家を建てて10年過ぎたから、そろそろ外壁のメンテナンスの時期かも…
「外壁のメンテナンスって何をしたらいい?」
「いくらくらいかかる?」
と気になって調べているのではないでしょうか。
どんなにいいお家でも、紫外線や雨・風によって年数が経つと劣化してしまいます。
そのため定期的なメンテナンスをして、耐久性や見た目を維持することが大切です。
もし10年、20年、30年と放置してしまうと、以下のような状態になってしまうことも。
■外壁材の劣化
■外壁の内部の木が腐る
■シロアリが寄ってくる
お家を支える柱が腐ってシロアリ被害に遭ってしまうと、地震が来た際にも倒れやすくなってしまいます。
ご家族の大切なお家がこのような状態にならないためにも、お手入れすることが重要です。
ただ具体的にどんな工事が必要なのか、いくらかかるのか、いつやればいいのかなど分からないことはたくさんあるかと思います。
そこでこの記事では、外壁メンテナンスを行うべきタイミングと、メンテナンス工事の内容・費用を解説していきます。
さらに、メンテナンス工事を失敗なく行うための注意ポイントもご紹介。
頻繁に行う工事ではないからこそ、メンテナンスの際には気を付けていただきたいことがあります。
この先、大切なご自宅に長く安心して暮らしていけるように、チェックしていきましょう。
記事の後半では、どこの業者に依頼すればいいか分からない方のために優良業者の見極め方についてご説明します。
契約をする前にご自身でチェックできるポイントになりますので、安心して任せられる業者を選んでいきましょう!
1章 外壁メンテナンスが必要なタイミング
ご自宅の外壁が水を弾かなくなったらメンテナンスが必要な時期です。
なぜなら、外壁が水を吸い込むようになると、様々な劣化症状が現れ、外壁の耐久性が低下してしまうからです。
この章では、目安となる年数と、メンテナンスサインとなる劣化症状についてご紹介します。
ご自宅が当てはまるかチェックしていきましょう。
1-1 築7~10年が経過したら
外壁のメンテナンスの目安年数は築7~10年です。
このくらいの年数になると、紫外線や雨風による影響で、新築時に塗られていた外壁塗料が劣化し防水効果が切れてくるからです。
ただし、お家の立地(日当たり)や外壁の種類によっては劣化する時期が前後することもあります。
そのため年数はあくまで目安で、実際の時期はご自宅の状態を見た上で判断しましょう。
1-2 外壁にひび割れ等の劣化症状が出たら
外壁が水を吸うようになると、触った時に手に粉が付くチョーキング現象や、ひび割れ、カビコケの繁殖、反りなどの劣化症状が現れます。
一つでも当てはまっていれば、メンテナンスの時期です。
症状の数が多いほど、外壁自体の耐久性が低下している可能性が高いです。
現状を悪化させないように早めにメンテナンスを行いましょう。
2章 外壁メンテナンスの種類と費用
外壁メンテナンスにも様々な工事内容があります。
大きく分けると、外壁塗装工事と目地交換です。
それぞれの内容と費用について詳しく解説していきます。
2-1 外壁塗装=70~170万円
サイディング・モルタル・ALC外壁は、塗装メンテナンスが必要です。
これらの外壁は、防水性を失うと外壁自体の耐久性が落ちてしまうからです。
定期的に塗装をすることで防水性を維持し、外壁を長持ちさせることができます。
外壁塗装の費用相場は70~170万円程です。(2階建て30坪)
費用は、使用する塗料によって変動します。
▼塗料別費用相場
※上記の費用には足場架設・高圧洗浄・下地補修(コーキング交換)・養生・附帯(雨どいや破風板等)塗装・諸経費等も含まれます。
耐用年数の短いウレタン塗料が最も安く、耐用年数が長い無機塗料が最も高くなります。
予算や次回のメンテナンス時期をいつにしたいかなどを考えて選びましょう。
ただしこちらの費用はあくまでも目安です。
同じ坪数であっても、外壁の面積や塗装が必要な附帯物の数量によって費用は変動します。
詳しい金額が知りたい場合は、ご自宅を点検してもらった上で見積もりを出してもらう必要があります。
