これで安心!外壁塗装中の雨への正しい対応と良い工事2つの秘訣

雨

もうすぐ外壁塗装の工事が始まるのに、雨予報が…

ちゃんと工事できるのか、予定はどうなってしまうのか、とお悩みではありませんか?

 

ご想像の通り、雨の日は塗装ができません。

せっかくの塗装の品質に悪影響が出てしまうためです。

しかし、実は雨でもできる作業工程もあります。

注意すべきポイントを守っていれば、工事期間中に雨が降ってもきちんと工事がすすみ、塗装を仕上げることが可能です。

 

ここでは、雨の日に塗装できない理由雨でもできる作業雨天時の対応などをプロの目線で具体的に解説します。

 

読み終えて頂ければ、もし工事中に雨が降っても、良い品質を保った塗装ができるようになります。

安心して塗装工事をすすめられるように、ぜひ最後までお読みくださいね。

 


1章 雨の日は“塗る”作業は延期です

雨の日は、塗料を扱う作業や補修材(コーキングなど)を塗る作業はできません。

塗装の品質を損ねてしまうからです。

まずは具体的にどんな悪影響があるのかと、逆に雨でも影響がない作業について解説していきます。

 

1-1 雨が塗装に与える悪影響

雨

雨の日に塗装ができないのは、せっかくの塗装に重大な不具合が起きてしまうからです。

具体的には、

・塗料に水が混じって薄まる

・塗膜がしっかり固まらず、耐久性が弱まる

・乾く前に雨が当たってクレーターのような跡がつく

・乾燥が不足したまま重ね塗りをし、膨れや剥がれが起きる

などの悪影響が出る可能性が高まります。

 

これは例え小雨であっても影響してきますので、基本的には雨の日は下塗り/中塗り/上塗り などの“塗る”作業はお休みして、翌日以降にスケジュールを延期することになります。

 

また、塗料を製造・販売しているメーカーも、「雨天時の塗装は避ける」ということを必ずカタログや仕様書に記載しています。

どんなに良い塗料でも、熟練の職人でも、ルールを守らず雨の中で作業をしたら、塗料本来の性能は発揮できません。

もし万が一、職人・業者が雨なのに塗装を続けようとした場合は、必ず止めて工事を延期してもらいましょう。

 

★塗装に適した気象条件

塗料メーカーが定めている一般的な塗料の使用条件は、

  • ・気温:5℃以上
  • ・湿度:85%以下
  • ・天気:雨、雪、強風でないとき

です。

塗料カタログ 使用条件

出典:関西ペイント セラMシリコンⅢカタログ

雨が降っていない日なら湿度が80%を超えることはあまり無いので、雨・雪・強風の日さえ避ければ十分塗装品質を保つことができます。

 

1-2 雨天でもできる他の作業

高圧洗浄

雨の日でも、足場架設/高圧洗浄/養生/養生はがし/その他清掃 などの工程は行うことができます

これらは塗料を扱わない作業で、雨が品質に影響しないからです。

 

工程の進み具合によっては、塗装作業をしない代わりに上記の他の作業をすすめておく、ということも可能です。

もしも雨が何日か続きそうなときは、このように柔軟に対応してもらえると、工期の伸びも最低限にできて安心です。

 

※強い風雨で足場が滑りやすく危険な場合などは、上記の工程でもお休みすることがあります。

※養生は外壁が濡れているとテープがつかない事があるため、雨の程度によってはお休みすることがあります。

 

>外壁塗装の工程について詳しくはこちら

 

1-3 延期の追加料金は発生しません!

契約

雨で工期が延びたら、その分の料金は…?と心配される方も多いと思います。

しかしご安心ください、塗装工事の期間が延びても追加料金は発生しません

なぜなら塗装の契約は一般的に、「請負契約」という形を取っているからです。

 

請負契約とは

…当事者の一方がある仕事を完成することを約束し、相手方がその仕事の結果に対して報酬を支払うことを約束する契約。

出典:コトバンク

 

つまり塗装工事の請負契約とは、

この範囲の塗装を完了させるために○○万円」という契約であり、

「●日間作業をするから○○万円」ではないので、作業が完了するまでなら雨天で日数が増えても契約金額に変更は出ないのです。

 

もしも雨の日が続いて工事期間が延びてしまっても、延長料金はかかりませんので、どうぞご安心ください。

 

★注意!

