我が家はサイディング外壁なんだけど、どんな塗料がいいのか分からない…
「おすすめの塗料はどれ?」
「どの塗料を選べばいいの?」
と気になって調べているのではないでしょうか?
実際に複数の見積もりを取っても、提案される塗料はさまざま。
ご自宅のサイディング外壁には、どの塗料が最適なのか判断するのは難しいですよね。
そこでこの記事では、サイディング外壁におすすめの塗料を5つご紹介!
それぞれの特徴や耐用年数等を比較して解説していきますので、ご自宅に合ったものを見つけていきましょう!
さらに窯業サイディングの塗料選びで注意すべきポイントも解説。
知っておくと、ご自身でも良い塗料なのかの判断が付きますのでお試しくださいね。
窯業サイディング以外のサイディングの方は3章をごらんください。
サイディングのおすすめ塗料や塗料選びのポイントをおさえて、納得のいく工事をしていきましょう。
1章 プロ厳選!窯業サイディングのおすすめ塗料5つ
まずは当サイトを運営するユーコーコミュニティーの15,000件以上の施工実績を基に、サイディングにおすすめする塗料を5つご紹介します。
どの塗料を選んだらいいか分からない方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1-1 模様が生きるクリヤー塗料|キクスイロイヤルセラクリヤー
出典:菊水化学工業
グレード | シリコン |
水性/油性 | 油性 |
単価相場(㎡) | 2,300~3,300円 |
耐用年数 | 13~15年 |
最初にご紹介するのは、「キクスイロイヤルセラクリヤー」(菊水化学工業)です。
透明の塗料なので、新築時のサイディングの色や柄・模様をそのまま残すことができます。
そのため現状のサイディングのデザインを残したい方におすすめです。
また一般的なクリヤー塗料よりも密着性が高く、難付着サイディングにも塗ることができます。
■事例
多色のサイディングを活かした仕上がりに。
1-2 汚れが付きにくい|ナノコンポジットW
出典:水谷ペイント
グレード | シリコン |
水性/油性 | 水性 |
単価相場(㎡) | 3,200~3,400円 |
耐用年数 | 10~12年 |
次に「ナノコンポジットW」(水谷ペイント)をご紹介します。
ナノコンポジットは、水谷ペイントのロングセラー商品で、独自のナノテクノロジーにより汚れや色あせが起きにくい塗料です。
サイディングは水を吸うようになるとカビ・コケで汚れやすくなってしまうので、綺麗に長持ちさせたいなら汚れに強い塗料を選びましょう。
特に、自然に囲まれてコケが生えやすい、道路に面していて排気ガスが付きやすいという環境にお住まいの方におすすめです。
■事例
汚れにくい塗料で白い外壁も美観が長持ちします。
1-3 コスパ抜群!アレスダイナミックTOP
出典:関西ペイント
グレード | シリコン |
水性/油性 | 水性 |
単価相場(㎡) | 2,300~3,500円 |
耐用年数 | 13~15年 |
次にご紹介するのは「アレスダイナミックTOP」(関西ペイント)です。
「ラジカル制御」という、外壁劣化の原因となる物質:ラジカルを抑制する機能を取り入れており、紫外線に強い塗料となっています。
同ランクの塗料よりもお得ですが、15年以上の耐久性が期待できるので、コストパフォーマンス抜群なところが魅力です。
サイディング塗装の回数を減らしたい方におすすめの塗料です。
■事例
鮮やかな色でもきれいに仕上がります。
1-4 強靭な塗膜で長持ち|RSゴールドF
出典:関西ペイント
グレード | フッ素 |
水性/油性 | 水性 |
単価相場(㎡あたり) | 3,800~4,800円 |
耐用年数 | 15~20年 |
次にご紹介するのは「RSゴールドF」(関西ペイント)です。
この塗料は、メーカーが定める優良店「リフォームサミット店」しか扱えない塗料です。
RSゴールドを勧めてくれる業者は、塗料メーカーから品質を認められているという証拠になるので業者選びの基準にもなります。