>適切な見積チェックについてはこちら
2-2 目地交換=20~30万円
外壁がタイル・サイディング・ALCなどのパネル外壁の場合は目地交換が必要です。
なぜなら、目地に打ち込まれているコーキング材は紫外線によって劣化すると固くなってひび割れてしまうからです。
目地に隙間ができると外壁の内側に水が入ってしまうので、定期的にコーキングの交換を行いましょう。
費用は20~30万円ほどです。(※2階建て30坪の場合。足場代別)
▼単価相場
打ち替え(交換)=800~1,100円/m
増し打ち=700~900円/m
(※窓サッシ回り、入角など交換できない場所は既存の目地を撤去せずに上から新しい目地を重ねて増し打ちします。)外壁全体の目地交換工事には足場が必要になるので、塗装が必要な場合は一緒に行なうことをおすすめします。
3章 外壁メンテナンスの注意ポイント
メンテナンス工事を行う前に知っておいてほしい注意点を解説します。
ポイントをおさえて工事を行うことで失敗や後悔のないメンテナンスを行うことができます。
事前にチェックしていきましょう。
3-1 外壁の種類や状態に合ったメンテナンスをする
外壁の種類や状態によって、適切なメンテナンス方法が変わってきます。
例えとしては以下の通りです。
・サイディングの場合…目地交換と塗装が必要
・モルタルの場合…塗装が必要(目地はないので交換不要)
・ALCの場合…塗装が必要で、目地の状態によっては交換か増し打ちが必要。
・タイルの場合…目地交換が必要で、美観が気になる場合は塗装
また、同じ外壁であっても劣化状況によって補修が必要になるなど、メンテナンスの内容は変わってきます。
ご自宅の状態に合わせたメンテナンスをすることで長持ちさせることができるので、きちんと点検をしてもらうようにしましょう。
3-2 劣化が進んだらメンテナンスではなく修繕をする
外壁の劣化が進んだ場合、塗装メンテナンスではなく大規模な修繕工事が必要になることもあります。
なぜなら劣化が進んだ状態で塗装を行なったとしても、状態は改善しないからです。
大きなひび割れや欠け、変形が見られる場合や、すでに雨漏りしている場合は、外壁の交換や内部の木部修繕が必要になります。
塗装メンテナンスよりも費用はかかりますが、今後長持ちさせていくためにお家の状態が良くなるような工事を行いましょう。
■修繕費用
工事内容
全面施工の費用相場
外壁張り替え
300~400万円
外壁カバー
200~300万円
3-3 全ての業者が優良で知識があるわけではない
メンテナンスを業者に依頼する際に覚えておいていただきたいのが「全ての外壁メンテナンス業者が優良業者というわけではない」ということです。
目地交換や塗装工事は資格がなくても出来てしまう工事なので、中には知識や経験がなく誤った工事をする業者もいます。
また詐欺まがいの悪徳業者も存在します。
そのため、「近くだから…」「チラシが入っていたから…」という理由で安易に依頼するのは危険です。
低品質業者を引き当てないように、業者を見極める力が必要です。
次章で、優良業者の見分け方について詳しく解説していきます。
4章 安心して任せられるメンテナンス業者の見極め方
メンテナンス工事を満足のいくものにするためには、優良業者に工事を依頼することが大切です。
この章では、初心者の方でも優良業者が判断できる見極めポイントを解説していきます。
どれも契約前にチェックできることですので、ご自身で判断できるように把握していきましょう。
4-1 1,000件以上の施工実績がある
外壁塗装の施工実績が1,000件以上ある業者に依頼しましょう。
なぜなら実績数が多いほど、経験や知識が豊富で、お家に合った提案をしてもらえるからです。
お家は一軒一軒、形や建材、劣化状態が異なります。
ご自宅に適した提案をしてもらうためには、これまでの実績が多いところだと安心です。
また、評判の悪い業者は工事が続かず、実績数も少ない傾向にあります。
見積もりを依頼する前に、ホームページやチラシで実績数を確認し1,000件以上あるかチェックしてみましょう。
4-2 塗装専門の職人が在籍している