逆を言えば、予定より少し早く工事が終わったとしても割引はできません。

また作業日数内に一緒にできそうなことでも、契約書に書いていない作業は請け負っていないので追加料金が発生します。

ついでに塗ってほしい、やってほしいことがある場合は、契約段階で業者に伝えて、契約書に書き加えてもらうのがベストです。

 


2章 こんな時どうなる?3つの雨天パターン

実際に塗装工事が目前に迫っていると、単に“雨の日は延期”と言われても、

「その予定はいつ決まるの?」

「午後からとか夕方から雨予報の日はどうなるの?」

「予報もなくゲリラ豪雨とかがあったときは?」

など、具体的なことが気になると思います。

 

ここでは、3つのパターンに分けて良くある対応例をご紹介します。

事前に知っておくことで、少しでも安心して工事に臨んでくださいね。

 

ただ、実際には工程の進み具合や業者によって少しずつ対応も異なります。

あくまで良くある例として参考にしていただき、ご自宅の工事中は必ず業者に対応を教えてもらいましょう。

 

2-1 朝から雨予報

前日までの段階で、朝から雨が降りそうだとわかっている場合には、

当日朝まで待って中止かどうか判断する

前日のうちに中止を決定する

のどちらかとなります。

 

雨の程度が弱そうだったり、朝までに止む可能性があったりする場合には、当日朝の判断にすることが多いです。

 

業者にもよりますが、塗装工事は朝の8時~9時くらいから始まることが多いので、当日中止になる場合は8時前後に連絡が来る形になります。

このぐらいの時間は忙しくてバタバタしている…という方は、連絡方法は電話かメールか、何時までにしてほしい、等の要望を、先に担当者に伝えておくと安心です。

 

2-2 午後から雨予報

朝はまだ晴れているけど、途中で雨が降り出しそう…というときは、想定される雨の程度や工事の状況によって、

朝はいつも通り工事に入り、雨が降り始めたら引き上げる

大事をとって朝から1日中止にする

のどちらの対応にするか変わってきます。

 

例えば、

塗る作業はあと少しでキリの良いところまで終わりそうで、雨でもできる作業にすぐ移れる段階

→朝は普通に作業をすすめ、雨が降ってきたら片付けるか、別の作業に切り替え

 

仕上げの塗装工程が丸々残っており、これが終わらないと他の作業はあまりできない

→塗装の品質に大きく関わるので、大事を取って中止

 

などのように、工事の進み具合次第となることが多いです。

こちらも、お家一軒一軒異なりますので、判断のタイミングを早めに知りたい方は業者に確認してくださいね。

 

2-3 工事中に突然の雨

近年はゲリラ豪雨と呼ばれる、急な大雨なども発生しています。

また通り雨などがサッと降ってすぐ止む、ということもありますよね。

 

そのように、予想していないタイミングで塗装中に雨が降ってきてしまったときは、

塗装面に影響がないか確認してから再開

止まない場合は中止

となります。

 

どんなに弱い雨でも塗った面に当たってしまったら、不具合の原因になる可能性があります。

そのため、すぐ止んだとしても、雨の跡や水滴が残っていないかなど全体のチェックをしたうえで、続きを行なうかどうか判断します。

もしもその日の再開が難しそうなら、その後の作業は中止して引き上げ、翌日以降に延期です。

 

万が一、塗装直後の面に雨が当たって跡などが残ってしまっていたら、部分的に塗りなおしなどの対処をすることもあります。

急な雨のときは影響があったのかなかったのか、きちんと確認することが大切です。

 

こうした急な予定変更は、皆さまがご自宅にいるときなら職人が直接説明できますが、ご不在の時には、書置きやメッセージなどを残してもらうようにしましょう。

ご不在にすることが多い方なら、このような時の連絡手段も事前に決めておくと安心です。

 


