外壁を塗り替えるなら、ベージュにしようとお考えの方も多いのではないでしょうか。
ベージュの外壁は、上品で落ち着いた雰囲気にでき、汚れも目立ちにくい色です。そのため、一番人気のある色です。
ここでは、そんなベージュの外壁がさらに素敵に仕上がるコツをご紹介します。
ちょっとした工夫ですぐに真似できるものばかりです。ぜひやってみてくださいね。
実際の施工事例や、色選びの際の注意点もお伝えします。
最後まで読むことで、ベージュを引き立たせる配色が出来るようになるだけでなく、イメージ通りの仕上がりにできるようになります。
ぜひじっくりご覧くださいね。
目次
1章 ベージュの外壁をおしゃれにみせる4つのポイント
まずは簡単に、ベージュの外壁をよりおしゃれに見せるためのポイントを4つ紹介します。
これを知ったうえで2章の事例を見ていただければ、ご自宅の色を決めるときによりイメージしやすくなります。
①雨樋等のパーツの色と差をつける
メリハリをつける為、黒やこげ茶など、暗い色を使いましょう。
②元からあるレンガやタイルの装飾を生かす
元からタイルやレンガ調のデザインが入ったお家なら、これらと色の明るさを変えると、よりデザインが生きてきます。
③1Fと2Fで色分けする
上下で色分けをしましょう。明るさや色味を変えるとベージュが引き立ちます。
また、帯のようなパーツがあるなら、黒や白などにするとアクセントになります。
④縦のラインで色分けする
左右など縦に分けると、スタイリッシュな印象になります。
どれか一つでも真似すると、よりお洒落に見せられます。
ちょっとした工夫でできるものばかりなので、ぜひやってみてくださいね。
2章 施工事例35選
実際にベージュの外壁にしたお家の施工事例を紹介します。
まずは沢山見ることでイメージを膨らませてみましょう。
塗料名や色番号を一緒に記載しています。
この色がいいな、と思ったものは、同じ色番号や塗料名のものを塗装業者に指定すれば同じ色に仕上げられます。
こんなお家にしたい!というものをぜひ見つけてみましょう。
1.A.H様(神奈川県秦野市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
ベージュの外壁に、雨樋を黒にすることでメリハリをつけています。 |
2.A.M様(神奈川県小田原市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
洋瓦との組み合わせで、ヨーロッパ風のお家に仕上がります。 |
3.T.T様(神奈川県南足柄市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
単調になりがちなベージュを、黒い屋根でメリハリをつけています。 |
4.T.H様(神奈川県伊勢原市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
ベージュを引き立たせるため、元はなかった中央の帯を塗装で加えました。 |
5.M.H様(神奈川県横浜市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
黒いサッシに合わせて、周りのパーツを黒で統一しています。 |
6.M.T様(神奈川県藤沢市) | |
外壁塗料 | ■種類:無機塗料 |
全体の色数をベージュと黒の2色に絞ることで、統一感のある仕上がりになります。 |
7.I.Y様(神奈川県足柄下郡) | |
外壁塗料 | ■種類:ウレタン |
アクセントに暖色系の色を加えることで、あたたかみのある仕上がりとなっています。 |
8.I.T様(神奈川県秦野市) | |
外壁塗料 | ■種類:ウレタン |
パーツを白系でそろえ、優しい雰囲気に仕上げました。 |
9.M.H様(神奈川県藤沢市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
レンガ調の凹凸がついた外壁なので、重厚感のある仕上がりとなっています。 |
10.S.Y様(神奈川県秦野市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
穏やかな色に、こげ茶のドアや屋根がアクセントになっています。 |
11.H.T様(神奈川県横浜市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
白寄りのベージュですが、真っ白と比べると少し色味が入るので飽きの来ない色になります。 |
12.H.M様(神奈川県鎌倉市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
