築10年過ぎて、少しずつ外壁にも傷みが目立つように…。
塗り壁じゃないサイディング外壁って丈夫そうに見えるけど、張り替えが必要になるって本当なの?
塗装するだけじゃダメなの?と気になる方も多いのではないでしょうか。
今回はサイディング外壁の中でも最も一般的な『窯業(ようぎょう)系サイディング』のメンテナンス方法について、
どのタイミングでどんな方法があるのか、張り替えが必要な場合、その場合の張り替え方法、張り替えにかかる費用相場をお伝えします。
『窯業系サイディング』は住宅の外壁材の7割のシェアを占めます。
つまり、それだけ過去の工事事例が多い!という事が最大のメリットです。
引用:日本窯業外装材協会 住宅建材使用状況 |
実際に具体例と注意点をあげていきますので、ご自宅の状態に近い事例を確認し、ご自宅にはどんなメンテナンスがどのタイミングで必要かチェックしてみましょう。
当てはまる点、心配な点がある方は是非お知り合いの業者さんに早めに見てもらいましょう!
1章 サイディング張り替えの必要性、見極め方
サイディング外壁の張り替えは現在のお家の状態によって必要です。
サイディングの素地は傷みの状態が進むと補修や塗装で「直す」事が出来なくなってしまうからです。
どういう状態が直せない傷みなのか、具体例を3つご紹介します。
症状によっては雨漏りの原因にも直結します。
後々の補修費が高額になる為、雨漏りをする前に早めにサイディングの張り替えを行って下さい。
雨漏りは外壁、内部の構造材、断熱材、内装部分全てを通り抜けて水が入ってきている状況です。
基本的にお家の内部の構造体は水に濡れる事を想定して作られていません。
雨漏りを放っておくと木造の場合壁内の傷みは日が当たらない為目に見えないところでどんどん進んでいきます。
(木は乾燥していないと本来の強度を発揮する事が出来ません!)
補修で痛い出費にならないためにも、まずは症状をチェックしてみましょう。
1-1 こうなったら張り替え必須!3つの症状
①クラック(ひび割れ)
サイディングにクラック(ひび割れ)が入っている状態の時、割れた個所が剥離している、一箇所だけでなく何箇所も同じ様な症状が出ている場合、張り替えが必要です。
重要なのは、壊れた場所を元に戻そうと考えた時に「元通り」か「限りなく元通りに近い状態」に出来るか、出来ないかです。
補修をする場合、工事用の接着剤でひび割れの箇所をくっつけます。
もちろん、完全に2つに割れてしまったものを1枚に戻すのは「出来ない」ですが、パーツが無くなっていなければ限りなく元通りに近い状態には「出来ます」
綺麗にくっつけることが出来ない→また同じように剥離する可能性が高い
という事です。これでは直しても同じ事の繰り返しで根本的な問題の解決にはなりません。
部分的な補修や塗装をするより張り替えた方が良い状態です。
→2-1部分張り替え、2-3カバー工法がおすすめです
②剥離、中性化(外壁の剥がれ)
サイディング自体が表面からボロボロと剥がれ落ちている状態になっている場合、張り替えが必要です。
触るとパラパラと崩れる、壁材自体が押すと動く、水分を含んでふかふかする、触るとボロッと崩れる等の症状が出ている場合、最悪内部の下地にも傷みが広がっている可能性があります。
剥がして内部の点検も行った方が良い状況です。
この場合、サイディング外壁の傷みが末期症状の為、見つけた場合早めに張り替えを行って下さい。
→2-2 全体張り替えがおすすめです
③サイディング自体の反り
サイディングとサイディングのつなぎ目部分が浮き上がっている状態になっている場合、張り替えが必要です。
- ①、②でも説明した通り、張り替えが必要かどうかは「元通り」か「限りなく元通りに近い状態」に出来るかどうか、がポイントです。
簡単なチェック方法は、浮いている個所を手で押した時に、元々外壁が収まっていた場所まで力を入れなくても戻せるかどうかです。
