金属屋根の塗装工事をプロが徹底解説!時期・費用相場と3つの注意点

中塗り

 

金属屋根の塗装をお考えのあなた。

「金属屋根は塗装が必要?」

「どのくらいお金がかかるの?」

と気になっているのではないでしょうか。

 

金属屋根にも、スチール製やアルミ製、ガルバリウム製など何種類かありますが、トタンガルバリウム鋼板は塗装が必要です。

ただ、素材によって劣化のスピードは変わるので塗装時期も異なります。

 

そこでこの記事では、金属屋根の塗装が必要な劣化症状気になる費用相場についてご紹介していきます。

 

また、金属屋根はスレートや瓦などの屋根と違って錆びやすい屋根材なので塗装メンテナンスの際にいくつか注意点があります。

長寿命の塗装にするために正しい塗装の流れ3つの注意点もご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

記事の後半では、失敗しない業者選びのポイントについても解説していきますので最後までご覧ください。

この記事を読んで金属屋根の塗装を成功させていきましょう!

 


1章 塗装すべき金属屋根の劣化症状

塗装が必要な金属屋根の劣化症状をご紹介します。

劣化を放っておくと塗装ではなく、葺き替え工事が必要になって費用が余計に掛かってしまうのでタイミングを逃さないようにしましょう。

 

1-1  色褪せ

色褪せ

屋根が色褪せてきたら塗装しましょう。

色褪せだけで雨漏りするということはありませんが、色が褪せているということは表面の塗膜が劣化してきているということなので今後劣化症状が発生します。

綺麗な状態を保ちたい方は色褪せの時点で塗装をする事をおすすめします。

 

1-2 表面の錆び

表面の錆び

屋根の表面に錆びが発生してきたら塗装が必要です。

特にトタンは錆びが発生しやすいので築5年を過ぎたら点検し錆びが発生していないか確認し、少しでも発生していたら塗装を行いましょう。

※錆びがひどい場合は葺き替えかカバーが必要です!

屋根板金 錆び錆が広がっていたり、穴が開いてしまっている場合は、塗装ではなく葺き替え工事が必要です。塗装よりも工事費用がかかってしまうので、この状態になる前に塗装メンテナンスを行ないましょう。

 

1-3 塗膜の剥離

塗膜の剥離

今まで塗装したことがある方は、以前に塗装した塗膜が剥がれてきたら塗装を行ないましょう。

剥がれたまま放置すると、剥がれた部分に水が溜まってしまったり、錆びが発生してしまうので剥がれた部分を綺麗に剥がしてケレン(研磨作業)した上で塗装しましょう。

 


2章 金属屋根塗装の費用相場

金属屋根の塗装費用相場は40~80万円(塗装面積80㎡あたり)です。

同じ面積の塗装でも費用に差が出るポイントは

①塗料のグレード

②足場費用

③下地処理の手間

です。

 

①塗料グレードは耐久性が高いものを選ぶほど費用が高くなります。

屋根塗装費用

次のメンテナンスを出来るだけ先延ばしにしたい方は「フッ素」や「無機」などの高耐久の塗料がおすすめです。

 

②足場費用は、急勾配の屋根や3階建ての屋根、店舗などの場合は単価が上がります。安全に作業するために必要なものなので無理に値引きを求めないようにしましょう。

※単価の安い簡易的な足場になってしまうと事故の原因になります。

 

③下地処理の手間は、剥がれが発生している屋根や錆びが発生している屋根ほど費用がかかります。

剥離

手間代を余計に払いたくない方は早めのメンテナンスを心がけましょう。

 


3章 金属屋根塗装の流れ

金属屋根塗装の流れをご紹介します。

塗装を控えている方は流れを把握しておくと、施工不良にも気付きやすくなりますので把握しておきましょう。

絵画作品

 

3-1 足場架設・高圧洗浄

まずは「足場架設」「高圧洗浄」を行ないます。

どちらも一戸建ての住宅であれば半日~1日ずつで作業は終了します。

また両日とも大きな作業音がするので近隣への挨拶は事前に済ませておきましょう。

 

①足場架設

足場架設

屋根の作業を安全に行なえるように、急勾配の屋根には屋根足場を設置します。

 

②高圧洗浄

高圧洗浄

近隣へ水が飛んでしまう恐れがあるので、洗濯物を干さないように声掛けを行ないましょう。

 

3-2 下地処理・棟板金釘打ちコーキング

次に「下地処理」「棟板金釘打ちコーキング」を行ないます。

「下地処理」は塗料を密着させるために重要な作業なので丁寧に行なってもらいましょう。

 

また、「棟板金釘打ちコーキング」は業者によっては作業内容に入っていない場合もあります。」しかし、これを行なわないと、棟板金を固定する釘が熱膨張によって抜けてしまい、台風などのときに飛んで行ってしまいます。

忘れずにおこなってもらいましょう。

 

③下地処理

下地処理

すでに剥がれている箇所があれば全て剥がし、新しい塗料が剥がれないようにしていきます。

 

④棟板金釘打ちコーキング

棟板金釘打ちコーキング

棟板金を固定する釘を打ち込み、コーキングで固定します。

 

3-3 さび止め塗装

下地処理が終わったら、「さび止め塗装」を行ないます。

金属屋根は錆びで劣化してしまうので、錆の発生や広がりを防ぐために必須です。

錆止め効果がある下塗り材を塗っていきましょう。

 

⑤さび止め塗装

錆止め塗装

錆止め効果が含まれる下塗り塗料を塗装していきます。

 

