雨樋の補修がしたいけれど、自分でできるの?どうすればいい?
など、疑問を抱えて調べている方も多いのではないでしょうか。
普段意識しないパーツですが、いざ壊れてしまうとどうしたらいいのか分からず、悩んでしまいますよね。
実は、雨樋は軽い破損であれば自分で直せます。
ただし状態によってはプロに頼んだ方がいい場合もちろんありますので、注意が必要です。
そこでこの記事では、DIYで出来る雨樋補修と、業者に依頼した方が良い場合・費用相場をご紹介します。
自分でやるか業者でやるか、状態を見極めて判断すれば、できるだけ費用を押さえつつしっかり直せるようになります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
1章 まずは雨樋がDIY補修可能かチェック!
まずは補修が必要な箇所が、DIYでも補修ができるかをチェックしてみましょう。
雨樋は高所のこともあるので、場所によっては補修にも危険が伴うためです。
安全に作業を行うためにも、補修しようとしている箇所はどうなのか必ず確認してみてくださいね。
1-1 1階周りのヒビ・穴ならDIY可能
1階まわりの雨樋にあるヒビや穴ならDIYでも補修が可能です。
脚立などを使わなくても作業が出来るため、転落の危険がないからです。
2章で詳しい方法を説明するので、参考にしてみてくださいね。
1-2 2階以上の高所の破損は業者に依頼
補修しようとしている箇所が、2階やそれ以上の高さにある雨樋の場合は、業者に補修を依頼しましょう。
脚立を使わないと届かないだけでなく、転落の恐れがあり、大変危険だからです。
実は、はしごや脚立から転落する事故は、2010年12月~2019年2月末までで433件、年間で50件以上発生しています。(出典:独立行政法人国民生活センター)
この中には、骨折などの大けがをしてしまった事例もあります。
ちょっとの補修だから…、自分は大丈夫…と考えてしまうのは大変危険です。
事故を避けるためにも、高所の雨樋補修は必ず業者に依頼しましょう。
2章 DIYで雨樋を補修する方法
DIYで雨樋を補修する方法を紹介します。
今回はアルミテープを使う方法と、コーキングを使う方法を紹介します。
この方法であれば、雨樋に開いた穴やひび割れ程度なら自分で直すことができます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
2-1 アルミテープで穴をふさぐ
穴が開いている場合は、アルミテープを貼って補修します。
用意するもの
・アルミテープ
50mmx10m 防水アルミテープ(手切れ):1,400円(モノタロウ)
耐久性、防水性に優れた補修用の素材です。
補修手順
①貼る箇所の汚れをふき取る
②テープを補修箇所と同じくらいの長さにカットする
③剥離紙からテープを剥がす
④補修箇所にアルミテープを貼る
空気を抜きながら貼ると、綺麗に仕上がります。
⑤完成!
2-2 コーキングで隙間を埋める
穴や隙間の幅が狭い場合は、コーキングで隙間を埋めることもできます。
用意するもの
・コーキング
雨樋と同系色のものを選んでおくと、補修跡を目立ちにくくできます。
・コーキングガン
軽くて使いやすいコーキングガン:2,000円(Amazon)
・マスキングテープ
補修方法
①補修箇所の汚れをふき取る
②マスキングテープをひび割れの周りに貼る
周りにテープを貼ることで、コーキングのはみ出しを最低限に抑えられます。
②コーキングの先をカットし、コーキングガンに装着する
コーキングガンの後ろの棒を一番後ろまで引くと、装着できるようになります。
③ひび割れの上にコーキングを充填する
コーキングガンの引き金を引くと、コーキングが出てきます。
④ヘラでコーキングをならす
③テープをはがす
④乾燥したら完成!
3章 雨樋補修を業者に依頼した場合の費用相場
DIYできない場合は業者に直してもらいます。
目安として、補修費用の相場を知っておきましょう。
■雨樋補修の費用相場
内容 | 費用相場 |
雨樋の一部交換・補修 | 約3,000~5,000円/m |
雨樋の継手※の補修 | 約1~3万円/箇所 |
※継手…雨樋同士をつなぐ部品
高所の場合や補修範囲が広い場合は、足場代(約10~16万円)が別途かかります。
また、使用する材料や人件費などによっても費用は変動します。
正確な金額は一度点検をしてもらって、見積もりを出してもらいましょう。
4章 DIY補修後は経過観察してあげよう
DIY補修を終えた箇所は、最低でも年に一度は破損していないかチェックしておきましょう。
ご自身で行う補修はあくまで応急処置だからです。
一度傷んだ箇所はまた悪くなってしまう可能性も高いので、大丈夫と思って放置していた間にまた破損していた、というケースもあります。
雨樋の破損は、雨水がうまく排水されず周りが水浸しになってしまったり、流れた水で外壁やお家自体を傷めてしまう原因となります。
もしも直したところがまた傷んできてしまったら、今度は業者を呼んでしっかり補修してもらってください。
今後も何かあった時にすぐ対応できるよう、定期的にチェックを行いましょう。
まとめ
雨樋のDIY補修は、1階まわりであれば可能です。
2階以上の高所の補修は大変危険なため、業者に依頼しましょう。
DIY補修は、アルミテープやコーキングを使った方法があります。
補修後は最低でも年に一回は破損していないかチェックしておきましょう。
雨樋の破損はお家を傷める原因にもなってしまいます。
適切な方法でしっかり直してあげてくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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