屋根の塗装を検討中のあなた。
「屋根の塗料はどれがいいの?」
「どうやって選べばいいの?」
と、塗料選びに迷っているのではないでしょうか。
屋根は太陽の光に当たる一番劣化しやすい場所なので、家を長持ちさせるためにもできれば良い塗料を選びたいですよね。
ただ塗料は種類がたくさんあるので、どの塗料がいいのか、どのように選んだら良いのか分からない方も多いと思います。
そこで今回は、塗装のプロがおすすめする屋根塗料をご紹介します。
各種の特徴や、どんな場合におすすめかなど比較していきますのでぜひ参考にしてみてください。
また、記事の後半では屋根塗料の選び方についてもご説明します。
自宅に合った最高の塗料を選んでいきましょう!
目次
1章 プロがおすすめする屋根塗料5選
塗装のプロがおすすめする屋根塗料を5つご紹介します。
特に耐久性(グレード)の高い塗料を厳選しましたので、ご自宅に合うものを探していきましょう!
※塗料の費用については、業者によって設定価格が変わるため耐久性費用相場を参考にしてみてください。 |
1-1 RSルーフシリーズ|関西ペイント
出典:関西ペイント
特徴 | 油性・フッ素系塗料 |
耐用年数 | 15~20年 |
適応下地 | 窯業系の屋根(スレートなど) |
こんな人におすすめ | ・室内温度を少しでも下げたい方 ・コスパ重視の塗装がしたい方 |
まずおすすめするのが、関西ペイントの「RSルーフF」です。
油性のフッ素系塗料で、遮熱効果に優れています。
一般的な屋根塗料を塗装したときと比較すると、最大-20°表面温度が下がるため室内温度も下がり快適に過ごすことが出来ます。
1-2 ルーフピアニ|水谷ペイント
出典:水谷ペイント
特徴 | 水性・シリコン系塗料 |
耐用年数 | 10~15年 |
適応下地 | スレート・金属屋根 |
こんな人におすすめ | ・施工中、塗料の臭いをおさえたい方 ・屋根の汚れが気になる方 ・環境に気を遣った塗装をしたい方 |
続いておすすめするのが水谷ペイントの「ルーフピアニ」です。
水谷ペイントは、ナノテクノロジーとの融合で耐久性の高い塗料を開発しています。
「ルーフピアニ」は水性の塗料ですが、油性に劣らない強靭な塗膜で耐候性・耐汚染性に優れています。
また油性と比べると、臭いがおさえられるので臭いに敏感な方におすすめです。
1-3 セラスタールーフ|カーボライン
出典:ジャパンカーボライン
特徴 | 油性・無機塗料 |
耐用年数 | 20~25年 |
適応下地 | スレート・金属屋根 |
こんな人におすすめ | ・とにかく長持ちさせたい方 ・日当たりのいい立地にお住まいの方 ・次のメンテナンスを20年後以降にしたい方 |
続いておすすめなのがカーボライン社の「セラスタールーフ」です。
セラスタールーフは無機塗料でフッ素を上回る耐久性です。
無機塗料とは、ガラスなどの紫外線で劣化しない無機物と、有機物を配合した塗料です。
また、開発元のカーボライン社は、重防食性の高い塗料の実績が多く、パリのエッフェル塔、アメリカの金門橋・ 自由の女神や、世界各地の原子力発電所、化学、石油、製紙等のプラントや、橋梁、スタジアム等の大型構造物の重防食塗装なども手掛けています。
1-4 サーモアイ4F|日本ペイント
出典:日本ペイント
特徴 | 油性・フッ素系塗料 |
耐用年数 | 15~20年 |
適応下地 | スレート・金属屋根 |
こんな人におすすめ | ・室内温度を少しでも下げたい方 ・綺麗なまま長持ちさせたい方 ・色にこだわりたい方 |
4つ目にご紹介するのが日本ペイントの「サーモアイ4F」です。
フッ素系の油性塗料で耐候性に優れており、遮熱機能も持っています。
塗装することで表面温度が下がり、室内温度が急上昇するのを防ぐことが出来るので、金属屋根の家や工場の屋根の施工におすすめです。
また、40色から選べるので色にこだわりたい方にもおすすめです。
1-5 SPパワーサーモF|菊水化学工業
出典:菊水化学工業
特徴 | 油性・フッ素系塗料 |
耐用年数 | 15~20年 |
適応下地 | スレート・金属屋根 |
こんな人におすすめ | ・屋根を黒色で塗装したい方 ・室内温度を出来るだけ下げたい方 |
最後におすすめするのが、菊水化学工業の「SPパワーサーモF」です。
一般のフッ素よりも結合が強い4フッ化フッ素で優れた耐候性があります。
