えっ!これ100均で買った小物なの!?
私は彼女が自慢げに見せてくれたヴィンテージ風の小物に、一瞬にして心を奪われました
なぜなら、それは何十年も前に作られ、長い時間を過ごしてきたかのような風合いで、私の大好きなテイストだったからです。
彼女は更に自慢げに言いました
「簡単につくれるよ。30分くらいかなぁ。」
それ教えて!すぐに!!
私は飛びつきました。
その魔法のような方法は、塗るだけでヴィンテージ風の味わいが出せる「ペンキ」とのこと。
このペンキを手に入れて、やり方さえ知ることができれば、私の部屋に素敵なヴィンテージ小物を並べられる!
私はカバンからメモ帳とペンを出し、詳しく彼女から聞き出す作業に入りました。
この記事では、私が虜になったヴィンテージ風DIY塗装を詳しくお伝えいたします。
100均の小物を実際に塗った動画で、メイキングとやり方の説明もご紹介しています。
最後に、実際に作った小物を部屋にディスプレイしたギャラリーもご用意しましたので、飾り方も参考にしてみてくださいね
小物好きの方、DIY好きの方にはとってもとっても!おすすめですので、ぜひチャレンジしてみてください♪
それでは解説していきます!
目次
1 使ったもの
1-1 塗料:ミルクペイントシリーズ
今回使用した塗料は、ターナー色彩株式会社のミルクペイントシリーズです。
ラインナップも豊富で、かつ扱いも分かりやすい塗料です。
【ミルクペイントシリーズ】公式HP それぞれ少量ボトルや、お試し用セットなどありますので手軽に使えます。 ネットでも買えます!→楽天サイト |
今回はこの中シリーズ中でも特に私の好きな3つをご紹介します!
<おまけ> 今回は私の個人的な趣味で、塗るだけで黒板になる『チョークボードペイント』というペンキも動画中に使いました…! 使い方は塗って乾かすだけ。カラーバリエーションも豊富ですのでお好みのボードが作れます♪ 【チョークボードペイント】公式HP こちらもネット購入できます→楽天サイト |
1-2 小物、道具
今回は100均の「木製写真立て」と「金属バケツ」を使いました。
ミルクペイントは、木材、紙、金属、ブリキ、プラスチックなどの材質に使えます!
友人曰く、金属やプラスチックは、紙やすりで軽くざらつきを付けておくと綺麗に塗装できるそうです!
必要なもの:筆かハケ、いらない布切れ(ウエス) 共通して使う道具はこれだけ。専用のものは必要なし! 100均の筆と、いらない布でOKです。 |
それではいよいよ、作成に入ります!
2 ヴィンテージ風塗装やってみた!
2-1 年代物のかすれ、汚れ感:アンティークメディウム
アンティークメディウムは、使い古した道具の自然な、土埃のような汚れ感を表現できる塗料です。
味わい深い年代物の雰囲気を手作りできます。
あえて劣化、汚れを付けていく感じがとても楽しいですよ!
使う塗料:ミルクペイント一色、アンティークメディウム ミニサイズで色々入ったセットもあるので嬉しいです! (たくさん使っていてボトルが汚れているのはお許しください・・・) |
【汚れ風塗装で、風合いあるウェルカムボード♪】
【作り方】
①表面の汚れを取り除きます。乾いた布などでホコリや油分をふき取りましょう。
②ミルクペイントで下地の色を塗ります。
「あとでこげ茶で汚しを付けるから、汚しが目立つ薄めの色がオススメ」だそうです!
③ツヤが無くなるまで20分ほどしっかり乾かします。ドライヤーを使うと楽でした!
④アンティークメディウムを布(ウエス)や筆に少量つけて、軽くこするように塗って「汚し」をつけます。
「はじめは布で全体に薄く塗って、角、端とかの細かいところ(実際に汚れそうなところ)を筆で濃く塗るとリアルな仕上がりになる」とのこと。
⑤乾かして完成!