上下のツートンですが、同系色で統一しました。穏やかな色はお庭の緑とも相性が良いです。 |
13.T.A様(神奈川県鎌倉市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
ベージュは様々な色との相性が良いです。元からあるレンガ調の門塀ともとてもよく合い、上品な雰囲気になっています。 |
14.I.T様(神奈川県秦野市) | |
外壁塗料 | ■種類:ウレタン |
玄関上の屋根の濃い色がアクセントとなっています。 |
15.A.J様(神奈川県大和市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
元からある木目調の外壁とベージュの外壁が、温かみのある雰囲気を演出しています。 |
16.Y.T様(神奈川県横浜市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
玄関周りのタイルと色をそろえることで、統一感を出しています。 |
17.S.T様(神奈川県鎌倉市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
薄いベージュの外壁がベランダや玄関周りのタイルを引き立てています。 |
18.K.K様(東京都町田市) | |
外壁塗料 |
|
1Fはレンガ調の柄になっています。塗りつぶさずに生かすことで、重厚感を作り出しています。 |
19.D.N様(神奈川県藤沢市) | |
外壁塗料 |
|
黒とレンガ調の外壁がアクセントになっています。 |
20.O.M様(神奈川県横浜市) | |
外壁塗料 | ■種類:フッ素 |
グレー寄りのベージュは、お庭の植木との相性もぴったりです。 |
21.U.T様(神奈川県横浜市) | |
外壁塗料 | ■種類:フッ素 |
上品な雰囲気の色が、洋瓦とも相性ピッタリです。 |
22.S.Y様(神奈川県横浜市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
黄色寄りの色を使うことで、優しく明るい雰囲気に仕上げています。 |
23.W.K様(神奈川県横浜市) | |
外壁塗料 | ■種類:フッ素 |
外壁は一色ですが、レンガ調の飾りがアクセントになっています。 |
24.N.T様(神奈川県藤沢市) | |
外壁塗料 | ■種類:フッ素 |
白いラインがアクセントです。上品で明るい色使いが素敵です。 |
25.T.K様(神奈川県伊勢原市) | |
外壁塗料 | ■種類:フッ素 |
帯に黒を入れることで、メインの外壁の色が引き立って見えます。 |
26.T.T様(神奈川県平塚市) | |
外壁塗料 | ■種類:フッ素 |
サッシと雨樋の色を統一し、統一感を出しました。タイル調の外壁の模様が、重厚感を出しています。 |
27.M.K様(東京都町田市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
壁の優しい色合いと、黒いサッシで、洗練された仕上がりになっています。 |
28.K.O様(神奈川県横浜市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
全体的に白寄りの色で統一していますが、一階の低いところに少し濃い色を使うことで変化をつけています。 |
29.K.A様(神奈川県藤沢市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
右側中央の一か所だけ濃い色を使うことで、メリハリを出しています。 |
30.K.S様(神奈川県秦野市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
グレー寄りの色を使用することで、スタイリッシュな雰囲気に仕上げました。 塗り分けに使用する色も、同系色の薄い色にすることで統一感がでます。 |
31.W.W様(神奈川県藤沢市) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
黒いラインが、2色の壁の色を引き立てる効果があります。 |
32.U.M様(神奈川県秦野市) | |
外壁塗料 | ■種類:フッ素 |
オレンジ寄りの色をワンポイントにつかうことで、暖かな雰囲気を作っています。 |
33.I.N様(神奈川県厚木市) | |
外壁塗料 |
|
雨樋は外壁と色をそろえ、メインの外壁の色を邪魔しないように仕上げています。 |
34.I.N様(神奈川県中郡) | |
外壁塗料 | ■種類:シリコン |
明るいベージュはヨーロッパ風に仕上がる色なので、モルタルのお家の塗り替えにも人気です。 |
