足場の正しい費用が分かる!外壁・屋根工事で騙されない2つの注意点

足場架設

外壁塗装や屋根工事で必要になる足場

大体いくらくらいかかるのか、費用感は気になるところですよね。

また、「うちは他社よりも足場代が安くできるんですよ!」というセールストークを聞いて少し不安になり、一般的な費用相場を調べている方もいると思います。

 

足場の費用は業者によって多少違いがありますが、一般的な相場価格というものはあります。

そこからよほど大幅に外れていなければ、「足場代をかさ増ししている」ということはないでしょう。

 

むしろ気を付けなければいけないのは、「安すぎる」足場費用です。

工事業者の中には、契約を取るために、本来は不適切な安い足場を使用するところも非常に多く存在するからです。

 

そこで本記事では、足場の適正な費用相場やその算出方法をご紹介します。

また足場はお家に合わせて作るため、状況によって相場より高くなるケースもあります。

まずはご自宅の適正価格を把握しましょう。

 

そして最後には、安い足場の注意点も解説します。

足場費用の安さだけにつられてしまうと、後に問題が起きてしまう可能性があります

 

この記事をお読みいただければ、足場の適正価格がわかり、失敗しない工事にすることができます。

大切なお家の工事のために、どうぞ最後までご覧くださいね。

 


1章 足場費用は8001,000/

外壁塗装や屋根工事で使われる足場の費用は、1㎡あたり800~1,000円が相場です。

(足場の周りに取り付けるメッシュシート費用も含む金額)

 

一般的な2階建て住宅だと、約15~20万円ほどと考えておきましょう。

 

★足場面積と概算費用の出し方

足場の面積は、お家の『外周×高さ×1.1』でおおよそ算出することができます。

足場面積 例図

外周…お家の外回りの長さ

高さ1階建て=約3.5m、2階建て=約6m3階建て=8.5m

1.1…足場はお家ぴったり沿ってではなく、外壁から数十センチ空けて立て、高さも屋根の分少し上まで伸ばします。その割り増し分を、ここではおよそ10%と考えてプラスします。

足場費用 例式

 


2章 足場代が相場よりも高くなるケース

工事に使う足場はお家1軒ごとに合わせて組み立てるため、建物の『形状』『立地』などによって金額が変わることもあります。

ここではそんな、相場よりも足場費用が高くなるよくあるケース3つご紹介します。

 

当てはまる方は、「だからこの金額なのね」と分かって安心できます。

逆に、当てはまっているのに特に説明などがなかった場合は、後になってから追加費用を請求されたり、トラブルの原因になったりする可能性があります。

「うちはこうですけど、追加費用が出たりしませんか?」と確認しておくとベストです。

 

2-1 3階建て以上

外壁 黄色

戸建住宅は2階建てが多いですが、3階建て以上のお家だと、足場代が200~300円/㎡程度高くなる場合があります。

高さがある分、パイプの組み方などをより強固なものにしなければならないため、それだけの資材や手間がかかるからです。

2階建てと同じまま上に伸ばすというだけではできません。

 

安全な足場にするためには必要な費用ですので、ご自宅が3階建て以上だという方は念頭に置いておきましょう。

 

2-2 立地の関係で足場が組みにくい

建物の立地条件によっても、足場費用が増える場合があります。

例えば、隣家との間隔が非常に狭いお家や、切り立った高い場所に建っているお家です。

足場資材の運搬や組み立てが非常に難しくて時間・手間がかかる状況の場合、追加の人件費として一棟5,000円~数万円ほど上乗せされることがあります。

 

一部の敷地が狭いお家

狭い敷地

通常よりも資材搬入や組み立てに時間がかかる場合があります。

 

高所に建っているお家

3階建ての家

敷地内で安定した足場を建てるのが難しいときは、崖下まで足場を伸ばして建てるケースもあります。その分足場面積が増え、費用もかかります。

 

2-3 屋根の傾斜があり『屋根足場』が必要

屋根工事を行う場合、屋根の傾斜が急なお家だと、『屋根足場』の追加費用がかかる可能性があります。

費用は800~1,000円/㎡です。

 

■屋根足場

屋根足場

傾斜のある屋根でも安全に作業するための足場です。

5~ 6寸勾配以上の傾斜の場合に、屋根足場をかける場合が多いです。

 

■屋根の勾配

屋根の勾配

 

