プロ直伝!サイディングのメンテナンス方法・時期・費用まで徹底解説

青と白のお家

サイディングは30年持つような、とても良い建材!

家を購入する時にそう耳にしたことがある方もいるかもしれません。

ですが、よく訪問業者から「そろそろメンテナンス時期ですね」と言われて、「なぜ?」「本当なの?」と疑問にお思いではないでしょうか。

 

そこで今回は、サイディングの適切なメンテナンスのタイミングから、その方法費用などを徹底解説していきます。

この記事を読んでいただくことで、どんな症状が出たらいつメンテナンスが必要かが分かりますので、業者に言われたことを不安なままにせず解決できますよ。

ぜひ最後までお読みください。

 


1章 サイディングの種類とメンテナンス時期

サイディングは複数種類がありますが、主なものは4種類です。

 

サイディングの主な種類

メンテナンス時期

窯業系サイディング

築後710

金属系サイディング

築後1015

木質系サイディング

築後810

樹脂系サイディング

築後1020

 

ご自身のお家がどのサイディングなのかをチェックして、その特徴や適切な

メンテナンス時期を知ることから始めましょう。

 

1-1 窯業系サイディング

クリヤー塗装

窯業系サイディング

種類

メンテナンス時期

窯業系サイディング

7~10

特徴

・日本のサイディングの9割は窯業系。

・耐震性、防火性に優れている。

・様々なデザインが出ている。

 

サイディングの中でも、最も多く使用されているのが「窯業系(ようぎょうけい)サイディング」です。

セメントと木質系の繊維を練り合わせ、ギューッと固めた物で、最後に色や模様を付けることで様々なデザインが出ています。

丈夫で、耐震性や耐火性に優れているので、地震の多い日本の地域にも適しています。

 

工場出荷時に塗料が塗られていますが、紫外線や経年劣化により防水機能がなくなるため、メンテナンスが必要になります。

その時期は築7~10年頃です。

 

1-2 金属系サイディング

金属サイディング

金属系サイディング

種類

メンテナンス時期

金属系サイディング

10~15

特徴

・水を吸い込まない。

・傷があるとさびが発生してしまう。

・経年劣化で色褪せが起きる。

 

金属系サイディングは、トタン製やガルバリウム鋼板で出来た金属のサイディングです。

金属だと、素材も軽く水を吸い込まないため、窯業系のサイディングよりもメンテナンス周期が長いです。

但し傷に弱く、傷口からサビが発生してしまいます。

また経年劣化で色褪せが起きてしまいます。

メンテナンス時期は築10~15年です。

 

1-3 木質系サイディング

木質系サイディング

種類

メンテナンス時期

木質系サイディング

8~10

特徴

・木の風合いがおしゃれ。

・断熱性は高いが、湿度が高い場所は不向き。

・木目の雰囲気を活かしたいなら、早めにメンテナンスする。

 

木質系サイディングは、木材が主原料のサイディングです。

見た目がおしゃれなので、店舗などでも人気です。

断熱性に優れていますが、湿気にはあまり強くありません。

木目を活かすためには、素材自体が劣化する前に早めの塗装が必要です。

メンテナンス時期は築8~10年です。

 

1-4 樹脂系サイディング

樹脂系サイディング

種類

メンテナンス時期

樹脂系サイディング

10~20

特徴

・雨や塩害に強く、色褪せしにくい。

・施工費用が高額、職人が少ない。

 

樹脂系サイディングは海外でよく使われているサイディングです。

主原料が塩化ビニル(プラスチック)なので、雨や塩害にも強く色褪せもほぼありません。

金額が高額なことや、施工できる職人が限られることから日本ではあまり普及率が高くありません。

メンテナンス時期は築10~20年です。

 

 

ご自身の家のサイディングは分かりましたか?

どのサイディングか分かったら、次はどんな症状があったらメンテナンスが必要かを知りましょう。

 


2章 メンテナンスのセルフチェック5

サイディングは、今出ている症状でもメンテナンス時期の判断が可能です。

家の立地条件はそれぞれ違うので、一概に“●年もつ”だけを信用せず、今の状態をしっかり知って、メンテナンスタイミングを見極めましょう。

 

2-1 コーキングにヒビがある

コーキング部分とは、外壁の継ぎ目にある、この部分のことです。

コーキング

コーキング部分はサイディングの種類に関わらず、施工後5年を目安に劣化が出てきますので、次の症状が出ていたらメンテナンス時期です。

 

『剥離』

サイディングボードとの間にすき間がある状態。

コーキング 隙間

『破断』

コーキングが裂けてしまっている状態。

コーキングのヒビ

『欠落』

コーキングが取れ中が見えてしまっている状態。

コーキング

 

このような症状は、コーキング自体が防水機能を失っているので、雨水がコーキング部分に入り込みます。

それに面しているサイディングも雨水を吸ってしまい、一緒に劣化してしまいます。

なので、コーキングの劣化=サイディングの劣化に繋がると思って、現状が上の症状のいずれかがが出ているなら、塗装メンテナンスの時期と判断しましょう

 