戻らない場合、サイディング自体が経年劣化により変形してしまっている為、補修を行っても現状の改善は期待できません。張り替えを行って下さい。
→2-2全体張り替え、2-3カバー工法がおすすめです
1-2 張り替えが不要な症状3例
傷みの症状が軽い場合、張り替えをせず、補修や塗装で直せる場合があります。
具体例を写真で紹介します。
①亀裂が0.1mm以下の表面だけに入るひび
②亀裂が0.1mmを超えていても部分滑落する恐れが低いひび
③サイディング表面のみの軽微な剥がれ
1-3 張り替えの一般的な時期、目安
1-1、1-2でも説明しましたが、傷みの状況、お家を建ててからの年数に応じて「サイディング外壁の張り替え」は必要です。
お家を守る為に、外壁は雨、風、雪、太陽光(紫外線)、気温の変化等、何年も厳しい条件にさらされており、徐々に傷みが発生するからです。
窯業系サイディングは以下の時期を目安にメンテナンス、張り替えが推奨されています。
引用:日本窯業外装材協会 技術資料 |
塗装や補修で定期的にメンテナンスをしている場合でも築25年前後を目処に張り替えが必要になる、ということを頭に入れておきましょう。
2章 張り替えにかかる費用相場
張り替えをいざやろう!と思い立っても費用面の相場が分からなければ検討する、しない、の部分まで話が進まないですよね。
費用相場をおさえておけば今後実際に見積もりを取る際に役立ちます。
全く予算や相場が分からないまま見積もりだけ取っても、そもそもその見積り自体が適正な価格なのかが分からないからです。
実際にどのやり方だといくらくらいかかるのか、実例も交えてご紹介しますので是非、今後見積もりを取られる際の参考にしてみてください!
2-1 部分張り替え:10~20万円
塗装や補修をしても元には戻らない様な傷みが出ている場合、部分的にでも張り替える事によって耐久年数が飛躍的に向上します。
張り替えを行った箇所は新品のサイディングになる為、今までと同じ様な傷みがすぐに出る心配はありません。
サイディング外壁は一枚当たりのサイズがH(高さ)455㎜×W(幅)3030㎜です。
年代、メーカーにより若干の誤差はありますが、約(高さ50㎝、幅3m)となっています。
重量は1枚で約20㎏もあります。
傷んでいる箇所が1枚分であれば1枚分のサイディング外壁の材料費、施工費のみで張り替え可能です。
とにかく気になる個所をまず直したいという方は部分張り替えを行ってください。
【費用例】
木造2階建て 2階部分サイディングボード 1枚張り替え
10万円~20万円(税抜き価格)
- ※材料厚14㎜の場合 工期 7日で算出
- ㎡単価 2,300円~4,000円 ※サイディング一枚1.5㎡で計算
- 金額の幅はサイディングを作るメーカーの違いやデザインによる差です。
◆傷んでいる個所が2枚、3枚と広がっている場合、2枚分、3枚分の撤去・処分費、材料費、施工費がかかりますのでご注意下さい。 ◆施工会社によっては部分張り替えが出来ても在庫が無い場合、ケース(12枚)での発注となり、1枚単位での金額(単価)での発注が難しい場合もあります。その場合見積もり金額が変わりますのでご注意下さい。 ◆2階建て以上の場合、張り替える場所によっては足場を組まなければいけない為、費用が高額になります。1階部分、足場を組まずに工事出来る場合なら、足場代を抜いた金額で工事が可能です |
自分で工事する場合はこちら→5章、5-1
2-2 全体張り替え:200~280万円
全体の張り替えを行う場合、手っ取り早く現状の問題の解決が出来ます。
外壁全体を剥がして張り替える事により下地の状態も実際に確認出来るからです。
もちろん、現在使用されているサイディングを剥がして処分するのに費用はかかりますが、工事後は外観が新築同様に生まれ変わります。
心配事がある方は全体張り替えを行って安心して住める家にしましょう。
【費用例】
外壁150㎡、木造2階建て サイディングボード全面張り替え
200~280万円(税抜き価格)