黒板なのでチョークで書き込んで、こんな感じ♪
2-2 レトロな錆び風:ラストメディウム
いつのまにか赤茶けている…レトロな雰囲気には欠かせない錆びの色。
ラストメディウムは、そんな年季の入った金属を再現できる塗料です。
塗る、というよりランダムに色をつける感じで個性が出て面白いです!
使う塗料:アクリル絵の具、ラストメディウム(2色セット) アクリル絵の具は下地の色を付けるのに使います。お好きな色でどうぞ! 金属小物そのままに錆風をつけたい場合は絵具は不要です。 |
【お庭をおしゃれに!レトロな鉢植え】
【作り方】
①アクリル絵の具で下地の色を塗ります。
(もとの金属そのままがお好みの人は、塗らなくても大丈夫です!)
②まずはレッドブラウンを塗ります。
乾いた布や筆の先に塗料をつけて、軽く叩く感じで色をのせていきます。
「実際に錆びの出やすい、継ぎ目や端部分に塗るのがそれっぽく見せるコツ。」
「筆は毛の粗い(太くて固い)ものがオススメ。錆びのザラつきがよりしっかり出せるよ」とのアドバイスあり!
③10分ほどしっかり乾かします。やっぱりドライヤーを使うと早くて楽です!
④ダークブラウンをさらに重ねて塗ります。前に塗った色が全て隠れないようにします。
周りを布でたたいてぼかすと自然な質感が出ます!
⑤乾かして完成!
2-3 塗膜がひび割れる独特の風合い:クラッキングメディウム
昔塗られたペンキが、日にさらされ続けてひび割れている…
クラッキングメディウムは、そんな独特の風合いが再現できる塗料です。
塗料がひび割れていく瞬間は必見!わくわくします!
使う塗料:ミルクペイント二色、クラッキングメディウム こちらもミニセットを流用!色々試せます。 |
【ひび割れ塗装でアンティークな写真立て!】
【作り方】
①表面の汚れを取り除きます。乾いた布などでホコリや油分をふき取りましょう。
②ミルクペイントで下地の色を塗ります。ひび割れが目立つように、後で塗る方と差がある色がおすすめ!
③ツヤが無くなるまで、しっかり乾かします。文明の利器ドライヤーはやっぱり助かります。
④クラッキングメディウムを塗ります。(透明な塗料です)
「あまり刷毛に付け過ぎず、薄く平らに塗るのがコツ。ここは繊細に」とのこと!
⑤半乾きまで乾かします。
目安は「触ってみて指に塗料はつかないけど、ちょっとべたっとする」程度!完全に乾くと綺麗にできないので注意!
⑥ミルクペイント2色目を塗ります。
塗料が少なかった、と思って重ね塗りをしたらダマになってしまいました…。思い切っていっぺんに塗る方が良いです!
⑦乾かして完成!
ひび割れ部分をアップするとこんな感じ。
左側が綺麗にできた方、
右側は重ね塗りしてしまい、上手くひび割れなかったところです(笑)
3 ギャラリー ~完成品をお部屋に置いてみた~
■ウェルカムボード!
■もちろん普通の写真立てとしても可愛い
■植木鉢でおしゃれな玄関に!
■金属にそのまま錆塗装したver.
■小物入れにしてます
■レトロな雰囲気の写真立て
■100均の造花をつけて、贈り物や記念日用にも!
おわりに
いかがでしたか?
基本は塗って乾かすだけ!
塗装DIYは本当に簡単に、小物の風合いをガラッと変えることができます!
しかも、こんなに簡単でも、やっぱり自分で作るとすごく愛着が湧いてくるんですよね。
これぞまさにヴィンテージ…?(笑)
最近は面白いペンキがとってもたくさんあります!
ぜひみなさんも塗装で楽しいDIYをやってみてください!
ご覧いただきありがとうございました。
◆お部屋の壁塗装にも面白い塗料がたくさんあります、こちらで紹介しているのでぜひご覧ください。
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