【初心者必見】シャッター塗装を成功に導く4つのコツとDIY手順

ケレン作業

ご自宅のガレージのシャッターが汚れているのが気になってきた…

「塗装したらきれいになる?」

「自分で塗装出来る?」

と気になって調べているのではないでしょうか。

 

シャッターは外から見える部分なので、綺麗にしたいですよね。

実際に、シャッターは雨や風をしのぐものなので、年数が経つとどうしても汚れてきてしまいます。

また、細かく傷がついてしまうとサビが発生してしまう場合もあります。

 

綺麗にする方法としては「塗装」も選択肢の一つですが、実はシャッター塗装には注意点があります。

この記事では、まずシャッター塗装の注意点を解説していきます。

注意点を知った上で塗装するしないを判断していきましょう。

 

また、シャッター塗装を成功させるポイントDIY塗装の手順もご紹介しますので、ご自身で塗装したいとお考えの方はお役立てください。

最後に記事の後半では、業者に依頼した場合のメリットや費用相場についてご紹介します。

 

正しい知識の上で塗装をしてシャッターを綺麗にしていきましょう!

 


1章 シャッターを塗装する前に知っておくべきこと

シャッター塗装を行う前に知っておいてほしい注意点が3つあります。

塗装をするかしないかは、注意点を把握した上で判断していきましょう。

 

1-1 シャッターの塗装は剥がれやすい

塗装 剥がれ

まず知っておいていただきたいのが、シャッターの塗装はプロが塗っても剥がれやすいということです。

シャッターは開け閉めする前提で製造されていているため、開け閉めしやすいようにシャッター自体が伸縮しやすくなっています。

すると表面に塗られた塗料もシャッターの動きに合わせて伸びたり縮んだりと動きが出ます。

また、雨や風を受けることでも小さな衝撃が加わり続けます。

これが積み重なることで、表面に塗られた塗料は剥がれやすくなるのです。

 

そのため、家の窓に備え付けられているシャッターは外壁塗装工事の際に塗装することはほぼありません。

外壁塗装と一緒に塗るのは「シャッターボックス(下記写真参照)」のみです。

シャッターボックス

シャッターを収納するボックスのことを言います。

 

◆シャッターボックスの塗装の必要性を知りたい方はこちら

 

1-2 故障に繋がる恐れもある

シャッター塗装の際に塗料を塗りすぎてしまうと、ッターを巻き取る内部に塗装が付いてくっつき開け閉めが出来なくなってしまう恐れがあります。

特に自動シャッターだと、電動部分が故障して修理にお金がかかってしまうこともあるので、塗装の際は注意が必要になります。

 

1-3 重度のサビが出ていたら交換

シャッター 錆び

シャッターは基本的に金属で出来ているので、サビが出てくる場合があります。

そのサビが広範囲に出てしまっている場合は、塗装ではなく交換を行ないましょう。

サビが生えると凹凸が出来てしまうので、その上から塗装するとさらに凹凸が大きくなり、開け閉めがしにくくなってしまいます。

 

また、シャッターがアルミ製だった場合は、そもそも塗装してもすぐに剥がれてしまいます。

見た目もかえって悪くなってしまうので、少量のサビで合っても塗装でなく交換することをおすすめします。

 


2章 シャッター塗装を成功させる4つのポイント

1章でご紹介したようにシャッターへの塗装は剥がれやすいため、塗装する際におさえておきたいポイントがあります。

要点をおさえて塗装を成功させていきましょう。

 

2-1 晴れた日に行う

晴れ日

塗装は晴れた日に行ないましょう。

これは屋外のものを塗装する際の基本です。

雨の日に行なうと塗料が流れてしまってムラや施工不良を引き起こします。

塗料が乾く前に雨が降ってもNGなので、一日晴れ予報の日に行いましょう。

 

2-2 汚れやサビはきちんと落とす

ケレン作業

表面の汚れやサビはきれいに落としましょう。

汚れやサビが付いていると塗料がしっかり密着せずに剥がれの原因となってしまいます。

汚れはホースや濡れ雑巾などで洗い落とし、サビはやすりなどで削って表面を滑らかにしましょう。

 

2-3 サビ止め塗料を使う

サビ止め 塗料

シャッターを塗装する際には、“サビ止め”効果がある塗料を選びましょう。

シャッターは屋外にあるので、傷がついてしまうとサビが発生しやすくなってしまいます。

サビ止め効果によって、サビの発生を予防し、今あるサビの繁殖もおさえることが重要です。

 

2-4 厚塗りしすぎない

シャッターが剥がれないようにするためには、厚塗りしすぎないことが大切です。

厚塗りしてしまうと、塗料がくっついてシャッターの開け閉めが出来なくなってしまったり、剥がれやすくなってしまいます。

DIYで塗装する際は特に、塗料をローラーやハケに付けすぎないように注意しましょう。

 


