「外壁をグレーにしようかな・・」
外壁の色選びは、何がよいのかとても迷いますよね。
グレーは、とても人気の色で、時代を経ても常時トップ3(*)に入る安定の評判が良い色です。(*10,000件以上の施工実績データより)
汚れにくいという機能面もありますが、デザイン的にもおしゃれなため、多くの人に選ばれる色です。
さらに、白に近いライトグレーなのか、黒に近いダークグレーなのかによって、お家の印象はがらりと変わります。
ナチュラルな雰囲気になったり、都会的な重厚感がある外観にも仕上がります。
ですが、どのようにすれば目を引くおしゃれな外観になるのか、わからず悩みますよね。
また、本当にグレーの色にして失敗しないか、不安でもあります。
そこで、この記事では、外壁のグレーに特化して、メリットだけでなくデメリットもお伝えして、且つおしゃれな施工事例をたくさんご紹介します。
また、グレーを活かした配色ポイントや理想の外観にするまでのステップまでも、具体的にお伝えします。
この記事を読むことで、あなたのイメージに合ったグレーの外壁が、見つかるでしょう。
ぜひ、素敵な仕上がりにしてくださいね。
目次
1章 外壁をグレーにするメリット
実は、グレーの外壁は非常多く、人気です。
ここでは、人気の理由つまり外壁をグレーにするメリットを詳しくお伝えします。
1-1 汚れが目立たない
グレーは「汚れが目立ちにくい」という最大の特徴があります。
外壁にはさまざまな汚れがつきます。砂ぼこりや排気ガス、コケ、カビなど・・。これらほとんどの色は薄茶や薄緑などの「中間色」です。
グレーは、それらの色を見えづらく隠してくれる色です。
メンテナンスを頻繁にできない大きなビルがほとんどグレーな理由は、そのためです。
汚れが目立たない点は大きなメリットですね。
1-2 落ち着いた印象の仕上がりに
グレー系の外壁はシンプル・モダンな印象を与えてくれます。
洗練された落ち着いた外観の仕上がりになります。
サイディングやタイルにグレー系の色が選ばれているのは、その理由からです。
1-3 周囲の環境に合わせやすく調整がききやすい
グレーは色の幅が広く、「明度」の違いでさまざまなバリエーションを出せます。
白に近い色であればナチュラルな雰囲気になり、黒に近いグレーであれば重厚感がある外観になります。
近隣の家並みのデザインや色にあわせた調整がききやすいので、周囲の環境にあわせつつも、おしゃれな外観に仕上げられます。
2章 外壁をグレーにするデメリットと注意点
グレーには1章でお伝えしたメリットが多くありますが、一方で注意しておきたい点が2つあります。
・色の明度によっては、白色が色あせたように見える
・地味で味気ない印象になりがち
グレーは、コンクリートや道路アスファルト、ビルなどの色に近いため、地味で味気ない印象になりがちです。
また、白色が色あせてくすんだようにも見えてしまいがちです。
この後の3章では、グレーの良い点を活かした色使いのコツや、デメリットを逆にメリットに変えてしまうおしゃれな配色を施工事例をご紹介しながらお伝えします。
ぜひ、それらを参考して、理想の外観にしていきましょう!