※材料厚14㎜の場合 工期 1か月で算出
◆アスベスト含有材使用の場合、撤去処分費で追加費用かかります。 ◆貼りたいサイディングの厚みが15mm以上の場合、単価が変わる為費用も変わります。 |
2-3 全体上張り(カバー工法):200~500万円
カバー工法の場合、今までの外壁とは全く違った素材を選択する事が出来、住宅に性能面での付加価値を付ける事が出来ます。
基本的にカバー工法の場合、現状の壁に重ねて貼る為、窯業サイディングの様な重たい素材を貼ることが難しい場合が多いからです。
性能面、重さの部分を考慮してカバー工法の場合、金属サイディングが一般的です。
費用は選ぶ素材によってかなり高額になりますが、より快適なお家に思い切って変えたい方はカバー工法を選びましょう。
【費用例】
外壁150㎡、木造2階建て
200~500万円(税抜き価格)
- ※材料費 ガルバリウム鋼板 工期 1か月で算出
- ・金属サイディング 3,900円~ 9,000円
- ・石材サイディング 10,000円~20,000円
上張りする素材(材料費)によって金額に差が出ます。
また、施工費は国土交通省HP「公共工事設計労務単価」より引用東京都の単価×施工日数で算出しています。
【参考】
3章 見落としがちな+αでかかる費用
見積書の中に書かれていない、追加費用が発生する場合もあります。
実際に契約後、工事に入って外壁を剥がしたら建物内部に傷んでいる箇所があった!という場合に追加での補修費用がかかります。
気をつけて頂きたいのが、稀なケースではなく、よくあるケースだという点です。
どういう事か詳しく説明していきます。
木造住宅の場合ですが、一般的なサイディングを施工する場合工法は『通気工法』もしくは『直貼り構法』を採用しています。
現在の標準は通気工法で、サイデイングの裏には空気が通る隙間が設けてあります。
■サイディングの内部構造(通気工法) 引用:日本窯業外装材協会 窯業系サイディングの標準工法 ※直貼り工法は通気胴縁が無い状態で直接間柱に外壁を打ち付けて留める構法です |
この構造のため、突発的な事故(天災等)以外、外壁の張り替えを検討する状態まで傷みが広がるのには、本来時間がかかります。
しかし、場合によっては、気づかないうちに雨水が内部の木の部分まで浸入している可能性があります。
◆直さなければいけない傷み
・透湿防水シートにカビが生え、劣化していた
・外壁材を留める通気胴縁(通気構法の場合)、間柱が傷んでいた。
・下地(コンパネ)が傷んでいた
見積もりの内容だけで予算組を行って、実際工事を始めてみたら追加費用を払わなければ工事が出来ない!なんてことになると大変です。
最悪のケースは追加費用が払えず、傷んだ箇所を放置してしまう事です。
当たり前ですが傷んでいる個所は何もしなければ傷みはどんどん広がって現状よりも状況は悪化します。
(後々、更に内部まで進行した場合、現状よりも更に高額な追加費用が発生します)
心配な場合は、見積もりの時点で外壁を剥がして内部の傷んでいる個所の確認をしてもらいましょう。
(剥がして、元の状態に直す場合いくらかかるのか、の確認も忘れずに!)
契約前の見積もり段階で、現状のお家の状態から最悪、どういう場合も考えられるか、追加費用が掛かりそうな場合いくらくらいになるのか、業者さんに質問をして予算に組み込んでおきましょう。
うちはそんなことないだろう、と思い込んでいると契約してからこんなはずじゃなかった…と後悔する事になります。
きちんと確認を行いましょう。
4章 張り替え時の注意点
いざ張り替えをしよう!と決めた場合、最低限の注意点、知識を持った上で工事会社を決めましょう。
気を付けて頂きたいのが、工事が出来る会社と正しい工事のやり方でやっている会社では同じ工事内容でも全くの別物です。
未だに正しい知識を持たないで工事をしている会社も多いのが現状です。
より良い、納得出来る工事をする為にも以下具体例と合わせて工事会社を選定する場合に確認しましょう!