こちらも安全面、品質面で必要な足場費用ですので、少し勾配がある屋根の方は覚えておきましょう。

 

2-4 道路使用許可・占有許可が必要

足場架設

道路と足場の関係によって、追加で費用がかかることもあります。

足場架設・解体時のトラックが道を塞いでしまう場合の「道路使用許可」と、

足場そのものが道路にはみ出てしまう場合の「道路占有許可」2パターンです。

 

道路使用許可

通常、足場の組み立て・解体時に使うトラックは、施主様の敷地やお家の前に路上駐車して作業します。

しかしそれがどうしても駐車禁止の場所や交通量の多い大通りだった場合は、「道路使用許可」が必要になります。

■道路使用許可の費用

申請手数料:2,700円 ※都道府県によって異なる

+誘導員(ガードマン)が必要な場合の人件費:1日当たり15,000円~

+申請を行う業者の人件費・手数料など:10,000円~

大通りに面したお家などは、この追加費用の可能性を知っておきましょう。

 

道路占用許可

足場は基本的には敷地内に収まるように建てますが、どうしても足場が道路にはみ出てしまう場合は、「道路占用許可」が必要になります。

■道路占用許可の費用

占用料×専用面積(㎡)×期間(月)※占有料は市区町村によって異なる

例:神奈川県横浜市→1,200(出典:横浜市道路局

+申請を行う業者の人件費・手数料など:10,000円~

こちらは誘導員などを付ける必要はないですが、安全のための看板やカラーコーンなどを設置します。

お家が敷地の目一杯まで使って建てられている方は、注意しておきましょう。

また、はみ出る道路が私道の場合は対象になりませんのでご安心ください。

 

※これらの申請は警察署に何度か行く必要があるのですが、大抵の場合は業者がやってくれます。手続きのやり方などは特に覚える必要はないのでご安心ください。

 


3章 『足場代サービス』に騙されるな!2つの注意点

「今なら足場代無料のキャンペーンをやってます!」

「この地域なら足場費用がすごくお安くできるんですよ」

など、値引きの話に使われることも多い足場。

 

しかしそれは、大きな落とし穴の可能性が高いです。

足場は住宅の外壁・屋根工事では必須のとても重要なもので、資材や人件費もかかるため、本来ならそう簡単には安くできないものだからです。

 

足場の安さだけに釣られてしまうと、品質や安全面に問題が出てしまうかもしれません。

そんな失敗を防ぐために、知っておいてほしいポイントを解説します。

 

3-1 そもそも足場なしでの外壁・屋根工事はNG

足場着工

足場にそんなにお金がかかるなら、いっそ足場なしで工事できないの?脚立とかはしごとか…とお考えの方もいるかもしれません。

しかし外壁・屋根の工事では足場は必須です。

省くことはできませんし、万一業者の方から「足場なしでやりますよ」と言われても、断固として断りましょう

 

なぜなら足場は、①安全面、②品質面、③近隣トラブル防止、の3点でとても重要な役割を果たしているからです。

 

①安全面

厚生労働省が定める「労働安全衛生規則」では、2m以上の高所作業の際は安全な足場を設ける必要があると定められています。作業者の安全を確保するためです。

一般的な2階建て住宅は68mの高さがあるため、ここに当てはまります。

万が一にもご自宅で落下事故を起こさないために、必ず足場を組んでもらいましょう。

 

②品質面

足場のない工事=品質の悪い工事になる、と考えましょう。

例えば、足場を組まずはしごや脚立で工事をしたとします。

高くて不安定な場所では、職人は身の安全を守ることに気が行って、作業に集中することができません。

また塗料や道具を持って何度も上り下りするのは効率も悪いですし、端の手の届きにくいところはさっと色だけ付けて終わらせてしまったりする可能性もあります。

丁寧で良い工事にするためにも、足場はとても大切です。

 

③近隣トラブル防止

足場なしでの工事は近隣トラブルを招く恐れもあります。

足場の周りにつけるメッシュシートは、工事中の水や塗料、粉塵などの飛散を防いでくれるものだからです。

例えば足場がないまま外壁の高圧洗浄をしたら、隣家に水や泥が飛び散って、車やお洗濯物などを汚してしまうかもしれません。

足場はこうしたトラブルを防ぐためにも役立っています。

 

このような理由から、「足場なしでの工事」は絶対に避けるようにしましょう

 