3章 グレーが活きる!モダンな施工事例と色選びのコツ
グレーは色の濃淡によって印象が大きく変わる色です。
また、シンプルモダンな印象を与える色なので、あわせる色使いによっては、さらにワンランクのおしゃれな外観に変わります。
ここでは、おしゃれな施工事例を紹介しながら、色選びのコツも一緒にお伝えします。では、一つずつ見ていきましょう。
3-1 グレー×ベージュ(白)の2色で爽やかな印象に
グレーにベージュや白を組み合わせることで、色のコントラストがはっきりします。また白色が爽やかな印象を与えてくれます。
■外壁半分:グレ- × 外壁半分:ベージュ
左半分の外壁はベージュ、右半分をグレーと色の分け方がおしゃれです。白色がすっきりした外観の表情にしてくれます。
■ベランダと2階を濃いグレー × 白色
凹凸部分を濃いグレーにすることで、立体的でモダンなデザインになります。2階に濃い色があるため、目線が上に行き、よりスマートに見えます。
■玄関周り:濃いグレー × 白色
玄関周りの濃いグレーがとてもスタイリッシュなデザインです。濃いグレーなので、一部分でも存在感があります。
■1階:濃いグレー × 2階:白色
グレーと白のツートン(1階と2階の色分け)は、安定の人気配色です。地域にも馴染みやすい色合いです。
■半分:濃いグレー × 半分:白
横半分を濃いグレーと白でわけることで、すっきりとスタイリッシュな印象になっています。白の爽やかさが上手にプラス。
■ベランダと1階:グレー × 2階:白
ベランダの凹凸部分がグレーなので立体感があります。窓の大きさと2階の白が、濃いグレーとバランスが良いです。
■グレー × 縦:白
グレーの外壁に縦に白を加えてカッコいい外観になっています。白の雨樋もアクセントになってさらにすっきりとした印象に。
3-2 木目調でおしゃれな外観に
グレーは少し冷たい印象がありますが、木目調をプラスすることで、一気に柔らかい印象になります。
しかも、白やベージュ色を加えると、海沿いのテラスハウスのようなデザインにも早変わりです。
■玄関に木目調 × 2階:グレー × 外壁:ベージュ
玄関まわりの木目が動きを出してくれています。2階のグレーが入ることで引き締まり、欧風のおしゃれな外観に。ベージュが柔らかさをプラス。
■玄関ドアと門塀を木目調 × 2階:淡いグレー × 外壁:白色
外壁は白色がほとんどですが、2階のグレート玄関ドアと門塀の木目がアクセント。柔らかいデザインになっています。
3-3 黒のワンポイントで引き締め効果
グレー1色も素敵ですが、黒色がワンポイントで入ると引き締まり、よりスタイリッシュになります。
■破風や雨戸、窓枠を黒色で統一
外壁はグレー1色ですが、それ以外の部分を黒で統一することで、格好良い重厚感がある外観になっています。
■ツートンの間に黒色の帯板で引き締め
1階と2階の色分けの間に黒色がはいることで、さらに色のコントラストが演出されています。
■淡グレーと白色に黒色がアクセント
単なる色分けの黒色ではなく、淡いグレーと白色がより映える役割を担っています。爽やかさの中にも、優雅な印象が醸し出されています。
4章 外壁をグレーにする時の失敗しない3ステップ
グレーは色選びで失敗しにくい人気色の一つです。
とはいえ、以下3点は注意しながら最終的に色を選びましょう。
こんなはずじゃなかった・・・となる場合も決して珍しくありません。
ポイントをおさえながら理想のお家にしましょう
4-1 白系と黒系、どちらのグレーを選ぶが決める
まず、白系の明るく淡いグレーなのか、もしくは黒系の濃いグレーにするのか、方向性を決めましょう。
グレーは明度によってお家の印象ががらりと変わりからです。
ひとくくりに「グレー」といっても幅広いため、重厚感があって個性的な濃いグレーが良いのか、明るい爽やかな淡いグレーが良いか、考えましょう。
4-2 カラーシミュレーションで施工後をイメージする
ある程度、方向性が決まったら、実際の家でカラーシミュレーションをしましょう。
リアルなお家に色を当てはめてみることで、想像と違った印象になる場合が多々あります。
結果、施工後に「イメージと違っていた!」と後悔することもずいぶんと減らすことができます。
もし、濃いグレーと淡いグレーで迷っている場合は、このカラーシミュレーションで見てみるのも良いですね。
カラーシミュレーションは、失敗しないための必須ポイントです。ぜひやってみてください。
4-3 近隣を歩いて、周囲になじむか確認する
最後に、お家の周りを歩いてみましょう。
周囲の環境によって、いま考えている色味が調和するかどうかを想像してみましょう。
例えば、白や明るい色のお家が多い場合、グレーの外壁は暗く見えてしまうかもしれません。
反対に、周囲のお家がベージュ系やグレーなど淡い色であれば、溶け込むでしょう。
また逆に、色々なお家を見ることで、目を引く映えるお家のポイントもわかります。
近隣を歩いて見て回るのは、最終確認としては、おすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。グレーは、機能的にも汚れにくいためとても人気の色です。
配色の仕方や濃淡によって、がらりと印象が変わるので注意点はありますが、その特徴を活かす配色をすれば、とてもスタイリッシュで格好良い外観になります。
良いところを最大限に活かして、素敵な外観にしたいですね。
お読みいただきありがとうございました!
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