ウッドデッキの塗料を全解説!種類・違いと自宅に合った塗料の選び方

ウッドデッキ塗装

ウッドデッキを塗装しようと意気込んだものの…

「どんな塗料を選べばいいの?」

「うちのウッドデッキに合う塗料はどれ?」

とお困りなのではないでしょうか。

 

ウッドデッキやラティスなどの木材を塗装する際は、塗料選びがとても大切です。

なぜなら、素材に合った塗料で塗装しないと剥がれてしまう恐れがあるからです。

ウッドデッキやラティスなどの木材は、一般的な外壁用の塗料はなく、木材用の塗料を選びましょう。

ただ、木材用塗料にもたくさん種類があるのでどれを選んでいいのか分からないですよね。

 

そこで今回は、ウッドデッキ塗装に使われる木材用塗料の種類と、自宅のウッドデッキに合った塗料の選び方をご紹介します。

また、記事の後半ではDIY塗装の注意点もご紹介しますのでDIY塗装をする予定の方はぜひ参考にしてみてください!

 

最適な塗料と万全な準備でDIY塗装を成功させていきましょう!

 


1章 ウッドデッキの塗料の種類

ウッドデッキ塗装に使用される木材用塗料の種類をご紹介します。

ウッドデッキの状態や希望の仕上がりによって選ぶタイプは変わってきます。

ウッドデッキ塗料の種類

 

1-1 おしゃれな木目が生かせる!浸透タイプ

ウッドデッキ塗装

ウッドデッキならではの木目を生かしたい方には、浸透タイプの塗料がおすすめです。

塗料が木の内部まで浸透することで、塗料が剥がれません。

ウッドデッキなどの木材の場合はこの浸透タイプが一番選ばれています。

 

メリット

・木目が生かせる

・再塗装の際の下地処理が楽

 

デメリット

・塗り替えの周期が早い

・木目や質感がそのままになるので、傷んだ木には使用できない

 

おすすめの状態・状況

・木目を生かしたい

・塗り替えが初めて

 

1-2 古木におすすめ!半造膜タイプ

下塗り

古木や色が濃くなってしまった木には半造膜タイプの塗料がおすすめです。

半造膜タイプは木の表面に塗膜をつくりつつ、木目も生かすことが出来ます。

浸透タイプと造膜タイプの中間のような仕上がりになります。

 

メリット

・古木や濃くなってしまった木でも木目を生かせる

 

デメリット

・浸透タイプよりも塗るのが難しい

 

おすすめの状態・状況

・古木で木目をいかしたい

・今までに2回以上塗り替えていて、色が濃くなってしまった状態

 

1-3 木目が出ない!造膜タイプ

ウッドデッキ塗装

劣化が進んで木目を生かせなくなってしまった場合や、木目をつぶしてべた塗りしたい方には造膜タイプがおすすめです。

木目や木の質感が失われますが、好きな色に塗り替えることが可能です。

 

メリット

・浸透・半造膜タイプよりも耐久性が高い

・好きな色に塗り替えられる

 

デメリット

・木目がなくなる

・再塗装の際は塗膜を剥がす必要がある

 

おすすめの状態・状況

・古木

・色をガラッと変えたい

・木目がなくなっても良い

 


2章 水性と油性の違い

ウッドデッキ塗装における、油性塗料と水性塗料の違いについてご紹介します。

ウッドデッキ塗装 水性油性

 

■水性塗料

乾燥したときに水が蒸発する塗料のことを言います。

有機溶剤を使っていないので、環境や人に優しく臭いも少ないです。

屋外はもちろん、室内の木材を塗装する際にも使用されます。

また、水性塗料を使用した場合は、ハケやバケツなどを水で洗うことが出来ます。

DIY初心者の方や、臭いが気になる方は水性塗料がおすすめです。

 

■油性塗料

溶剤(シンナー)を使用しているため、塗料自体の耐久性が高いです。

ただ人によっては塗料の臭いが気になる場合があるので室内塗装には向いていません。

また、塗装に使用したハケやバケツは水ではなく専用の洗剤で洗う必要があります。塗料自体も簡単に捨てることはできないので廃棄業者に依頼が必要になります。

ただしDIYに慣れている方やプロの塗装職人は耐久性の高さや仕上がりの良さから、油性を使うことも多々あります。

手軽さよりも品質を重視する方におすすめです。

 


3章 フローチャートで選べる!自宅に合った塗料

塗料の種類について全体が分かったら、具体的にどの塗料を選ぶか決めていきます。

木材塗料といってもたくさんの種類があります。

まずは下のフローチャートで自宅のウッドデッキに合った塗料を選んでいきましょう!

 

ウッドデッキ塗料フローチャート

 

  • 1、キシラデコール コンゾラン(水性 造膜タイプ)

キシラデコールコンゾラン

出典:大阪ガスケミカル

 

木目を出さずに塗りつぶしたい方や、既に木の劣化が進んでいて塗装でカバーしたい方には、造膜タイプの「キシラデコール コンゾラン」がおすすめです。

造膜タイプですが、塗膜の密着性が高くはがれにくい塗料です。

※塗装が3回目以上で吸い込みが激しい場合は、初めに専用の下塗り剤を塗布してください。

 

⇒モノタロウ キシラデコールコンゾラン3.5㎏ 税込8629

1320㎡塗装可(2回塗り)

 

  • 2、キシラデコール ウッドコート(水性 半造膜タイプ)

キシラデコールウッドコート

出典:大阪ガスケミカル

木目を出したいけど、木が劣化してしまっている方には、半造膜タイプの「キシラデコール ウッドコート」がおすすめです。

木目を生かしつつ、濃い色から薄い色に塗り替えることができます。

 

