失敗事例から学ぶ!外壁塗装の色選びを成功させる5つのポイント

うちも家を建てて10年、ついに外壁塗装をやることに…

色選びに失敗したくないけどどうやって選んでいいのか分からない、とお困りなのではないでしょうか。

家の外壁のような広い面積の色を決めるのはなかなか難しいですよね。

色の選び方が分からず、工事が終わった後にイメージ通りにならず後悔される方もいらっしゃいます。

 

今回は実際にあった失敗事例それを回避する色選びのポイント色選びの3ステップをご紹介します。

さらに、それでも不安な方のために、色を決めるときに業者に聞くべきこと工事が始まってからでも色が変えられるタイミングなどもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

10年に一度の大きな工事を成功させるために失敗しない色選びをしていきましょう。

 

実際にあった外壁塗装の色選びで失敗した事例をご紹介します。

外壁のような大きい面積の色選びには注意点がいくつかあります。

特に初めての塗り替えの方は注意点が分からず、失敗してしまう可能性が高いです。

色を選ぶ前にあらゆる失敗例を知って、同じような失敗を回避していきましょう

 

  • 1-1 イメージと違う色で失敗

要因:カタログの色見本だけで色を決めてしまった。

 

工事が終わった後に「こんな色だったっけ!?」と、想像していた色と違ってしまったケースは一番多い事例です

カタログなどの小さい面積の色見本だけで色を決定してしまうと、工事後にイメージしていた色と違って見えることがあります。

なぜなら色には面積によって違うようにみえてしまう「★色の面積効果」があるからです。

広い面積の色を選ぶ際は特に、色の面積効果を考慮して選ぶことが大切です。

★色の面積効果に注意

色には面積によって明るさが変わって見える「面積効果」があります。

明るい色は面積が広くなると小さい面積で見るよりも薄く見え、

暗い色は面積が広くなると小さい面積で見るよりも濃く見えます。

色の面積効果の例

色の面積効果の例

 

  • 1-2 ツヤが出すぎて失敗

要因:ツヤの有無を考えていなかった。

 

塗り替え後は新築時よりもツヤが強く出ます

なぜなら新築の時に塗られている塗料よりも高耐久の塗料を塗るからです。

コーティングしている膜が厚いほど紫外線から家を守ることができますが、ツヤも強く出るので、ツヤのことを考えずに色を決めると、想像以上に輝き、それが気になる方もいらっしゃいます。

ツヤが出るのが嫌な方は、色を選ぶ際に「ツヤをおさえたい」と施工業者に依頼しましょう。

ツヤを抑えた塗料や、ツヤの出ない塗料を使ってもらえます。

 

  • 1-3 まとまりがない配色で失敗

まとまりのない色の例

要因:色が変わらないところを無視して外壁の色を決めてしまった、色をたくさん使いすぎた。

 

工事が完成して全体の確認をした際に、まとまりがない色合いになってしまい、後悔したケースもあります。

全体のまとまりをもたせるためには、外壁だけでなく、屋根や雨どい、さらには窓サッシなどの色が変わらない場所の色を踏まえたうえで、色選びをするのが良いでしょう。

部分だけでなく、全体のバランスで色を決めていきましょう。

 

  • 1-4 近隣から浮いて失敗

近隣調和の失敗例

要因:近隣に合った色合いを全く意識していなかった。

 

手な色や明るい色を選びすぎて、近隣から浮いてしまったケースもあります。

特に隣家との距離が近いと、色によってはご近所トラブルにもなりますので、近隣にとけ込む色をあらかじめ見つけておくと良いでしょう。

晴れている日にご近隣を歩いてどのような色が合うのかみてみましょう。

 


  • 2章 色選びを成功させる5つのポイント

失敗事例を踏まえたうえで失敗を回避する色選びのポイントをご紹介します。

コツを知っておくと実際の色選びのときにも参考になりますので、色を決める前に予備知識としてぜひ覚えておいてください。

 

2-1 A4サイズの色板で色を確認する

色板見本

色を決定する前にA4サイズの色板などのできるだけ大きい色見本で確認を行いましょう。

なぜならカタログの色見本だけだと小さいので、実際に塗ったイメージをするのが難しいからです。

カタログの色見本やカラーシミュレーションでだいたいの色が絞れたら、A4サイズの色板で最終の色確認を行ないましょう。

色板などの大きい見本は施工業者に依頼して借りましょう。

 

2-2 ツヤが気になる人は“ツヤなし塗料”を選ぶ

塗り替え後にツヤを出したくない方は、「ツヤなし」の塗料を選びましょう。

ツヤなしの塗料には、元からツヤがない塗料を使う場合と、ツヤがある塗料にツヤ消し材を混ぜてツヤをおさえる場合があります。

ツヤを出したくない場合は、施工業者に色と一緒にツヤをおさえたい旨を伝えましょう。

 