35.U.K様(神奈川県小田原市) | |
外壁塗料 |
|
真ん中の帯板が赤茶系で、上下のバランスがきれいに取れ、温かみのあるデザインです。 |
【事例で使われた塗料一覧】 |
- 各塗料ごとに基本色(カタログ色)が決まっています。
- もしその中にない色を塗りたいときは、オーダーでオリジナル色を作ってもらうことになります。
- 「日本塗料工業会」の色見本帳を業者に貸してもらい、その中から選びましょう。
- ※オーダー色は、色の作成代として追加料金が数万円かかる場合があります。
- ※塗料によってはオーダー色が作れない製品もあります。
- ※色見本帳はとても小さいので、必ずA4サイズ位の見本で実際の仕上がりに近い色を確認しましょう。
3章 ベージュを選ぶ際の注意点
外壁の色にベージュを使う際の注意点は2つあります。
良い例と悪い例、どちらも色見本も一緒に掲載しています。
良い例を真似することで、お家のデザインをより魅力的にし、失敗を避けられます。
3-1 全て似たような色にすると、のっぺりした印象に
外壁と、その周りのパーツまで同じような色にするのは避けましょう。
メリハリが無くなり、のっぺりした印象になってしまう為です。
ベージュの外壁にするなら、それ以外の場所は黒やこげ茶など暗い色を選ぶと引き締まった印象になり、ベージュの色が引き立ちます。
さらにお家を素敵にみせるために、外壁以外のパーツは暗い色を選びましょう。
■NGな組み合わせ
■これならOK
3-2 原色との組み合わせはNG
他の色を組み合わせるときは、強い赤や黄色、青など、ベージュの色味からかけ離れた色は避けましょう。
統一感が無くなってしまい、見た目が悪くなってしまう為です。
他の色を使うなら、黒や白系か色味の似ている茶色系を合わせると統一感も出しやすくなります。
ツートンカラーやほかのパーツに別の色を使うなら黒、白系や茶色系の色から選びましょう。
4章 3ステップで、イメージ通りの色に仕上げる。
イメージ通りの色に仕上げるために、見ておくべきなのは、
①塗料カタログ、②カラーシュミレーション、③色板です。
この順番で見ていくと、後悔のない色選びができるようになります。
なぜなら、カタログには小さな色見本しか掲載されていないので実際に塗装した時と色の見え方が異なるからです。
仕上がった色がイメージと違ってしまうと、せっかくの塗装工事にも後悔が残ってしまいます。
この色にしてよかった!と思える工事にするために、必ず見ておきましょう。
ステップ1 塗料カタログで色の候補を決める
使用する塗料のカタログから、色の候補をいくつか決めましょう。
複数選んでおくのは、この後カラーシュミレーションで家に仕上がりのイメージを確認するためです。
小さな色見本では色の見え方が実際と異なる場合があります。
一色に絞らずに似た色でいくつか候補を決めておきましょう。
ステップ2 カラーシミュレーションでイメージをつかむ
使う色の候補を決めたら、カラーシミュレーションで仕上がりのイメージを見てみましょう。
自宅に合わせるとどんな風に見えるのかや、複数の色を使った際の塗り分けの範囲等が分かりやすくなるからです。
この段階で、ちょっと濃すぎるor薄すぎると思った色は候補から外しておくとだんだんイメージが絞れてきます。
カラーシミュレーションは、塗装業者に作成を依頼するほかに、Web上で自分で作成してみることもできます。
色だけ見るのでなく、お家に塗装した時のイメージも見てみましょう。
◆カラーシミュレーションの詳しいやり方やポイントはこちら
ステップ3 色板で仕上がりの色を確認する
色板とはA4サイズ位の大きさで、実際に使用する塗料が塗られた見本です。
塗装業者に色を指定すれば貸してもらえます。
色の候補を絞ったあとは、この色板で仕上がりの色を確認しましょう。
仕上がりに近いイメージを確認できるからです。
確認する際は、晴れた日の昼間に家の外壁に立てかけてみるとわかりやすいです。
外壁に塗装する色を決める前に、必ず見てみましょう。
◆色見本の上手な使い方詳細はこちら
まとめ
ベージュの外壁は、上品で落ち着きがあり、とても人気の色です。
さらに素敵なお家にみせる為に、以下の3つはおさえておきましょう。
・一か所でも色のメリハリをつける
・原色やすべて似たような色は避ける
・カラーシュミレーションや色見本で、完成後のイメージを確認する
これだけやっておくことで、ベージュが引き立つ配色を選ぶことができ、
工事後にイメージと違った…ということも避けられます。
ぜひ塗装工事で、理想のおしゃれなお家を実現してくださいね。
◆ベージュよりもう少し明るいアイボリーも、落ち着きがあって人気色です。
→アイボリーの外壁で気品ある優しい印象に!事例20選と綺麗を保つ方法