3章 DIYシャッター塗装の手順

DIYでシャッターの塗装を行ないたい方のために、必要な準備と作業手順をご紹介します。

細かく丁寧に行なうことが重要になるので、この章を読んで「自分でやるのは面倒だな」「自分には出来ないな」と感じた方はプロに依頼することをおすすめします。

※この章では鉄(スチール)のシャッターの塗装方法をご紹介します。アルミや塩ビ鋼板、木などの場合はDIY塗装が難しいのでプロに依頼しましょう。

 

3-1 準備するもの

準備するものは以下の11点で全部揃えると1~2万円前後になります。

・脚立

・サンドペーパー(またはナイロンたわし)

ナイロンタワシ

出典:amazon TRUSCO ハードパッドナイロンたわし#40 ¥512

 

・ホース(あれば高圧洗浄機)

・マスキングテープ(100円ショップのものでOK)

・ブルーシート(100円ショップのものでOK)

 

・ローラー

・ハケ

・バケット(塗料を入れるバケツのようなもの)

スターターキット

出典:Amazon ペイントスターターキット(5点セット) ¥1,260

 

・サビ止め入り下塗り塗料

サビ止め塗料

出典:amazon ロックペイント サビカット ¥4,620

 

・上塗り塗料(好きなカラー)※鉄部に対応したものを選びましょう。

鉄部用塗料

出典:amazon ロックペイント 水性多用途塗料 ダークグレー 1.6L

 

・軍手

・汚れてもいい服と靴

 

3-2 作業手順

作業の流れは以下の通りです。

塗装工程

詳しく説明していきます。

 

①ケレン

ケレン作業

表面の汚れをサンドペーパー(又はナイロンブラシ)で落としていきます。

少し表面に傷をつけて目荒らしをする事で塗料が密着しやすくなります。

力を入れすぎると傷がつきすぎてしまうので注意しましょう。

 

②洗浄

洗浄

ホース(又は高圧洗浄機)で表面のほこりや汚れを洗い流します。

汚れが付いたままだと、塗料が剥がれやすくなってしまいます。

 

③養生

養生

シャッター塗装の際に、枠や床面に塗料が付かないように養生を行ないます。

枠にはマスキングテープを貼り、床面にはブルーシートやいらない布等を敷きましょう。

 

④下塗り

下塗り

サビ止め入りの下塗り塗料を上の方から塗っていきます。

細かい溝などはハケで塗り、その後広い平面をローラーで塗っていきましょう。

厚く塗りすぎると、剥がれやすくなるので、ローラーやハケに塗料を付けたら、バケットのヘリで余分な塗料を落として塗ると良いです。

 

⑤上塗り1回目

上塗り①

下塗りが完全に乾いたら、再度塗装していきます。

乾燥時間は塗料缶に記載されているので確認しておきましょう。

厚く塗りすぎないように、余分な塗料を落として塗っていきます。

 

⑥上塗り2回目

上塗り②

1回目の上塗りの後、乾燥時間を空けて再度塗装していきます。

ムラにならないように余分な塗料を落として綺麗に仕上げましょう。

 

⑥養生剥がし

塗料が乾燥した後、マスキングテープを剥がして完成です。

塗料は表面が乾いた後も乾き切っていない場合があるので、12日は開けないようにしましょう。

 


4章 きれいに仕上げたいならプロに依頼!

吹き付け塗装

綺麗に仕上げたいのであれば、プロに依頼しましょう。

DIYでも塗装することはできますが、塗料を薄く均等に塗るのが初心者には難しく失敗する可能性も。

暑く塗りすぎてしまうと、シャッターの機能に影響が出てしまいますし、薄くしすぎるとムラになってしまう場合があります。

プロに依頼すれば、ローラー又は吹き付けできれいに薄く塗装することができるので、自分で塗装するのが心配な方は業者に依頼しましょう。

 

業者にシャッター塗装のみを依頼したときの費用は、戸建ての車庫シャッター(6)の場合、3~6万円です。

 

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アート 塗装

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まとめ

いかがでしたか。

シャッター本体への塗装は塗料が剥がれやすかったり、故障の原因となるため注意が必要になります。

 

シャッター塗装を綺麗に仕上げるためのポイントは以下の4点です。

・晴れた日に行う

・汚れやサビはきちんと落とす

・サビ止め塗料を使う

・厚塗りしすぎない

 

DIYで塗装しようと考えている方は、手順をよく読んで正しく塗装していきましょう。

綺麗に仕上げたい方は、DIY塗装よりも多少費用は掛かりますが、プロに依頼するのがおすすめです。

後悔のないように判断していきましょう!

 

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

 

◆お家の中で塗装メンテナンスが必要な箇所が知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
⇒「付帯塗装」が必要な理由とは|塗るべき9箇所と注意点を徹底解説!

 

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