当てはまったら雨樋交換必須!3つの症状&工事費用相場を徹底解説

雨樋 破損

業者から「雨樋を交換した方が良い」と言われたけれど、見積もりが高額…

そもそも本当に必要なの?こんなにかかるの?

と迷われている方も多いかと思います。

 

実際、雨樋は紫外線によって経年劣化したり、災害などで破損することがあります。

傷んでいるのを放置するのは非常にリスクが高いため、状態によっては交換が必要です。

 

そこでこの記事では、雨樋交換が必要な症状とそうでない症状がどういったものなのかを紹介します。

現在の状態に適切なお手入れ方法が判断できるようになり、納得したうえで工事を依頼できます。

 

また、雨樋の交換は全体など範囲が広くなると数十万の高額な工事になります。金額も気になるところですよね。

そのため本記事では、交換が必要になった場合の費用相場お得に工事するポイントも一緒にお伝えします。

ぜひ最後まで読んでみて下さいね。

 


1章 雨樋交換・補修の必要性が分かる症状

雨樋交換が必要な症状と、補修だけで大丈夫な症状をそれぞれ紹介します。

状態を見極めて、必要ならばきちんと交換やメンテナンスをしてあげましょう。

雨樋は壊れたままにしていると様々な悪影響を及ぼすからです。

 

例えば正しく水が流れず、途中で水がこぼれたり溢れたりすると、水が直接外壁に当たって家を傷めたり、家の中に水が染み込んで雨漏りの原因となります。

雨漏りしてしまうと、雨樋交換や外壁の補修で工事費用がかかるうえに、お家の寿命が大きく縮んでしまいます。

また、壊れた雨樋から水が落ちるバシャバシャという音がうるさい、跳ねた水で近隣の庭のものを汚してしまった…といったトラブルも起こしています。

 

お家のためにも、快適な生活のためにも、雨樋はとても重要な役割を果たしています。

劣化していたらそのままにせず、交換・補修を行いましょう。

 

★症状は、業者に写真を撮ってもらい確認しよう!

点検写真

雨樋は高いところ、見えにくいところも多くあります。ご自身で屋根に登ったりはしごをかけるのは危険なのでやめましょう。

全体の状態は塗装やリフォームの専門業者に見てもらい、傷んだり破損している箇所が分かるように撮影してもらいましょう。

 

1-1 交換が必要な症状3

交換が必要な代表的な症状を3つ紹介します。あてはまったら交換工事を業者に依頼しましょう。

 

①割れている

雨樋 破損

雨樋が割れている場合は交換が必要です。

一部だけなら割れた場所のみの交換、全体的に割れているなら全て交換します。

このままにしておくと、雨水が適切な場所に流れなくなってしまい雨漏りや外壁が傷む原因となります。

 

②大きく歪んでいる

雨樋 歪み

雨樋自体が大きく歪んでしまった場合は交換が必要です。台風や積雪でゆがんでしまうことが多いです。

※わずかな歪みの場合は、雨樋を固定する金具の調整だけで問題ないこともあります。

 

③欠落している

雨樋 欠落

雨樋の一部が欠落してしまっています。これも台風や大雪の影響によるものが多いです。

補修して使うのは難しいため、交換が必要になります。

 

1-2 補修や塗装で大丈夫な症状4

雨樋の交換が必要ない症状は、以下の4つです。

部品の補修や調整、塗装等で済むので、交換よりもコストを抑えられます。

 

①継ぎ目が取れているorずれている

雨樋 ずれ

出典:ハウス情報ドットコム 住宅総合研究所

雨樋の継ぎ目が取れているorずれている場合は、雨樋用の接着剤で補修します。

※継ぎ目の損傷が激しい場合は部分交換を行う場合があります。

 

②色褪せ

雨樋 色あせ

割れやゆがみがなく、色あせだけであれば、再塗装を依頼しましょう。

ただ、紫外線劣化は進んでいますので、何もせず放置していると、将来的に割れてしまい交換が必要となります。

塗装によって紫外線から雨樋を守ることで、長持ちさせられます。

 