強靭な塗膜で長持ちするのはもちろん、「低汚染性」機能があり、汚れが付きにくいというメリットがあります。
高品質な塗料で、綺麗に長持ちさせたい方におすすめです。
■事例
淡い色のツートン外壁。強靭な塗膜で美しい仕上がりが続きます。
1-5 最高級の塗装なら!セラスターウォール
グレード | 無機 |
水性/油性 | 水性 |
単価相場(㎡あたり) | 4,300~5,500円 |
耐用年数 | 20~25年 |
最後にご紹介するのは「セラスターウォール」(ジャパンカーボライン)です。
フッ素塗料よりも耐久性が高い無機塗料です。
中部国際空港や東京国際フォーラムなどの大きな建物の塗装に使用されている塗料で、最近ではサイディング外壁の塗装にも用いられることが増えてきました。
ただし耐久性が高い分、費用も高いので、注意しましょう。
塗装回数を減らしたい方におすすめの塗料です。
■事例
最高級グレードの無機塗料。最後の塗装にしたい方におすすめです。
2章 塗料選びの5つの注意点
サイディングの塗料を選ぶ際の注意点をご紹介します。
注意点を知っておくことで、ご自身でも最適な塗料を判断することが出来ます。
納得のいく塗料選びをするために注意点を把握しておきましょう!
2-1 適応下地にサイディングがあるか確認する
業者に塗料を提案された際は、口での説明だけでなくメーカーが出している塗料カタログも一緒に見せてもらいましょう。
カタログには「適応下地」や「用途」というものが記載されています。
そこに窯業サイディングと記載されているか確認してみてください。
塗料の中には、窯業サイディングには向いていない塗料もあり、知識のない業者だとそういった塗料を提案してくる場合もあります。
カタログを見せてもらって適応下地・用途の欄をチェックすることをご自身でも行なっておきましょう。
▼適応下地・用途の欄をチェック カタログはインターネットでも見ることが出来ます。 出典:水谷ペイント「ナノコンポジットW」カタログより |
2-2 仕上がりを見て塗料を選ぶ
塗料を選ぶ際は、どのような仕上がりになるかチェックして選びましょう。
サイディングの塗料の中には、透明なクリヤー塗料、色付けの塗料、さらに多色柄になる塗料もあります。
今の柄を残したいならクリヤー塗料を
1色で塗装したいなら単色の塗料を
多色で新たに柄を付けたいなら多色仕上げの塗料を選びましょう。
また、上記のような理想の仕上げが初めから決まっている場合は、点検の際に業者に伝えておくとそれに合った塗料提案をしてもらえるのでスムーズです。
2-3 ライフプランに合わせたグレードを選ぶ
塗料にはグレードというものがあります。
アクリル<ウレタン<シリコン<フッ素<無機 |
アクリル塗料は最もグレードが低いため塗り替えでは使用されないことが多いです。
無機塗料が最もグレード(耐用年数)が高く、その分費用も高くなります。
それぞれの耐用年数と費用が以下の通りです。
塗料を選ぶ際は、今回の塗装でどのくらい長持ちさせたいかを考えて選ぶことをおすすめします。
あと10年程度持てばいいやという方は、ウレタンやシリコンを選ぶようにしましょう。
また、今回10年以上持たせたい、最後の塗装にしたいという方は多少費用がかかってもグレードの高いフッ素や無機を選ぶことをおすすめします。
このように、塗料はご自身のライフプランに合わせて選ぶと最適なものが選べます。
2-4 オリジナル塗料はおすすめしない
オリジナル塗料やOEM塗料は選ばないようにすることをおすすめします。
なぜなら、オリジナル塗料は他の塗料と比較が出来ずインターネットなどでも調べることができないからです。
そもそも、塗装店が塗料を作ることは出来ません。そのためオリジナル塗料といっても塗料メーカーにこういう塗料を作ってほしいと依頼しています。
または塗料メーカーがつくった塗料のラベルを貼り替えている場合もあります。