またSPパワーサーモシリーズでは、チタン系黒色遮熱顔料を使用しているため、他の塗料の黒よりも変色しにくくなっています。
そのため屋根を黒色で塗装したい方におすすめの塗料です。
2章 塗料選びの3つのポイント
塗料を選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。
正しい塗料の選び方が分からないと、知識のない業者から自宅に合った塗料を提案されても気が付かずに失敗してしまう場合があります。
ご自宅に合った塗料かどうかご自身で確認するためにもポイントをおさえておきましょう。
2-1 屋根材に合った塗料を選ぶ
まずはご自宅の屋根材に合った塗料を選ぶことが大切です。
塗料には屋根材ごとに専門塗料がある場合があります。
屋根材に適していない塗料を選んでしまうと、短期間で剥がれなどが起きてしまう可能性もあるので、長持ちさせるためにも屋根材に合った塗料を選びましょう。
特に注意が必要なのは、塗装メンテナンスが必要な瓦屋根です。
一般の粘土瓦は塗装が必要ないですが、瓦屋根でもモニエル瓦やセメント瓦などの塗装が必須になる屋根の場合に、必ず専用の塗料で塗ってもらうようにしましょう。
適応しているかどうかは塗料のカタログなどで確認することが出来るので、業者に塗料を提案された場合は必ず確認しましょう。
出典:ルーフピアニのカタログより
2-2 ツヤ有の塗料を選ぶ
屋根の塗装はツヤ有りの塗料を選びましょう。
外壁の場合は、ツヤ有りの塗料にツヤ消し材を混ぜたツヤ消し塗料で塗装する事が可能ですが、屋根は外壁よりも紫外線を直接浴びるのでツヤがあった方が耐久性が長持ちします。
塗装後のツヤが気になる方も、屋根はツヤ有りのまま塗装する事をおすすめします。
2-3 外壁より耐久性の良い塗料を選ぶ
外壁と一緒に塗装する場合、外壁よりも耐久性の良い塗料を選びましょう。
屋根は外壁よりも紫外線を浴びる量が多いので、劣化する速度が速いです。
そのため、屋根の塗料を外壁と同じグレードにすると外壁よりも先に屋根のメンテナンス時期が来てしまいます。
外壁と屋根のメンテナンスを別に行うと、その分足場代がかかってしまうので、屋根と外壁のメンテナンスのタイミングを合わせるためにも外壁よりもグレードの高い塗料を選ぶことをおすすめします。
3章 屋根の塗料はプロのアドバイスをもらおう
おすすめの塗料と塗料選びのポイントをご紹介しましたが、最終的に決定する際は塗装専門業者に相談して決めるのが安心です。
なぜなら塗料の仕上がりは、屋根の劣化状態によって相性が変わるからです。
この塗料で塗ってほしい!という希望があったとしても、実際に塗装する屋根の状態が悪ければ別の塗料を勧められる場合もあります。
したがって、ご自宅の屋根の状態を考慮した上で塗料を選定してくれる業者に相談するのが安心です。
もしどの塗料を選べばいいのか分からなければ、屋根を点検した上で塗料提案をしてくれる業者に相談しましょう。
⋆ユーコーコミュニティーでも屋根の点検を随時受付中です。 弊社ユーコーコミュニティーでも屋根の点検を行なっております。 他社に勧められた塗料が良いものか不安がある、実際の状態を点検してもらえなかったなどの心配がある方はぜひ弊社にお問い合わせください。 点検の上、点検写真の贈呈・塗料提案・見積提示まで無料で行わせていただきます。 屋根に登ってほしくない、傾斜がきつくて登れない屋根の場合は高所カメラやドローンで対応可能ですのでお気軽に希望の方は事前にご相談ください。 |
まとめ
いかがでしたか。
最後にこの記事をまとめます。
▪1章 まとめ
プロがおすすめする屋根塗料は以下の5つ
①RSルーフシリーズ|関西ペイント
②ルーフピアニ|水谷ペイント
③セラスタールーフ|カーボライン
④日本ペイント|サーモアイ4F
⑤SPパワーサーモシリーズ|菊水化学工業
▪2章 まとめ
塗料選びの際に気を付けるポイントは以下の3つ
・屋根材に合った塗料を選ぶ
・ツヤ有の塗料を選ぶ
・外壁より耐久性の良い塗料を選ぶ
▪3章 まとめ
屋根の塗料を選ぶ際は、自分だけでなくプロに相談してから決めるのが大切。
ご自宅に合った塗料を選んで、納得のいく塗装工事にしていきましょう!
最後までごらんくださり、ありがとうございました。
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