2-2 カビやコケが生えている

外壁の苔

サイディングの表面にカビやコケが生えていないかチェックしましょう。

生えていれば塗装のメンテナンスが必要です。

美観も悪く、既にカビコケが繁殖しやすい環境になっているので、サイディングの素材自体が傷みやすい状況になっています。

更には、カビコケはシックハウス症候群やアレルギーの原因にもなり、良いことは何もありませんので、

カビやコケが生えている場合は塗装の時期が来たと判断して、業者に見積もり依頼をしましょう。

 

2-3 釘が浮いているか

釘の浮き

が浮いて来たら、メンテナンスの時期です。

なぜなら、浮いた釘周りから直接雨水がサイディングの中に入ってきてしまうからです。

サイディング自体が吸水と乾燥を繰り返して膨張収縮をする事で、釘も動き抜けてきてしまいます。

ですから、釘が浮いて見えるなら、塗装が必要な時期と言えます。

 

2-4 チョーキングが起きているか

チョーキング1

チョーキング(触ると粉が付く現象)が起きていたら、メンテナンスが必要です。

サイディング自体の防水機能が無くなったがために、色の粉だけが手についてしまうのがチョーキング現象だからです。

塗装で防水機能を付けてあげるか、劣化状態によってはカバー工事など大きなものも検討する必要があるので、プロの点検を受けて、どのメンテナンスが適切か確認しましょう。

 

2-5 ヒビ割れや欠けが出ているか

釘周りのヒビ

▲サッシ下のひび割れ

 

ひび割れ

▲サイディングの欠け(欠損)

 

サイディングにひび割れや欠けが出ていたら、メンテナンスが必要です。

ひび割れも欠けからも雨水は入るため、サイディング自体を傷める原因となります。

素材を傷めるとサイディングの寿命が縮まり、カバーや張り替えなど大規模な工事に繋がりますので、ひび割れや欠けがあれば、メンテナンスをしましょう。

 


3章 症状別メンテナンス方法

症状に合わせたメンテナンス方法を知ることで、今必要な工事が判断できます。

詳しく見ていきましょう。

 

尚、ほとんどの場合は塗装工事で解決できることが多いです。

今の状態がどうなっているのかの程度によりますが、メンテナンスする場合は基本的に塗装工事と考えて間違いありません。

 

サイディングのメンテナンス方法チャート

 

3-1 【目地割れやひび割れ】コーキング補修

目地やサイディング部分の割れには、コーキング補修をします。

 

  • 目地部分の割れ補修

目地のコーキングが劣化してくると、割れが起きてしまい、最後は中の部材がむき出しになってしまいます。

コーキングのヒビ

▲中の部材が見える目地の割れ

 

コーキングとは、サイディングのつなぎ目の目地に入っている、半練りのゴムのような素材です。

目地部分が割れてしまったり、やせ細ってしまったりしていると、地震などの衝撃に弱く、雨水も浸水してしまい、サイディング自体の傷みに繋がります。

 

コーキング工事

▲目地のコーキングを打ち換えて補修している様子

 

コーキングは、サイディング自体を保護するのに大切な部分なので、割れていたら補修をしましょう。

 

  • サイディングのひび割れ補修

サイディング自体も、劣化によりひび割れすることがあります。

クラック補修

▲サイディングボードのひび割れ

 

サイディングボード自体にひびが入っている場合は、応急処置でコーキング補修をします。

但し見た目が悪くなるので、応急処置のみでなく、塗装を視野にメンテナンスを考えた方が無駄がないでしょう。

 

クラック補修

▲コーキング剤でひびを埋める作業

 

3-2 【カビコケが出てきたら】サイディングを塗装

カビコケ

カビコケが出てきたら、塗装工事でメンテナンスしましょう。

カビコケが生える環境は、サイディング自体が劣化し始めている証拠だからです。

これ以上素材の劣化を進めないためにも、塗装工事をして保護しましょう。

 

3-3 【傷みが進行してきたら】サイディングカバー

クラック

▲ひび割れの幅が3ミリ以上と深い場合

 

サイディング自体の劣化が進むと、太いひび割れが出てきます。

ひび割れが太くなるのは、サイディングの素材自体の劣化が進んできた証拠です。

3mmを超えるような太いひび割れや、塗装の剥がれ・膨れが起きている場合は、既に塗装では補えない所まで劣化が進んでいる可能性が高いため、カバー工事をします。

 

剥離

▲剥がれや膨れが起きている場合

 

外壁カバー工事

カバー工事は、既存のサイディングの上から、新たな建材を重ねてカバーする工事です。

詳しくはこちら

 

3-4 【建材がボロボロなら】サイディング張替え

サイディング 劣化

▲水を吸い込み過ぎて、素材自体が湿ってボロボロの状態

 

サイディング自体がボロボロにもろくなった場合は、張り替えメンテナンスをします。

既にサイディング自体が死んでしまっている状態なので、張り替え以外の救済策がないからです。

 

