「屋根塗装は必要ない」に注意!塗装すべき3つの理由と時期・費用

屋根塗装は本当に必要なの?

本当はやらなくてもいい工事なんじゃない?

 

そう思っている方も多いのではないでしょうか。

たしかに、ほとんど見えないから見た目も気にならないし、雨漏れもないから別に……と思うかもしれません。

 

しかし実際には、大半のお家では屋根塗装が必要です

なぜなら、多くの家で使われているスレート屋根は、放っておくと雨や紫外線で傷んでいき、お家の寿命を縮めてしまうからです。

 

「塗装は必要ない」という話が出てしまうのには、大きく二つ理由があります。

ひとつは、屋根は見えない場所だからです。劣化の様子を見て感じられないので、必要性を理解しづらいということがあります。

もうひとつは、屋根工事業者が自分たちの仕事を増やすためにそのような話をすることがあるからです。

屋根は寿命を迎えたら最終的にはカバー工事や葺き替え工事を行いますが、塗装すればその時期を先延ばしすることができます。

しかし屋根工事業者は先延ばししないで今工事をしてもらった方がいいので、「塗装は無意味だから葺き替えてしまったほうがいい」などという話をよくするのです。

 

本記事では、屋根塗装が必要な理由を、具体的にやらないとどんなことが起こるのかを見せながらお伝えします。

そのあとは塗装時期の目安や費用相場も解説していきますので、正しい屋根メンテナンスの基礎知識をつけましょう。

 

屋根塗装はお家にとって必要な工事です。

その理由をきちんと理解し、大切なお家を長く維持するために、ぜひ最後までお読みください。

 

セメント瓦・モニエル瓦も主成分がセメントなので、スレートと同じく塗装が必要になります。

 

一方、和瓦・陶器瓦の屋根は水で傷まないため、塗装は必要ありません。

代わりに漆喰などの補修を行います。

 


1章 「屋根塗装は必要ない」を信じてはいけない理由

外壁と違って屋根は塗装しなくてもいいんでしょ?という話をたまに耳にすることがあります。

しかしこれは間違いです。

屋根は外壁以上に紫外線や雨風にさらされてダメージを受ける場所なので、塗装によるメンテナンスはとても重要です。

まずこの章では、屋根塗装が必要な理由として、放っておくと起こる劣化症状と修理費用について解説していきます。

 

1-1 防水効果が弱り建物の劣化原因になる

屋根塗装が必要なのは、建材を防水して長持ちさせるためです。

日本の屋根の大半はセメントが主成分です(スレート、モニエル瓦など)。

セメント自体は水に弱く、塗装による防水効果が切れると徐々に劣化してしまいます。

屋根の下には防水シートがありますが、シートも劣化すれば水が染み込んでしまうので、屋根が傷んでシートも傷むと、建物自体が劣化する原因になってしまいます。

 

■コケ、カビの繁殖

屋根 カビコケ

防水効果が切れて屋根が水を吸い込むようになると、コケやカビが繁殖します。

 

■ひび割れ

屋根 ひび割れ

水を吸った屋根は少しずつひび割れが起こります。放っておくとひびが広がって欠け落ちてしまいます。

 

■反り

スレート 反り

スレート屋根は先端から反りあがってくることがあります。これも放っておくと割れにつながります。

 

■雨漏り

雨漏り

傷んだ箇所から水が浸入し、防水シートや野地板という中の部材も傷めてしまい、最終的には雨漏りが起こります。

このような状態にしないよう、屋根に再び防水効果を持たせるために塗装は必要になります。

 

※屋根の構造 

屋根の構造

垂木(たるき)の上に野地板(のじいた)、防水シート、スレート瓦などの屋根材、という順番で重ねてあります。

一番外側の屋根材を守ることは、中の部材を保護することに繋がります。

 

1-2 修理費用が増える

傷んだ屋根や雨漏りは、塗装だけでは直りません。

症状に合わせてきちんと修理をしてあげる必要があります。

修理にかかる費用の相場は以下の通りです。

 

ひび補修

5,000円~/箇所

瓦差し替え

1~5万円/

下地板の交換

10~30万円

破風板、軒天など木部の交換

15~30万円

天井の張替え

5~15万円

カバー工事

80~150万円

葺き替え

100~200万円

※一般的な戸建住宅の場合の概算

特に、雨漏りを起こしてしまうと下地板の交換や天井張替えなど、家の内部の工事になって費用も高くなります。

適切な塗装メンテナンスをしておけば防げる出費ですので、屋根の劣化が進むまえに塗装を検討しましょう。

 