4-1 外壁の厚みを確認しましょう
まず、自宅の外壁が何㎜のサイディング外壁を使用しているのか、確認しましょう。
12mm厚のサイディングを使用されている場合、全体張り替えの検討が必要です。
なぜなら、12mm厚のサイディングは現在製造自体がされていないからです。
部分張り替えをしようとした場合、現状のお宅に12mmのサイディング外壁が使用されていると、14mm厚のサイディングを使用する事になります。
工事は出来ますが、外壁が2mm分不自然に出っ張る為見栄えが悪くなります。
さらに重要な点は、見栄えより、本来収まらない物を無理やり収めている為、一番重要な雨水からお家を守る防水部分に不安が出ます。
隙間を埋めるのはコーキングでしか処理が出来ない為、コーキングが切れたらそこから雨水が入ります。
せっかく費用と時間をかけても張り替えてすぐにまた同じ場所の補修が必要になる、最悪工事した個所から雨漏りする様では意味がありません。
12mm厚の外壁材を使用されている場合、全体張り替えか、カバー工法で工事を行うと先々での不安も無く、見た目も綺麗に仕上がる為おススメです。
平成21(2009)年10月1日以前に建てられた家の場合、厚さが12mmのサイディングを使用している可能性があります。
この日、JIS規格(日本工業規格)の改正により、外壁に使用される建材の最低厚さが12㎜→14㎜へと変更されました。
(出典:日本窯業外装材協会 窯業系サイディングのJIS規格)
4-2 張り替えが必要な場所を確認しましょう
部分張り替えの際、お家のどの部分が傷んでいるのか、工事前に確認が必要です。
張り替えを考えている個所が目立つ場所の場合、工事をする事で見映えが悪くなる場合があります。
建ててから数年経っていると、今のお家に使われているサイディングと同じデザインの物はほぼ存在しないからです。
流行りのデザイン、仕様は年々変わります。
建材の研究も進んでいる為内容もよりグレードアップした良いものに変わります。
家電製品等のパーツも同じで、部分的に修理して使いたいのに壊れた個所のパーツ自体がもう製造されていない!なんてことありますよね。
同様に全く同じものを10年後に使用したい!と言っても物が無い場合がほとんどです。
また、仮に同じデザインや似たようなデザインのものがあったとしても、新品と何年も雨風・紫外線にさらされていた外壁では、並べると若干の色褪せや、質感の違いが出てしまいます。
目立つ場所を部分張り替えする場合、そこだけデザインが全く違うものになってしまう可能性が高い為、工事後の仕上がりの事も考えて慎重に選びましょう。
→5-3 立地別 おススメの張り替え方法で詳しくご紹介します
5章 家に合わせたメンテナンス方法と選び方
お家の状況を把握したら、次はどの方法を選ぶのか、が重要です。
選ぶ方法により今後のメンテナンスにかかる費用面や工期、機能面に大きく差が出ます。
現状の傷みの状態、お住まいのお家に合った方法、将来的なライフスタイルも含めて選択をしましょう!
5-1 自分で出来る!部分張り替えのやり方
自分で部分張り替えを行う場合、はじめに自宅で使用されている外壁材の厚みを確認します。
厚みによっては出来ない場合もありますので、まず出来るサイディングかどうかの確認が必要です。
お家の基礎の上、水切りとの間に隙間がありますのでのその部分からメジャーを差し込んで厚みを測ることも出来ます。
また、自宅を契約した際の書類にも明記されていますのでそちらの確認でも可能です。
仕様書に『外壁 サイディング 何㎜使用』もしくは商品名の後か前に数字で明記されています。
同じ厚みのサイディング外壁を交換したい箇所の大きさ、形に合わせてカットし準備をします。
工具が無いと出来ない為自力で難しい場合ホームセンター等で依頼してカットしてもらいましょう。
以下くぎ留め工法、金具留め工法、それぞれの施工手順をご紹介します。
出典:日本窯業外装材協会 メンテナンスについて
5-2 張り替えの際、おすすめの厚さと工法
サイディング外壁は厚みによって工事後の傷みの出方が変わります。
もし、全体張り替えをするのであれば、16mm厚以上のサイディングへ替えるのがおすすめです。
デザイン、強度、価格のバランスが良いからです。
厚みが16㎜以上の場合、デザイン面では凹凸をハッキリつけることが出来ます。
