そろそろ外壁の塗装をしなくちゃなんだけど、うちには生まれたばかりの子どもが…。
「塗料の臭いは赤ちゃんに良くないのでは?」
「塗装しても影響はない?」
と、小さいお子様がいらっしゃるご家庭は気になりますよね。
結論から言うと、外壁塗装は使用する塗料の臭いで体調が悪くなる人もいるので、赤ちゃんには100%心配ないとは言い切れません。
塗装の臭いが原因で具合が悪くなることは、小さいお子様に限らず、大人でも動物でもあることです。
特に生まれたばかりの赤ちゃんは免疫力も低いので、より一層気遣いが必要です。
ただし、赤ちゃんがいるからと言って絶対に塗装がNGというわけではありません。
今回は、赤ちゃんがいても外壁塗装工事を安心して行うためのポイントや業者と打ち合わせすべきことをご紹介します。
小さいお子様がいらっしゃる方はぜひ最後までご覧ください。
目次
1章 外壁塗装工事は赤ちゃんへの気遣いが必須!
外壁塗装工事を行う際に、小さいお子様がいる家庭は赤ちゃんへの気遣いが必須です。
なぜなら、塗装では塗料を使用するため少なからず影響が出てしまう恐れがあるためです。
大人でも化学物質アレルギーを持つ方や、臭いに敏感な方は塗装工事後に体調が優れなくなるケースもあります。
生まれたばかりの赤ちゃんはどんなアレルギーがあるかもまだ分かっていない場合も多いですから、特に注意が必要です。
ただし、外壁塗装工事中ずっと臭いがするわけではありませんし、塗装が原因で体調不良になるケースはごく稀です。
赤ちゃんがいるからと言って、塗装工事を1~2年先延ばす必要はありません。
臭いを避ける方法としては外出するのが一番なので、赤ちゃんの首が座って外出が出来るようになってから塗装をするのが良いでしょう。
※アレルギーを持っている、体が弱いなど、赤ちゃんの体調に心配がある方は、かかりつけの病院等で医師と相談の上判断してください。
2章 赤ちゃんがいても安心な工事にする5つのポイント
小さいお子様がいても安心の塗装工事にするために知っておきたい5つのポイントをご紹介します。
赤ちゃんが元気に過ごせるためにも安全に工事を行う対策を知っておきましょう。
2-1 水性塗料を選ぶ
塗料は水性塗料を選びましょう。
塗料の臭いがするのは「有機溶剤」という油性の塗料です。
水道水と混ぜて使用する水性塗料と比べて、油性の塗料はシンナーと混ぜて使用します。
そのためシンナー臭が強く出てしまいます。
そこで赤ちゃんがいるご家庭には「水性塗料」を選ぶことをおすすめします。
水性は油性と比べて耐久性が劣ると言われてきましたが、種類によっては油性並みの耐久性を持つものも製造されています。
耐久性の高い水性塗料を選んで、お家も赤ちゃんも守っていきましょう。
2-2 F☆☆☆☆の塗料を選ぶ
塗料の体への害が心配な方は、F☆☆☆☆(エフフォースター)の塗料を選びましょう。
これはJIS規格のマークで、シックハウス症候群などの原因であるホルムアルデヒドの放散が少ないことを示しています。
☆4つレベルは「室内でも制限なく使える」という最上位規格です。(下表参照)
塗料を選ぶ際にカタログを見せてもらってから決めるか、「F☆☆☆☆の塗料を使って欲しい」と業者に伝えておきましょう。
▼F☆☆☆☆は塗料のカタログに記載されています。 アレスシルクウォール カタログより抜粋 カタログの右上に上記写真のような記載があるものを選びましょう。 |
2-3 塗装作業日は外出する
塗装工事で一番臭いがするのは「下塗り~中塗り~上塗り~乾燥」までの塗る作業の工程です。
また臭い以外にも、足場架設や高圧洗浄で大きな音が鳴ると赤ちゃんが驚いてしまう場合があります。
したがって大きな音が出る日や臭いがする塗装作業が入る日は外出しましょう。
※雨など悪天候の場合は、塗装の作業は行えませんので外出の必要はありません。
▼基本的な工事の流れと赤ちゃんへの影響
首が座っていない赤ちゃんは外出するのが難しいので、首が座って免疫力も付き始めてから塗装工事をするのがおすすめです。
⋆心配な方は塗装工事期間(約2~3週間)だけでも実家に帰るのが安心! 塗装作業日以外は基本的に臭いは弱くなりますが、それでも心配な方は塗装工事期間中だけ実家やご親戚の家などに住むのが良いでしょう。 実家や親戚の家にお邪魔するのが難しい場合は、ウィークリーマンションやマンスリーマンションなどに一時的に引っ越すのもおすすめです。 |