こうなると大規模な工事になりますし、費用も莫大に膨れますので、素材が死んでしまう事のないように定期的なメンテナンスをしていきましょう。

サイディングの張り替えについて詳しくはこちら

 


4章 メンテナンスに掛かる費用相場

メンテナンスにそれぞれ掛かる費用について紹介します。

費用感が分からないと先に進むのも難しいと思うので、ぜひおおよその感覚を掴んでください。

 

●コーキング補修

コーキングの費用

※足場代を含みません

 

●塗装工事

塗装の費用

※2階建て、30坪(外壁160㎡)で算出した概算費用です。

 

●カバー工事

カバーの費用

※2階建て、30坪(外壁160㎡)で算出した概算費用です。

 

●張り替え工事

張り替えの費用

※部分張り替え…一般的な木造2階建てで1枚張り替えた場合の概算です。

※2階建て、30坪(外壁160㎡)で算出した概算費用です。

 


5章 メンテナンスは塗装専門業者へ

点検診断

サイディングのメンテナンスを依頼するなら、塗装専門業者へ相談しましょう。

理由は、コーキング補修から塗装工事、カバー工事、張り替え工事と、サイディングのメンテナンスに関わる工事のほとんどを担っているからです。

コーキング専門の業者や、張り替え専門の業者もいますが、一度点検を依頼してから適切なメンテナンスをアドバイスできるのは、全てにおいて話が分かる塗装専門店です。

点検や見積・工事を依頼する際は塗装専門店に依頼をしましょう。

 


6章 自分でできる日常のメンテナンス

最後に、自分でできる日常のメンテナンスについて紹介します。

まだそこまで劣化していないから、自分で簡単な手入れをしたいという方も、

塗装などメンテナンス工事をした後に永く良い状態を保ちたい方も、どちらにも参考にして頂けます。

 

【セルフクリーニングの方法】

サイディングの汚れが気になったら、年に1回の頻度でセルフクリーニングをして、何か気になる症状がある時には、業者の点検を受けるサイクルにしましょう。

 

セルフクリーニングの方法としては水洗い、食器洗い用洗剤などを用いた清掃があります。

土埃や根深くないカビコケ・鳥の糞などは除去できますので、是非実施してみて下さい。

水洗い…ホースからそのまま水を当てて汚れを落とす。

食器洗い用洗剤…水洗いで落ちない場合は、柔らかい布やブラシで洗剤を付けて擦り、水で流す。

 

ポイント①

セルフクリーニングはサイディングを傷めないよう、ゴシゴシ洗いは禁物です。

高圧洗浄やスチーム洗浄も、サイディングの塗膜やコーキングの目地を傷付け寿命を縮める可能性が高いため止めましょう。

 

ポイント②

2階部分など高所は、ご自身でやると転落の危険や、細かい所まで十分に手入れできないデメリットがあります。

高所部分の汚れが気になる場合は、既に家全体に汚れの症状が出ている時期ですので、必ず専門業者に相談の上、洗浄または塗装の話を進めていきましょう。

 


まとめ

いかがでしたか?

サイディングのメンテナンスは、劣化の症状が出ていたら実施する必要があります。

 

  • 主なサイディングの種類は4つ、それぞれのメンテナンス時期は以下の通りです。

サイディングの種類

メンテナンス時期

窯業系サイディング

築後710

金属系サイディング

築後1015

木質系サイディング

築後810

樹脂系サイディング

築後1020

 

築後の年数を参考に、自分の家に置き換えて考えてみましょう。

 

ご自身で見ても分かる次の症状があれば、メンテナンスが必要な時期です。

・コーキングにヒビがあるか

・カビやコケが生えていないか

・釘が浮いていないか

・チョーキングが起きていないか

・ヒビ割れや欠けが出ていないか

 

 

メンテナンスに掛かる費用相場の目安は、以下の通りです。

メンテナンス

費用相場

目地のコーキング補修

700~1,200/m

サイディングのコーキング

1,700~2,500/

塗装工事

70~170万円

カバー工事

50~160万円

張り替え工事

10~290万円

※参考・概算費用です

 

メンテナンスの種類はおおよそ4つです。

症状別で言うと

・【目地割れやひび割れ】→コーキング補修

・【カビコケが出てきたら】→サイディングを塗装

・【素材自体が傷んだら】→サイディングカバー

・【全体がボロボロなら】→サイディング張替え

のようなメンテナンスが必要になります。

劣化具合によってメンテナンスは変わってきますが、メンテナンスの時期くらいであれば塗装でのメンテナンスが主です。

 

 

点検などを依頼するなら、サイディングメンテナンスの専門知識が多い、塗装専門業者へ依頼しましょう。

またご自身でメンテナンスをしたい時は、汚れを落とすセルフクリーニングなら可能です。

メンテナンスが必要な症状が出ていない場合は、汚れを年1回落として綺麗な状態を保ちましょう。

 

サイディングの適切なメンテナンスの時期と方法を知って、永く良い状態を保ってくださいね。

 

 

◆最も一般的なメンテナンスである塗装について詳しくはこちら

サイディング塗装の全てが分かる!失敗しないために重要な5つの項目

 

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