3-4 中塗り・上塗り塗装

続いて「中塗り」「上塗り」を行ないます。

中塗りと上塗りでは同じ塗料が使用されることがほとんどです。

各工程間はきちんと定められた乾燥時間を置くことが重要です。

 

⑥中塗り

中塗り

塗料カタログに記載されている仕様を守って希釈し、塗料を塗っていきます。

塗装後は仕様通りの乾燥時間で塗料を乾かしていきます。

 

⑦上塗り

上塗り

中塗りと同じように仕様を守って塗装していきます。

上塗り後は完全に乾くまで約1週間かかるので出来るだけ屋根の上に乗らないように注意して作業していきます。

 

3-5 足場解体

最後に足場を解体して終了です。

架設時同様大きな音がなるので、近隣への挨拶は事前に済ませておきましょう。

 


4章 塗装時の3つの注意点

金属屋根を塗装する際の3つの注意点をご紹介します。

業者に塗装を依頼する方は3点のポイントを丁寧に行なってくれているか確認しましょう。

 

4-1 下地処理を丁寧に行なう

金属屋根で大切なのが下地処理です。

この作業を丁寧に行なわなければすぐに塗料が剥がれてしまいます。

下地処理が完了したら写真に収めてもらってご自身でも確認しましょう。

 

【NG】剥がれが残っている

剥がれ

 

【OK】ケレン作業で表面が滑らかになっている

ケレン作業

 

4-2 サビ止めを塗る

金属屋根で最も注意したい劣化が「錆び」です。

必ず下塗りには錆止め効果のある塗料を塗装しましょう。

錆止め塗料には、発生した錆びを広げない効果があります。

 

【NG】錆止めを塗装していない・ムラがある

錆止め塗装

【OK】錆止め塗装を綺麗にしている

錆止め塗装

 

4-3 施工中に傷をつけないようにする

金属屋根塗装の際は屋根を工具などで傷つけないように注意しましょう。

傷がついてしまうとそこに水が当たって錆びが発生しやすくなってしまいます。

せっかく塗装しても傷が一つあるだけで劣化してしまうので傷つけないように注意が必要です。

塗装後の写真も撮ってもらい、傷が付いていないか確認もしてもらいましょう。

 

【NG】傷が付いている・そのままになっている

表面の錆び

【OK】傷がなくきれいに仕上がっている

傷がない表面

 


5章 失敗しない業者選びの3つのポイント

失敗しない業者選びの3つのポイントをご紹介します。

塗装工事は業者によって仕上がりが変わってくるので、丁寧で高品質な作業をしてくれる業者を選んでいきましょう!

 

5-1 金属屋根の塗装実績がある

金属屋根塗装

金属屋根の塗装実績がある業者を選びましょう。

金属屋根は下地処理や下塗りなど丁寧に行なわなければいけない作業が多々あるので実績が少ない業者だと、作業が雑になってしまう場合があります。

施工実績はホームページなどに掲載されている場合もありますし、業者に直接確認することも可能です。

どのような仕上がりになるのか気になる方は、写真も一緒に見せてもらいましょう。

 

5-2 各工程の写真を撮ってくれる

工程写真

工事中、各工程の写真を撮ってくれる業者を選びましょう。

契約前の点検時には写真を撮ってくれたのに、工事中は一切写真も撮らずに確認にも来ない業者もいます。

ただ、屋根の工事は下から見えないので本当に丁寧に施工してくれているのか不安ですよね。

下地処理や錆止め塗装、棟板金釘打ちコーキングなど細かい作業もきちんとしてくれているかを確認するためにも、各工程の写真を撮って見せてもらいましょう。

 

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施工写真

弊社ユーコーコミュニティーでは、塗装工事中の各工程の写真を撮って工事後にアルバムとしてお渡ししています。

なかなか見えない屋根の細かい部分も良く分かり、ご自身でも完成の様子を確認できるとご好評いただいています。

 

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5-3 保証書を発行してくれる

保証書

塗装の保証書を発行してくれる業者に依頼しましょう。

業者の中には、保証すると口約束するところもありますが必ず書面で残しておいてもらいましょう。

また、工事を依頼する塗装業者(施工店)だけでなく、使用する塗料のメーカーや、塗料を販売する塗料販売店からも保証が出るとさらに安心です。

塗装工事はいい加減な業者も多いので、通常、塗料メーカーは保証を出しません。

メーカー保証が付くということはメーカーから丁寧な作業を認めてもらえている、高品質工事の管理の仕組みが出来ているという証ですので、業者に「メーカー保証は付きますか?」と質問してみましょう。

※屋根の状態によっては保証が出ない場合もございます。

 


まとめ

いかがでしたか。

金属屋根は防水性に優れた屋根ですが長持ちさせるためには塗装が必要です。

劣化症状が出てきたら塗装を行ないましょう。

また、適切な塗装を行うためには以下の3つに注意が必要です。

①下地処理を丁寧に行なう

②サビ止めを塗る

③施工中に傷をつけないようにする

業者によって施工品質は変わってきますので、実績や対応の丁寧さを吟味して選んでいきましょう!

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

 

◆トタン屋根をご自身で塗装したい方はこちらの記事をご覧ください。
⇒トタン屋根塗装を徹底解説!時期や費用・成功のための2つのポイント

◆折板屋根の塗装をお考えの方はこちらの記事をご覧ください。
⇒折板屋根の塗装の完全ガイド!時期・費用・塗料選びと3つの注意点

 

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