2-4 洗濯物は室内に干す
塗装工事期中、洗濯物は室内に干しましょう。
塗装工事中は基本的に室内干しになりますが、業者によっては「この日は外に干しても大丈夫ですよ」と言ってくれる場合もあります。
ただ、外に干してしまうと洗濯物にわずかに臭いが付いてしまうことがあります。
赤ちゃんの衣服やタオルなどに臭いが付いてしまうのが心配な方は、お天気の日でも室内干しで乾かしましょう。
2-5 換気をこまめにする
毎日の作業が終わった後には窓を開けて換気をしましょう。
塗料は乾いてしまえば臭いも飛ぶので、作業が終わった夜などは換気できます。
逆に、作業している日中に窓を開けたり換気扇を回したりしてしまうと、外の空気が入ってきてかえって臭いがきつくなる場合があります。
ただし、塗装期間中は窓を養生(ビニールで覆う)をしてしまうので、職人が帰った後も基本的に窓が開けられません。
工事前にあらかじめ換気したい窓(リビングやトイレ等)を業者に伝え、必要な時に窓を開けられるようにしておいてもらいましょう。
3章 さらに安心するために業者に確認しておくべき2つ
さらに安心して工事を行うために、業者に確認しておくべきことをご紹介します。
安全な工事をするには、業者の協力が必須になります。
何を打ち合わせすべきなのか把握しておきましょう。
3-1 塗装作業を行う日程
塗装作業を行なう日程を確認しておきましょう。
塗装作業の日に外出するために各工程の大体のスケジュールは把握しておくことが大切です。
おおよその工程を把握することで、外出の日程など調整することが出来ます。
ただし、天候によっては予定通りに進まないこともあるので天気予報もチェックしておきましょう。
3-2 換気が出来る窓・日程
換気が出来る窓と窓を開けられる日程を確認しておきましょう。
窓に関しては、「リビングの窓は開けられるようにしたい」「トイレの窓は換気したい」など、こちらの希望を伝えておくことも大切です。
換気しやすい窓を事前に確認し、業者に伝えておきましょう。
4章 相談しやすい優良業者を選ぼう!
塗装工事を赤ちゃんにも安全な工事にするためには、業者の協力が必要になります。
そのため、相談しやすい優良業者に頼むのがおすすめです。
担当の人が話しやすくても、実際に現場で作業する職人の態度が悪ければ現場で相談しにくいので、
担当・職人・監督のどの人と話しても協力的に対応してくれる会社だと安心です。
契約前に、職人の特徴(どんな人がいるのか)や現場監督もチェックに来るのか等、確認しておきましょう。
業者によっては、職人や現場監督の顔をホームページに載せている会社もあるのでホームページも事前にチェックしておくと安心です。
下請けの職人に依頼している業者は、どんな職人が来るのか分からないですし、職人に直接相談しても動いてもらえないことが多いのであまりおすすめできません。
担当・職人・監督の誰に相談しても対応してくれる業者を選びましょう。
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まとめ
いかがでしたか。
最後にこの記事をまとめます。
▪1章 まとめ
外壁塗装工事は赤ちゃんへ少なからず影響があるので、気遣いが必須。
▪2章 まとめ
赤ちゃんがいても安心な工事にするポイントは以下の5つ。
①水性塗料を選ぶ
②F☆☆☆☆の塗料を選ぶ
③塗装作業日は外出する
④洗濯物は室内に干す
⑤換気をこまめにする
▪3章 まとめ
さらに安心するために業者に確認しておくべきことは以下の2つ。
・塗装作業を行う日程
・換気が出来る窓・日程
▪4章まとめ
赤ちゃんに気遣った塗装工事をするためには業者の協力が必要なので、相談しやすい業者を選ぶことが大切。
ホームぺージで職人・現場監督の顔を載せている業者だと安心。
赤ちゃんに寄り添った塗装工事で、自宅も家族も守っていきましょう!
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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