③取付部分の部品が傷んでいる

雨樋 部品

雨樋 部品

雨樋を支えるための部品が外れたり壊れている場合は、部品交換が必要です。

部品が破損したまま放置すると、雨樋を支えきれなくなり、歪みや破損の原因となってしまいます。

 

④傾斜が適切でない

雨樋 傾き

雨樋の傾斜が適切でなくおかしな方向に水が流れている場合は、傾斜を調整し正しく流れるように戻します。

調整のために取り付け部品の設置や交換が必要になることもあります。

 

⑤ごみが詰まっている

雨樋 詰まり

飛来物や落ち葉などが樋に詰まってしまっている場合は掃除が必要です。

放置すると雨樋から雨水がうまく排出されず、壁やその周りが水浸しになりお家を傷める原因となってしまいます。

下から見ただけでは気づけないことが多いので、おかしいなと思ったら業者に屋根などから点検してもらいましょう。

 


2章 雨樋交換、補修の費用相場

電卓

雨樋交換の費用相場と、補修工事の費用相場をそれぞれご紹介します。

ご自宅の状態に合わせて適切なお手入れをしてあげましょう。

 

注意:雨樋交換・補修のDIYはNG!

雨樋交換・補修は必ず業者に依頼しましょう。

高所での慣れない作業は大変危険で、転落による大けがの原因となるためです。

プロの業者は、雨樋交換の際は足場をかけて安全帯を着用したうえで工事を行っています。

安全を確保した状態でないと、良い工事ができません。必ず業者に依頼しましょう。

 

2-1 雨樋交換                     

雨樋の交換は、全て新しい物に取り換える場合(全交換)と壊れた箇所だけ取り換える場合(一部交換)2パターンあります。

さらに、雨樋には角樋と丸樋2種類あります。

形状が違うと材料費が異なります。ここでは、交換の規模と雨樋の形状別で費用相場を紹介します。

 

■丸樋

丸樋

出典:タキロンシーアイ

雨水が流れる場所が半円形になっています。比較的安価で施工できるため、昔はこちらが主流でした。

 

■角樋

角樋

出典:タキロンシーアイ

雨水が流れる場所が四角形になっています。

丸樋よりも高価ですが、丸樋よりも多くの雨水を受け止められるため、現在の建物はこちらの形状が主流です。

 

■全体交換する場合の費用相場

雨樋の種類

費用相場

丸樋

20~40万円

角樋

40~50万円

 

■一部交換する場合の費用相場

雨樋の種類

費用相場

丸樋

1~2万円/箇所

角樋

2~3万円/箇所

  • ※一般的な2階建て住宅、塩化ビニール製の雨樋を使用した場合の費用概算。
  • ※足場費用が別途かかります(一般的な2階建て住宅で16~20万円程)。
  • ※実際は交換する数量、劣化状況、使用する製品により価格は変動します。

 

一部交換なら、既存の雨どいと同じ形状をそのまま使用します。

全交換のときは、丸樋と角樋どちらにするかは予算や強度のご要望に合わせて選びましょう。

 

また、全交換と一部交換どちらにするのか決める目安は以下の通りです。

全て交換がおすすめの場合

・破損、劣化箇所が多い、全体的に症状がある場合

・築後20年以上お手入れをしていない※

一部交換で大丈夫な場合

・破損、劣化箇所が12箇所

・築1520年以下

 

※日本の住宅で一番メジャーな雨樋は塩化ビニール製(プラスチックのような材質)です。紫外線によって劣化し割れやすくなってしまいます。

耐用年数は、一度も塗装しないままだと1520年程度です(塗装すると紫外線から守られるため、耐用年数が伸びます)。

20年以上一度も塗装していない場合は、全体的にかなり弱っている可能性が高いです。

現状割れていたのが一部だとしても、他の箇所も割れやすくなっていますので、新しい雨樋へ交換をおすすめしています。

 

