
「黒い外壁も格好いいけれど、汚れやすいのでは?」
「汚れやすいなら、別の色の方がいいのかな?」
黒い外壁を選ぶ際に、汚れやすさが不安な方も多いかとおもいます。
黒は、白っぽい薄い色の汚れが目立ちやすいのは事実です。
しかしポイントさえ押さえておけば、汚れやすさをカバーして素敵な色を綺麗に保てるのでご安心ください。
この記事では、黒い外壁で格好よく仕上げたい!という方に向けて汚れの原因から、予防方法、万が一汚れがついてしまったときの対処法までお伝えします。
メンテナンスが初めてという方にもわかりやすい内容となっています。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
1章 黒い外壁で目立つ3つの汚れ
黒い外壁の汚れが目立ちやすい原因を3つ紹介します。
原因が分かれば、適切なメンテナンス方法を選ぶことができるからです。
どんな汚れがあるのか見てみましょう。
1-1 砂埃【白色】
出典:自己資金ゼロのお家計画
砂埃は、黒い外壁では一番目立ってしまう汚れです。
なぜなら汚れの色が白っぽいため、黒い外壁に付着することで目立ってしまいます。
とくに軒下は雨が当たりにくい箇所なので、砂埃が目立ちやすいです。
軽くふき取れば落とせるので、大掃除のついでに綺麗にしておきましょう。
1-2 鳥の糞【白色】
鳥の糞は手の届く範囲のものは、見つけ次第掃除を行いましょう。
なぜなら、放置すると壁が傷む成分が含まれているからです。
また、壁が傷むだけでなく乾くと取れにくくなってしまいます。
放置せず早めに掃除することで、美観を保ちましょう。
1-3 苔・カビ【緑色・灰色】
苔やカビは、塗装をした直後の発生はしませんが再塗装から10年程後に発生する症状です。
何故なら、水をはじかなくなることで外壁自体が汚れやすくなるためです。
黒い外壁だと目立つのですぐに見つけられますが、美観を損ねてしまいます。
また、苔やカビができることで家も傷んでしまいます。
詳しくは4章で説明します。
2章 汚れをカバーするには、「低汚染性塗料」にしよう!
外壁塗装の際は、汚れに強い「低汚染性塗料」を選びましょう。
なぜなら汚れが付着しても、雨で洗い流してくれる作用を持っているので黒い外壁に汚れが付いたままになってしまうのを防げるからです。
汚れに強くなることで、美観も長い間保てるというメリットがあります。
塗料が低汚染性のものかどうかは、カタログに記載してあります。
見積もりの際に、低汚染性塗料のカタログを業者に持ってきてもらい確認しましょう。
■つやのある仕上がりの例
表面がつるつるしたものの方が、凹凸が少ない分、汚れも落ちやすくなります。
■低汚染性塗料の例
低汚染性塗料かどうかは、塗料カタログに記載があります。
3章 汚れがついてしまった時の対処方法
塗装後の黒い外壁に、汚れがついてしまった際の対処方法を紹介します。
汚れに強い仕上がりで、予防を行っても完全につかなくすることは不可能なためです。
こまめに行うことで、汚れが蓄積しにくくなるのでふき取るだけでも汚れを落としやすくなります。
お掃除のついでに行い、格好いいデザインを保ちましょう。
3-1 柔らかいスポンジで掃除する
洗車用のスポンジなど、柔らかいスポンジを使って掃除しましょう。
なぜなら、外壁を傷つけないようにするためです。
硬いスポンジを使うと、表面の塗装が傷ついてしまいます。
傷がつくことで、そこから水が浸み込み外壁やお家が傷む原因となります。
掃除の際は外壁に傷がつかないように行いましょう。
3-2 2階まわりの外壁は、高所用の道具をつかう
手が届かない場所ははしごでなく、高所用の道具を使用しましょう。
なぜならはしごに乗った状態での掃除は、転倒し大けがをする恐れがあるためです。
手の届かない場所は、塗装工事の際に一緒に掃除をしてもらいましょう。
足場を組むので転落の危険がないだけでなく、手の届かないところや見えづらい場所も綺麗にすることができます。
1m以上の高い場所で使用する道具の例
■高所掃除用のスポンジ
別売りのハンドルに取り付けて使用します。
プロテック 高所用シルバーワイパーP 価格:2,590円(税別)
■ハンドル
スポンジをハンドルの先に取り付けて使用します。
プロテック 高所用アルミハンドル 価格:1,190円(税別)
3-3 クレンザーや高圧洗浄機は使わない
クレンザーや高圧洗浄機の使用は避けましょう。
外壁の表面が傷み、苔やカビが繁殖する原因となるためです。
洗剤を使用する場合は、中性洗剤を使用し拭き掃除を行えば外壁が傷ついてしまうのを防げます。
■中性洗剤の例
お家にある台所用洗剤が使用できます。
パッケージを確認し、中性と書いてあるものを使いましょう。
出典:コジカジ
美観を保ち、家を傷めないためにも外壁が傷つかない方法で掃除を行いましょう。
塗装工事の際の高圧洗浄はOK
外壁塗装する前に高圧洗浄機をつかった洗浄を行いますが、この作業はお家が傷む心配はありません。
なぜなら、汚れを落とすだけでなく塗装を行うからです。
汚れを落とすだけだと、最初は綺麗ですが表面の塗装が傷んだままなので、カビや苔が付着しやすくなってしまいます。
塗装の際は、外壁の汚れをきちんと落とさないと塗料が剥がれてしまう原因となってしまいます。
そのため、塗装工事の前だけ高圧洗浄をしています。
4章 苔やカビが出始めたら再塗装が必要なサイン
塗装終了後、苔やカビが出始めたら再塗装が必要です。
塗装した塗料が劣化してしまい、外壁が水を吸う状態になっているためです。
掃除しても根本的な解決はできません。
一時的に綺麗になっても、再度苔が出てきてしまうだけでなく外壁が傷んでしまう原因となります。
苔やカビが外壁に根を張ってしまうことで外壁だけでなく家の内部にも水が入り、寿命が縮む原因となります。
緑色や灰色に変わり始めたら業者に塗装を依頼しましょう。
まとめ
黒い外壁は、薄い色の汚れさえカバーできれば、安心して選ぶことのできる色です。
カバーするには、汚れにつよい塗料を選び汚れが付きにくく、落としやすい仕上がりにすることとこまめな掃除が重要です。
適切なメンテナンスを知ることで、黒い外壁の格好いいお家に仕上げましょう!
◆メンテナンス時期は汚れ以外の点でもチェックできます。ぜひ確認しておきましょう。