3章 安心の工事にするためにできること

工事期間中の雨は、当初の予定が変更になってしまいます。

予定が変わっちゃって大丈夫かな…と不安にならないために、施主の皆さまができることを2点ご紹介します。

スムーズに、かつ品質を保った工事になるのが一番です。

良い工事にするために、ぜひ実践してみてくださいね。

 

3-1 雨天時の対応について事前に打ち合わせておく

雨の時の対応や、その連絡方法については事前に業者と相談しておきましょう。

対応については2章でお伝えした通り、状況に応じて職人が判断することが多いので、皆さまにとって特に重要なのは「連絡」の方です。

 

何で(電話、メール、その他)

誰に(ご主人様か奥様か、電話も携帯電話の方が良いのか等)

いつ(朝・夕は大体何時ごろの連絡になるのか)

を事前に打ち合わせておきましょう。

ちょっとしたことですが、ここはとても大切です。

 

例えば当日朝に中止が決まって、契約者のご主人様に連絡をしたら、すでにお仕事にでかけた後だった場合。

ご主人様からお家にいる家族へまた伝言する手間がかかりますし、連絡が来るまでご家族は「今日はまだ誰も来ないけどどうしたんだろう?」と不安になってしまいます。

 

また、ご家族皆さまがご不在の場合なら、今日はどこまで進んだかな?と楽しみに帰ってきたのに、知らないうちに中止になっていたらがっかりしてしまいますよね。

 

何かあったときの連絡について決めておくだけで、こうした不安は払しょくすることができます。

安心して工事を進めるために、ぜひしっかりと業者と打ち合わせをしておきましょう。

 

3-2 その日の作業内容をチェックする

外壁塗装

工事中は、その日に何の作業をしたのか業者から報告をもらって、チェックしておきましょう

雨で予定変更などがあると特に、「今どこまで進んでいるのか?」「延期になった日の分はどうなっている?」ということが心配になる方がほとんどだからです。

実際に職人の様子をずっと見守っていることはなかなか難しいですから、これは作業報告をもらって、それを確認するのがベストです。

 

業者に「作業の予定や進み具合を毎日教えてほしい」と伝えておきましょう。

特に日中お忙しい方は、口頭ではなく文字で残る方法にしてもらうと確実です。

 

例えば、

・朝職人が来たときに今日やる作業予定を教えてもらう

・夕方職人が帰るときにどこまで終わったか教えてもらう

作業報告の用紙・日誌・メールなどを書いて残してもらう

・書き換えできる工程看板などを置いておいてもらう

などの方法で報告をしてもらえば、工事の進み具合を皆さまご自身も把握することができます。

 

☆雨でも安心していただける取り組み

当ブログ運営元のユーコーコミュニティーでは、雨などで予定変更があった際にもしっかり施主様と情報共有をするために、様々な取り組みをしています。

 

■作業報告の日誌(伝言ノート)

伝言ノート

今日やった作業内容、明日の予定、その他の連絡事項などを職人や監督が書き込むノートです。

施主様からも気になることを書き込んでいただいて、交換ノートのようにやり取りできます。

お忙しい方も夜にゆっくり確認することができ、ご安心いただいています。

 

■工程看板

工程看板

ホワイトボードのような、書き換えできる看板です。

雨天で予定がずれても、リアルタイムで今後のスケジュールが反映できます。

 

■その他メール、SNS

ご要望に合わせて、メールやSNSなどを使ってご連絡をすることもできます。

     


    まとめ

    外壁塗装工事は、雨の中で作業すると不具合が起こるため、基本的には翌日以降に延期になります。

    ただ、“塗る”以外の作業なら雨の日でもできることがありますので、状況によっては雨でも工事がすすめられます。

    工期が延びて追加料金になることはありませんので、無理に工事を進めないで品質重視で行いましょう。

     

    雨天時の対応は、工事の進み具合などによっても異なります。

    予定変更などがあっても安心して工事をすすめるためには、連絡手段について事前に業者と打ち合わせたり、毎日の作業報告をもらってチェックしたりするようにしましょう。

     

    工事期間中に雨が降っても、しっかり対応すれば品質を保った良い工事にできます。

    ぜひ本記事の内容を実践して、安心して塗装工事に臨んでくださいね。

    最後までお読みくださりありがとうございました。

     

     

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