シート防水の単価相場と工事成功のための見積書チェックポイント3点

シート防水

シート防水工事がしたくて、相見積もりを取ってみたけれど金額がバラバラ…

業者によって内容や金額が違うので、正しい単価相場を知りたいですよね。

 

この記事では、最近主流となっている塩ビシート防水の単価相場を紹介します。

(ゴムシート防水というものもありますが、外からの衝撃に弱かったり、鳥がついばんで穴があいてしまうことがあり、取り扱いが減ってきています。)

単価相場を知って、高すぎて騙されたり安すぎて失敗する心配をなくしましょう。

 

さらに、失敗しない見積書のチェックポイントと、価格と品質を両立させる業者選びのコツも紹介します。

適正価格の業者で、安心して任せられる工事にしていきましょう!

 

シート防水とは?

シート防水は、塩化ビニールやゴム製のシートを接着剤や専用の機械を使って接着し、防水する工事のことです。

主に、比較的面積の広い一軒家の屋上(50㎡~)やビル・マンションの屋上で施工されています。

防水材を塗装する工事と違い、乾燥させる工程がいらないため工期の短縮が出来ます。

また、広い面積を一気に施工することでコスト削減できるメリットがあります。

 


1章 適正価格が分かる!シート防水単価相場一覧

■シート防水工事の内訳、単価相場表

シート防水の単価表

  • ※タイル、室外機等の脱着がある場合は上記単価が変動します
  • ※著しい下地の劣化については既存のシート撤去や左官工事による不陸調整等の費用が発生する場合があります

シート防水工事は「密着工法」「機械固定工法」の2つの工法がありますが、基本的な単価相場は一緒です。

大きな違いは、⑦脱気筒という部材の有無です。

下地の湿気を逃すことができるため、工事場所がすでに雨漏りしている場合は、「機械固定工法」がおすすめです。

 

★密着工法:接着剤で下地に直接シートを貼る工法。脱気筒無し。

★機械固定工法:専用の機械で下地とシートを浮かせる工法。脱気筒有り。

 


2章 これで安心!見積書チェックポイント3

どんな見積もりの業者なら安心して依頼できるのかを、良い例とNG例を使って説明します。

見るべきポイントを3つに絞って解説しますので、相見積もりを取ったら必ずチェックしましょう。

見積もり例

 

2-1 工事費用の内訳の記載がある

どのような工程を行うのか、それぞれにいくら費用が掛かるのか内訳が全て記載されている見積もりを選びましょう。

”防水工事一式”では当然NGです。

単価相場をごまかせてしまいますし、重要な工程や材料に抜けがある可能性もあります。

このチェックで、金額面だけでなく、工事の質が落ちて失敗してしまうリスクを減らすことができます。

 

■適正な見積もり書の例

良い見積もり例

工事内容がすべて記載されていれば、施工する工法に対して適切な材料が使用されているかや、必要な項目が抜けていないかが分かります。

 

NG

悪い見積例

「一式」だけでは、必要な工程も見積もり金額内に入っているのかが判断できません。

必ず「何にいくらかかっているか」記載されている見積もりの業者に依頼しましょう。

 

2-2 平米、材料の種類や数量の記載がある

施工面積の平米数や、使用する材料の数量の具体的な記載がない見積もりは避けましょう。

なぜなら、材料に過不足が出て損をしたり、施主様と業者の間で認識の違いが出たりしてしまうからです。

例えば、おおざっぱな計算で準備した材料が足りなくなってしまったら、工事が始まってから追加料金を請求されるケースがあります。

また、施工面積・範囲が書いていないと、後になってそこは見積もり範囲外だと言われてトラブルになる危険があります。

必ず数量が具体的に記載してある業者を選びましょう。

 

■適正な見積もり書の例

良い見積もり例

 

NGな見積もりの例

悪い見積例

材料の数量や、施工箇所の平米数が分からないと、正確な必要金額なのかどうかわかりません。

また、こちらは当然やってもらえると思っていた場所が、「そこはこの見積もりの範囲外です」と言われてしまい、トラブルになる可能性も出てしまいます。

 

2-3 管理費の内訳の説明がある

管理費が高いかな?と感じたときは、内訳を説明してもらうようにしましょう。

これらの費用は人件費や事務所の光熱費、通信費など細かく計算するのが難しいものが多く含まれています。

この金額が高いからといって、すぐ悪徳業者とは言い切れません。

管理費の項目が3つ以上or工事金額の15%以上だった場合には、念のため確認して説明を求めましょう

きちんと教えてくれる業者であれば安心です。

 

■適正な見積もり書の例

良い見積もり例

事務処理やそれに必要な人件費の為、工事に掛かる費用の10~15%前後が一般的です。

 

■管理費が高額な見積もり例

悪い見積例

同じ品質なら管理費が安い方が余計な費用をかけずに工事ができます。

内訳について、きちんと説明してもらえない場合はその業者は避けましょう。

 


3章 お金だけで選ぶのは危険!価格と質を両立させる2つのポイント

実は、見積もり書を見ただけでは良い工事にするのは難しいです。

適正な単価に加え、施工する業者がどんな業者かで工事の品質は大きく左右されます。

 

なぜなら、シート防水は専門技術と正確な状態診断が必要な工事だからです。

そのため、価格だけでなく正しい知識と経験をもった業者かどうかがとても重要です。

適正価格で高品質な工事に出来る業者の見極め方2ポイントを、プロの目線から紹介します。

 

3-1 見積もり・工事内容に対し、納得のいく説明をしてくれる

点検結果の説明

見積もり内容を分かりやすく説明してくれ、分からないことがあればきちんと回答してくれる業者を選びましょう

防水工事は専門用語が多く、見積もり書を見ただけでは分からないことも多いためです。

 

工事の詳細について何も説明がなかったり分かりづらいままだと、万が一工程に抜けがあっても気づけずに失敗してしまう恐れがあります。

そもそも担当者がきちんと説明できない場合は、下請けに丸投げしている可能性があり、信頼性が低いです。

 

逆に、不明点をきちんと説明してくれる業者なら、工事中も行き違いがなくスムーズに進められて安心できます。

価格や内容だけでなく、分かりやすく説明してくれる業者かどうかも見た上で選びましょう。 

 

3-2 現地調査を行い、正確な見積もりをしてくれる

住宅の点検

見積もり前には必ず現地調査をしてくれる業者を選びましょう。

なぜなら、見積もり書のなかにある下地補修、処理の項目は、施工箇所の劣化状況(雨漏り、ひび割れ、剥がれ等の有無)によって変わってくるためです。

図面や写真だけでは正確な見積もりを出すのが難しいのです。

シート防水は、しっかり現地を見てから見積もってくれる業者に依頼しましょう。

 


まとめ

いかがでしたか?

シート防水の見積もり金額を疑問に思ったら、項目ごとの単価相場を見て適正価格かどうかをチェックしましょう。

高額な費用を取られたり、安すぎて工事が失敗してしまうリスクが防げます。

 

また、見積書だけ見て選ぶのでなく、お家の状態を把握したうえで工事内容をきちんと説明してくれる業者を選びましょう。

高品質でお家にぴったりな工事を実現できます。

 

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