そういった塗料が一概にダメなわけではありませんが、本当の成分や耐久性などが不明瞭なものを選ぶことはあまりおすすめできません。
また業者の中には「この塗料は30年持つ最高級のオリジナル塗料です!」というところもあります。
しかし、大手塗料メーカーでも30年持つ塗料が開発されていない中で、その言葉が信用できるのかというと怪しいですよね。
塗料を選ぶ際は、成分や耐用年数、効果が分かるメーカーの塗料を選ぶようにしましょう。
2-5 施工実績がある塗料を選ぶ
施工実績がある塗料を選びましょう。
どんなに良い塗料で合っても、施工業者がその塗料を使ったことがなければ、あまりおすすめできません。
なぜなら塗料の扱い方が分からず、適切な作業が出来ない場合があるからです。
希望する塗料の実績があるのか、確認した上でお願いするのが安心です。
※メーカー保証が出るとより安心 塗料を提案してもらった際は、メーカー保証が付くのかも確認してみましょう。 塗装施工店が保証を出すのは一般的ですが、メーカー保証が付くことは実は少ないです。 なぜなら、どんなに良い塗料で合っても施工する職人が仕様を守って塗装しないと塗料の効果が最大限発揮しないからです。 そのため、信用のおける施工店や施工管理を徹底している施工店にしかメーカーは保証を出せません。 メーカー保証が出る=管理が徹底している、施工が安心できるという証拠にもなりますのでメーカー保証の出る業者を選ぶのがおすすめです。
当サイトを運営するユーコーコミュニティーでは全7社のメーカーから保証を出ます。 気になる方はまずは無料点検・見積からお申込みください。 |
3章 その他サイディング外壁の塗料選び
窯業サイディング以外の塗料選びについて解説していきます。
素材に合ったメンテナンスを行なうためにも塗料選びをおさえておきましょう。
3-1 金属系サイディング
金属サイディングの場合は、金属に適している塗料を選ぶことが大切です。
金属は錆びが発生するので、錆止め効果のある塗料を選びましょう。
塗料によっては、下塗り塗料を金属系専用のものにする場合もあります。
塗料提案された際には、適応下地に金属系の外壁があるか確認することが大切です。
■金属系サイディングにおすすめの塗料
・SPパワーシリコン/菊水化学工業(下塗:SPパワーエポ)
・パーフェクトトップ/日本ペイント(下塗:パーフェクトプライマー)
3-2 木質系サイディング
木質系サイディングの場合は、定期的な塗装が必要になります。
木は水を吸い込んで腐食してしまうので、防腐食効果のある塗料を塗装しましょう。
また、木質系の塗料を塗る場合は木目を生かすか、塗りつぶすかの選択もあります。
木目を生かしたい方は浸透タイプ又は半造膜タイプの塗料を、
塗りつぶしたい方は造膜タイプの塗料を選びましょう。
■木質系サイディングにおすすめの塗料
・キシラデコール/大阪ガスケミカル
・ステンプルーフ/KOSII
・ウッドステインプロテクター/オスモ&エーデル
>木材系の塗料選びについてはこちらの記事もご覧ください。
まとめ
いかがでしたか。
窯業サイディングにおすすめの塗料は以下の5つです。
①キクスイロイヤルセラクリヤー(菊水化学工業)
②ナノコンポジットW(水谷ペイント)
③アレスダイナミックTOP(関西ペイント)
④RSゴールドF(関西ペイント)
⑤セラスターウォール(ジャパンカーボライン)
塗料選びの際は以下のポイントに注意しましょう。
・適応下地に窯業サイディングがあるか
・仕上がりに合わせた塗料を選ぶ
・ライフプランに合わせたグレードを選ぶ
・オリジナル塗料はおすすめしない
・施工実績がある塗料を選ぶ
最適な塗料を選んで、満足のいく工事にしてくださいね。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
◆サイディング塗装により詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
◆サイディング塗装の費用についてはこちらの記事をご覧ください。