近くで外壁塗装工事が始まったけど…作業音がうるさい!
「いつまで騒音作業は続くの?」
「騒音を軽減する方法はある?」
とお困りなのではないでしょうか。
近くで工事が始まると、作業音や機械音さらには人の話し声・気配など気になりますよね。
いつ終わるのか、何をやっているのかなど全容が分からないとさらにストレスになるかと思います。
そこで本記事では、外壁塗装工事で大きな音が出る作業の内容と期間を解説します。
どんな作業をしているのか、いつまで我慢すればいいのかが分かるだけでも気持ちが楽になると思いますので、まずは作業について知っていきましょう。
また、現在工事の作業音が気になるという方のために、騒音ストレスを軽減する方法もご紹介。
少しでも快適にお過ごしいただくためにぜひお役立てください。
記事の後半では、ご自宅の工事で騒音トラブルを避ける対策を解説していきます。
長く住んでいく地域ですから、周りとの関係も大切です。
近隣の方へ配慮した対応で、良好なご近所付き合いを継続させていきましょう!
目次
1章 外壁塗装で「うるさい」と感じる作業と期間
外壁塗装工事では、大きい音が出る作業があります。
その作業内容と、作業時間・期間を解説していきます。
✎おおよその塗装工事の流れと、基本の作業時間 ~塗装工事の流れ~ ♪=音が出る作業 基本的な作業時間:平日(月~金)の朝9時頃~18時頃まで ※現場の進捗状況によって土日に作業がある場合もあります。 |
1-1 足場架設・解体【半日~2日間】
まず、塗装工事で大きい音が出る作業が「足場の架設・解体」です。
足場は鉄パイプのようなものを組み立てていく作業なので、金属が当たる音が響きます。
足場架設は工事初日、足場解体は工事最終日に行うことが多いです。
作業期間は、架設・解体時それぞれ、一戸建てなら3~5時間程度、大型物件なら1~2日程度です。
時間は朝の9時頃からスタートすることもあるので、その場合は朝から大きな音が出ると把握しておきましょう。
1-2 高圧洗浄【半日~1日間】
次に「高圧洗浄」の作業です。
高圧洗浄では、お家全体を水洗いしていきます。
高圧洗浄機のモーター音と水が噴射される音が出ます。
作業期間は、4~6時間ほどですが、大型物件の場合は2~3日に分けて行う場合もあります。
この高圧洗浄作業が終われば、足場解体までは静かな作業になることが多いです。
ただし例外もあります。次は例外の音が出る作業について解説していきます。
1-3 機械を使った下地補修【半日】
下地補修というのは、塗装をする前に、下地の状態を補修して水が入らないようにする作業です。
基本的に音が出る作業ではありませんが、工具機械を使用する場合は音が鳴ります。
▲補修材を奥まで入れるために、ひび割れに沿ってU字に切り込みを入れていきます。
補修の作業は長くても半日ほどで、ほかの作業と比べるとそこまで気になりません。
1-4 吹付塗装【2~3日】
塗装をする方法としては、手塗りのローラー(ハケ)塗装と、機械を使う吹付塗装があります。
基本的には手塗りで塗装することが多いですが、仕上げで吹付塗装をする場合もあります。
また雨戸などの蛇腹になっているものは、綺麗に仕上げるために吹付塗装をすることも多いです。
吹付塗装では、専用の機械(スプレーガン)▼を使用するため音が出ます。
工事期間は規模にもよりますが、2~3日ほどです。
1-5 屋根カバー・葺き替え工事【3~7日】
外壁塗装と一緒に、屋根のカバー工事や葺き替え工事が行われるケースもあります。
工事の中では、劣化した屋根の撤去や、新しい防水シート・屋根材の設置などの作業があり、時には大きな音がなることも。
特に防水シートを固定する際には工具を使用するため「ドンッ」という音が聞こえます。
屋根工事のような高所作業は、周囲に音が響きやすいため、近隣に住む方は気になるかもしれません。
工事期間は3~7日ほどです。
1-6 職人の話し声
自宅や隣家の工事の場合は、職人の声が聞こえてくることもあります。
内容としては、工事の打ち合わせ作業の確認などです。
現場に入る人数は1~3名ほどなので、集団の騒いでいる声ほどにはなりません。
しかし、大きな声の指示や怒声、雑談などが聞こえてくる場合は遠慮せずに業者に伝えましょう。
>詳しくは2-4へ
2章 工事中の騒音ストレスを軽減する方法
工事中の作業音ストレスを軽減する方法をご紹介します。
ストレスを抱えて日々暮らすのは気が滅入ってしまい大変です。
近隣で工事が始まるという方、工事中少しでも心穏やかに過ごしたい方はぜひお試しください。
2-1 大きな音が出る作業日を把握する
近隣で工事が始まるという場合は、大きな音が出る作業の日程を把握しましょう。