注意:雨樋の一部交換後、色が違ってしまう場合がある

雨樋の一部を交換したあとは、交換した場所と既存の雨樋とで色が違ってしまう場合があります。

お家で使用していた型番が廃盤になっている可能性があったり、日焼けした雨樋と新品の雨樋で色に差が出たりするからです。

見た目が気になる方で前に雨樋の塗装をされた方なら、塗装したときと同じ塗料でそこだけ再塗装を依頼して同じ色に揃えることができます。

そうでない場合は、次回に雨樋全体を塗装する時までは我慢していただくことになりますので、ご承知おきください。

 

2-2 雨樋補修

雨樋の金具や傾斜の調整など、補修のみ行った場合の費用相場を紹介します。

 

■雨樋補修する場合の費用相場

補修の内容

費用相場

金具・傾斜の調整

1~3万円/箇所

雨樋塗装

1,000~1,800/m

ゴミ除去

5,000~2万円/箇所

  • ※足場が必要な場合は別途費用がかかります(一般的な2階建て住宅で16~20万円程)。
  • ※実際は補修する範囲、劣化状況、使用する製品により価格は変動します。

 


3章 お得に雨樋交換工事を行うポイント2

雨樋交換しようにも、高いから後でいいかな…という方もいるかもしれません。

ただ、交換が必要な雨樋の放置は大変リスクがあります。

ここではお得に工事するポイントを2つ紹介しますので、費用面を理由に後回しはせず、しっかり直しましょう!

 

3-1 火災保険を利用する

台風被害

台風や積雪が原因で雨樋が壊れてしまったという方は、火災保険の申請をしましょう。

加入している火災保険に「風災補償(風災特約)」が含まれていれば、台風や積雪被害でも保険金受取の対象となります。

保険金が受け取れれば、工事費用の負担を軽くできます。

まずは保険会社に問い合わせてみましょう

 

■火災保険の申請から保険金受け取りの流れ

保険申請の流れ

台風などの災害後は保険会社も大変混みあう為、早めに連絡をしましょう。

※保険金を受け取れるかどうか・金額がいくらになるかは、契約内容や被害状況により大きく異なります。

 

◆火災保険の申請方法や必要なものについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

3-2 屋根・外壁塗装工事と一緒に依頼する

足場着工

近々屋根や外壁の塗装をご検討中なら、その時に一緒に雨樋交換も依頼しましょう

塗装工事で使用する足場をそのまま使えるため、足場代を2回払う必要が無くなるからです。

足場代は二階建てのお家だと約1620万円程です。この分をお得にできるとなると、とても大きいですよね。

また、一部交換を考えている方も、一緒に塗装してもらえば色の違いを隠すことができます。

雨樋だけ先延ばしにすると、逆にもったいないことになりますので、ぜひ塗装工事と一緒に依頼しましょう。

 


まとめ

雨樋交換が必要な症状は

  • ・割れている
  • ・大きく歪んでいる
  • ・欠落している

この3つです。

 

雨樋交換・補修の費用相場は以下の通りです。

■全体交換する場合の費用相場

雨樋の種類

費用相場

丸樋

20~40万円

角樋

40~50万円

 

■一部交換する場合の費用相場

雨樋の種類

費用相場

丸樋

1~2万円/箇所

角樋

2~3万円/箇所

 

全て交換するのか、一部交換するのかは、築年数が20年を超えているかどうかと、破損個所、範囲によって判断しましょう。

 

お得に工事するためには、火災保険を利用したり、屋根・外壁塗装工事と一緒に依頼しましょう。

 

雨樋は、普段あまり意識しない部分ですが、お家の耐久性に関わる重要なパーツです。

状態に合わせて交換や補修、塗装など適切なお手入れをしてあげましょう。

 

◆雨樋の寿命を延ばすには塗装が重要です。詳しくはこちらもご覧ください。

雨樋塗装の完全ガイド!塗装が必要な理由と費用相場・4つの注意点