⇒楽天市場 キシラデコールウッドコート 3.4L 税込10889

2031㎡塗装可(2回塗り)

 

  • 3、ステンプルーフ(水性 浸透タイプ)

ステンプルーフ

出典:KOSII

木目を出したいけど、しっかり水も弾いてほしい方には撥水性が良い「ステンプルーフ」を選びましょう。

またセランガンバツなどのハードウッドなどにもおすすめです。

水を弾くことで、木が腐りにくく割れにくい状態を保ってくれます。

 

⇒楽天市場 ステンプルーフ 4L 税込9720

25㎡塗装可(2回塗り)

 

  • 4、キシラデコール エクステリア 又は ウッドステインプロテクター(水性 浸透タイプ)

キシラデコールエクステリア

出典:大阪ガスケミカル

 

ウッドステインプロテクター

出典:オスモ&エーデル

木目を出したい!簡単に塗りたい!という方やDIY初心者の方には、お手軽に使用できる「キシラデコール エクステリア」「ウッドステインプロテクター」がおすすめです。

 

⇒モノタロウ キシラデコール エクステリア 3.4L 税込9709

1320㎡塗装可(2回塗り)

 

⇒楽天市場 ウッドステインプロテクター 0.75L 税込4536

9㎡塗装可(2回塗り)

 

  • 5、キシラデコール 白木やすらぎ(油性 浸透タイプ)

キシラデコール白木やすらぎ

出典:大阪ガスケミカル

塗装するウッドデッキが白木の方には、「キシラデコール 白木やすらぎ」がおすすめです。

白木の風合いを損なわずに変色や劣化を防ぐことができます。

 

⇒楽天市場 キシラデコール 白木やすらぎ3.4L 税込8411

 

  • 6、キシラデコール フォレステージ(油性 浸透タイプ)

キシラデコール フォレステージ

出典:大阪ガスケミカル

少し手間がかかっても耐久性を優先させたい方には、油性の「キシラデコール フォレステージ」がおすすめです。

速乾性や低臭性が高いので、通常の油性塗料よりもDIYにピッタリです。

 

⇒キシラデコール フォレステージ 3.4L 税込9798

 


4章 DIYで塗装する際の注意点

ウッドデッキ塗装

DIY塗装の際の注意点をご説明します。

ご自身で塗装されるのが初めての方や、今までに失敗したことがある方は必ず以下の注意点を見逃さないようにしましょう。

 

4-1 下地処理を丁寧に行う

下地処理 ケレン

ウッドデッキ塗装の際は、下地処理は丁寧に行いましょう。

特に今までウッドデッキを塗装したことがある人は、表面の古い塗膜を綺麗に落としてください。

また塗装をしたことがない場合も、木が滑らかになるようにサンドペーパーでやすりをかけましょう。

大変な作業ですが、きちんと下地処理を行わないと塗装したときにムラが出来たり、はがれやすくなってしまう原因になります。

 

4-2 天候に注意して作業する

換気

作業の際は天候に注意して行いましょう。

特に塗装作業の際に雨が降ってしまうと塗料が流れてムラになってしまいます。

工期よりも天候優先で作業を行うことをおすすめします。

また、塗装前には木がしっかり乾いているか触って確認してから行いましょう。

例えその日の天気が良くても、木がじめじめしていると塗装しても本来の耐久性を発揮できなくなってしまいます。

 

4-3 塗料の仕様を必ず守る

使用する塗料の仕様を必ず守って塗装しましょう。

塗料には必ず仕様(用法容量)があります。

㎡に対して使う量や乾燥時間などは、塗料缶やHPに記載がありますので、塗装作業を行う前に必ず確認しておきましょう。

 

■例:キシラデコールエクステリアの仕様

塗装の仕様書

出典:大阪ガスケミカル株式会社HP

 

◆DIY塗装の準備手順はこちらの記事をご覧ください。

 


まとめ

いかがでしたか。

最後にこの記事をまとめます。

 

1章まとめ

ウッドデッキに使用される木材塗料には以下の3つの種類(タイプ)がある。

①浸透タイプ…木目が生かせるウッドデッキ塗装で最も使用されるタイプ

②半造膜タイプ…木が焼けてきた・傷んできた方におすすめの木目が残せるタイプ

③造膜タイプ…木目や質感は失われるが、表面の塗膜によって汚れにくいペンキタイプ

 

2章まとめ

木材塗料における水性・油性の違いは以下の通り。

ウッドデッキ塗装 水性油性

 

3章まとめ

ウッドデッキの塗料にも多くの種類があるので、自宅に合った塗料を探すことが重要。

①キシラデコール コンゾラン…木目を出さずに塗りつぶしたい方や既に木の劣化が進んでいて塗装でカバーしたい方おすすめ

②キシラデコール ウッドコート…木目を出したいけど、木が劣化してしまっている方におすすめ

③ステンプルーフ…木目を出したいけど、しっかり水も弾いてほしい方におすすめ

④キシラデコール エクステリア 又は ウッドステインプロテクター…木目を出したい!簡単に塗りたい!という方やDIY初心者の方におすすめ

⑤キシラデコール 白木やすらぎ…塗装するウッドデッキが白木の方におすすめ

⑥キシラデコール フォレステージ…少し手間がかかっても耐久性を優先させたい方におすすめ

 

4章まとめ

DIY塗装を行う前に注意しておきたいことは以下の3

  • ・下地処理を丁寧に行う
  • ・天候に注意して行う
  • ・塗料の仕様を必ず守る

 

最適な塗料でウッドデッキを塗っていきましょう!

最後までご覧くださりありがとうございました。

 

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ブロック塀を塗装でおしゃれに!事例12選と素敵に仕上げる3つの工夫

 

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