3-2 「単管足場」は安いが危険なのでNG

「足場を安くできますよ!」と言われたら、足場の種類を確認しましょう。

(見積書に書いてあればOKですし、なければ担当者に直接聞いてみてください)

 

ビケ足場・くさび式足場なら大丈夫ですが、単管足場は絶対に使用を避けてください。

なぜなら、安全や品質面で問題がある足場だからです。

 

単管足場

単管足場

・2本のパイプを抱き合わせて作る足場。

・塗装職人などでも自分で組み立てることが可能。その分割安にできる。

・足元に常に注意しなければいけないため、細かい作業には向いていない。

・違法な足場なので、通報されると最悪工事がストップする恐れがある。

  • ビケ足場
  • (くさび式足場)

くさび式足場

・歩ける幅の床がついている足場。

・足場専門業者でないと組み立てられない。

・塗装会社は基本的に、提携している専門業者に組んでもらっている。

・余裕を持って動け、重い塗料を置いたりもできるため、丁寧で効率の良い作業ができる。

 

単管足場には安全な作業床部分がありません。

どんな熟練の職人でも、このような不安定な状態では丁寧な塗装は難しいですし、何より危険です。

 

例え単管足場で安くできでも、万が一落下事故が起こってしまったり、手が届きにくい細かいところで手抜きをされて施工不良が起こったりしては、意味がありませんよね。

足場は必ずビケ足場・くさび式足場にしてもらいましょう。

 

※注意!

「うちは自社で足場も組み立てられるので安いんです!」というところは、単管足場の可能性が高いですので、特に注意しましょう。

単管足場はやろうと思えば誰でも組み立て可能ですが、ビケ足場・くさび式足場は、資格を持った専門業者でなければ組めません

また単管足場はまっすぐなパイプを組み合わせるだけですが、ビケ足場は専用の突起が付いたパイプ、金具、床板など大量の資材が必要です。

地元の親方さんや小さな塗装会社で、それだけの資材を置く土地、倉庫などをもって管理していることはほとんどありません。

“自社足場”と言われた時も足場の種類はきちんと確認しておきましょう。

 

★足場と塗装・リフォーム工事を別々に頼むのはやめよう

たまにご相談をいただくのが、

足場だけ自分で直接足場屋さんに頼んで組み立て、それから工事をリフォーム業者にお願いするのはできる?」

「ハウスメーカーで塗装しようとしたら足場が高かったので、足場だけ地元の安い業者にやってほしい。あとはメーカーから来た人に作業してもらうから。」

…というものです。

 

結論から言うと、このように足場と工事を別で頼むのはNGです。

なぜなら、万が一事故などがあった際に責任トラブルが発生してしまうのと、職人が作業しにくい足場の可能性もあるからです。

 

外壁・屋根の工事業者はそれぞれ提携している地元の足場業者がいて、そこに足場を組んでもらっています。当然、不備があった場合の対応などもきちんと契約されています。

事故の時の対応はもちろん、工事中に「一部だけ足場を組み替えたい」「床板を追加してほしい」という要望が現場から上がってきたときも、迅速に対応することができます。

 

しかし直接契約していない、よくわからないところの足場では、何かと手間がかかってしまいます。

職人もいつもと勝手が違う足場で、スムーズに仕事ができない可能性が高いです。

 

足場は工事内容と別ものではなく、工事の中の大事な一部分だと捉えてください。

全体を信頼して任せられる業者を見つけることが重要です。

 


まとめ

外壁・屋根工事で使う足場の費用相場は8001,000/です。

一般的な2階建て住宅だと、1520万円ほどと考えておきましょう。

 

ただ、実際にはお家の大きさや形状、立地によって金額が変わります。

追加費用がいる、相場より高くなるパターンとしては

  • ・3階建て以上
  • ・立地の関係で足場が組みにくい
  • ・屋根の傾斜があり『屋根足場』が必要
  • ・道路使用許可・占有許可が必要

などの例がありますので、当てはまる条件の人は確認しておきましょう。

 

また、業者の中には『足場代サービス』を謳い文句にしているところもありますが、これも注意が必要です。

足場なしで外壁・屋根の工事はできないこと、単管足場ではなくビケ足場・くさび式足場でなければいけないことを必ず知っておきましょう。

 

足場はお家の外壁・屋根工事に欠かせない重要なものです。

費用についても正しい知識を得て、騙されることなく良い工事にしましょう。

最後までお読み下さりありがとうございました。

 

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