2-3 色が変わらない場所に合わせた配色にする

工事の前後で色が変わらないところを考慮した色選びを行ないましょう。

塗装工事では、外壁のような「塗る場所」窓サッシのような「塗らない場所」があります。

そのため塗らない(=色が変わらない)場所を無視して色を決めていくと、仕上がった後に違和感が残る場合があります。

 

色が変わらないところに合わせて色を選ぶことで全体にまとまりが出て失敗なく仕上がります。

したがって、色を決める前に塗らない場所その場所の色を把握しておきましょう。

 

2-4 使用する色は全体で3色までにする

家全体で使用する色は3色までにしましょう。

なぜなら、たくさん色を使いすぎると、ごちゃごちゃした印象になってしまうからです。

3色におさえると家の印象もまとまりやすくなります。

 

〇3色におさえてまとまりのある配色

3色使用例

 

2-5 近隣の家の色合いを確認する

近隣の家

色を選ぶ前に近所の家の色を確認してみましょう。

近隣の家と全く同じ色にする必要はありません。

近隣と似た雰囲気、同じトーンの色合いにすることで、近隣とも馴染みますので近所を歩いてどんな色の家があるのか確認してみましょう。

 


  • 3章 ポイントをおさえた成功事例6

この章では、色選びに成功した事例をご紹介します。

色選びに成功した方はポイントをおさえた色選びを行なっています。

満足のいく仕上がりにするために、施工事例にならって慎重に色選びを行ないましょう。

 

■色板で確認してイメージ通りの仕上がりに

①M様邸

色選びの成功例

初めての外壁塗装で色選びに悩まれていましたが、A4サイズの色板で色を決定し、想像通りの色を選ぶことが出来ました。

おしゃれな仕上がりになり、外国風の素敵な家になっています!

お客様の声

外壁の色や細かい部分の色も毎日とても悩み、何回も考え直すことがありましたが、最後まで親身になってアドバイスくださり、また作業中の不安なども丁寧に聞いていただき、全工程通して家族みんな大満足しています!外壁の色も悩んだだけあって本当に気に入っており、わざわざ遠回りして、遠くから眺めながら帰宅しています。

 

②K様

  • 色選びの成功例

塗り替え前と同じような色にされたいとのことで、色板で色を確認し決定しました。

優しい雰囲気をそのままにきれいに仕上がっています。

お客様の声

最初の色決めでは随分と迷ってしまいましたが、色見本(色板)をすぐに準備していただくなど

快く対応くださいました。おかげさまで大満足の仕上がりです。

 

■既存の色にあわせてまとまりのある仕上がりに

③E様

色選びの成功例

屋根とレンガの赤をアクセントにした3色でとてもおしゃれにまとまっています。

窓サッシなどの色が変えられない場所に他のパーツの色を合わせることで色を余分に使わずバランスの良い仕上がりになります。

お客様の声

色を思いきって変えたので、後悔はないかモヤモヤしていましたが、工事が始まり色を確認できた後、想像以上に良い色でうれしかったです。新築時よりも気に入っています!

 

④N様

色選びの成功例

色の濃さが全く違う2色の外壁ですが、同系色なので全体がバラつかずまとまりのある仕上がりになっています。

 

■ツヤをおさえた塗料でマットな仕上がりに

⑤T様

色選びの成功例

マットな仕上がりになるようにツヤがない塗料で塗り替えを行ないました。

ツヤがない塗料で塗ると、塗り替えした後でも新築のような仕上がりになります。

お客様の声

マットな仕上がりになるグラナダフレッシュという塗料を扱っていることで御社に決めました。色は担当の方に色板を作って持ってきていただきイメージ通りの色や風合いで、仕上がりもとても気に入っています!

 

⑥S様

色選びの成功例

元々マットな仕上がりの家だったので、塗料もツヤがない塗料で施工しました。

ツヤがある塗料は濃い色はツヤが目立ってしまいますが、ツヤなしの塗料だと濃い色も落ち着いた印象の仕上がりになります。

 


  • 4章 これで安心!色決定までの3つのステップ

失敗しない色選びをするための3つのステップをご紹介します。

色選びに失敗している方は色選びのステップを飛ばして決めてしまっている場合が多いので、しっかりステップを踏んで確実に選んでいきましょう。

 

ステップ① 色見本で気になる色をしぼる

カタログ

まず施工業者から塗料のカタログや色見本を借りて、気になる色をしぼってみましょう。

カタログで色を選ぶ際に気を付けてほしいのが、「★色の面積効果」です。

色は面積によって見え方が変わる性質があります。

その性質を理解した上で色を絞っていきましょう。

 