陰影がつくため見栄えも良いですし、コーキングを使用しない工法の場合劣化しにくい為おすすめです。
また、サイディングを実際に施工するとき、固定は「釘打ち」か「金具止め」ですが、これも厚みによって変わります。
金具止めの方が、より頑丈な工法です。
■サイディング外壁の厚みと工法
厚み | 価格 | 施工方法 |
14mm | 3,000~3,500/㎡ | 釘打ち |
15mm | 3,900~5,500/㎡ | 金具止め |
16mm | 5,400~6,500/㎡ | 金具止め |
18mm | 5,500~6,700/㎡ | 金具止め |
21mm | 6,800~7,500/㎡ | 金具止め |
14㎜は基本的に釘打ちです。
15㎜は、物によっては釘打ち出来るものもあります。
16㎜以上の厚みになると基本的に金具留め工法になります
もっと分厚い18㎜~20㎜を使用した場合、張り替える様な傷みが出る可能性は低くなります。
単純に壁材が厚くなればその分丈夫になる、というイメージを持って頂ければ分かりやすいです。
ただ、厚くなれば単価が上がります。
重さも厚みが増した分重くなりますので、総合して、16㎜~18mmでの張り替えがおすすめです。
5-3 条件、立地別お勧めの張り替え方法5選
では、具体的にどの方法を選べばより良い工事が出来るのかご紹介します。
お家の立地は1件1件違う為、条件によって何が良いかも変わります。
具体的な立地条件もあげて説明していきますので是非、チェックしてみて下さい。
①張り替えを検討している場所が目立たない場所の場合
→部分張り替えがおススメです
他2種類の工事と比較して圧倒的にかかるコストが安く、デザインが違ってしまっても他の人からの見た目を気にしなくても良いため、おすすめです。
コスト面を更に抑えたい!という方はご自分での張り替えもチャレンジしてみてください!
※イメージ 住宅密集地の人から見えない面
※イメージ 他の家と隣接していて住人以外からは見えない奥面
②3階建て、狭小地、段差がある立地
→カバー工法がおススメです
3階建て以上の場合は足場をかける費用、施工費が高額になる為、一度手を入れたあとなるべく長く手を入れなくて済む様な、ランニングコストが安く済むこの工法がおすすめです。
同じ理由ですが、狭小地や段差がある敷地(通常の一階部分が駐車場、階段を上がった先に玄関)等も資材を運ぶのに手間がかかる為、施工費が通常の工事より高くなります。
③海の近く、雪が降る地域
→カバー工法がおススメです
表面材の素材を選べば、窯業系サイディングより塩害、雪害に強い高耐久の外壁に出来ます。
現状の外壁材の上に断熱材入りの新しい外壁材を張る為断熱性能も向上します。
風が強い地域や寒い地域の場合、より効果を発揮します。
外観も新築同様に変えられる為、新築の時に出来なかったデザインや素材を選んでみるのもおススメです!
④線路、道路に面する立地
→カバー工法がおススメです
外壁が空気層を含んで2重になる為、防音効果もあります。
効果としては45デシベル(家庭用室外機の音)程度の防音効果が得られます。
線路沿いのお宅や、大きい通りに面しているお宅は特に効果を実感しやすい為おすすめです。
⑤家の構造材や、地震が心配
→全体張り替えがおススメです
外壁を剥がすついでに内部の状態のチェックも出来ます。
心配であれば合わせて耐震診断や耐震補強工事を行うとより安心できるはずです。
外壁の性能、重さも新しい物の方がより良く、より軽くなっています。
構造計算されている現状の柱や土台に負荷をかけない素材に張り替え出来る為安心です。
見た目も新築同様の外観に変えられる為、見た目を変えたい方にもおすすめです。
まとめ
最後まで読み進めて頂きありがとうございます。
ご覧になっていかかでしたか?
ご自宅に合った張り替え方法は、見つかりましたか?
外壁を張り替える前に、まず現状のお家の状態を把握する事が大切です。
「このやり方しか出来ない」と思い込んでいたものが「このやり方も出来る」と、新しい発見が出来ればコスト面、依頼する工事会社、工事の仕上がり含め、より納得したものに出来ますよ!
まずはお知り合いの方にこういう工事できるかな?と気軽に相談してみましょう!
ありがとうございました。
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