日にちを把握しておくことで、実際に音が聞こえてもストレスになりにくいです。
確認しておくと安心なのが以下の作業の日程です。
・足場架設
・高圧洗浄
・その他音がなる作業(屋上防水・吹付塗装など)
・足場解体(工事終盤にならないと確定しないことも多いので、決定次第教えてもらいましょう。)
日程と一緒にだいたいの作業時間も教えてもらえるとより安心です。
2-2 音が出る作業の日は外出の予定を入れる
大きな音が出る作業の日程が分かったら、外出の予定を入れることもおすすめです。
近くのカフェでモーニングをする、公園を散歩する、遠くまでドライブするなど、うまく時間を使いましょう。
外出することで、リフレッシュもできてストレスを緩和することができます。
2-3 イヤホン・ヘッドホンで騒音をシャットアウトする
大きな音が出る作業の日に、どうしてもお家にいなければいけない場合はイヤホンやヘッドホンを装着することをおすすめします。
自分の耳を塞いでしまうのが一番簡単で効果的です。
今はノイズキャンセリング機能が付いた製品も多いので、イヤホン・ヘッドホンをして、作業音を意識しないようにしましょう。
2-4 職人の声がうるさいなら業者に伝えてOK
工事中、職人の声がうるさくて気になるなら、業者に伝えましょう。
「関係が悪くなるかも」「嫌な気持ちになるかも」と相手を気にしていたらかえってストレスが増してしまいます。
工事中は、現場での打ち合わせもあるので完全無言とはいきませんが、声のボリュームを下げることはできます。
「もう少し声のボリュームを下げてほしい」
「子供が寝てるから今の時間は声を小さくしてほしい」などと伝えて、改善してもらいましょう。
もし直接、現場にいる職人に言いづらかったら、担当のスタッフやカスタマーセンター(本部)に電話して伝えることもおすすめです。
3章 自宅の塗装工事で騒音トラブルを避ける2つの策
ご自宅の塗装工事をされる際に、ご近隣からの騒音のクレームを受けないための対策をご紹介します。
一般的には「お互い様だから」と大きな音が出る工事があってもクレームになることは少ないです。
しかし、塗装工事を経験されたことがない方が多く住んでいる住宅地だと「なんでこんなに大きな音が出るの?」と驚かれる方もいます。
近隣との関係を壊さないための配慮を知って対策していきましょう。
3-1 工事前に近隣に挨拶する
工事が始まる前に、近隣の方へ挨拶をしておきましょう。
なぜなら、大きい音が出る工事があるということを知っているのと知らないとでは、ストレスの感じ方が全く変わるからです。
誰でも、予告なく隣で大きな音が出る作業を始められたら、いい気持ちはしませんよね。
事前にお知らせをしておくことで「○○さんの工事、今日から始まったんだ」と全く違う印象になります。
両隣りと向かい・裏のお家には工事前に一言挨拶しておくと良いでしょう。
★塗装をする業者とも打ち合わせしましょう 塗装工事の際は、工事を依頼する塗装業者が近隣への挨拶を行なってくれることもあります。 ただし、挨拶のタイミングや範囲は業者によって様々なので、事前に打ち合わせをしておくと良いでしょう。 また、業者と一緒にあなた自身も挨拶に伺うと好印象です。 |
>挨拶の時期や伝え方、文言についてはこちら
3-2 工事後にお礼を伝える
さらに良い関係を築く策としては、工事終了後にもお礼を伝えることです。
この一言があるだけで、「お隣の工事は少しうるさかったな」で終わっていた印象が、「丁寧に挨拶までしてくれて良い人だな」という印象に変わります。
塗装工事は、どうしても周囲に住む人の協力がないとできない工事なので、きちんとお礼を伝えて良好な関係を築いていきましょう。
まとめ
いかがでしたか。
外壁塗装工事で大きな音が鳴る作業は以下の通りです。
内容 | 期間 |
・足場架設、解体 | 半日~2日 |
・高圧洗浄 | 半日~1日 |
・機械を使う下地補修 | 半日 |
・吹付塗装 | 2~3日 |
・屋根カバー・葺き替え | 3~7日 |
・職人の話し声 (※気になるなら業者に伝えてOK) |
工事中の大きな音が気になるという方は、少しでもストレスを軽減するために以下の方法をお試しください。
・大きな音が鳴る作業日を把握する
・大きな音が鳴る作業の日は外出の予定を入れる
・イヤホン・ヘッドホンで騒音をシャットアウトする
・職人の声がうるさいなら業者に伝えてOK
また、ご自宅で塗装工事を控えている方は、事前の挨拶と工事後の挨拶で近隣との騒音トラブルを避けていきましょう!
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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