色選びの例

色選びの例

(関西ペイント:アレスダイナミックTOPカタログより)

 

ステップ② カラーシミュレーションで全体のバランスを確認

カラーシミュレーション

気に入った色が決まったら、カラーシミュレーションを行いましょう。

シミュレーションには業者に依頼するものと自分でもできるものがありますが、業者にご自宅の写真でシミュレーションしてもらう方をおすすめします。

なぜなら、家によって外観の雰囲気や家の附帯物(サッシ等)の色が違うからです。

ご自宅の写真でシミュレーションを行なえば、附帯物の色に合わせた色選びができ、全体のバランスも確認できます

出来るだけ実際のイメージに近いシミュレーションを依頼しましょう。

 

ただ業者によってはカラーシミュレーションのサービスを行なっていない場合もありますので、その場合は、ご自身でご自宅の家に近いデザインのものでシミュレーションしてみてください。

 

 

 

ステップ③ A4サイズの色板で最終決定する

色板見本

色の最終決定は、A4サイズの色板で行いましょう

カタログの色見本では小さすぎますし、カラーシミュレーションでは多少の色の差が出ます。

A4サイズの色板で確認しないと施工後に色がイメージと違ってしまう場合があります。

色を絞れたら希望の色番号を施工業者に伝えてA4サイズの色板を借りましょう。

 

また借りる際は、希望の色より少し薄い色と少し濃い色の色板も一緒に借りることをおすすめします。

なぜならカタログの色見本は面積が小さく、大きい面で見るとイメージしていた色と違って見えるからです。(★色の面積効果)

イメージと実際の出来上がりにギャップが起こらないようにしていきましょう。

 

またA4の色板を借りることが出来たら、室内でなく屋外で確認しましょう。

なぜなら、室内と屋外では光の明るさが違うため、色が違って見えてしまうからです。

屋外では、日向や日陰、朝方や夕方など、見る場所や時間帯を変えて確認をしましょう。

 


5章 さらに安心!業者に聞いておくべき3つのこと

色が決まっても心配な方はいらっしゃるかと思います。

そこで色決めの際に業者に念のためでも聞いておくべきことをご紹介します。

ただ、これからご紹介することは業者によっては断られることがあります。

なぜなら業者にとって手間と時間がかかることだからです。

しかしこちらから質問しない限りはやってもらえませんので念のためでも聞いておくことをおすすめします。

 

5-1 「同じ色で塗った家の写真はありますか?」

色が決定したら、同じ色で塗った家の写真がないか業者に確認してみましょう

施工写真があれば、実際に仕上がり後の色のイメージがより明確に出来ます。

また、もし近隣に施工した家があれば実際に見に行くこともできる場合がありますので、念のためでも業者に質問しておくことをおすすめします。

 

5-2 「試し塗りをしてもらうことはできますか?」

A4の色板でも心配な場合は、より大きいサイズのものに試し塗りができるかなどの確認をしてみましょう

在庫の塗料で同じ色があればできる場合もあります。

もし在庫の塗料がある場合は事前に言っておけば塗料を確保してもらえる可能性がありますので、事前に確認しておきましょう。

 

5-3 「中塗り後に色の確認はできますか?」

工事中の色確認

工事中、色を確認する時間がもらえるか確認してみましょう。

色を確認するタイミングは、中塗りの途中です。(3回塗りの2回目)

中塗り作業中に、職人に一部だけ足場のメッシュシートを取り外して外壁を見えるようにしてもらって、色を確認させてもらいましょう。

 


6章 色選びに失敗してしまったら足場があるうちに業者に相談!

万が一、色が気に入らない場合はできるだけ早く施工業者に相談しましょう

塗料を発注する前であれば無償で、足場解体前であれば塗料代が追加で発生します。

少し工期が延びますが、足場がかかっているうちなら変えることが出来ます。

 

番もったいないのは、足場を外してしまった後に色変更になる場合です。

足場代や養生費などが再度かかってしまうので、色を変えたいと思ったら足場が解体される前に施工業者に相談しましょう。

 


まとめ

いかがでしたか。

外壁の色選びで重要なポイントは、

色の面積効果を考慮した色選択

ツヤの有無の確認

全体のバランスの確認

です。

 

また想像通りの仕上がりにするためには、できるだけ大きい色見本で実際と近いイメージをしておくことが大切です。

業者に色をお任せするのも良いですが、色は人それぞれ見え方や好みが違うので、ご自身で納得のいく色を決めていきましょう。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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