他の塗料と比較して高いですが、塗装を長持ちさせたい方にはおすすめです。

 

★クリヤー塗装をお考えの方はユーコーコミュニティーへご依頼ください!

クリヤー塗料

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実際にご自宅にお伺いし、チョーキング検査等含め細かくチェックさせていただきます。

チョーキング

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点検からお見積りご提示まですべて無料です。

初めて塗装される方や、築10年以上未塗装でクリヤー塗装ができるか分からない方もお気軽にご相談ください。

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まとめ

いかがでしたか。

クリヤー塗装とは、無色透明のクリヤー塗料で塗装することを言います。

サイディング外壁では、様々な柄の種類があるのでよく用いられる塗装方法です。

ただし、クリヤー塗装は以下の場合はおすすめできません。

・築10年以上

・ひび割れや欠けがある

・チョーキングがある

・過去にクリヤー塗装をしたことがある

仕上がりを損ねないためにも、クリヤー塗装が適した状態かを事前にチェックしてもらいましょう。

また、クリヤー塗装をする際は以下の3点に気を付けましょう。

・塗装前の点検でチョーキング検査が必要

・コーキングは外壁に合った色を選ぶ

・理想に合ったつやを選ぶ

 

事前の点検や色選び・艶選びをきちんと行なって、満足のいく工事にしていきましょう!

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

 

◆サイディング外壁の塗料選びについてはこちらの記事をご覧ください。
サイディングに最適な塗料が選べる3ステップ&プロ厳選おすすめ塗料

◆外壁塗装をどこに頼むか迷っている方はこちらの記事もご覧ください。
外壁塗装をどこに頼むか迷っている方へ|各業者の長所・短所を全解説

 

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