外壁のメンテナンスは、家を建てる会社や内装工事、電気屋さんなど、メンテナンス専門の業者以外でも行っています。
しかし、そういった業者のほとんどは塗装職人が在籍していないので、下請けの職人に委託することになり、費用が1.2~1.5倍ほど高くなります。
また、下請けということでこちらの要望がうまく伝わらず満足のいく仕上がりにならない可能性も。
外壁メンテナンスを依頼する場合は、塗装専門店や塗装専門の職人が在籍している業者に依頼するようにしましょう。
4-3 事前点検に60分以上かけてくれる
見積もり依頼をした際に、事前点検を丁寧にしてくれるかをチェックしましょう。
メンテナンスの詳しい内容は、外壁の種類や状態によって変わるためお家の大きさを測るだけでの点検はNGです。
もっと悪い業者だと坪数で見積もりを出すことも。
同じ30坪であっても、お家のデザインや窓の数(開口部)の個数によって外壁の面積は変わり、費用も変動します。
ご自宅に合った適正な見積もりを出してもらうためにも丁寧な点検は必須です。
見積もりを依頼したからと言って必ず頼まなければいけないということはありません。
もし見積もりを依頼したけど点検が雑、10分程度で帰ってしまったなど気になることがあればお断りしましょう。
>外壁点検で見てもらうべきところについてはこちら
4-4 見積もりや工事内容の説明が分かりやすい
見積もりや工事内容の説明が分かりやすい業者を選びましょう。
メンテナンス工事の見積もりには専門用語が並びます。
そのためよく理解せずに工事を行うと、「こんなはずではなかった」「思っていた仕上がりと違う」などと納得のいかない仕上がりになることも。
ご自宅でどんな材料でどんな工事が行われるか、きちんと理解できるように丁寧に見積もりの説明をしてくれる業者だと安心です。
4-5 保証やアフターフォローがある
保証制度やアフターフォローが充実している業者を選びましょう。
なぜなら塗装工事は、数年経ってから不具合が発生する場合があるからです。
塗りたてが綺麗でも、塗料を必要以上に薄めて塗って仕上げていたら数年で色褪せが発生します。
そのため、塗装後も長くお付き合いができる業者を選ぶことが重要です。
保証書がもらえるのか、アフターフォローがあるのかも契約前に必ず確認しておきましょう。
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納得のいくメンテナンスを行ないたい方はぜひ一度ご相談下さい。
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まとめ
いかがでしたか。
最後にこの記事をまとめます。
【1章:外壁メンテナンスの時期】
・目安は築7~10年経過後
・外壁にチョーキング・ひび割れ・コケ・反りなどが発生したら
【2章:外壁メンテナンスの種類と費用】
・目地交換=10~30万円(足場代別)
・塗装=70~170万円(足場・洗浄・養生・附帯塗装等込み)
※選ぶ塗料によって費用は変動します。
【3章:外壁メンテナンスの注意点】
外壁メンテナンス時に注意すべきポイントは以下の3つ
①外壁の種類や状態に合ったメンテナンスをする
②劣化が進んだらメンテナンスではなく修繕をする
③全ての業者が優良で知識があるわけではない
【4章:優良業者の見極め方】
優良メンテナンス業者の見極めポイントは以下の5点
・1,000件以上の施工実績がある
・塗装専門の職人が在籍している
・事前点検に60分以上かけてくれる
・見積もりや工事内容の説明が分かりやすい
・保証やアフターフォローがある
満足のいくメンテナンスをして外壁を長持ちさせていきましょう。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
◆外壁材別の塗装メンテナンスについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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