1-3 自然災害で被害が広がる

台風被害

塗装をせずに屋根が脆くなると、災害が起きた時に被害が大きくなってしまいます。

脆くなった屋根に飛来物がぶつかれば割れてしまい、強風があれば屋根の一部が飛んでしまう可能性が高くなります。

また、室内には雨漏り症状は出ていなくても、水が内部の柱や床下の建材を湿らせていた場合は、耐震性も弱まっています。

 

「塗装しないと今すぐ雨漏りする!」というのはさすがにオーバーですが、台風や地震などの災害時の被害が拡大するリスクが高くなることは確かです。

お家を丈夫に保つためにも、適切な時期に塗装メンテナンスをすることが大切です。

 

※例外的に、塗装できない・しないほうがいいスレート屋根というものもあります。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

 


2章 塗装する時期の目安

屋根塗装の必要性が理解できたら、適切なタイミングで工事できるようにしましょう。

目安になる年数劣化症状をそれぞれ解説します。

タイミングはお家によって変わるため、例えば年数的にはまだでも症状が出ていたら、塗装を検討しましょう。

 

2-1 築年数なら810年前後

スレート屋根塗装

屋根の塗装目安は、築8~10年ごろです。

このぐらい経つと、紫外線の影響で防水効果が失われてしまいます。

 

屋根は外壁と違い、日差しを遮るものがほとんどないため、思った以上に劣化が早いことがあります。

できれば築78年ごろには一度屋根点検をし、劣化が進行する前に塗装してあげるのがベストです。

 

2-2 コケ、色褪せなどが目立ち始めたら

屋根は塗装の防水効果が切れると、1-1で紹介したような劣化症状が出てきます。

雨漏りやひび割れはすでに傷みが進行している状態なので、その前の「コケ・カビの繁殖」や「色あせ」が気になり始めた段階で塗装を検討しましょう。

 

■色あせ

色あせ

塗膜が弱ると色あせが起こってきます。

 

■遠くから見えるコケ・カビ

屋根 カビコケ

日当たりの良い屋根だと、コケが枯れて茶色~黄色っぽい色に見えることも多いです。

このような状態が見えたら、塗装時期のサインです。

 


3章 屋根塗装にかかる費用相場と塗料の種類

屋根の塗り替えの費用相場は、選ぶ塗料によって大きく変わります。

予算と、何年くらい持たせたいかのバランスを考えてプランを選びましょう。

 

■塗料別費用相場

屋根塗装費用

※概算金額ですので、実際は必ずご自宅を点検の上、見積もりを作成してもらいましょう。

 

また、外壁塗装も一緒に行う方は、以下の記事もご覧ください。

 


4章 時期を判断するためにまずは点検しよう

屋根点検

ここまで屋根塗装の必要性についてご説明してきましたが、最も重要なのは、プロによる点検・診断です。

いまわが家の屋根は塗装が必要な時期なのか、状態なのかは、実際に見てみないと分からないからです。

どうしようか迷っている間に劣化が進んでしまってはもったいないですから、屋根点検は56年ごとを目安に早めに行いましょう

健康診断と同じで、何もなければ安心ですし、万が一劣化があっても早い段階で見つかれば軽い補修で済むこともあります。

 

ただし、転落リスクがあるためご自身での点検は絶対にしないでくださいね。

地元の屋根業者や塗装業者で無料点検を行っているところを探し、専門家に見てもらうようにしましょう。

 

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まとめ

屋根は見えにくい場所なので「屋根塗装は必要ない」という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、それは誤りです。

屋根は雨風や紫外線の影響が強いため、塗装によるメンテナンスがとても重要です。

※和瓦などの例外を除く。

 

塗装しないで放っておくと、

・防水効果が弱り建物の劣化原因になる

・修理費用が増える

・風雨災害で被害が広がる

といったことが発生してしまいます。

 

塗装する時期の目安は築8~10年前後で、症状としてはコケ、色褪せなどが目立ち始めたら検討してください。

屋根塗装にかかる費用は塗料によって異なります。

塗装の必要性や時期を判断するためには、まずはプロに点検してもらうようにしましょう。

 

屋根塗装は大切なお家を長持ちさせるための重要なメンテナンスです。

正しい知識を得て、良い塗装工事をしてくださいね。

最後までお読み下さりありがとうございました。

 

 

【おすすめ記事】

業者に塗装を迫られて不安だという方は、こちらの対策をお読みください。

>屋根の訪問営業に要注意!悪質業者の4つの手口と被害を防ぐ自衛策

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>塗装のプロが選ぶおすすめスレート屋根塗料3選&失敗しない選び方

 

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